みなさまこんにちは。
服好きの方なら、一度は「ちゃんと見えるシャツは着たい。でも、いかにも仕事着っぽい窮屈さはしんどい」と思ったことがあるのではないでしょうか。
特に最近は、昔ながらのパリッとした布帛シャツ一辺倒だと、場面によっては少し気張りすぎて見えることもありますし、逆にカジュアルすぎるシャツだと頼りない。
その中間、つまりきちんと見えるのに着心地はラク、という都合のいい一枚を探したくなるんですよね。
今回ご紹介するのは、そんな欲張りな条件をかなり高いレベルで満たしてくれる一枚、GUY ROVER(ギローバー)の長袖鹿の子シャツ、PL190Jです。
私は過去に同じPL190Jの半袖タイプについても記事を書きましたが、このシリーズ、やはり出来がいいです。
今回は長袖版について、布帛シャツとの違いや、なぜこれほど使い勝手が良いのか、少し掘り下げて書いてみたいと思います。
GUY ROVERとはどんなブランドか
GUY ROVERは、1967年に北イタリアのピアツェンツァで創業したシャツブランドとして広く紹介されており、「オールマシンメイドによる最高級シャツ」を掲げる代表的なブランドとされています。
国内の有力セレクトショップや販売店でも、同ブランドはマシンメイドシャツの代表格として扱われており、クオリティに対して比較的価格がこなれている点も評価されています。
このブランドの立ち位置をざっくり言えば、手縫いのぬくもりや色気を前面に出すナポリ系シャツブランドとは少し違い、精度の高い縫製、安定した品質、そして実用性の高いシャツを作る北イタリア的な優等生、という感じでしょうか。
ルイジボレッリ、フィナモレ、ジャンネットあたりが好きな方なら、比較対象として自然に候補に入ってくるブランドだと思いますが、その中でもGUY ROVERは「マシンメイドの完成度」というわかりやすい強みがあります。
個人的にも、このブランドの魅力はまさにそこだと思っています。
手仕事礼賛の文脈はもちろんわかるのですが、日常的に洗って着て、仕事にも休日にも使って、という実用品として考えると、マシンメイドの精度と安定感はかなり大きな価値です。
いわば「マシンメイドの最高峰」という表現がしっくりくるブランドですね。
PL190Jの基本スペック
今回のPL190J 551504は、長袖の鹿の子シャツで、素材はコットン100%、原産国はイタリア。カラーはホワイト、ネイビー、ダークネイビーが確認でき、サイズ展開はXSからXL(店舗によってはXXL)までとなっています。
販売ページでは、ジャージーのような伸縮性を持つ鹿の子素材、タックイン・タックアウト両対応の着丈、カッタウェイ寄りの襟型が特徴として案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | GUY ROVER(ギローバー) |
| 品番 | PL190J 551504 |
| 素材 | コットン100% |
| 原産国 | イタリア |
| カラー | ホワイト、ネイビー、ブラック、ロイヤルブルー、ダークネイビー、グレー、ブルーグレー、ピンク、ミッドナイトブルーなど |
| サイズ展開 | XS / S / M / L / XL |
販売店掲載のサイズチャートは以下の通りです。
| サイズ | 着丈 | 胸囲 | 肩幅 | 襟周り | ゆき丈 |
|---|---|---|---|---|---|
| XS | 70 | 49 | 42 | 38 | 82.5 |
| S | 71 | 50 | 43 | 39 | 84 |
| M | 73 | 51.5 | 44 | 40 | 86.5 |
| L | 74.5 | 53.5 | 45 | 42 | 87.5 |
| XL | 76 | 47.5 | 47 | 44 | 90 |
このシャツの本質は「ポロシャツ的快適さ」と「ドレスシャツ的見え方」の両立
PL190Jの面白さは、いわゆる布帛シャツとは明らかに着用感が違うのに、見た目はちゃんとシャツとして成立しているところです。鹿の子素材なので、生地の表情はポロシャツに近い。実際、販売店の説明でも「ジャージーのような伸縮性のある鹿の子素材」とされています。つまり、織物のドレスシャツというより、ポロシャツの延長線上にある快適さを持ちながら、形はシャツとして成立しているわけです。
これが実際かなり便利なんですよね。布帛シャツのようなパリッとした緊張感は、もちろんそれはそれで良いのですが、日常的に着るとなると、どうしても肩や脇まわりの可動性、座った時の突っ張り、洗濯やアイロンの気遣いなど、少し面倒な面もある。その点、このGUY ROVERはコットン100%の鹿の子でありながら、かなり自然なストレッチ感があって動きやすい。しかも素材感に適度な抜けがあるので、真面目すぎない雰囲気も出ます。
ここが一番の気づきかもしれません。世の中には「楽だけどだらしなく見える服」と「ちゃんとして見えるけど疲れる服」が結構多いのですが、この手の鹿の子シャツは、その間を埋める存在なんですよね。特にGUY ROVERは、マシンメイドの精度の高さもあって、そのバランスが非常にうまいと思います。
カッタウェイカラーが効いている
このモデルの印象を決めている大きな要素のひとつが、やはり襟型です。販売ページではカッタウェイカラー、ホリゾンタルカラーとして案内されています。襟の開きがしっかりあるため、ノータイで着た時にも首元が間延びしにくく、ほどよく華やかさが出る。いわゆる「シャツ一枚姿」が様になりやすいんです。
これがレギュラーカラーだと少し真面目すぎるし、逆に開きすぎると軽薄に見える。その中間で、ビジネスにもカジュアルにも振りやすいのがカッタウェイの強みでしょう。さらに販売店説明にもある通り、タイドアップしたビジネススタイルにも対応できるので、要は「タイなしでも決まるし、ネクタイを締めても破綻しにくい」。この汎用性はかなり大きいと思います。
タックインもタックアウトも自然というのは、地味にすごい
シャツを選ぶとき、見落としがちですが非常に重要なのが着丈です。ビジネスシャツ寄りに振り切ると、タックイン前提で丈が長くなり、タックアウトした時にだらしなく見えやすい。一方でカジュアルシャツ寄りだと、今度はジャケットの下やビジネス用途で少し頼りなく見える。PL190Jは、このちょうど間を狙ったバランスになっています。販売店でも「タックアウトでもインでも着用できる絶妙な着丈」と明記されています。
これは実用品としてかなり強いです。例えば出張や会食のある日、昼はジャケットの下にタックインして仕事モード、夜は少しリラックスしてタックアウト気味に着る、みたいなことが無理なくできる。服好きの方ほど、こういう「振り幅の広さ」に価値を感じるのではないでしょうか。
布帛のビジネスシャツと何が違うのか
このシャツを着ると、布帛のビジネスシャツとの違いはかなりはっきり感じます。まず着心地。鹿の子ゆえの伸縮性と柔らかさがあり、腕を前に出したり、座ったり立ったりする動きが明らかにラクです。布帛シャツのような「ちゃんと見えるけど少し気を遣う感じ」が薄く、もっと自然体で着られる。販売店でも「ノンストレスな着心地」と表現されていますが、まさにそこですね。
次に見え方。布帛シャツはどうしてもドレス度が高く、ジャケットやタイがないと少し仕事着感が強く出やすい。一方、このPL190Jは鹿の子の素材感があることで、きちんとしているのにどこか肩の力が抜けている。言い換えると、布帛シャツは「シャツとして完成された服」、こちらは「シャツの形をした上質な中間着」という感じです。
だからこそ、真夏以外は通年かなり使いやすいんですよね。真冬でもインナーとして着られますし、春秋は一枚でちょうどいい。真夏はさすがに長袖コットン鹿の子だと暑いですが、それ以外ならかなり守備範囲が広いと思います。
コットン100%で気兼ねなく洗えるのも大きい
このモデルはコットン100%です。ここも実はかなり大事なポイントです。最近はストレッチ混素材のシャツも多いですが、着心地と引き換えに経年変化やテカりが気になる場合もある。
その点、PL190Jはコットン100%で、しかも鹿の子で扱いとしてはかなり気楽です。
ただ、以下3枚の写真にある通り、個体差もありますが、洗濯後は着丈とか袖丈が若干縮む印象があるので、それも踏まえてサイズ選びではあまりタイト目なサイズを選ぶより若干ゆとりをもって選んでよいと思います。
私(身長172、体重66~68)は、実寸ではSサイズでジャストの体形ですが、Mを選んでしばらく使って体に馴染んでから、ゆとりあるジャストフィットになるという感じで、最初からSを選んだ方は若干タイト感が出てしまいました。
もちろん布帛の高級ドレスシャツほど「洗いざらしで絶対そのままOK」というわけではありませんが、日常着として考えた時このケアの気軽さはかなりあります。
私はこの種のアイテムにおいて、「洗えること」は単なる家事の問題ではなく、着用頻度を上げる大きな条件だと思っています。
気軽に洗える服は、結局よく着るんですよね。逆に手入れが面倒な服は、どんなに良くても少しずつ出番が減る。
その意味で、このシャツは非常に合理的です。
洗濯耐久性が案外しっかりしている理由
ここでもマシンメイドの価値が出てくると思っています。
GUY ROVERはオールマシンメイドの最高級シャツを掲げるブランドとして紹介されており、その縫製精度や安定感が強みとされています。
手仕事の味わいとは別の方向で、洗って着てを繰り返す日常着としての信頼感があるんですよね。
私はこのブランドの鹿の子シャツを使っていて、少なくとも「気を遣いすぎて着なくなる類のシャツ」ではないと感じています。
むしろ、こういうアイテムは少し雑に使えるくらいでちょうどいい。
高級感はありつつ、道具としてもちゃんとしている。
そこがGUY ROVERの良さだと思います。
半袖版が良かった人は、長袖版もかなり好きだと思う
過去に書いた半袖タイプのPL190Jの印象ともかなり共通しています。
あちらも、鹿の子素材による気楽さと、シャツとしてのきちんと感のバランスが絶妙でした。
半袖版は当然ながら夏に強いですが、長袖版の方が着用期間は広いですし、ジャケットのインにも入れやすい。
いわば「より万能」なのはこちらでしょう。
逆に、鹿の子シャツの快適さだけ欲しいなら半袖でも十分ですが、ビジネスや少しドレッシーなシーンまで視野に入れるなら、長袖版の方が応用力は高いと思います。
世間での評価が高いのも納得できる
一般のレビューや販売店レビューでも、GUY ROVERの鹿の子シャツはリピート購入されている例が目立ちます。
楽天レビューでも「毎シーズン買い足している」「フィナモレやバルバよりこれが良い」という声が見られ、少なくとも市場では定番的に評価されているモデルと見てよさそうです。
この「派手ではないが、結局また買ってしまう」という評価は、実用品としてかなり本質的だと思います。
服って、一目惚れするものも大事ですが、何度も手が伸びるものの方が、実はワードローブの中心になりますからね。
私もこのシャツに惚れ込んで、色違いを5以上買ってしまいました。
このシャツはどういう人に向いているか
このPL190Jが特に向いているのは、布帛シャツのきちんと感は欲しいけれど、もっと気軽に、もっと快適にシャツを着たい人でしょう。
例えば、
・ジャケットの下に着るシャツに少し抜け感が欲しい人
・タイなしでも襟元がきれいに見えるシャツを探している人
・ビジネスにも休日にも着回せる一枚が欲しい人
・高級ブランドの手縫いシャツほどの気難しさは要らないが、安物では満足できない人
こういう人にはかなり刺さると思います。
逆に、完全にクラシックな布帛ドレスシャツの硬質な雰囲気が好きな人や、手縫いならではの表情に価値を感じる人には、少し整理されすぎて見えるかもしれません。
そこは好みですね。
まとめ
GUY ROVERの長袖鹿の子シャツPL190Jは、コットン100%の鹿の子素材、マシンメイドならではの安定した作り、カッタウェイカラーの華やかさ、タックイン・タックアウト両対応の絶妙な着丈によって、ビジネスにもカジュアルにも振れる非常に使い勝手の良い一枚だと思います。
素材と仕様の基本情報は販売ページ上でも明確で、少なくとも「ラクに着られるのにちゃんとして見えるシャツ」という位置づけはかなりはっきりしています。
個人的には、こういうシャツを一度着てしまうと、日常使いの布帛シャツにはなかなか戻れなくなるのではないかと思います。
もちろん布帛には布帛の良さがありますが、日常の快適性と汎用性まで含めて考えると、PL190Jのような鹿の子シャツはあまりにも合理的なんですよね。
普段使いからちょっとしたドレスシーンまで、合わせるアイテムをあまり選ばず、しかも洗えて、着ていてラク。
それでいて見た目はきちんとしている。
こういう「結局一番よく着る服」こそ、ワードローブの中心に置く価値があると思います。
気になる方は、是非一度試してみてください。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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