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オカッパリでもウェーディングでも非常に便利なロッドホルダー、シマノBP-063Sのインプレッション

2020年8月27日木曜日

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みなさまこんにちは。

シマノのロッドホルダーBP-063S

私は普段、フローティングベスト姿でウェーディングして釣りをすることが多いのですが、夏場のシーバスナイトゲームは以下の記事でも書いた通り、ウェーディングして沖を狙う必要がないため、最近はオカッパリばかりです。

しかし先日、夕まずめのデイゲームもやってみようと、久しぶりにフローティングベストを着る機会がありましたので、そのタイミングで新たに購入したシマノのロッドホルダー(冒頭の写真のもの)を試してみました。

今回はこのロッドホルダーの実釣インプレッションを記したいと思います。

 

シマノのロッドホルダーBP-063Sとは?

携行型ロッドホルダーとしてはシマノ初の製品となるBP-063Sは、2019年に既にリリースされていました。

しかしリリース当初のカラーラインナップは、ブラックウィードカモとベージュウィードカモというカモフラ模様だけの2色展開。

個人的に、釣り装備品にカモフラ模様は好みではないので、ソリッドカラーが発売されないかと待っていたところ、2020年6月になってブラックカラーとベジューカラーの2色がラインアップに追加されたので、購入に至った次第です。

 

サイズは8cm×25cm×5cmで、素材はポリエステル、定価は税別1900円。

優秀な背面アタッチメントで取り付け自由度が高く、しっかり装着可能であるため実使用時にもロッドがお辞儀しないおススメのロッドホルダーです。

同種のロッドホルダーとしてはオーソドックスなスタイルのアイテムで、前面はロッドの差込み口とロッド固定用のホルダー(スナップボタン式)の2点でロッドを保持する至ってシンプルなデザインですが、特徴は背面のアタッチメントシステム

本体に対して横方向に配された2本のベルクロテープ間の間隔は、フローティングベストや各種バッグの腰ベルトに多用される50mm幅のテープとちょうど同じ寸法。故に、一本のベルトに対してもタイトにジャストフィットさせて本体を固定することが可能です。

 

これは、同時期にリリースされたプライヤーホルダーBP-061S、ペットボトルホルダーBP-065S、フィッシングポーチBP-071Sと共通仕様のアタッチメントですが、縦方向にモールシステム対応幅のベルトを配し、横方向にベルクロ式の固定用テープを配した組みわせで、同社のXEFOタフスリングショルダーバッグBS-211SやタフウエストバッグBW-211S、フィッシングベルトAC-004Sなど、モールシステム搭載のバッグやベルト類に完璧にフィットさせることができるだけではなく、一般的な装備のベルトに対しても、縦方向にも横方向にも取り付けできる、非常に自由度の高いアタッチメントであることが特徴です。

 

耐久性のありそうなしっかりした作りと、優れたアタッチメントがついている分、自重は実測したところ約120gと、ライバル製品たちと比べるとやや重めの部類です。



実釣インプレッション

今回、まずはフローティングベストの左サイドに取り付けてみました。

取り付け対象としたのはパズデザイン×コアマンのスーパーライトベストSLV-024。

上述の通り、このロッドホルダーはアタッチメントが非常に優れているため、一般的なフローティングベストに多い、脇と腹部の2本のサポートベルトの間を縫うように、見事にジャストでセッティングすることが可能です。

写真のように2本のベルトに通す方が、1本のベルトに通すより圧倒的に安定したホールド感が得られます。

2本のベルトを跨いで装着すれば、フローティングベストの底面からの出っ張りも少なく、運搬時も邪魔に感じません。

 

アタッチメント取り付け用のスナップボタンに使用されている金属の種類は定かではありませんが、明瞭なクリック感でしっかりと取り付けができ、実釣中に負荷がかかってもまず外れてしまうことはありません。(その分取り外し時には多少力を込める必要がありますが。)

それでいて、頻繁に海水がかかる状態で長期間使い続けても、サビ一つ浮き上がってこないため、何らかの防錆処理がしてあるか、錆びにくい金属を使用しているのだと思われます。

この辺は、中華メーカーの安価な装備品だと簡単に錆びてしまったり、使用中に意図せず外れてしまったりすることも多いので、それらに比べると、耐久性、堅牢性は遥かに高いようで、安心して使用し続けられそうですね。

ロッドホルダー製品は過去にも色々な商品を試してきましたが、一般的なベルクロや通し穴を用いて一本のベルトに固定するだけのロッドホルダーでは、実釣でロッドを挿した時に、ロッドがお辞儀してしまうものが多かったのですが、このBP-063Sはやはり背面アタッチメントが優秀であるため、ロッドは思い通りに垂直に立ってくれるところが本当に素晴らしい。

実際の使用シーン。ホルダー部分はそれほど長くないものの、思った以上にしっかりロッドを支えてくれます。

なお、この製品、上部についているスナップボタン式のホルダーを用いなくとも、挿し込み口にロッドを挿すだけで十分ホルダーとして機能してくれますね。

スナップボタン式ホルダーは、ロッドを挿した状態で歩く場合など、念には念を入れてしっかりロッドを垂直保持したい場合だけ使用すればよいと思います。

ロッドは、エクスセンスインフィニティ 、エクスセンスジェノス、ブルーカレントから、ややグリップの太い旧式のワールドシャウラまで、色々なタイプを挿してみましたが、いずれのロッドにおいても、挿し込み口の口径はキツすぎず緩すぎず、抜き挿しもスムースに行える良い塩梅のサイズ感で、実釣におけるルアー交換時など、頻繁な抜き挿しも全くノーストレスで行えました。



まとめ

シマノのロッドホルダーBP-063Sは、従来のロッドホルダー製品の泣き所であったロッドのお辞儀問題を見事に解消し、機能面、実用上の扱いやすさに関しては全く不満点を思いつかない素晴らしい製品だと思います。

このロッドホルダーと同レベルの機能性を持つライバル製品といえば、独自のモールシステムでBP-063Sに匹敵するほど背面アタッチメントが優秀なLINHA(リーニア)のROD HOLDER TYPEⅡCL-06aN2で間違いないでしょう。

リーニア独自の超優秀な背面モールシステムにより、さまざまなところに取り付け可能で非常に機能的なロッドホルダー。ベストやバッグだけでなく、折り畳み自転車のハンドルに装着すれば自転車用ロッドホルダーにも早変わり。私自身もリピート買いして複数個愛用しています。

後者の方が作りがやや薄く、重量も軽いため、より軽快な使用感ですが、価格も若干上であることを踏まえると、比較勝負では両者互角といったところだと思います。

いずれにしても、このジャンルの携行型ロッドホルダーの中では、間違いなくこの2者の使い勝手の良さが他を大きく離してツートップと言えるのではないでしょうか。

リーニアのウエストバッグに装着した様子。バッグやフィッシングベルトに装着しても、非常に使い勝手は良いです。

オカッパリでもウェーディングでも、ルアーチェンジや魚のランディング後、ちょっとしたドリンク休憩など、さまざまなシーンであるとないとでは快適さが大違いなロッドホルダー。

まだご使用でない方は、これを機に導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

買って間違いのないアイテムだと思います。


優秀な背面アタッチメントで取り付け自由度が高く、しっかり装着可能であるため実使用時にもロッドがお辞儀しないおススメのロッドホルダーです。

このロッドホルダーと同様の背面アタッチメントシステムを持つ便利なポーチも販売されています。非常に使い勝手がよくおススメ。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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