密林のお買い得釣具を検索!

Amazonのお買い得釣具を簡単検索!


 

ヤマガブランクス ブルーカレント 93/TZ NANO All-Range の長期使用インプレッション

2021年5月29日土曜日

1.インプレ・レビュー 2.ロッド 3.シーバス 5.ブルーカレント

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

2019年に購入したヤマガブランクスのブルーカレント93/TZ NANO All-Range、最近あまり登場しませんが、購入後約2年間使い込んだため、今回はこのロッドの長期使用インプレ記事を書いてみたいと思います。

過去にも一度インプレを書いていますが、今回は長期使用を踏まえてのリライト記事です。

どんなロッド?

ブルーカレントは、ヤマガブランクスのライトゲーム用ロッドの名称です。

中でもTZ NANOの名を冠するシリーズはフラグシップモデルと位置付けられるシリーズで、シリーズ共通の仕様として、ガイドはチタンフレームトルザイトリングガイド(Fuji製)、リールシートはVSS16(Fuji製)、ジョイントは逆並継を採用したモデルです。

逆並継は一般的には低コストな継ぎ方ということで不満を言われる方もたまに見かけますが、私は気にしません。そういえば、ワールドシャウラの2832RS-2や2752R-2等も代々この継ぎ方ですね。

シリーズの説明文を、ヤマガブランクスHPより引用してみましょう。

ブルーカレントTZ/NANOはヤマガブランクスの持つライトゲームロッドのノウハウを詰め込んだフラッグシップモデルです。

軽快かつ高感度を研ぎ澄ました使用感、シャープでブレの無いキャストフィール、そして曲がることで発動するパワーを融合しました。

2019年より4機種のTZ/NANOモデルが追加され、アジ・メバルのジグ単メインのモデルから、様々なシチュエーションや魚種を攻略できるラインナップが揃いました。

新しいブルーカレントTZ/NANOで更なるゲームの幅を広げつつ、新しいライトゲームの世界を開拓してください。

ヤマガブランクスHPより引用)

今回インプレを書くロッドは、このシリーズ中で最長レングスのパワーモデル、93/TZ NANO All-Range、2019年2月に発売された機種です。

 スペックは、全長2825mm(約9.3ft)、自重90g、適合ルアーウェイト3〜21g、適合ラインPE0.4〜1号、カーボン含有率99.7%、税別小売価格47000円。

この機種の解説文も引用してみましょう。

使い手次第で可能性は無限大のオールレンジ攻略ロングレングスモデル。

その高い汎用性能から絶大な支持を得た85TZ/NANOオールレンジのパワーアップ&ロングディスタンス攻略用チューンモデルです。

繊細かつ遠距離での感度、高い操作性を持ちつつ硬すぎないティップ、遠投に必要なパワーを作り出すハイパワーバットとの絶妙なバランスを徹底的に追求しました。

アジ・メバル、ロックフィッシュはもとより、クロダイ・シーバス・エギングなど、あなたのスキルとアイディア次第で更なる攻略の幅を広げてくれるでしょう。

ヤマガブランクスHPより引用)

このロッド、ライトゲームからチヌ、シーバスなどのミドル級ターゲット、ライトショアジギング、3.5号までのエギを使ったエギングなど、一本でなんでも狙ってしまおうというコンセプトの万能ロッド。

私の場合は、主に厳寒期から早春にかけてのオープンエリアでのフィネスなシーバス釣りで使うつもりで買ったものです。

この時期のシーバス、意外といいサイズが出ることもあるのですが、水温も低く活性も体力も低い時期ゆえに、夏秋のような暴力的な引きを見せることは少ないため、タックルバランスはライト目が適しています。

また、アミ、バチなどマイクロベイト類を偏食していることも多いため、普段は使わないメバルプラグ並みの非常に軽量なルアーをも多用する時期でもあるのですが、一方で季節風の影響により強風下での釣りを余儀無くされる日も多く、比較的重量のあるシンペンなどをフルキャストする必要に駆られるシーンも多いという、悩ましい時期でもあります。

このような理由から、ライトでフィネスな釣りを得意としながらも、大型魚とも十分戦え、かつ状況次第では20g程度までのルアー(イメージしたのは強風下、ロングディスタンスのバチパターンの釣りで多用するマニック135やバロール130)を遠投可能なロッドが必要ということで、ブルーカレント 93/TZ NANO All-Rangeをチョイスした次第です。

 

購入時の第一印象

 自身にとっては初のヤマガブランクス製品ということで、購入直後のファーストインプレッションは正直ちょっと複雑なものでした。

それまでは古くはダイワ、近年はシマノロッドばかりを愛用してきた経緯があるため、初めて手にしたヤマガロッドのあまりもの飾り気の無さ、質素な佇まいに、少々不安を感じた次第です。

一応ブルーカレント93TZ/NANOはライトゲームロッドのジャンルに属するにも関わらず、ブランクスは元系も先径も太目でかなりパワーがありすぎな様子で、またテーパーデザインなども古典的と表現してもいいくらい古臭い印象。

ガイドなどは近年のトレンドに則って比較的小型のものが採用されていますが、それを除いては子供の頃によく使ってたバスロッドみたいな雰囲気だなと、驚かされ、ちょっと購入をしくじったかなとすら考えたものです。

しかし、この最悪な第一印象は、実際にこのロッドを触ってみて、振ってみて、曲げてみて、その後大きく覆されることになりました。

今回は長期使用インプレ記事ということで、しばらく使ってみて、また実際に魚を掛けてみてどうだったか、以降ではシーバスロッドとして使ってみた時のブルーカレント 93/TZ NANO All-Range の詳細なインプレッションを書いてみたいと思います。

 

キャストフィール

 ブルーカレント93TZ/NANOは、適合ルアーウエイト下限から上限まで、ルアーのタイプによらずしっかりと曲げ込み反発力を最大限活かしたキャストが可能なロッドです。

比較的軽量ルアーを使った場合でも、スイングに対して素直な曲がり込みを見せてくれるので、ルアーのウエイトをブランクスに乗せやすく、またリリースポイントもかなり広めであるため、比較的誰が投げても投げやすく、そして飛距離が出るタイプのロッドだと思います。

自重90gという軽量なウエイトと、程よく長めのエンドグリップ長も相まって、スイング時のヘッドスピードは上げやすく、キャスト時の初速もつけやすいですね。

また、上記の通りしなやかに良く曲がってくれる特性ゆえに、力まず軽い力でもしっかりブランクスが曲がりこみ、その反発力で十分遠投できるため、私のよくやるウェーディングのように、体勢に制約がある状態で長時間キャストし続けるような釣りでも、疲労感が少なく集中力を持続させて投げ続けることができるロッドと言えそうです。

 

動画を見ていただければ分かると思いますが、ロッドそのものは非常にしなやかに曲がるタイプでありながら、その特性に相反するかのように、キャスト後のブレは一発で収束しています。

これは実際に自分自身でキャストしている時もこの通りの印象です。

全体的に見て、ブルーカレント 93/TZ NANO All-Rangeは、非常にキャスタビリティが高いとともに、雑味のない抜群のキャストフィールを持つロッドだと思います。

 

操作性

 ブルーカレント93TZ/NANOはシーバスロッドのLクラスとほぼ同等のスペックを持つ9.3ftと長めのロッドでありながら、自重は90gと非常に軽量であるため、やはり持ち重り感が圧倒的に少なく、操作性は抜群に良いです。

個人的にガイドは大き目が好みですが、このロッドは比較的小径のチタンフレームのものが採用されています。

しかしこれはこれで、キャスト時や操作時のガイド存在感が希薄で良いと思います。

グリップ回りが非常に軽量なロッドであるため、やや先重り感はするロッドではありますが、小口径ガイドはその先重り感の軽減にも寄与していると思われます。

ちなみにトップガイドには広く面取りされたフランジガイドが採用されていますね。

ブランクス自体はこの手のロッドにしてはそこそこ太めで、初めて見たときには少々面食らいましたが、Fuji製のグリップ&リールシート部は程よくコンパクトで手にフィットし、軽快な操作感に寄与しています。

 リールシートとエンドグリップ感の距離も、ライフジャケットに引っかかってしまわない程度に短く、かといっていざ必要となれば脇下に挟んでロッドを保持できる程度の長さもあり、長すぎず短すぎず丁度良い絶妙な塩梅なので、取り回し面で不満を感じることはありません

ルアーに小刻みにアクションをつけるようなトップの釣り、フルキャストしてティップを持ち上げてリフト&フォールするバイブレーションの釣り、脇下にグリップエンドを挟んでスローにリトリーブするシンペンの流しの釣りなど、色々なスタイルの釣り方を試してみましたが、いずれにおいてもストレスを感じることなく、長時間使っていて苦にならない操作性だと思いました。

この操作性の良さと軽量な自重はアタリがあった時のレスポンスの良さにも直結していて、比較的ロングロッドの割に、バイトに対する即応性も高いと言えそうです。

 

感度

 それにしてもこのロッド、使うほどにつくづく不思議なロッドだと思います。

しなやかに曲がり込むその調子から、特段高弾性の素材が採用されているようには思えませんが、一方で曲がるロッドにありがちなダルな感覚はなく、控えめだけどどこかシャキッとしたハリがあり、ブランクスにシャープさは感じられませんが、使用感はシャープに感じるのです。

購入直後の印象では、ティップ部分が太く硬めに感じたため、厳寒期のフィネスな釣りやマイクロベイトパターン、そして食い込みの良さが必要とされるバチパターンなどといった釣りには向かないんじゃないかと考えていましたが、実釣を繰り返すと、そのイメージは完全に間違っていたと思い知らされました。

ティップは思ったより太め。また、バットに向かうテーパーもきつく、当然バットも太め。正直言ってブランクスのデザインに洗練された印象はありません。

 特にバチパターンにおけるごく近距離戦の釣りなどでは、ティップが柔らかいロッドの方が食い込みがよいのは確かです。

しかし、やや遠距離の釣りや流れのある状況での釣りでは、あまりに柔らかいティップではルアーにかかる水の抵抗だけである程度ティップが入り込んでしまうため、感度面で不利なだけでなく、食い込みの面でもメリットはありません。

ロッドの硬さと感度は比例関係にあるため、この93/TZ NANOくらい、ある程度ティップにもハリがある方が、荷重により必要以上にティップが入り込むことが無く、感度もスポイルされないため、近距離から遠距離まで、より幅広い状況に対応できるといえるでしょう。

 誤解が無いよう念のため補足しておくと、ティップにハリがあるとか硬いと言っていますが、それはこのロッドを「ライトゲームロッド」として見たときの感想。

他メーカーの一般的なシーバスロッドと比べると間違いなく繊細で柔軟な部類に入ります。

このロッドは実釣では、バチ、マイクロベイトパターンのシーズンで、比較的遠投が必要となるような状況で多用しましたが、この時期の渋い状況特有の小さなバイトも確実に手元に伝わりますし、何より潮流の変化やルアーにかかる水圧の変化、ルアーの挙動変化が把握しやすく、申し分ない感度だと感じています。 

 

曲がりとパワー

20cm台のお子様セイゴから70cmクラスのシーバスまで、数々の魚を釣りましたが、このロッドは事前の期待通り非常にいい曲がりを見せてくれました。

500gペットボトルのリフトでもこれだけ大きく曲がり込みます。

 ベンドはロッド全体で荷重を分散するかのように大きく曲がり込みますが、偏りなく非常にスムースかつリニアな曲がりで、魚の動きによって生じる荷重変化に対する追従性が非常に高いです。

この曲がりによって、ファイト中確実にラインは張り魚にはプレッシャーが掛かっている筈ですが、不思議なことにロッドは曲げこまれていても手元に感じる負荷感はそれほど強く感じないということがこのロッドの曲がりの大きな特徴の一つです。

この特性故か、このロッドで掛けた魚は驚くほどエラ洗いをしません。

そのため、私はウェーディング時にネットを持って行かない派なのですが、テールフック一本という危ない掛かり方の時でも、他ロッドに比べると格段にスムースにランディングすることが出来ます。

シーバス釣りをしていてキビレが掛かったりしたときは、ゴン、ゴンというタイ科特有の叩くようなヒキに対し、その一瞬にベリーが追従し曲がり込むので、叩かれてるのがよくわかります(笑)。

落ち着いてファイトできる性格のロッドという事もありますが、掛かった魚の種類を判別しやすいロッドだと言えますね。

個人的に専門で狙うことはあまりないのですが、このロッド、チヌキビレ釣りにももってこいかもしれません。

 

 一方で、不意にラインテンションが抜けた瞬間でも、ブランクスは即座に戻る、つまり反発も素早いような印象です。

まるでグラスロッドかのように柔軟でしなやかな曲がりを見せつつ、高弾性カーボンロッドのような反発力も同時に持ち合わせている、なんとも絶妙な味付けですね。

ちなみに上の写真のキビレ、使用していたラインはシーガーPE X8 0.6号にリーダーはフロロ3号というライトなセッティング。

ロッドのパワー的には、まさにど真ん中な適合ぶりの太さだと思いますが、MHのFimoフック#10を付けたブローウィン80Sで、普通にアワセて硬いあごを貫通させられていましたので、いざというときのフッキングパワーも充分に兼ね備えていそうですね。

残念ながらこれまでの使用で、このロッドのポテンシャルを測るほど引くランカーサイズのシーバスはこのロッドでは釣れていませんが、50~60程度のアベレージサイズの魚でも非常によく曲がってくれます。

しかし、曲がりの底、限界点はまだまだ遠く先にあるといった感じで、その曲がりの質からくる「バラさない」という安心感も相まって、この程度の魚では全く危なげない落ち着いたファイトが可能です。

上の動画ではマダイ狙いなどにも使用しているくらいですから、このブルーカレント 93/TZ NANO All-Range、一応ライトゲームロッドとカテゴライズされていますが、その秘めたるパワーはライトゲームロッドの枠を超え、70オーバー程度のシーバスであれば余裕で獲れるでしょう。障害物のないオープンエリアなら80cm台も充分獲れると思います。90cm台は・・・釣ったことが無いのでわかりません(笑)

 

シーバスロッドとしてどうか?

 ブルーカレント 93/TZ NANO All-Rangeは、購入時の目論見通りバチパターンやマイクロベイトパターンのシーバス釣りに見事なまでにマッチしたロッドでした。

これまでかなり使い込みましたが、実釣性能面で不満は全く感じません。

ヤマガのHPに記載の通り、適合ルアーウエイト、ライン号数さえ合っていれば、対象魚を選ばない「なんでもロッド」だとは思いますが、この見事なまでのマッチングぶりを見ていると、ライトクラスのシーバスロッドとして使うのがドンピシャではないかとさえ思えてきます。

 そう言えば、2019年にはバリスティック86L TZ/NANOが、2020年には92ML TZ/NANOが廃盤にりましたね。

単なるモデルチェンジ前の生産終了かもしれませんが、全社はブルーカレント85/TZ NANOと、後者はこの93/TZ NANOとスペック的に多少被っているところがあったので、同じメーカーの商品同士で若干ユーザーの食い合いがあったのかもしれないなぁと勝手に想像しています。

聞くところによると85TZ NANOは大人気で発売当初は入手困難にさえなったと評判のロッドですが、それが9.3ftとさらにレングスアップされ、ロングレンジも射程に収めた93/TZ NANOは、よりシーバスアングラーから支持されやすいロッドになったのではないかと思います。

個人的には各メーカーともフラッグシップモデルでは、ライトクラスのシーバスロッドに関してはかなり品揃えが手薄なように感じていますが、PE0.4〜0.6号といった細糸で遠距離を戦うシーバスシーンも少なからずあるはず。

ブルーカレント 93/TZ NANO All-Rangeは、まさにそういうニッチ?なシーンにもバッチリ適合するロッドだと思います。

 

インプレまとめ

ヤマガブランクスのロッドについてよく語られるワードに「曲げて獲る」というのがあります。

ブルーカレント 93/TZ NANO All-Rangeの性格も一言で表現するとこの「曲げて獲る」タイプのロッドなのですが、今回実際に手にとって、しばらく使ってみて印象付けられたのは、「掛けてから」はもちろんのこと、「掛けるまで」の使用感も実に素晴らしいということ。

ロッドに求められる各種性能の多くには相反する要素が多いのですが、このロッドはそれらの要素を実に上手くバランスさせまとめ上げており、これまで何度も述べている通り、見た目に派手さは一切ありませんが、まさに「中身で勝負!」といった感じのロッドです。

今回このロッドを買って、実際に使ってみて、なぜ誕生からわずか10年ちょっとの小規模釣竿メーカー(失礼!)の製品がここまでウケるのか、ちょっと分かったような気がしました。

飾り気はなく色気もない、スペックテンコ盛りというわけでもないし押しの強い売り文句もないロッドですが、ひとたび実釣で使ってみれば、すぐにいい竿だと気付かせる何かがあります。

人件費の高い国内生産、それもおそらく大量生産ではないでしょうから、コスト面でのスケールメリットは得られなさそう。

よって、特段高級な素材やパーツが使われていたり、高級な仕上げがなされているようには見えません。 

話は逸れますが、アルマーニのスーツ、例えばジョルジオのBORGO21製ともなれば、平均35〜40万程度のプライスタグが付きますが、世間的には同じ額を出せばより上質な仕立て、より上質なファブリックのより着心地の良いスーツはいくらでも手に入ります。

ではなぜわざわざアルマーニを買うか?

中にはブランドのネームバリュー、記号性に惹かれて買う人もいるのかもしれませんが、それは本質ではなく、個人的には他デザイナーやメゾンができない「デザイン料」として、余計なお金を払っているつもりです。(まあ長年買っててませんがw)

ではこのヤマガのロッドを買う意義は?

プライスタグは税別4万円台後半、昨今の各社シーバスロッドのフラッグシップモデルに比べると幾分安いとは言え、世間的に、特にライトゲーム用としては、そこそこ高額な部類であるにも関わらず、外観は一切華やかさがなく使われているパーツもひたすらシンプルで、ナノアロイテクノロジーやトルザイトリングという技術特性も、今や特に目新しいところはありません。

それでもこのブルーカレント93/TZ NANOは、柔かさの中にパワーを感じさせ、しなやかなのにハリがあり、軽いのに強さがあるなど、相反すると思われる特性を見事にバランスさせ、使い手の感性、感覚に訴えかける絶妙な仕立てのロッドに仕上がっています。

そう、まさにこの仕立ての良さこそがこのロッドを買う理由で、「仕立て代」に余計に金を払っているんだと考えるならば、個人的には4万円台後半という価格設定は、むしろバーゲンプライスでは無いかとさえ思えてしまいます。

通常、釣り人はあるタックルを買う際、気になったからとかそのメーカーが好きだからとか、理由はともかく欲しいから買うはずです。

よって、おそらくほとんどの人が、自分が好きで買ったタックルをわざわざ貶すことはしないでしょう。

だから「お前もちょっと盛ってんじゃねぇの?」と思われそうですが、 大げさではなくこのロッド、実釣性能面では他社フラグシップモデルにも全く引けを取らない仕上がりだと思います。

興奮してちょっと長文になってしまいましたが、インプレをまとめると「第一印象はイマイチかと思ったけどしばらく使ってみたらめちゃ良いロッドだった」ということでした。

濃いめのアメリカンコーヒー(笑)よろしく、ヘビーなライトゲーム用に使うのも良さげですが、個人的にはぜひ、ライトなシーバスロッドをお探しの人にオススメしたい一品。

ロッド選びは個々人いろいろな宗教があると思いますが、宗教の違いや宗派の違いを超えて、買って後悔することはないロッドだと思います。

気になる方は是非、手にとって確かめてみてください。

ヤマガブランクスの大人気ロッド、ブルーカレント85TZ/NANO All-Rangeのロングレングス&パワーアップ版がこの93TZ/NANO All-Range。さらなる遠投性能を獲得し、活躍の幅が広がります。

その他のブルーカレントTZ/NANOシリーズのインプレ記事も書いています。宜しければご覧になってください。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!

今週の人気記事

今月の人気記事

検索

Blog Archive

自己紹介

自分の写真
大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *