みなさまこんにちは。
今年8月の長雨シーズンは本当に長かったですね～。
私の近所でも、もう今後ずっと雨が続くんじゃないかというくらい降りました。
雨だからと言って釣りに行けない日々はなかなか辛かった。
まあ、レインウェアを着ればイケるんですが、あのレインウェアのゴワゴワ感がどうにも苦手でして。
しかし、何週間も雨模様が続き、ついに我慢の限界！ということで、勢い余って新しいレインパンツをポチってしまいました。
シマノの最新レインウェア、レインギアパンツ01 RA-01PUです。
早速雨の中釣りに使ってみましたので、今回はこのパンツのインプレッションをお送りしたいと思います。
レインギアパンツ01とは？
シマノから2021年初頭に登場したレインウェアシリーズ「01」のパンツが、レインギアパンツ01 RA-01PU。
軽量でストレッチの効いた、動きやすくて快適なパンツです。
素材はシマノ独自の、伸びて擦れに強い防水透湿素材である「DURAST」を採用。
防水性とともに、透湿性を最大限生かすための撥水性も備えた上に、
ストレッチ性があり、釣りなどのアクティビティでもストレスが少ない、「動ける」レインウェアである一方、軽量でありながら擦れに強いという耐摩耗特性を持つため、タフなシチュエーションでも活躍してくれます。
カラーはブラックとタングステンの２色展開。
シリーズ製品のレインギア01が６色展開なのを考えると、やや寂しい感じですが、ブラックとタングステンという2色はいずれもトップスのカラーを選ばないニュートラルカラーなので、合わせやすいですね。
なお、このレインギアパンツ01のサイズ展開は下表のとおり非常に豊富な10種類。
|
サイズ |
ウエスト幅(cm) |
股下(cm) |
脇丈(cm) |
わたり幅(cm) |
裾幅(cm) |
|---|---|---|---|---|---|
| XS | 31 | 73 | 95 | 29.8 | 19 |
| S | 34 | 73 | 98 | 31.8 | 19.5 |
| M | 37.5 | 75 | 101 | 34 | 20 |
| Ls | 39 | 73 | 100 | 35 | 20.5 |
| L | 39 | 77 | 104 | 35 | 20.5 |
| XLs | 42 | 75 | 103 | 37 | 21 |
| XL | 42 | 79 | 107 | 37 | 21 |
| 2XL | 45 | 81 | 110 | 39 | 21.5 |
| 3XL | 52.5 | 83 | 113 | 44 | 23.5 |
| 4XL | 57.5 | 85 | 116 | 47.5 | 24.5 |
レインパンツは通常のパンツのように裾をカットしたりするわけに行かないので、このように幅広い体形をカバーしてくれるサイズ展開というのは非常に嬉しいですね。
着用してみた印象
購入したレインギアパンツ01を早速着用してみました。
圧倒的な軽さが特徴
まず、手にした印象は「非常に軽い」！
実際の重量は、Lサイズで275g。
確かに、今までパタゴニアやノースフェイスのレインパンツを何種類も使って来ましたが、それらのどのパンツよりも軽く感じられますね。
しなやかでストレッチ性は高い
もう一つ感動したのが、しなやかさとストレッチ性の高さ。
生地に伸縮性があることで、上記各メーカーのレインパンツとは、そもそもしなやかさや着心地の良さが全く違います。
膝の曲げ伸ばしなどは、従来型レインパンツとは比べ物にならないくらいノーストレス。
ゴアテックスやポリウレタン系防水透湿素材のパンツはもちろん、普段着のデニムやチノパンツなんかよりもはるかに運動性は高そうです。
このストレッチ性、感覚的には、エラスタン数パーセント混紡のパンツや、ゴアウインドストッパー素材の伸縮性に近いくらいだと思います。
サイズ感
私が購入したのはタングステンのMサイズ。
在宅勤務が長引いたせいですっかりお腹が大きくなってしまい、普段穿きでは、PT TORINOやBERWICH、GTAなどのパンツでは46～48サイズ（ドレス系）、30～31サイズ（チノ・デニム系）と、173cm65kgという身長体重の割に腹が出ていますが、試着したところLサイズはかなりブカブカな感じだったので、Mくらいでちょうどいいように思います。
上のサイズ表の「ウエスト幅」を見ると、Mサイズは半身で37.5cmなので、75cmということになりますが、サイドにゴムのシャーリングがついており、82、3cmくらいまでのウエストサイズの方まで穿くことができます。
身長、体重に対してジャストサイズで穿いた感じでは、ワタリ幅も裾幅も全体的にやや太目。
やはりレインウェアの類ゆえに、オーバーパンツ的な使用方法を想定しての若干ゆったり目なサイジングになっているのだと思います。とはいえ、一般的なレインウェアの中では比較的ダボ付きが少なくスッキリ感のあるシルエットだと言えそうですね。
各部のディティール
それでは、このレインギアパンツ01の各部のディティールを見ていきましょう。
シルエットは上記の通りやや太目ですが、裾の部分はベルクロによるアジャスターで絞ることが出来るので、使用時の裾周りはスッキリとバタつきないシルエットにできますね。
アジャスターは使いやすさを考えて斜めに角度がつけられており、このあたりもよく考えられたディティールだと思います。
ポケットはフロントサイドに２つ。
いずれもビスロンファスナーの付いた中庸な深さのポケットで、ジッパーの引き心地は軽く中身は取り出しやすいのです。
ジッパー付きだと万が一ポケットからモノをこぼれ落としてしまう心配もないため、クルマのカギなど紛失したくないものを入れておくのに便利ですね。
個人的には、財布を入れるために後ろポケットも欲しかったですが、防水性能と製造コスト両面の課題から、レインパンツではここは省略されるケースが多いので、まあ無くても仕方ないですかね。
フロントの腰ベルトは一般的なアウトドアパンツで採用されているものよりもやや太目のベルトが採用されており、バックルもやや大き目で動作の硬めのものが用いられています。
また、フロントのビスロンファスナー部分は外側に雨避けのフラップ、下部には三角マチがついており、防水性を高めています。
実釣でのインプレ
早速雨の日にこのレインギアパンツ01を使ってみました。
デイではウェーディングの方が有利ですが、この時期のナイトゲームでは、イナッコの群れをシャローに追い詰めて捕食するシーバスを狙うので、必然的にオカッパリ釣行が有利になります。
秋は一年の中でも比較的雨が多いシーズンで、オカッパリ中心という事になれば、必然的にレインパンツの出番は高くなりますね。
とはいえ、まだまだ9月は夏も同然、気温は結構高いので、実釣ではオーバーパンツとしてではなく、速乾性の高いタイツの上から直接このレインギアパンツ01を履くというスタイルで使っています。
サーフでのオカッパリで、TKRPなどのルアーを中心にシャローを攻めるので、必然的にしゃがんだ姿勢でのリトリーブが多くなります。
そんなシーンでこのレインギアパンツ01は非常に快適。
やはり前述の通りストレッチ性の高さで、特に膝を曲げたりのばしたりするときのストレスは皆無です。
しゃがんだ姿勢を長時間続けても変なツッパリ感が無いため、釣りに本当に集中することが出来ます。
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| 雨の中のしゃがんだ姿勢でのスローリトリーブでも、快適装備のおかげで集中できると釣果に繋がる！ |
通常のレインパンツと違って、非常にしなやかであるため、普段着のパンツ感覚で一枚で着ること出来るところも非常にいいと思います。
まあ、一枚とはいっても、肌面が汗などでしっとりしていると、結構パンツの内側が肌にまとわりつく感じになってしまいますし、そもそも防水透湿素材はその特性上、直接肌面に触れさせるよりも速乾素材のインナーを着た方が透湿性能を活かせるので快適になるなのですが。
それらの事情から、以下のようなロングタイツを下に履くと快適性がかなりUPしますね。
暑い時期に使用するには本当に適した素材特性だと思いました。
レインギアパンツ01 インプレッションまとめ
さて今回はシマノの新作レインウェアであるレインギア01のパンツについてのインプレッションをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
レインウェアに関しては、これまで多くメーカーのものを何種類も使って来ましたが、やはり防水透湿性に優れたものはどうしてもごわつきや着心地の悪さがネックになって、「雨の日だから仕方なく着る」という感覚で使用してきていました。
しかしこのレインギアパンツ01は、防水透湿性、撥水性はもちろんのこと、非常に軽量でかつストレッチ性があることで、軽快な着心地で運動性も高く、ストレスな着られる素晴らしい釣り用ウェアだと思います。
まだそれほど使い込んでいないので、長期使用時の耐久性や、メーカーがうたい文句にしている擦れに対する耐久性などがいかほどのものかはわかっていませんが、ちょっと使った感じだとこの辺もかなり期待できる素材感だと思います。
ノーストレスでまさに普段着感覚で着られるレインギアパンツ01、従来のレインパンツに不満をお持ちの方に対してもおススメです。
気になる方は是非手に取ってみてください。
パンツの出来があまりに良かったので、こんどは上着の方も買ってみようかなと思っています。
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