みなさまこんにちは。
2020年も早いものではや8月最終週。
私の通う大阪湾奥のサーフでは、流石に水温が上がりすぎてこの時期はシーバスは非常に釣りにくい状態ですが、おそらく大阪湾の水温は今週がピークで、9月初旬に入ると徐々に下がってくると思います。
そして10月にもなれば、待ちに待ったサヨリパターンの季節が到来ですね。
そのシーズン目前のタイミングで、今年はシマノから非常に興味深い新作ミノー「スリムアサシン149F XAR-C」が発表されました。
今回は、このルアーについてご紹介したいと思います。
(シマノのスリムアサシン製品ページより引用)
どんなルアー?
シマノの製品ページによると、スリムアサシン149Fのスペックは以下の通りです。
型番はXM-115T、全長149mm、自重20g、流速スペックは53cm/秒〜、潜航深度は15〜40cm、飛距離は64mのフローティングタイプのミノーで、スイムフォームは前傾8°です。
写真で見る限り、かなりスリムなシルエットで、専用ルアーというわけではないそうですが、やはりサヨリパターンへのマッチングを連想させますね。
2020 AUTUMN&WINTERのLURE X(冊子)によると、このルアー、アクションはタイト目でロールが強めのウォブンロールアクション。
開発者であるシマノインストラクターの嶋田氏によると、使い方はただ巻きで100%の性能が出るとのことです。
とはいえ、スクエアな形状のリップは適度に水を受け流すので、流速の違う潮に入ったときに一瞬アクションしないタイミングが生じるとのことで、それがきっかけとなって、シーバスに食う間を与えるとのことです。
(シマノのスリムアサシン製品ページより引用)
カラーラインナップを見たところ、011マットチャートを除いて、全色狂鱗カラーが採用されている様子ですが、よく見てみると、どうも見慣れない模様が。
実はこの狂鱗カラーにも、ナチュラルさと強烈なフラッシング効果を身に付けた新たなハイアピールバージョンのホログラム「強鱗」カラーというバリエーションが追加されているようです。
スリムアサシンでは、002キョウリンボラ、004キョウリンRH、005キョウリンコノシロ、012キョウリンSBの4色について、この強鱗カラーが採用されていますね。
個人的には、ハーフクリアのパールチャート系も欲しかったなと思いますが、よくよく考えるとこのルアーで採用されているX AR-Cシェルはボーン素材で透明にすることはできないので、おそらく実現する事は不可能でしょう(笑)。
スリムアサシンのここが気になる!
まだ実物を手に取っていないので、一番気になる泳ぎと実用レンジのところはまだまだ未知の世界ですが、少なくとも上記のスペックなどを見る限り、やはりサヨリパターンにドンズバでマッチしそうですね。
149mmというこのパターンで扱いやすそうなサイズで、これだけ細身のシルエットでありながら3フックに重心移動も搭載して飛距離が64mも出るというのはなかなかすごい事だと思います。
潜航レンジが15〜40cmというのも、シャローでの釣りが多くなるサヨリパターンに最適。
最大深度40cmという数字がどのような条件下で出たものなのかはわかりませんが、サヨリパターンでの釣りでは往々にしてオカッパリからデッドスローでルアーをリトリーブすることが多くなるので、実用時のレンジはもっと浅くなりそうということで、その点でも非常に好印象ですね。
あと、気になる点としては、このタイプ・レンジのミノーとしては非常に珍しい、スクエアな形状+浅い角度のリップ。
確かにこの形状なら、水を受け流すとは思いますが、リトリーブ時の抵抗がいかほどなのかは非常に興味を惹かれるところ。
ミノーに関してはリトリーブ抵抗が大きい方が、流れの強弱や向きを察知しやすいのですが、このスリムアサシンがその辺をどのような感じで仕上げてくるのか、実物を手にするのが楽しみですね。
一点、引っかかるところは流速スペック。
53cm/秒以上の流速でアクションが起動するという意味ですが、コレはエクストラハイギアで秒速半回転以上の値。
つまり、サヨリパターンで多用する秒速1/2回転以下のリトリーブでは、本来のアクションは出ないという意味のはずです。
しかしまあ、シャローでのサヨリパターンは、サヨリの泳ぐ方向にルアーの向きを合わせることがセオリーなので、多くの場合クロス〜ダウンクロスの釣り。
よって、ルアーを動かすスピードは秒速50cm以下でも、実際にルアーにかかる流速は潮流の速度もプラスした値になるため、あまり気にする必要もないかもしれませんね。
まとめ
私が通う阪神地区のシャローエリアでは、サヨリパターン用ルアーと言えばSALTEXのパラガスが一番有名だと思いますが、個人的には釣果実績で長年ダントツ不動の王者といえば間違いなくアピアのエイチベイト。
そこに、次点として2018年秋にリリースされたダイワのモアザン シャローアッパースリム160Fがメキメキと釣果実績を出してくれていて、今のところこの2本のルアーが個人的に全幅の信頼を寄せる不動の2トップの地位を確立しています。
そこに2020年秋にスリムアサシン149Fが登場することで、果たしてこの不動の2トップの地位を揺るがしてくるのか?
もしかしたら、サヨリパターンのルアーローテーションを一変させてしまうかもしれないスリムアサシン149F、まだリリース前のルアーで情報は少ないですが、今から実釣で使用してみるのが楽しみでなりませんね。
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