みなさまこんにちは。
今回は、シーバスフィッシングではちょっとニッチな内容かもしれませんが、スピニングリールの予備スプールを携行する際にはとても重要となるアイテム、スプールケースについてのお話です。
ここしばらく、新たにHEDGEHOG STUDIOのスプールケースを使ってみて、かなり使い勝手が良い製品でしたので、過去に色々使ってきた他メーカーのスプールケースとの機能性の比較も交えてインプレッションを書きたいと思います。
なぜ予備スプールを持つべきなのか?
まずはじめに、スプールケースが必要となる、予備スプールが必要となるシーンについて。
もともと磯釣り師だった私は、スピニングリールを使う釣りではほぼ全てレバーブレーキ式のリールを愛用してきました。
レバーブレーキ式リールの大きな特徴の一つが、ワンタッチでスプール交換できるところ。
このワンタッチ交換機能は、PEライン+ショックリーダーの組み合わせが一般的なシーバスルアーフィッシングでも非常に有用で、釣り場の状況に合わせてラインの太さを変えたいときや、ラインブレイクによりノットの組み直しを余儀なくされるような場合、修復不可能なライントラブルが発生した場合などに、あらかじめラインシステムを組んでおいたスプールをワンタッチで交換できるため、クイックにライン交換できるという素晴らしい長所があります。
もちろん、レバーブレーキ式に限らず、ドラグタイプのスピニングリールでも、ドラグを回してスプールを外すことで交換可能なので、状況に合わせたラインシステムの交換や、万が一のラインの高切れなどに備えて、予備スプールを釣り場に持参するメリットは非常に大きいと言えます。
各種スプールケースと共通の欠点
そういうわけで、予備スプールを釣り場に携行するために、私は長年各社のスプールケースを使用してきました。
以下ではC2000〜C3000サイズのスプールケースとして、長年実用した代表的なものをいくつかご紹介します。
シマノ スプールケース2 PC-012X Sサイズ(既に廃盤)
シマノ製の2個収納型のスプールケース。しっかりと強度のある発泡EVAの外殻素材が使用され、使い勝手は悪くありませんでしたが、比較的嵩張るので収納場所に困ることと、雨が中に染み込むとまあまあ乾かしにくいところが難点でした。
バレーヒル スプールケースⅡ Sサイズ
こちらはファブリック素材のもので、重量や大きさ、機能面は上記PC-012Xと大差なく、難点もほぼ同じでした。
シマノ スプールガード シングル PC-018L Sサイズ
クッション性のある3mm厚のPUフォーム素材でできたシングルタイプのスプールケース。
かさばらず収納面、使い勝手面は非常によかったのですが、やはりウェーディングや雨中の釣りなどで濡れてしまうと乾かすのに時間がかかるところが欠点でしょう。
これまで長年愛用してきたもののうち、代表的なケースを3点ご紹介しましたが、ここに掲載していないものも含めて、共通して言える欠点は、雨やウェーディングによる水没時に、洗浄と乾燥が必要なところですね。
従来のスプールケースの欠点を克服?
これらに対して、今回ご紹介するヘッジホッグスタジオのスプールケースは、シンプルな樹脂製のモノ。
本体周囲にはピッチの大きなねじ山が切られており、捻ることで中に収めたスプールを取り出す形のものですが、片側エッジはナットのような正六角形の形状をしているため、冬場など厚手のグローブをしているような状況でも確実に取り出し動作をすることができ、操作性は良いです。
この形状故に持ちやすいですし、横置きしても転がってしまうようなことがないところもいいですね。
樹脂は比較的薄手のものですがスプールをガードするためには十分な強度と粘りがあり、万が一ぶつけても簡単に割れてしまうようなタイプではありません。
また、この素材故に、仮に水没しても、簡単に洗浄、乾燥が可能なところは、従来の各社スプールケースの弱点を克服していると言えそうです。
ケース自体は完全防水ではないので、中に水が入る事はありますが、仮に落水させても、中の気室による浮力で一定時間は浮いてくれるところもこのケースのメリットの一つ。
ウェーディング時に手が滑って落としても、このケースならスプールごと水中に沈めてロストしてしまう事はないので、これもウェーディング派の人には大きなメリットですね。
何より嬉しいのは、その価格。
これだけの機能性をもちながら、定価660円(税込726円)と安価で、かつ送料も160円と良心的価格は、数あるスプールケースの中でも最安値の部類。
この値段なら、必要な分だけ気兼ねなく揃えられますね。
なお、このスプールケースの製品ラインナップと、適合するスプールサイズの一覧は以下の通りです。
(スピニングリール用)
スプールケース 45S ダイワ:1000 - 2004番 シマノ:1000 - C2000番
スプールケース 50S ダイワ:2500 - 2508番 シマノ:2000 - C3000番
スプールケース 55S ダイワ:3000 - 3500番 シマノ:3000 - 5000番
スプールケース 65S ダイワ:4000 - 5000番 シマノ:6000 - 8000番
スプールケース 80S ダイワ:5000 - 7000番 シマノ:10000 - 20000番
(ベイトリール用)
スプールケース 40S ダイワ・アブ等のスプールシャフトが短いタイプ
スプールケース 40L シマノ・アブ等のスプールシャフトが長いタイプ
※品番の40 - 80という数字はケースの内径を示します。
(ヘッジホッグスタジオ楽天市場店より引用)
ヘッジホッグスタジオはAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングいずれにも出店していて、このオリジナル商品のスプールケース以外にも、各メーカー純正パーツなども取り扱っています。
各店舗とも送料が160円からと非常にお得なので、ぜひ以下をチェックしてみてください。
(各通販サイト上でのヘッジホッグスタジオの店舗が開きます)
ちなみに、今でもやっているのかはわからないですが、以前このお店でエクスセンスLBの予備スプールを購入した際は、そのスプールに合ったサイズのスプールケースをオマケとして付けてくれました。
予備スプールなどは釣具店に注文すると通常は定価販売なので、こういうオマケがついてくるところで購入する方がお得ですよね。
まとめ
今回は、予備スプール持参派に絶対オススメなスプールケースをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
非常にシンプルなアイテムながら、安価、軽量、コンパクト、操作しやすい、壊れない、傷からの防御力が高い、お手入れ簡単、水に浮くなど、およそスプールケースに求められる各種性能面はいずれもピカイチで、長く愛用できる一品だと思います。
個人的には、これが完全防水になってくれたら無敵のスプールケースになると思うのですが、まあこれだけお手頃価格なので、贅沢を言ってはいけませんね。
ちょっとしたアイテムですが、間違いなくスプール携行を便利に、そして釣行を快適にしてくれるこのケース、気になる方はぜひ試してみてください。
この記事でご紹介したスプールケースはコチラです。
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