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ライトゲーム用リールの名機!シマノ ’18ステラ C2000SHG のファーストインプレッション!

2021年5月18日火曜日

1.インプレ・レビュー 2.リール 3.アジング 3.メバリング 5.シマノ 5.ステラ

t f B! P L

みなさまこんにちは。

これまで長年にわたりLBリール(レバーブレーキリール)ばかり使ってきていたのですが、2021年になってからこれまで所有していた全てのリールを売却し、順次汎用タイプのリールに買い替えています。

なぜそんなことをするのか、理由は上記の記事に詳しく書いていますが、その流れはアジング、メバリング用の小型リールの世界においてもとまらず、2021年3月から4月にかけて、立て続けに以下の3機種を購入してしまいました。

  • '20ツインパワーC2000SHG
  • '18ステラC2000SHG
  • '19ヴァンキッシュC2000SHG

今回は、この3台のうち、やはり実際に使ってみて最も優れていると感じた、'18ステラC2000SHGについて、ファーストインプレッションを記したいと思います。

なお、'19ヴァンキッシュと'20ツインパワーのインプレについては以下記事もご参照ください。


'18ステラC2000SHGはどんなリール?

2018年にシマノから発売された、スピニングリールの最高峰機種がステラ。

どんな機種なのか、シマノ公式サイトからこのモデルの紹介文を引用してみましょう。

永遠に変わらない滑らかな巻きごこちを求めて。

ステラ [STELLA]

ドライブギアの歯の一つにいたるまで設計を見直し、理想的な歯形状にしたマイクロモジュールギア IIを搭載。さらに巻き上げ時の微かなカタカタ感やコツコツ感を徹底的に排除するため、機構部のガタつきを抑制する新設計サイレントドライブを新採用。ボディ、ラインローラーには防水性をアップさせたXプロテクトを採用し、ステラの真骨頂であるスムーズ&サイレントを守り続けます。

'18ステラはこれまでのステラのモデルチェンジの歴史の中でも、ジャンプアップ幅、つまり進化の度合いが大きいモデルだと言われていますが、特に従来モデルからの大きなアップデート内容としては以下が挙げられるでしょうか。

  • マイクロモジュールギアⅡの採用


    最先鋭の歯面設計、シマノならではの製造技術によって進化したマイクロモジュールギアⅡ 。ギアの歯、ひとつひとつの歯面から設計を見直し、理想的な歯形状を追求。音鳴りの低減、滑らかなギアフィーリングの向上も達成しました。



  • サイレントドライブの採用


    ボディ全体の基本設計、駆動関連部品をひとつひとつ見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除。改善の対象箇所はドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギアなど多岐にわたります。新たな次元での滑らかな回転性能、静粛性を伴った巻きごこちを実現しました。


  • X-プロテクトの採用


    NEW STELLAに搭載しているのは非接触型X-プロテクト。
    撥水効果とラビリンス構造を複合することで、回転の軽さを損なうことなく、水圧にも耐える防水性能を実現。搭載箇所はラインローラー部とボディ(ローラークラッチ)部。特にラインローラーの耐久性は5倍以上もアップしています(対当社従来品)。


  • HAGANEギア強度の大幅アップ


    これまで多くのシマノスピニングリールに搭載してきたHAGANEギア。独自の精密冷間鍛造技術により、十分な耐久性を確保してきたHAGANEギアを、NEW STELLAではさらに進化。ギアのサイズ、材質を変えることなく、設計だけで強度アップを達成。ワンサイズ上のリールギア強度を実現しました。



  • ロングストロークスプールの採用


    STELLAのスプールは他機種に比較しロングストローク。STELLAならではの遠投性にこだわった仕様です。※

    ※2018年以降モデルチェンジした機種では順次ステラに倣ってロングストロークスプール化が進められています。


さて、以下では今回インプレをご紹介するC2000SHGがどういうスペックのリールであるか、シマノ公式サイトから引用したスペック表を以下に記載します。

スペック
ギア比 6.1
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) 2.0/3.0
自重(g) 170
スプール寸法(径mm/ストロークmm) 43/13.5
ナイロン糸巻量(lb-m) 3-125、4-100、5-75
フロロ糸巻量(lb-m) 3-110、4-85、5-65
PE糸巻量(号-m) 0.6-150、0.8-110、1-80
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) 82
ハンドル長(mm) 45
ベアリング数
BB/ローラー
12/1
本体価格(円) 79800

(引用元:http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5318

ちなみに、対象魚は、「ライトソルト全般、渓流トラウト」とされていますね。

 

ディティール

全体的なデザインは'18ステラに共通するもので、特に目新しいところはありません。

このC2000SHGのコンポーネンツは1000番サイズのボディに、1000番サイズのローター、C2000サイズのスプールが組み合わさった番手であり、やはり手にしてみると非常にコンパクトです。

以前購入したC2500SXG(スプールはC2000サイズ、ローターは1000サイズ、ボディのみ2500系)に比べても、やはりボディサイズが小さい分だけ、全体的にやや小さく感じられ、細身軽量のライトゲームロッドとの相性は良さそう。

ディティールを見ていくと、ローターのデザインのみ1000番台固有のものとなり、2500以上サイズのような肉抜きは少なくなっています。

これは、1000番系ローターのみ素材にマグネシウム(2500以上はアルミニウム)を採用しており、強度を維持するために固有のデザインになっているのだと思われます。

ハンドル長は、HGというギア比に合わせて巻重りを少なくするため、2000Sより5mm長い45mmが採用されています。

また、ハンドルノブは夢屋カスタムパーツとしても提供されているパドル型で、このリールのキャラクターに合わせたチョイスになっていますね。


手にした印象

今年に入ってステラを購入するのは3台目なので、もうだいたいどんなリールかはよくわかっているため、手にした時に外観などでは新たに印象付けられるような点はありませんでしたが、実際に巻いてみると、意外なことに巻き心地が思ったよりも重め。

重めとは言っても、あくまでこれまで使っていたC2500SXGに比べての話で、その他のリールに比べると絶対的な巻重りは断然軽いリールですのでご安心を。

ただ、XGギアでよりギア比が高いはずのC2500SXGより重く感じたのが意外だった次第です。

C2500SXGもC2000SHGもローターは同一、スプールも糸巻き量こそ違えど、同径で実質同一、ハンドル長も同じ45mmなのに、どこに違いが出るのでしょうか?

やはりそれは、内部ドライブギアのサイズによるものなのは間違いありません。

C2500の心臓部は、ギア比6.4ですが2500やC3000サイズと同じ大口径ドライブギア。

そこに軽量な1000番系ローターが搭載されているため、非常に軽い巻きになるのですが、C2000SHGはギア比こそ6.1と低いものの、やはりボディサイズからギアパーツ自体はより小さなサイズのものになるため、支点力点の距離が短いことから巻重りはC2500SXGより重めに感じてしまうのです。

シマノでは以下記事で過去にご紹介したLBリールで、既に1000番系ボディでXGギアやXXGギア製品もリリースしているため、ステラはじめ汎用リールの世界もいずれは1000やC2000サイズのXG、XXGリールが登場するのでは?と予想していましたが、'18ステラC2000SHGや'19ヴァンキッシュC2000SHGの巻き感を見ている限り、やはりそれは当分難しそうですね。

ちょっと話がギアの話に偏ってしまいましたが、巻重りが予想より重めだったことを除いては触ってみた質感、見た目の高級感などはやはり文句なし。

小型サイズであってもやはりステラはステラ、シマノ最高峰リールだけあって、何一つ気になる点などはありませんでした。

 

軽く実釣インプレ

上記の通り、予想通り文句なしの質感を備えたステラ、もちろん実釣でも不満などあろうはずもありませんが、念のため実釣でもあれこれ試してみました。

キャスタビリティについては、ロングストロークスプールの恩恵でやはり飛びの面では満足。

ただ、個人的な印象ですが、バットガイドの径が小さいメバリングやアジング用のロッドには、1000番スプールを装着する方がバタつきが少なく明らかに投げやすく感じますね。

それなら1000番ステラを買えばいいじゃないかといわれそうですが、ステラで1000番がラインナップされているのは1000SSSPG(ギア比4.6)と1000SSSDH(ギア比5.1)。

アジングで近距離オンリーの釣りならぜんぜんアリだと思いますが、私のようにオープンエリアの潮流場での釣りが多い人間には、これらのギア比は流れに対する感度が悪いのとまどろっこし過ぎるので、まったく選択肢に入りません。

(シマノカタログで、C2000Sの参考対象魚が「ライトソルト全般・管釣りトラウト」となっているのに対してC2000SHGの方は「ライトソルト・渓流トラウト」となっている理由は、この流速感度の違いに拠るものですね。必ずしもスローリトリーブだから定速ギアが良いというわけではありません。)

そういうわけで、特にPEラインをメインにして、潮流のあるところの釣りもするなら、絶対にC2000SHGがおススメ、さらに、以下の夢屋1000番スプールを装着することがおススメです。

実用ドラグ力(kg):2、自重(g):20、スプール寸法 (径mm/ストロークmm):40/13.5、糸巻量 ナイロン(lb-m):1.5-130、2-100、2.5-85、糸巻量 フロロ(lb-m):1.5-120、2-85、2.5-70、糸巻量 PE(号-m):0.8-240、1-190、ベアリング数 BB:1
ソアレカラーのカスタムスプール。アジングに最適なラインキャパ設定。1000番サイズのN4010はナイロン3LB125m、4LB100m、PE0.6号150mの糸巻き量で、C2000同等です。
カーディフカラーのカスタムスプール。トラウトフィッシングにベストマッチ。もちろん他魚種にも問題なく使えます。とにかくカラーリングが素晴らしくステラにもツインパワーにも非常に似合う!糸巻き量はナイロン1.5号130m、2号100m、PE0.8号240m、1号190m。

以下の記事ではこのうち、カーディフカラーのスプールについてインプレを書いていますので、よろしければご参考にされてください。

あと、「手にした印象」の項で、巻き感は予想より重めと書きましたが、それでも十分巻きの軽いリールなので、さらに流れに対する感度を上げて、 繊細な定速リトリーブをしようと思ったら、ハンドルを5mm短いタイプに変更するのもおススメです。

個人的にはやや慣性力の大きいステラ純正や夢屋アルミハンドルよりも使用感が良かったため、以下記事のハンドルばかりを愛用しています。

自重(g):23、長さ(mm):40、ベアリング数 BB:2、ハンドルノブ・A、ハンドル・H-10。ライトゲームで巻感度を求めるならショートハンドルが理想ですが、中でも40mmは操作性と感度を両立させるベストな長さ。CI4+で肉抜きされた軽量ハンドルで巻き感はかなり変わります。

話が若干横道に逸れましたが、キャストの次はリトリーブ。

リトリーブ時のステラの魅力は、なんといってもその滑らかなフィーリングで、C2000SHGも他番手のステラと同様、巻きの質感は本当に素晴らしいです。

こればかりは、いくらヴァンキッシュやツインパワーが進化したと言っても、ステラには到底及ばないところだと自信を持って言えますね。

もう一点、ステラの中でも特にC2000SHGのリトリーブフィールの特徴といえるのが、インフォメーション性能。

先述の通り、小型ボディ故に小径のドライブギアを搭載したC2000SHGは、とにかく水中のさまざまな変化を感じ取る感度に優れています。

ジグ単メバリングでの居食いのようなモゾっとした微かな違和感や、海藻の破片がフックに掛かった時、極小プラグのフロントフックがラインを拾った場合などの違和感も、全てハンドルを握る手元にあますところなく伝達してくれます。

C2000SHGのような小型リールでより顕著になる特性だと感じていますが、この情報量の多さ、的確さはもともと滑らかでノイズの少ないステラだからこそのものであり、他のリールには決して真似できない要素の一つですね。

さて、キャスト、リトリーブときたら、次は魚とのファイトについてです。

せっかくメバリングとアジング用に買ったC2000SHGなので、あまり無理はさせずに平穏に小魚相手に使いたかったのですが、使っていると結構対象魚と違う魚が釣れてしまうことが多いです(笑)

しかし、さすがはステラ、そういうゲストフィッシュが掛かった場合でも、ドラグは完璧に意図した通り滑らかに作動してくれるため、魚の急な突っ込みに対しても全くラインブレイクする心配はなく、強気で巻いて寄せてくることができます。

残念ながらステラのC2500以下のサイズ(C2000系以下のスプールを搭載する機種)には、高い負荷状態でも微調整が可能な「コイルドウェーブスプリング」を採用したドラグは搭載されていません。

しかし、実釣で使った感じでは、特にドラグ関連も不足を感じるところは無かったので、別にコレは非搭載でも良いのではないかなと思います。

最大ドラグ付近まで試すシーンは無かったので、一概には言えませんが、C2000サイズを使う釣りで使用するライン太さを鑑みると、MAXドラグのファイトって、そうそうするものではないですもんね。

なお、ファイト中の巻き上げ力や、体感上の剛性感も抜群。

ライトゲームの場合、ローター剛性はそこまで重要ではないのですが、マグネシウム製のローターもやはり0.3号や0.4号程度のラインで賄える引張強度程度ではほぼ撓まないこともあり、ハンドルの回転がダイレクトに巻き上げにつながる、そんなリニアな操作感で、巻き上げ力も非常に安定して力強いです。


'18ステラC2000SHGのインプレまとめ

さて今回は'18ステラ C2000SHGについてのファーストインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

今年に入ってC2500SXGを皮切りに、ステラだけでもC3000XGに続いて3台目の連続購入になりましたが、やはりこのC2000SHGも期待を裏切らない内容のリールで、本当に買って大正解でした。

むしろ、登場した2018年のうちに早々に買っておくべきだったと、後悔しているくらいです。

実釣インプレの項でも書いた通り、高い質感、巻き心地の良さ、インフォメーション性などステラが特に優れている各種特性は、2500サイズの中型~大型機種よりも、C1000やC2000といった繊細さが要求される釣りで使用する小番手であればあるほど、活きてくるものだと思います。

そのため、アジング、メバリング、トラウトなど、ライトなルアーゲームをされる方こそ、積極的にステラを選ぶ理由は大きいと感じました。

'18年登場と、モデルとしては既に今年(2021年)で4年目に突入し、従来のモデルライフサイクルではいつモデルチェンジされてもおかしくない状態ですが、個人的には次期モデルの登場は2023年になるのではないかと予想しています。

その理由は、2014年モデルから2018年モデルのジャンプアップ幅が大きかったため、次のテクノロジー・アップデート要素が少ないと感じているからです。

(といいながら、インフィニティドライブの採用やマイクロモジュールギアの次期バージョンが採用されたりするかも知れませんが)

そういうことで、2021年現在でもまだまだ現行モデルとして長く使え、現時点で考えらえれうる最高最良のC2000番リールであることは間違いないため、今から買っても決して遅くはないと思います。

気になる方は、是非手に取ってみてください。


この記事でご紹介したシマノ '18ステラC2000SHGはこちらです。

もはや説明不要のシマノ最高峰スピニングリール。特に繊細な巻きを要するライトゲームにおいては、圧倒的な巻きの滑らかさと質感を持つステラが絶対有利だと思います。

2022年になって新しいステラが登場しましたね。現時点ではまだ販売店は少ないですが、検索用リンクを以下に設置します。

2022年にモデルチェンジしたシマノ最高峰スピニングリール、ステラ。このリンクでは各ECサイトから22ステラをキーワード検索し、在庫が見つかれば表示します。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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