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春~初夏シーバス必携のルアー!ロンジン レビンミニの長期使用インプレッション

2022年4月20日水曜日

1.インプレ・レビュー 2.ルアー 3.シーバス

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 みなさまこんにちは。

この記事を書いている現在、春シーズン真っ只中、バチにマイクロベイトと、ナイトシーバスが釣りやすいシーズンですね。

今回は、そんな今の時期にピッタリなルアー、ロンジンから2018年にリリースされたレビンミニについて、長期実釣も踏まえたインプレッションをお届けしたいと思います。

ロンジン レビンミニとは

ロンジンから2018年に発売された小型のシンキングペンシルで、同社の「レビン」シリーズの末弟にあたるルアーです。

兄弟分のレビンをそのまま縮めたような外観は、一昔前にあったスカジットデザインズのスライドベイトヘビーワン70を彷彿とさせますが、それと比べるとこのレビンミニは持った感じ比重も軽く、いかにもシャローでスローに扱う使うルアーといった印象です。

そのようなキャラクターを踏まえると、ネーミング的にはレビンミニというより、レビンライトミニと言った方がしっくり来ますね。

どんなルアーなのか、製品パッケージ裏面の解説文を引用してみましょう。

小粒ボディの操作性は、レビンシリーズ№1!

【飛び】小粒ボディからは想像できない圧巻の飛距離が広大なシャローエリアでは最大の武器となる。湾奥エリアなど小場所でのピン打ちなどのポイントで優れた性能を発揮します。

【泳ぎ】流れの中でも水面から飛び出さないレビンの粘り強さを、小粒サイズながらも完全継承、ベイトが小さい季節のシャローエリアで抜群の威力を発揮。流れを感知しやすく、サーチベイトとしても協力な武器になります。

(ロンジン レビンミニ 製品パッケージより引用)

基本スペックは、下表の通りです。

全長 75mm
重量 12g
タイプ シンキング
フック #6
リング #3
価格 1650円(税込)  

#6のフックは、フランキーシリーズなどと同じそこそこ太軸のものが採用されており、75mmという小型ルアーとしては結構大き目です。

標準的なシーバスタックルであるML~Mのロッドに、PE1号あたりでの利用を想定したセッティングになっているようですね。

なお、カラーラインナップは以下の通りです。

マイクロベイトを意識してか、比較的メッキ系カラーも豊富ですが、クリアカラーのラインナップも充実していますね。

キャストフィール

レビン、レビンライトとも、キャストフィールは良く、飛距離も出るルアーですが、このレビンミニもその特徴は良く受け継いでおり、かなり爽快なフィーリングでキャストすることが出来ます。

飛行姿勢は非常に安定しており、絶対的な飛距離も75mmで軽めのシンペンとは思えないほど良く飛びます。

レビンやスイッチヒッターなどとは異なり、軽いけれども空力の良さで良く飛ぶといった印象で、このあたりのキャストフィールはレビンライトによく似ていますかね。

ただ、レビンライトよりレビンミニの方が身が詰まった感があり、飛距離面では上だと思います。

風が強い日などでも素直な弾道で飛んでくれて、安定して飛距離が出せるところも好ましい特徴です。

私はこのルアーを使う際、PE0.4号~PE1.0号あたりまで、ロッドは強めのメバルロッドからワールドシャウラ2パワー(シーバスM程度)までを使いますが、細目のPEでよく飛ぶのはもちろん、1.2号程度の太目PEラインを使った時でも、スプールからぐいぐいラインを引っ張り出して飛ぶといったイメージなので、幅広いタックルバランスでキャストできるルアーだと言えるでしょう。

総じて、キャストフィールと飛距離面では非常に満足できるルアーだと思います。

アクションとレンジ

レビンミニのアクションはワイド目のスイングスラローム。

兄弟分のレビンが、ワイド目なテールスイングアクションであるのに対して、レビンミニは重量(比重)が軽くなっていることで、レビンライトに近い、アピール力のありそうなS字アクション寄りの軽快な泳ぎを見せてくれます。

レンジはティップの上げ下げや潮流に対してアップかダウンかによって変わりますが、水面直下10cm程度から30cm程度が主戦場でしょうか。

想像以上に低速のリトリーブでも浮き上がりが良く水面直下をキープしてくれるので、アップクロスの釣りやドリフトの釣りでも不用意にレンジが入りすぎることが無く、安心してスローに使えるところが非常に優れた特性だと感じています。

しかし、かといってスローだけに特化したルアーだというわけではなく、しっかり水を纏った感のある粘り強い泳ぎを見せてくれるため、対応可能なリトリーブスピードの幅は広めで、風や流れが強い状況でも水中で踏ん張って飛び出しにくい一面も。

そう言う意味では、使う状況を選ばずとても扱いやすいシンキングペンシルだと言えそうですね。

どんなシーンで有効か

小粒ながらやや丸みを帯びたボディで、マイクロベイトパターンの釣りでは間違いなく活躍してくれるルアーだと思いますが、もちろんバチパターンでも威力を発揮してくれるルアーです。

私のメインフィールドである阪神間の海、特に湾奥干潟では、バチ抜けと言っても、良くシーバス釣りのメディアに登場するような太くて長いバチはそれほど見かけることは無く、多いのは体長10cm未満のくすんだ赤系の色をした細目のバチか、クルクルバチ。

前者の方は、体をS字状のくねらせながら、流れのなかをふわふわ流下するシーンをよく見かけます。

レビンミニは内部にそこそこ気室を確保したルアーであるため、スローでも浮遊感ある泳ぎが可能なシンペンの一つですが、この浮遊感が、上記のようなバチの泳ぎにマッチしているので、バチパターンの釣りでも良く釣れているのではないかと考えています。

周りが皆マニックを使って釣れている中、このルアーで釣れたこともしばしば。

前述の通り飛距離が出て、遠くのシャローレンジをアピール力ある泳ぎで攻められる、しかも比較的粘りのある泳ぎで、流れや風が強い状況でも水面から飛び出さず泳ぎも破綻しにくいという素晴らしい特徴があるため、天候や風向きがころころ変わる春シーズンに、何がベイトかわからない状況下でのサーチベイトとするにも最適なルアーではないかと思います。

なお、クリア系カラーのラインナップは、厳寒期におけるフィネスな釣りでも多数実績を出してくれていますし、6月から7月ナイトの、まだイナッコと呼ぶには小さいハクがベイトとなるシーンでも、無類の強さを発揮してくれます。

特に初夏のナイトは、一般的に潮が動かずシビアな状況となる日が多く、アタリがあってもこの時期特有のショートバイトに悩まされることも多いですが、そんな状況下でも安定して釣果を出してくれる稀有なシンペンだと感じています。

もう少し後の季節、夏場のイナッコパターンでのデイゲームにおける、細かくアクションをつけた動かす釣りでの実績も豊富なルアーですね。

そんな感じで、小粒と言えども年間通じて出番となるシーンは非常に多いルアーだと思います。

ロンジン レビンミニ インプレッションまとめ 

さて今回はロンジンの小型シンキングペンシル、レビンミニについての長期使用インプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

このサイズ感からは想像できないくらい良く飛び、粘り強い泳ぎながら浮遊感あるスローなシャロー攻略が可能な小粒シンペンであるレビンミニは、個人的には同社のシンキングペンシルの中で最も優れたモデルだと考えており、ベイトが大きくなる秋シーズンの一時期を除いては、ほぼ一年中ルアーケースに常備する一群ルアー。

流れが当たるとかなりしっかりしたリトリーブ抵抗を出してくれるタイプのシンペンなので、この手のルアーが苦手な方や、シンペン初心者にも自信を持っておススメできるルアーかなとも思います。 

このルアーで引き抵抗が変わるところが、まさに流れの変化。

そのような流速感度の高さがあるため、どんなベイトパターンかわからない時、広大なエリアを丁寧にサーチしたい時などに、状況を探るために最初に投げるルアーとしても最適です。

もちろん、そういった使い勝手面の良さだけでなく、釣果実績の方も抜群のルアーですので、もしまだお使いでないようでしたら、是非一度手に取って使ってみてください。 

2,3色カラーバリエーションを持っていても決して損することはないでしょう。

飛びも泳ぎも非常に良い秀作シンペン。オープンエリアで釣れる流れを探すにのも最適で、個人的に非常に信頼しているルアーの一つです。おススメはチャートバックキャンディカラー。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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