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リバレイ2020年の新作防水透湿ウェーダー!RBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895 のインプレッション

2021年5月24日月曜日

1.インプレ・レビュー 2.ウェーダー

t f B! P L

みなさまこんにちは。

昨年まで2年半ほどの間メインで使ってきた、シマノXEFOのドライシールド・サーフウェーダーに修理不能な漏水が生じたため、とうとうウェーダーを買い換えました。

購入したウェーダーは、リバレイの2020年春の新作、RBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895というウェーダー。

実は同時期にもう一本、リアスのサーフウェーダーも購入していたのですが、それはまた別の機会にインプレするとして、 今回は、RBBの3Dシュープリームサーフウェーダー8895を1年間ほど使用してみましたので、そのインプレッションをお届けしたいと思います。


どんなウェーダー?

RBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895は、リバレイという名前で有名な株式会社双進のソルトブランド、RBBから2020年春にリリースされた、3D(立体裁断)の防水透湿サーフ専用ウェーダーです。

どんなウェーダーなのか、リバレイの製品ページより説明文を引用してみましょう。

ウェーダーのパターン(型紙)を一から見直し運動性、機動性がアップ。

股のマチにより足上げやじゃがむ動作でストレスを感じない細身のデザイン。

信頼の高い国産生地を使用し、過酷なフィールドで活躍するブーツドッキング部分を保護する裾2重構造。

ソールはサーフ・干潟で活躍するPVCソール仕様、,シームテープの耐久性を考慮した無駄のない立体裁断を採用。

リバレイRBB 3Dシュープリームサーフウェーダー 製品サイトより引用)

カラーはチャコール一色で、サイズはS、M、L、LL、3Lの5サイズ展開。いずれのサイズも販売価格は税込26400円で、サイズチャートは以下の通りです。

サイズ S M L LL 3L
総丈 132 137 142 147 152
股上 48 50 52 54 56
股下 84 87 90 93 96
胴回り 106 110 114 120 126
太もも 68 70 72 75 78
裾周 38 39 40 41 42
対応足サイズ 24.5 25.5 26.5 27.5 28.5
対応身長 160~165 165~170 170~175 175~180 180~185

リバレイRBB 3Dシュープリームサーフウェーダー 製品サイトより引用)

実はリバレイ、この2020年に主力ウェーダーのラインナップをフルモデルチェンジしていたようで、今回取り上げた透湿素材のラジアルソール版サーフウェダーである「3Dシュープリームサーフウェーダー」だけでなく、同モデルの非透湿素材版ともいえる「3Dサーフウォーカー」、そしてフェルトピンソールタイプの防水透湿汎用ウェーダーである「3Dシュープリームウェーダー」と、同モデルの非透湿素材版と言える「3Dタイドウォーカー」、そして、透湿素材のストッキングタイプである、「3Dシュープリームストッキングウェーダー」についても、同時期に一斉にモデルチェンジをしていますね。

名前が結構似ているので、区別するのがややこしいですが、同社のミッドレンジ価格帯のウェーダーの仕様やパーツを共通化してコスト削減に務めているといった感じなのでしょう。

これらのうち透湿素材を使った「3Dシュープリームウェーダー」シリーズの3本では、同社の誇る防水透湿素材、「SUPREME AQUAMAX」を採用しています。

このSUPREME AQUAMAXという素材、特殊なポリウレタン樹脂をコーティングしたアクアマックスの進化版のようで、2020年のリバレイカタログには以下のように記載されています。

[アクアマックス シュープリーム]より進化した高性能の透湿防水素材「アクアマックスシュープリーム」外側からの水滴は浸透させない高い撥水性能と、内側の汗やムレによって発生する水蒸気は効果的に排出する高性能ファブリック。アクアマックスと同様に伸縮性能に富みアクティブなアウトドアシーンでの使用に最適。

  • 防水性
  • 高透湿性・低結露性
  • 対洗濯性
  • 防風性
  • 優れた耐久性・撥水性
  • 最高レベルの結露防止性

(リバレイ 2020年度カタログ解説文より引用)

リバレイは透湿素材の性能を数値で公開はしていないので、他社製品とスペック面の比較はできないので、その辺はまたしばらく使ってみてインプレに書きたいと思いますが、説明文を見る限り「メンブレン」ではなく「コーティング」系のポリウレタン系防水透湿素材ということのようです。

「コーティング系」防水透湿素材は個人的にあまりいイメージが沸きませんが、周りのリバレイウェーダー愛用者に聞く限り、評判は悪くありません。

また、メーカー説明文によるとストレッチ性にも富むようで、動きやすさなども期待できそうですね。

ちなみにこのウェーダーは、1年間のピンホール無償修理保証(ウェーダーギャランティーマーク)がつくアイテムで、通常使用でのピンホールによる水漏れに限り無償修理保証してくれるアイテムです。

 

手にした印象

とりあえず箱から取り出して、ウェーディング必須のアイテム、アクティブエイガードを取り付けてみます。

パッと見た印象では、結構布の量が多い!

足のサイズがMだと微妙に小さいかもしれないと考えてLサイズを購入したのですが、リバレイのLサイズ身長170〜175cm向けで、私の身長は173cm前後なので、ちょうどいいサイズのはずですが、広げてみた感じ、ものすごく布の量が多く、どうにも雰囲気的に大きそうに思えます。

膝周りが着続けたパンツのごとく抜けているように見えますが、これは立体裁断によるもので、動きやすさを考えてのディティールです。

着てみると、膝下周りこそスリムシルエットですが、太もも回りや腰回りから胸にかけては結構布のだぶつきが感じられ、やはり幅広い体形の方に適合できるよう、若干大き目に作られているように感じますね。

脇の下ギリギリのところまで、防水透湿素材で覆われています。

しかしまあ、表記に対して大きすぎるというほどではないですし、上半身のかなりの面積を防水透湿素材がカバーしているため、これなら安心して限界までディープウェーディングできそうで、これはこれで良いかもしれませんね。

生地は比較的厚手でしっかりした印象ですが、新品の時は各社とも同じような風合い、印象なので、この辺は後程長期使用してインプレを書きたいと思います。

以下では各部の写真とともに、ディティールをご紹介しましょう。

胸の内側には簡易防水ジッパー付きのポケットが。ズボンのポケットに財布や鍵を入れたままでウェーダーを着て、その状態で地べたに座ったりすると、知らず知らずのうちに臀部の素材を傷めてしまうので、財布や鍵などはここに入れるのが良いでしょう。

お尻周りは二重生地などにはなっておらず、特に目立った補強はされている様子はありません。
しかし各社最新のウエーダーはどこもそういうの(尻や膝を二重にしない)が増えてきましたね。単なるトレンドなのか、コストダウンなのか、それとも透湿素材の耐摩耗性が上がってきた証なのでしょうか。

ウェーダーで最も劣化破損が多いブーツと透湿素材との接合部分は二重化された生地で覆われていて、裾部分はネオプレンジャージのグラベルガードのような終端処理がされています。(写真ではアクティブエイガード端子を装着するためにクラレのマジックバンドを装着しています。)

底面はラジアルソール。サーフに限らず、干潟や砂泥底ではこのタイプのソールがオススメ。この方が歩きやすいだけでなく、ハマりにくい、また、万が一ハマった時にも脱出しやすいため、安全性の面でも分があり、非常に実用的なソールタイプなので、なぜ各社がもっとラジアルタイプの選択肢を増やさないのか理解できません。

ブーツはコレといって特徴が見当たらない、PVC(塩ビ)のブーツです。脱ぎ履きしやすいようかかとにはキックもついているため、外付けタイプのエイガードも装着できそうですね。中には一般的なシューズについてくるようなインソールがついていますので、足裏のあたりもマイルド。

全体のシルエットは上の写真の通りですが、特にひざ下は比較的スリム&タイトなシルエットです。水圧の影響が少なめで水中での移動などは比較的やりやすいんじゃないかと思います。見た目的にもスマートで、デザイン面は気に入りました。


実釣インプレ

実釣では約1年間のうち、ネオプレンウェーダーを穿かない約半年間使ってみましたので、その実釣インプレを記したいと思います。

写真の通り、やはり胸のかなり上の方まで生地で覆われるため、かなりのディープウェーディングでも浸水の心配がなく、安心して浸かれますね。


外出自粛生活のためヒゲが汚くてスミマセン(笑)。胸のかなり上の方まで防水生地で覆われており、ウェーディング中高波が来たような場合でも水が内側に入り込む心配がありません。

着心地は他社製ウェーダーと比べても比較的軽めの部類。

採用されているSUPREME AQUAMAXという素材に多少の伸縮性があることと、立体裁断のカッティングの妙により、しゃがんだ姿勢をとった時でも生地のツッパリ感は少なく、歩行時の足上げなども含めてとても動きやすい印象です。

主に初夏~秋のシーズンに使用しましたが、コーティング系透湿素材ということで少し懸念していた透湿性も悪くありません。

全体的に見て、着用時の快適性はかなり高いウェーダーです。

ひざ下もスリム目なカットのおかげで、変なダブつき感もないですし、水中の移動も水抵抗が少なく楽チン。

ブーツに関しては、ソールの硬さも含めてもう少し剛性感があった方がいいかなと思いましたが、はき心地も含めてまあ悪くはありません。 

あと、特徴的なのが肩ベルトで、1年も使用するとこの伸縮性あるベルトがヘタってくるウェーダーが多い中、このウェーダーのベルトに関しては長期使用を経ても新品時と変わらないハリと伸縮性があり、かなり良いものだと思いました。

とまあ、この辺までは、なかなか好印象。

しかし、長時間ウェーディングしていると、気になることが出てきます。

それは、水圧によるブーツの潰れとそれによるつま先周りの圧迫感。

やや深めにウェーディングする場合、2時間程度浸かり続けていると、足先まわりが痛くてたまらなくなってくるのです。

個人的にここ数年間は、ソックスタイプのウェーダーや、シューズタイプ(ソックスの上にシューズを作りつけたタイプ)のウェーダーばかりを履いていたため、長時間ディープウェーディングをしても、水圧により足に痛みを感じることは皆無でした。

よく考えたら、最後にチェストハイを履いたのは既に4、5以上年前。確かその頃も水圧によるブーツ潰れで痛い思いを結構していたような気がします。

もちろん、いまでも保有しているヒップウェーダーなどはコレと同じようなPVCブーツタイプなのですが、それらのウェーダーではあまり深く浸かれないため、水圧で足が痛くなるようなことは起きないですもんね。

慣れればまた変わってくるのかもしれませんし、私が外反母趾気味なので余計に痛く感じるだけかもしれませんが、痛みのせいで2時間に一回くらいは浅場に上がって足を休めないと、どうしても集中して釣りができません。

ウェーダー自体は非常に好印象だったのに、これは非常に残念ですが、やはりコレがブーツフィットウェーダーの限界なのでしょうか。

例えば、リアスのサーフウェーダーに採用されている「SPブーツ」は、ブーツ内のソックス部分が水圧をある程度吸収してくれることで、数時間ディープに浸かりっぱなしでも、足が痛くなることはありませんし、似たような構造のシマノのXEFOドライシールドサーフウェーダーも、このような痛みは皆無でした。

シマノの防水透湿素材ドライシールドを採用したサーフ用ウェーダー。独自のフィット感の良いシューズは砂浜での走破性も高く機動力の高いウェーダーです。

これらのウェーダーに慣れてしまった後で、普通のブーツフィットタイプを履いたから、なおさら痛みが大きく感じるのかもしれません。 

ちなみに、ブーツフィットウェーダーでは避けて通ることが出来ないこの痛み、ソックスを以下のものに替えるだけで、劇的に軽減されるので、是非試してみてください。

春夏秋シーズンは前者、冬場は後者のものがおススメです。

もう一つ僅かに不満を感じたは、陸上での走破性について。

私のホームグラウンドでは、砂浜、舗装路混合の道のりを、駐車場から釣り場まで800m程度歩くのですが、やはりブーツフィットタイプのウエーダーだと、この距離歩くのはちょっと疲れますね。

これも上記の話と同様、当該製品固有の問題というわけではなく、ブーツフィットウェーダー全般に言える問題なのですが、やはり足首周りにホールド感がなく、どうしてもブーツの中で足が動いてしまうので、致し方ないと思います。


RBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895 のインプレまとめ

今回は、RBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895の購入から、1シーズン使用した上でのインプレをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。

このRBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895は、個人的には久しぶりに購入したごくスタンダードなディティールのブーツフィットウェーダーながら、素材、仕立てとも十分なクオリティで、実釣においても動きやすく着心地も良く、それでいて比較的抑えめの実売価格ということで、全体的にとてもお得感もあり印象の良いウェーダーでした。

ただ一つ、やはり気になったのは、長時間ウェーディングした際に水圧によりブーツが潰れることで感じた足の痛み。

世に出ているウェーダーの大半は、これと同じブーツフィットタイプで、決してリバレイのこのブーツが、他社のそれより劣っているとは思いませんが、長い間その形を変えることなく売られてきたクラシカルなスタイルのウェーダーも、そろそろ旧来の常識にとらわれず、革新的な仕組みを取り入れて変化していってもいい頃じゃないかと思いました。

たとえば本文中で紹介したリアスのSPブーツや、現行シマノのサーフトリッパーウェーダーに採用されているソックス一体型とも言えるブーツ(シューズ)は、既存のブーツフィットタイプとは比べ物にならないくらいのフィット感、走破性とはき心地の良さを見せてくれますし、同様な作りのシマノのアクトゲームウェーダーに採用されているブーツでは、さらに先端に水圧による潰れを軽減するために内部に樹脂板が入っているなど、既存のブーツのあり方を変える数々の意欲的な試みが見て取れます。

まあ、上記いずれのウェーダーも結構値段が高いものなので、こういうディティールを採用できているのでしょうが。

しかし、多少値段は張ろうが、こういうイノベーティブなアイテムはおそらく市場には受け入れられるはず。

チャレンジングな製品を作ることはメーカーとしても当然コストも掛かるしリスクもあるでしょうから、簡単にできる話でもないかもしれませんが、リバレイのようなウェーダー界の超老舗メーカーにこそ、こういうより付加価値の高い、あっと驚くアイデアの詰まった製品を作って欲しいところですね。

だいぶ話が脇道に逸れてしまいましたが、そういうちょっと残念に感じたところがありつつも、この3Dシュープリームサーフウエーダー、全体的に使い勝手と快適性はなかなか上々。

特に立体裁断の恩恵は明らかに感じられるほど動きやすく、ウェーダーを履いたままオカッパリに切り替えて、しゃがんでルアーをリトリーブするようなシーンでも、変に突っ張ることがなくストレスの少ない釣りができる優れたウェーダーだと思います。

防水透湿ウェーダー、特にゴアテックス以外の防水透湿素材を使用しているものは、必ず数年以内に使用に伴う劣化が生じ寿命を迎えるため、いわば消耗品。それを承知の上で、「透湿性能や動きやすさは犠牲にしたくないけれども、できるだけコスパが良いブーツフィットウェーダーを」とお探しの方には、ちょうど良い塩梅のウェーダーなのではないでしょうか。

いろいろ種類があるウェーダー、どれを買おうか悩んでしまった場合、このRBB 3Dシュープリームサーフウェーダー8895はとりあえずオススメすることができる、価格と内容のバランスが良い「スタンダード」なアイテムだと思います。

この記事でご紹介したのは以下のラジアルソールタイプ。「サーフ」と名称が付いていますが、砂地に限らずラジアルの活躍範囲は意外と広くメリットも多いので、釣り場で岩などに乗らないという人にはオススメです。

2020年に発売されたスタンダードな防水透湿素材のサーフ用ウェーダー。立体裁断と膝下スリムシルエットにより動きやすく、ラジアルソールで干潟や河川、サーフでの機動性が高いウェーダーです。

ピンフェルトソールがいい人はこの「RBB 3Dシュープリームウェーダー 8894」がおススメ。基本的な中身はラジアルのものと一緒ですが、生地のカラーがブラックになり、外側にも簡易防水ジッパー付きのポケットが付くというディティール面の違いがあります。岩場やゴロタ浜など、踏めば滑る可能性がある場所でもウェーダーを使用される方は、このアイテムを選ぶのが正解ですね。

リバレイのスタンダードな立体裁断防水透湿ウェーダーのピンフェルトソールタイプ。

今回はブーツに対する個人的不満を書いてしまいましたが、ソックスタイプの「RBB 3Dシュープリームストッキングウェーダー 8893」ならブーツに起因する不満は生じようもなく、間違いなく文句なしのウェーダーだと思います。

リバレイのスタンダードな防水透湿素材を採用したストッキングウェーダー

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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