みなさまこんにちは!
今年は、年始に購入したステラ1000SSPGで、すっかりローギアの世界に開眼?させられたため、その後続けて春に登場した'24ツインパワーでは、あえてノーマルギアのC2000Sに手を出してしまいました。
'21ソアレXRとか'16エクスセンスLBとかでも一応PGモデルを持っていたのですが、個人的に超ひさびさのノーマルギア機、しかもライトゲームど真ん中のC2000サイズということで、使い始めの初回こそギア比に慣れませんでしたが、今年のメバリング釣行では全釣行の90%以上、ツインパワーC2000Sばかりを使ってしまうほどに気に入ってしまいました。
長年HGやXGに慣れ親しんできたので、「PGなんて」「ノーマルギアなんて」と思ってきましたが、いざ実際に使ってみると、なるほど製品としてこれらのラインナップにも意味があるのだなと改めて納得させられました。
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今回はこの'24ツインパワーC2000Sをいろいろとカスタムしてみます! |
ということで、今回はそのお気に入りの'24ツインパワーC2000Sのカスタマイズガイドと称して、純正夢屋パーツを中心に、ツインパワーのカスタマイズ例をご紹介したいと思います。
ハンドル
まずはハンドルから。
私は社外品のカスタムハンドルは購入したことは無く、夢屋製品か、別リールのハンドルをパーツ購入して使っています。
より潮感度、アタリ感度をあげて繊細な巻きを行いたい場合は、デフォルトのハンドル長より5mm短いモノを装着することで、大幅に巻き感を変えることが可能ですね。
以下記事にも書いた通り、ハンドルをノーマルから5mm短くすると、巻き感の変化は、PGならノーマルに、ノーマルならHGにといった感じで、概ねワンランク高いギア比の巻き感に近いフィーリングの変化があります。
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まずは夢屋30mmハンドルから。C2000Sのローターに30mmショートハンドルを装着するとちょっと巻きは重め。まるでXGのリールを扱っているかのような感覚です。巻きの釣りにはいいけどジグ単とかにはちょっと厳しいですかね。このハンドルのインプレは以下記事をご参照ください。 |
また、同じレングスでも金属製ではなくCi4+素材のハンドルにすることで、より軽量化や巻きの低慣性化を図ることが可能で、こちらも実釣時の巻き感が大きく変わってきます。
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夢屋Ci4+ 35mmカスタムハンドルを装着した例。ショートハンドル化によって、より潮感度、巻き感度は向上し繊細な巻きが可能になります。このハンドルのインプレは以下記事をご参照ください。 |
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同じく夢屋Ci4+の40mmタイプ。ツインパワーC2000Sはデフォルトで40mmハンドルを採用していますが、この夢屋カスタムハンドルは軸つばがオフセットされよりリールフットから遠い距離でハンドルを回すことになるため、使用感はノーマルハンドルと大きく異なってきます。 |
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'23ヴァンキッシュ1000SSPG用の35mmCi4+ハンドル。徹底的に軽量化が図られているため、巻き感はかなり変わりますね。私は結構コアソリッド系リールにこのハンドルを組み合わせた際の使用感が好きで、以下記事のようにステラなどでも度々使用しています。 |
スプール
スプールはシマノ純正他機種のものや夢屋カスタムスプール、そして予備の予備としてHEIGHTEN製スプールを使用しています。
基本的にスプールを交換することで性能が変わることはありませんが、夢屋カスタムスプールやヴァンキッシュ系のスプールは、ドラグの効き具合が特に細糸での釣りにマッチしたレスポンスの良いものになっていることが多いですね。
24ツインパワーC2000Sは、以下の規格のスプールを装着することが可能です。
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夢屋 S-27互換スプール:
この互換表記で装着可能なスプールは、'18ステラ、'19ヴァンキッシュ、'20ツインパワー等汎用リールの1000、C2000、C2500番、および、'18~’19年に登場した夢屋カスタムスプールの1000、C2000、C2500番が該当します。 -
夢屋S-31、S-32互換スプール:
この互換表記で装着可能なスプールは、'22ステラ、'23ヴァンキッシュ、'24ツインパワー等汎用リールのC2000、C2500番および、'23年に登場した夢屋LWカスタムスプールのC2000、C2500番が該当します。('22ステラや'23ヴァンキッシュ、夢屋LWの1000番スプールは、新しい「S-30」という規格となり、C2000サイズやC2500サイズのリールには装着できません。)
ジグ単でアジングやメバリングをするのであれば、S-27互換の1000番スプールがおススメです。
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夢屋カスタムスプール1000 N4010 ソアレカラー。このスプールのインプレは以下記事をご参照ください。 |
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夢屋カスタムスプール 1000
カーディフカラー。このスプールのインプレは以下記事をご参照ください。 |
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'19ヴァンキッシュ 1000SSスプール。ライトゲームで使いやすい糸巻き量ですね。 |
理由は、ジグ単用のロッドは6ft中盤以下のショートロッドも多く、そういうロッドでは往々にしてバットガイド径が小さく、かつリールフットからバットガイドまでの距離が短いため、比較的スプールリング径の大きいC2000やC2500用スプールを使用した場合、ラインがバットガイドを叩きライン放出のスムースさに劣る傾向があるためです。
特にアンダー1gの軽量ジグヘッドなどを使う場合、1000番サイズのスプール装着がおススメです。
S-27互換、S-31互換のC2000番スプールは、ライトソルトゲームやエリアトラウト、渓流トラウトなど全般におススメです。
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夢屋カスタムスプール C2000F6 コンプレックスカラー。結構糸巻き量が多く、PE使用時には下巻きが多めに必要です。 |
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2023年の新作、夢屋LWカスタムスプールC2000 N2010。ちょっとイグジスト風?の見た目になりますかね。軽くドラグの効きも抜群で気に入っています。 |
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'19夢屋ステラ カスタムスプールC2000F6。'19ステラ用は他に1000番も2個使用していますが、微妙に入ったゴールドがツインパワーにも映えますね。 |
比較的径の大きなスプールなので、極少ガイドを使ったライトゲームロッドだと長めのものが相性が良いですが、 トラウトロッドとかだと短いモノでもそもそもガイドが大きいものが多いので、このC2000サイズスプールが相性が良いですね。
シマノの社外品にはなりますが、HEIGHTENのS-27互換、C2000番スプールは、シマノC2000Sスプール規格に準拠(仕様と糸巻き量)したものですが、非常に価格が安く、手軽に予備スプールを持つには良い選択肢です。
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ここから3つはHEIGHTENのS-27互換スプール。それぞれカラーの違いだけで、中身はおなじものです。 |
このHEIGHTENスプール私自身アジング、メバリング、ライトなシーバスに何度も使用しましたが、決して安かろう悪かろうではなく、細糸でも安心して使えるドラグ性能です。
S-32互換のC2500番スプールは、C2000よりさらに大径化され糸巻き量が増えたスプール。
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'23ヴァンキッシュC2500SXG用純正スプールを装着した様子。 |
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'22ステラC2500SXG用のスプールを装着した様子。ステラと見分けつきませんね。 |
ライトソルトならメタルジグ、フロート、キャロなど、ロングロッドで飛距離を稼ぎたい場合にライン放出がスムースなタイプです。
チニングやバス、ライトなエギング、寒期やバチパターンのシーバスなど、C3000や2500サイズのリールではちょっと大げさかなという時に、C2000ボディにこのスプールの組み合わせはちょうどいいサイズ感ですね。
PE0.8号が150m巻けるため、太目のラインを使いたいときにも有効なカスタムです。
ハンドル+スプール
最後に、個人的にお気に入りなハンドルとスプールの組み合わせをご紹介します。
スプールは夢屋'19のカスタムスプール、ソアレカラーとカーディフカラーの1000番に、ハンドルは35mmの夢屋Ci4+です。
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ソアレカラーのスプールにはエステル0.2号を巻いて、普段使いのアジング用に。 |
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カーディフカラーのスプールには高比重PE、ティクトのライムを巻いて、ライトゲーム全般に。 |
スプールリングの径自体は現行ステラなどと同じ40mmであるため、アジングロッドなどでもライン抜けが良く、ハンドルはショート化することでより巻き感度を向上させています。
1000番リールはステラとヴァンキッシュにしかありませんが、このカスタムなら「なんちゃって1000番」と言えそう。
残念ながらツインパワーの最小サイズはC2000Sで、1000番は今後も出ることはないでしょうから、ショートロッドでのアジング、メバリングジグ単などでツインパワーC2000Sを使いたいという人には特におススメのカスタムです。
S-27互換の1000番スプールはいずれ生産終了され市場からなくなっていく予定なので、上記2機種のスプールと、旧'18ステラの1000番、'19ヴァンキッシュの1000番が、C2000サイズのリールに装着可能な最後の1000番スプールということになります。
なので、気になる方は入手可能なうちに手にされる方が良いと思います。
シマノは公式には非互換としていますが、ヴァンキッシュタイプのデザインのS-27互換1000番は、'22ステラと'23ヴァンキッシュの1000SSPGにも実は装着して使うことができます。(ステラタイプのデザインのものはスプールとローター内壁が接触するため装着不可)
詳細は以下記事をご参照ください。
まとめ
さて今回は2024年にシマノから発売された'24ツインパワーのカスタマイズガイドということで、各種パーツを装着したカスタム事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
以下インプレ記事にも書いた通り、個人的に'24ツインパワーC2000Sは完成度も高く、汎用性も高く、非常にお気に入りのリール。
購入する前は、「今のご時世にノーマルギアリールなんて」と思っていましたし、なぜC2000SHGを作らかなったのかと不満に思ってもいましたが、実際に使ってみるとC2000Sのノーマルギアも全然あり、いやむしろコレを買って良かったなと思うこともしばしば。
本当に素晴らしいリールだと思いますので、もし気になっている方は是非手に取ってみてください。
そして、この記事が予備スプールやハンドル交換を検討されている方のお役に立てれば幸いです。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
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