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危険なエイから安全にフックを外せるアイテムとその使い方(ウェーディング・オカッパリ共通)

2020年8月11日火曜日

1.インプレ・レビュー 1.ノウハウ/使い方 2.エイ対策 2.釣り用品

t f B! P L

みなさまこんにちは。

今年は梅雨が遅く長かったですが、開けてからは暑い日が続きますね。

暑くて疲れる、喉が乾く、日焼けしてしまうなど、この暑い夏の時期のシーバス釣りは何かと困りごとが多いですが、個人的に一番の困りごとといえば「エイ」。


春〜秋、特に夏場に悩まされるのがアカエイのスレ掛かり。

特に危険な毒針を持つアカエイは、ほぼ一年中釣り場付近に居てるのですが、夏場が産卵時期でもあるため、この時期は他シーズンに比べてより浅い場所にも入ってきています。

そのため、私が釣りをするような湾奥サーフや干潟では、ウェーディング、オカッパリに関係なく、かなりの頻度でルアーに引っかかってしまいます。

今回は、この危険なエイにルアーを引っ掛けてしまった時に、安全にルアーを外せるアイテムとその使い方をご紹介します。



エイ対策の必需品!

ルアーにスレ掛かりしたエイを安全に外せるアイテムとは、実は鮎釣り用の根掛かり外し。

私はベルモントの鮎リターンMS-034という製品を長年愛用していましたが、残念ながらこの製品は最近廃盤になってしまい、Amazonや楽天などでももはや販売しているところはありません。

鮎リターンMS-034とMS-035。
非常に便利な製品でしたが、いつの間にか廃盤で入手不可となってしまいました。

そこで、その代替となるのが、タックルインジャパン(ヤマワ産業)からリリースされている「ポケット根掛かり外し」という製品。

製品ページはコチラ→https://www.yamawa.net/tij/index.jsp?publish=/contents/222

この製品も、鮎リターン同様、鮎のオトリ釣り、コロガシ釣りなどで根掛かりしてしまった時にフックを外す目的の、軽量コンパクトなアンテナ式根掛かり外し製品なのですが、 エイにルアーが引っかかった時にも効果てきめん。

先端のU字の金具にルアーのフックを引っ掛けて引っ張ると、危険なエイに近寄ることなく、安全にフックを外すことが出来るのです。

使い方のイメージは、以下の動画をご覧になってみてください。



動画では、波打ち際から陸にずり上げることなく、アカエイからルアーを外していますが、これなら危険な毒針に近づくこともなく、アカエイと距離を保てるので安全ですね。



エイ対策だけではなく他にも用途はいろいろ!

このポケット根掛かり外しが活躍するのは、エイからのフックオフ時だけではありません。

フックを外すためにエイをランディングする際にも、ルアーに引っ掛けてゆっくり引っ張れば、10kg程度の巨大エイでもずり上げ可能ですし、逆にずり上げたエイを再び水中にリリースする時は、先端金具をエイのエラ穴に引っ掛けてそおっと引っ張ってやることで、エイを沖に誘導してやることが可能です。


このアイテムを使って安全にランディング、フックオフしたあとは・・・
先端金具をエラ穴に引っ掛けて、そおっと引っ張ってあげることで、エイを暴れさせず、不必要に傷つけることなく、自力で泳げる場所まで曳航することができます。

また、匂うからタモを使いたくない巨大ボラのスレ掛かりの際にも、同様にボラに触れることなくランディングやフックオフが可能です。

強烈な匂いを発するボラ、できれば一切触れることなくフックオフさせたいですよね。

もちろん、ウェーディング中に浅瀬で根掛かりした際の根掛かり外しとしてもとても有効で、フックが岩などに引っかかった場合は、コレを使えば簡単に根掛かりを外せますし、布系のゴミに引っかかった場合は、コレで引っ張ることでその布ごと海底からゴミを引き剥がして回収することもできます。

ちょっとしたゴロタ岩への根掛かりなら、岩ごとルアーをひっぱりあげて回収できますね。

特にウェーディング時には、ルアーチェンジの際に足元の水中にルアーをポロリと落としてしまうこともままありますが、そんな時でもコレを使えば簡単に落としたルアーを回収できますね。

このように、このポケット根掛かり外し、ウェーディング・オカッパリに関係なく、釣りのさまざまなシーンで活躍してくれるマルチユーティリティ・ツールなのです。


使い方のポイント

こんな風に、さまざまな状況で大活躍してくれるポケット根掛かり外しですが、使用する上での注意すべき点があります。

それは、 製品自体の強度。

メーカーなどでは特に公表しておらず、どの程度までの荷重に対応できるのかわかりませんが、これまで何匹かエイのランディングやフックオフに使った結果、静荷重であれば10kg程度は問題なく扱えるようです。

フックを曲げて根掛かりを外す際も、#4くらいまでのフックなら、ゆっくりと荷重をかければ曲げてルアーを回収できていますね。

ただ、このタイプの製品は、どうしても横方向の力や瞬間的な力には弱く、破損してしまう危険性が非常に高い(鮎リターンは何度か壊しました)ので、使用する時は以下に注意が必要です。

  • 必ずまっすぐ引っ張るように使うこと
  • 瞬間的に大きな力をかけないこと

その他、この製品はもともと淡水での利用を想定したものなので、使用後は必ず真水で洗って乾燥させるなど、サビ対策をしておいた方がいいのはいうまでもありません。

私は、防錆効果を出すために、定期的にボナンザを使って表面をコーティングしています。


まとめ

今回は、夏の風物詩とも言えるエイのスレ掛かり対策アイテムをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

私の場合だと、大体月間4、5回釣行しますが、その半分くらい、月2、3回はなんらかの形でこのアイテムにお世話になっているので、結構頻繁に役立ってくれるアイテムだと思います。

これまでこのアイテムのおかげで安全にリリースできたエイは数十匹以上(笑)、また、根掛かりから無事回収できたルアーも通算10個以上、金額にして10000円は軽く超えているので、十分すぎるくらいモトは取れているといえますね。

安全対策としてはもちろんですが、釣りを快適にしてくれるという意味でも、ルアー1〜1.5個分の価格ながら本当に価値のあるアイテムだと思いますので、もしまだお使いでなければ、ぜひ手にとって使ってみてください。

きっと想像以上にあなたの役に立ってくれるはずです。

今回この記事でご紹介したポケット根掛かり外しはこちらです。

本来は鮎釣り用のアイテムですが、昔から人ぞ知るお役立ちアイテム。エイやボラからの安全なフックオフや、水中落とし物の回収、近距離根掛かりの回収など、一本あるだけで本当に釣りが快適になる!2021年に落とした際の紛失を避けるために、イエローカラーのボディにリニューアルしました。

記事内で書いた、ベルモントのアユリターンも、2019年にモデルチェンジして再販されているようです。

鮎の根がかりハズシに便利なアユリターン。もちろん、記事に記載の通りエイ対策では大活躍!縮めればコンパクトに収納できます。従来品より抜けにくい特殊加工。 \r\n 材質:本体・フック:18-8ステンレス、尻栓:アルミニウム \r\n ●MC-043アユリターン149\r\n 鮎を輪っかに通して使用します。 伸ばせば最長149㎝。 \r\n ●MC-044アユリターン144\r\n ハリスを捕らえやすい先端形状で、押しと引きで根がかりをはずします。 伸ばせば最長144㎝。

他に類似するアイテムとして、ダイワからも以下の製品がリリースされています。

根がかり時にはこれ一本でトラブル解消。水中で見やすい蛍光イエローカラー先端。シャフト部にスリット加工をする事で水圧(流れ)によるシャフトの回転がしにくく、根掛りトラブル解消に便利。鮎ベストの胸ポケットに収納可能(胸ポケットのサイズにより収納できない場合がある)。スプリットリングを尻手ロープ穴に通せば、紛失防止の尻手ロープの取り付けが可能、またカラビナを取り付ければベストのDカンにも取り付け可能。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!

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自己紹介

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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