みなさまこんにちは。
年間最低水温期である2月末~3月頭の時期は過ぎましたが、まだまだ水は冷たく、ウェーディングではネオプレウェーダーが必要ですね。
私は例年、まだまだ水温が上がらない4月頃までネオプレを使っていますが、4月下旬から5月上旬以降は通常のナイロンウェーダーへ移行します。
で、そのナイロンウェーダー。インプレ記事はまだ書いていないのですが、15年ほどいろいろなウェーダーを買ってきた中で、今までで最高峰だと思えるアイテムがありました。
走破性、動きやすさ、快適さなど、これまで使ってきた国内メーカーの防水透湿ウェーダーの中ではダントツの性能。
しかし、そのウェーダーには一つ大きな問題がありました。
それがアカエイ対策です。
私のホームグラウンドの浜は、ここ5〜6年でエイが大発生。
特にアカエイの産卵場になってしまったのか、5月から8月末頃まではほぼ毎日のようにアカエイに遭遇します。
そのためこの時期は、金属薄板を利用したインナータイプのエイガードを装着して釣りをする必要があります。
そうなるとウェーダーは1サイズ~2サイズアップが必要になる。
そこで昨年、この時期専用のウェーダーとして購入したのが今回紹介するシマノ ハイパーウェーダーです。
シマノ ハイパーウェーダー FF-054T
シマノのハイパーウェーダーは、チェストハイタイプの非透湿ウェーダーです。
最近のウェーダーは防水透湿素材が主流ですが、このモデルは昔ながらの非透湿素材を採用したモデル。
その分価格が非常に手頃で、耐久性の高さも期待できるウェーダーです。
メーカー公表スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | チェストハイ |
| 素材 | 非透湿ナイロン |
| 内部構造 | 裏メッシュ仕様 |
| ソール | ラジアルソール |
| 特徴 | 耐久性重視設計 |
仕方なしにブーツフィットタイプを選んだ
個人的にウェーダーは、リアスやシマノのサーフウェーダーのようなラジアルソールの作り付けシューズタイプが好みです。
理由はシンプルで、
・圧倒的な動きやすさ
・足首周りのホールド性の高さ
・走破性の高さ
といったメリットがあるからです。
特にディープウェーディングでは、通常のブーツフィットタイプのウェーダーを使用していた場合、足の甲に長時間水圧がかかることで痛みを感じることがあります。
一方で、作り付けブーツタイプはこの点でもかなり快適です。
にもかかわらず、今回は一般的なブーツフィットタイプを選びました。
理由は冒頭で述べた通り、インナータイプのエイガードを履くからです。
このエイガード、金属薄板をうろこ状に並べた構造のため、やや重たく厚みがありますが、その分安心感は絶大で、インナーソックスタイプ故に外付けエイガードほどは歩行性を犠牲にしません。
透湿ウェーダーは消耗品
ウェーダー素材については、個人的に強く感じていることがあります。
それは防水透湿ウェーダーは完全に消耗品だということ。
どれだけ優れた素材や加工を使っていたとしても、ポリウレタン系透湿素材やポリウレタン接着剤を使用している以上、
・加水分解
・メンブレン剥離
といった劣化は避けられません。
過去にウェーダーの寿命がどの程度だったかをまとめたのが上記記事ですが、各社とも素材や加工技術の進化がありつつも、結局のところ週一ペースで使用していて概ね2~3年程度で何らかの不具合が出てき始めます。
実際、今回購入したハイパーウェーダーの前には同じ目的でシマノのDS3ウェーダーを愛用していましたが、やはり寿命は3年程度でした。
現在はDS4にモデルチェンジしているようですが、釣り用品に多用されるPU系の防水透湿素材は東レなど日本の素材メーカーが強く、各社「独自素材」だと宣伝していても、実際には東レや小松マテーレなどのメンブレンを採用しているケースは珍しくありません。
そういう意味では、基本的な事情は今も大きくは変わらないでしょう。
個人的にはダーミザクスやエントラント、ブリザテックのようなPU系だけでなく、ゴアテックスやeVentのようなPTFE系メンブレンを使ったモデルも見てみたいところですが、価格を考えると現実的にはなかなか難しいのかもしれません。
そういう次第で、透湿ウェーダーは幾ら高価なモノであっても、いずれお別れする日が来る消耗品。
そう割り切って、今回は非透湿を選んだ次第です。
今回ハイパーウェーダーを選んだ理由
ウェーダーは決して安い装備ではありません。
しかし最近は以前ほど頻繁に釣りに行けていないこともあり、そこまで高価なウェーダーを買う必要があるのかと考えるようになりました。
以前ほど必死に釣りすることもなくなりましたしね。
そこで選んだのが、このお手頃価格のハイパーウェーダーです。
チェストハイで非透湿素材のウェーダーを買うのは今回が初めてでしたが、実際に使ってみると意外にも快適でした。
内側がメッシュ構造になっているため、思っていたより蒸れを感じにくいです。
| このメッシュ裏地が結構バカにできない。 |
また、使用感も上位の透湿素材ウェーダーと比べてさほど劣るわけではない。
これで十分だったんじゃない?と、購入後納得感もあります。
非透湿ウェーダーの安心感
透湿素材と比較すると、もちろんデメリットもあります。
夏場は汗、冬場は結露でウェーダー内部が湿ることが多いです。
透湿素材から乗り換えると、人体って釣りの最中こんなに下半身から蒸気出してたのねwとあらためて驚かされました。
ちなみに、最近個人的にあまりやりませんが、土日と2日連続でウェーディングの釣りをするような場合、翌日はウェーダー内部が少し湿った状態になっていることもままあります。
透湿素材より乾燥は遅いようなので、しっかり吊るして乾燥させてあげる必要がありますね。
ただしその代わりに大きなメリットがあります。
それがお手入れの手軽さと安心感です。
透湿素材のようにメンブレンの劣化を気にする必要がないため、気兼ねなく使えて、お手入れもさっと塩分を洗い流して陰干しする程度、シーズンオフ時の保管でも加水分解の心配は無いのであまり神経質になる必要がないのが大きな魅力です。
夏は正直キツい
一応このウェーダーで8月9月の酷暑の中でも釣りをしてみました。
近年の日本の気温は異常、Tシャツ短パンでも暑いのに、真夏の非透湿ウェーダーは、正直なところ拷問に近いです。
| まあまあスリムフィットで水中での歩行性は悪くありません。 |
それでも昨年はエイの恐怖に耐えられず、このウェーダーでひと夏通しました。
水分補給をしっかり行い、ある程度慣れてしまえば気合と根性で何とかなるものです。
まあ、近年の夏の暑さを鑑みると正直なところ、透湿の方が快適なのは間違いないですが透湿か非透湿かなんて誤差にしかならないでしょう。
このウェーダー、裏メッシュ構造でべた付かないのが唯一の救いです。
上位モデルとの違い
もちろん価格が安い分、上位モデルとの差もあります。
例えば
・ストレッチ素材ではない
・ブーツの作りはシンプル
といった点です。
このあたりは価格差とのトレードオフであり、どうしても仕方ない部分でしょう。
先に挙げたDS+4ストレッチウェーダーなんかだと、岸際にしゃがんでスローリトリーブなんてことは朝飯前ですが、このハイパーウェーダーはストレッチ性は無いのでそんなことをするとツッパります。
ブーツも、多分シャンクが入っていないのでしょうか、ぐにゃぐにゃという感覚は無いですがまあ他社の一般的なウェーダー同様、長距離歩くと疲れます。
| ブーツは特に特徴なし。可もなく不可もなくって感じでしょうか。 |
ただ、そういう快適性を求めなければ、ウェーダーとしての基本性能は十分です。
特にブーツとウェーダーの接合部は、かなり耐久性に気を使って設計されているらしく、確かに使っていて安心感を感じられます。
基本機能がしっかりしていて、安心して長く使える。
これ以上望むのは贅沢でしょう。
ちなみに、私はXEFOシリーズが登場した頃からシマノのウェーダーも使っていますが、シマノはメーカー修理にも対応してくれますし、修理料金も比較的良心的です。
この点も長く使う装備としては安心材料になります。
まとめ
シマノ ハイパーウェーダーは、豪華な機能こそありませんが、
・耐久性
・コストパフォーマンス
・扱いやすさ
| 魚とファイトしてたら蒸れてることなんてどうでもよくなりますってw |
のバランスが非常に良いウェーダーです。
釣りで生計を立ててるプロならいざしらず、普段誰とも競わない自分の世界の釣りを気楽に楽しむだけだったら、 高価な透湿ウェーダーを頻繁に買い替えるよりも、こういうシンプルなウェーダーを長く使うという選択も十分アリだと思います。
個人的には、15年ほどいろんなメーカーのいろんなウェーダーを買い替えてきた上で行きついた結論として、もう今後はこれで十分かなと感じています。
確かに真夏は暑いですが、とにかくコスパ重視なら間違いなくおすすめできるウェーダーです。
| 小さな魚しか釣れなくても、ただ浸かってるだけで楽しいウェーディングの釣り。ハイパーウェーダーはその醍醐味を安価で味わわせてくれる良ウェーダーだと思います。 |
ウェーダーの漏水や修理にうんざりしているそこのアナタ、一度騙されたと思って買ってみてください。
慣れれば案外イケるもんです。
ということで、今回のお話はこれでおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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