みなさまこんにちは。
いまだ各所で爆発的釣果をあげており「もはやエサだ」とまで言われるコアマンの革新的ルアー、VJ-16。
お使いの方も多いのではないかと思います。
ごくシャローないつもの浜でしか釣りをしない私、VJはどうもレンジが入りすぎるため、個人的に利用頻度はとても低めで、年に1,2回使うかどうかといった感じなのですが、たまに使ってみると釣果が得られたりするので、やっぱりよく釣れるルアーなのでしょう。
しかしこのVJ、個人的にはチョット不満に思う点も。
一つは、投げた後エビることが多いこと。
そしてもう一つは、リアフックがワームのボディに刺さることが多いこと。
さらに、フックが強度面でも防錆面でも非常に貧弱なので、頻繁に交換を余儀なくされるところですかね。
VJはとてもよく飛ぶルアーですが、着水直後に大遠投した先でエビったことが発覚した瞬間のあの虚しさはたまったもんではありません。
手元に戻って来たVJを見て、リアフックがワームに刺さっているのをいちいち外すのもテンションが下がりますし、釣り場にトレブル13の予備を常備しなくてはいけないのも非常にめんどくさい。
そこで今回は、コアマンVJが抱えるこれら3つの問題点を、どうにか解決しようというカスタマイズネタをお送りしたいと思います。
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トレブル13がトラブルのもと?!
ご存知の通り、VJのリアはワイヤーから成るガイドの先にスプリットリングをつけてフックが装着されていますが、このワイヤーガイド、強度を持たせてバランスを取るためか、または金属加工上の制約からか、2本のワイヤーを水平に並べるしかなく、先端のアイ部分は必然的に横アイになってしまいます。
一方で、昨今販売されている最新トリプルフックはそのほとんどが水平バランスを取れるようセンターバランスタイプ。
横アイに対してスプリットリングを介してセンターバランスのフックを装着してしまっては、どうしてもフックの向きが左右アンバランスになってしまいます。
このため、VJのデフォルトフックはあえてセンターバランスでない、がまかつのトレブル13の#10サイズが装着されているのです。
メーカーとしてセッティングを煮詰めてこのフック、このサイズを採用されているのは間違いないのですが、ML以上の強めのタックルではすぐに伸びてしまうし錆にもめっぽう弱いこのフック、個人的には正直好みでありません。
さらに、いまだに在庫分販売はされているものの、がまかつのカタログからはトレブル13はすでにディスコンされていますので、近い将来入手不可になること間違いなし。
もう少しワイドゲイブで、しかしバランスを崩さずに、トラブルレスにできないものか?
もともと#10と小さいサイズのトレブルフックのうち、下向き以外の2本の軸は正直実釣ではさほど役にたってはいないでしょう。
シングルフック化してしまえば問題解決か?!
ということで、行き着いた結論がシングルフック化です。
コアマンでもIPなどは最近、シングルフック化されて販売されていますよね。
ただ、VJのフロントフックについては、通常のルアー用シングルフックが各社から多数銘柄販売されているので、それらを選べば良いのですが、ここで困ってしまうのがリアフック。
VJのリアは横アイなので、それに対してスプリットリングを介してゲイブが垂直になるようセットするためには、装着するシングルフック自体のアイも「横アイ」になる必要があります。
ジギング用フックで横アイのものは多数販売されていますが、サイズも軸太さも完全にオーバースペック。(色々買って試しましたが、いずれも失敗でした。)
フライフィッシング用にも横アイのフックは多数ありますが、チモトの向きがよろしくなかったり、淡水での使用を前提としているためサビに弱かったり、シャンクが長すぎたりと、何かと使い物になりません。
そんな中、ふと思い出したのが、大昔に磯釣りをしていた頃に使ったことがある「管付き針」。
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磯釣りで一時期試しに使っていたカン付き針。意外と餌釣りでも一般的な針と比べて食いはそこまで悪くないです。今回はこの針をルアー用に活用してみることに。 |
ハリスを結ぶことを前提としたラインアイのため、そのアイサイズは非常に小さいですが、一応横アイで、しかも角度がつかないストレートなチモトなので、バッチリVJにセットできます。
早速、フロントにはシングルフック53の#4を、リアにはカン付き伊勢尼(黒)の10号を装着して、いつもの浜で投げてみました。
あいにく魚は釣れませんでしたので、フッキング率とかはわかりませんが、エビの発生頻度は確実に改善されている感じ。
フックサイズ次第だとは思いますが、リアフックがワームのボディに刺さる「背負い」もなくなって、かなりストレスが軽減されました。
コアマンVJのシングルフック化にオススメのフックとは
VJを使用する際のストレスを解消するため、私はこれまでさまざまな種類のフックを購入して、実際に装着して試してきました。
以下では、その経験から、コアマンVJをシングルフック化するのに最適なフロントフック、リアフックそれぞれについておススメと思えるフックをご紹介したいと思います。
フロントフック(縦アイのフック)
縦アイのフックは先述のとおり、非常に多くのアイテムが各社からリリースされているので、正直お好みのフックをお使いいただければよいかと思いますが、がまかつの「シングル53」は防錆性能が非常に高く、フックポイントもとてもシャープ、フックポイントがかすかにネムリ形状であるためフッキング性能にも優れており、ほどほどにパワーもあって理想的なシングルフックだと思います。
昔は結構このフックをバチパターンで使うシンペンに装着して数多くの魚を釣っていましたが、フッキング時にはスムースにフトコロまで刺さりこむため、トリプルフックに比べてバラしは少なくて優秀だと思います。
VJ-16に装着するなら、#4か#6のサイズがおススメです。
個人的にはやや太めのPEラインを使用する場合や、VJ-28など大き目サイズのVJに装着したりパワーを重視するなら#4、トラブルレス性を重視するなら#6かなと思います。
予算が許すなら#4と#6の両方購入して、どちらがしっくりくるかご自身で試していただくのが一番良いかと思います。
リアフック(横アイのフック)
下の写真で装着しているのはがまかつのカン付き伊勢尼10号です。
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フロントにはシングル53の#4を、リアには管付き伊勢尼の10号をセットしたコアマンVJ-16。トラブルレス性能は格段に上がります。 |
フロントをシングル53の#4にするなら、それとほぼ同じサイズのカン付き伊勢尼10号がバランスが取れると思います。
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シングル53の#4(右側)とカン付き伊勢尼10号(左側)の比較。ほぼ同じゲイブ幅で、フック形状もよく似ていますね。写真のとおり伊勢尼の方がより太軸でパワーがあります。 |
VJ-16のリアならもうワンサイズ下げて9号でも良いかも知れませんが、カン付き伊勢尼9号だとラインアイが小さすぎてスプリットリングに入れるのが苦しいのが玉に瑕。
餌釣りをする方ならよくご存じかと思いますが、伊勢尼はあらゆる釣りの基本形となる形状の万能フックで、10号程度のサイズになると比較的軸は太めでパワーがあるフックなので、VJにデフォルトで採用されているトレブル13などと比べるとはるかに耐久性があると思います。
この伊勢尼、フックポイントはシングル53と同様かすかにネムリが入っているとともに、一般的なルアー用のシングルフックと異なり、ゲイブにヒネリが入っているため掛かりも良いですね。
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写真のとおりカン付き伊勢尼のラインアイは非常にコンパクトなので、VJ-16純正のスプリットリングは入りますが、より太軸、大型のリングなどでは入らない恐れがあります。 |
もう一つ、ライトルアー用で横アイのいいフックがないものかと調べていたら、以下のようなものを見つけました。
横アイシングルフックの決定版がとも言えそうなのが、カツイチのバーサタイルシングル37というフックですね。
上記のカン付き伊勢尼とは違ってアイはルアー用故にしっかり大きめなので、太めのスプリットリングでも使えます。
もう一つ、ブリーデンからも、良さげなシングルフックがリリースされています。
メタルマルなどの予備フックとして販売されているようですが、なかなかパワーがありそうなフックで、フォルムも良さげ。
ただ一つ、上記2点はなかなかマイナーな商品で売ってない、通販でも結構品切れであることが多いというのが難点です。
コアマンVJ-16 シングルフック化 まとめ
さて今回はコアマンVJ-16の弱点を克服できる、シングルフック化というチューニングについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
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装着後のイメージ。もう少しフックサイズを下げても良いかも知れません。 |
この記事でご紹介したシングルフックは、いずれもトレブルフックと比較するとかなり値段はお安め。
さらに、シングル53やカン付き伊勢尼なら、チェーン展開している釣具店であれば大抵どこのお店でも容易に入手できるので、補充に困ることもありません。
まあ、頻繁に補充が必要になるほど消耗は激しくありませんが。
VJのシングルフック化はトラブルも減ってコストも減ってストレスも減って、いいことずくめ。
少ない投資で手軽にトライできるチューニングなので、ご興味ある方はぜひお試しください。
きっとVJを使った釣りが快適になると思います。
VJで青物を狙うなんてシーンにも良いかも知れませんね。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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