みなさまこんにちは。
最近コロナ禍のもとすることがないから食べてばっかりなのが祟ったのか、お腹周りがさらにヤバくなってきました。
ということで、先日以下記事に書いたカーゴパンツを買ってみましたが、コレがあまりにもすばらしかったので、白もリピート買いしてしまいました。
白は白で素晴らしく、夏場はヘビロテ間違いない感じなのですが、在宅勤務でお出かけする機会もほぼ無いこの頃、もうちょい普段着用としてリラックスして穿けて、ガンガン使い倒せるパンツが欲しいなと、またまた物色開始。
ちょうど夏も終わり秋冬に入れ替わるタイミングなので、2021年春夏モデルがものによっては半額以下で買える時期なんですよね~。
で、いいのを見つけました。
今回はこのパンツ、PT TORINOのWornOutシリーズ、GILLSANDSモデルのCOTTSAZ10WOLについてのインプレッションをお届けしたいと思います。
どんなパンツ?
メーカーであるPT TORINOについては、 上の記事に詳しく書いているので割愛して、今回購入したCOTTSAZWOLについて。
型番の先頭2桁「CO」は「main collection」の意味で、ロングパンツを表しています。
3桁目の「T」はフィットを表し、「SHARP FIT」を意味します。
4桁目「T」は、カテゴリーを表しており、「g.dyed」、つまり、白い布で製品を仕立て上げてから染色するプロセスで作られた製品染め(ガーメントダイ)が施されていることを意味します。
5,6桁目「SA」はスタイルを表し、「Gill Sans」を意味します。
調べてみると、「Gill Sans」とは、書体デザイナーであり、かつグラフィックアーティスト、また彫刻家としても有名なイギリスの芸術家Eric Gill (エリック・ギル)によって1930年前後に造られた実に誕生以来80年以上の歴史あるフォント(書体)のことのようです。なんのこっちゃですが、実はPT TORINOのパンツの中でも、WornOutシリーズのものは、タイプライターの書体からネーミングをとったスタイル名をつけるのが慣例なのです。
例えばスタイル名「TIMES」のパンツだったら、標準の型であるスリムフィットよりもワタリ幅が1.5cm、裾幅が1cm、股上が1cm小さくなったスーパースリムフィット。
この「GILLSANDS」なら、ややワタリ周りに余裕があり、よりストレートに近い感覚のクラシックな雰囲気のシャープフィットのアイテムというわけです。
ちなみに、上の記事リンクでご紹介したカーゴパンツも「Courier」というフォント名から来たスタイル名ですが、この「GillSands」と同じシャープフィットのアイテムです。
他に、「Bodoni」や「Arial」など、たくさんのスタイル名があるようですが、それぞれどんなスタイルなのかは買ってみないとわかりませんね。
全部把握するには高くつきそうですが(笑)。
7桁目「Z」はジッパーフライフロントであること。
8桁目はディティールを表し、「1」はバックポケットにボタンがつかない(without buttons on backpokets)を意味します。
9桁目は「その他」を表す桁ですが、通常「0」で意味はありません。
そして10桁目から12桁目の「WOL」は、モデル名の「Worn Out Elegance」のこと。
記号の意味を要約するとこのパンツ、製品染めを施されたSHARPフィットのWornOutシリーズのジッパーフライロングパンツでGillSansスタイルということですね。
サイズ感とフィッティング
今回購入したこのパンツ、コットン76%とリネン24%の混紡。
ということで、普段PT TORINOやPT01のパンツは、インチ表示なら31を履いているのですが、ストレッチ性はほぼ皆無という事で、実際の腹囲79cmからすると大き目なのですが、少しゆとりが欲しいので32インチを選びました。
洗濯で多少縮むかもしれませんしね。
同じ理由から、一回家庭で洗濯してから裾上げをすることにしましたが、洗濯後の縮みは思ったより少なかったです。
麻素材は結構縮むはずなんですが、最近の麻混パンツは予めウォッシュ済みなのかな?
まあ、そんなこんなはありましたが、エラスタン混紡のストレッチコットンのパンツで選ぶサイズよりやや大き目の32サイズを選んで大正解。
穿いた感じはストレッチの31と同じような履き心地ですね。
シルエットは最近アイテム数が少ない?SHARP FIT。
このフィットは、名前が「SHARP」ですがそこまで細いカッティングではなく、PT TORINOの代表的なフィットであるスリムフィットやEvoフィットに比べると、ウエスト周りにややゆとりがあり、裾にかけてのテーパーも緩やか、裾幅も少し広めで、どちらかというとストレートに近い感覚で愉しめるフィットです。
穿いてみた印象
WornOutシリーズは、もともと使い古したような味わいがある製品群なので、気兼ねなくガンガン穿き倒して過程でじゃんじゃん洗濯できるところも魅力の一つ。
購入してから、お出かけはしていませんが在宅勤務用にかなり穿き倒しました。
麻混紡でストレッチ性はないので、やはり少しアタリの硬めな履き心地ですが、その分通気性は良くドライなタッチで夏用パンツとしてはかなり快適。
この穿き心地だと少しサイズアップしたのは大正解だったかもしれません。
カラーはありきたりなカーキ系ですが、無難な色なのでホワイト系、ダーク系とさまざまなトップスに合わせやすい。
何より気に入ったのがシルエット。
一昔前のスキニー全盛の時代であれば、ともすれば野暮ったく感じられたかも知れないSHARP FITですが、太目がトレンドの昨今ではむしろこのくらいリラックス感があった方が気分ですね。
40代のオッサンともなれば、一旦気に入ったスタイルを崩すのはなかなか至難の業なので、ココ近年各種メゾンや若者の間でワイドパンツなんかが流行っていても、ちょっとすぐに乗っかるのには抵抗があるかもしれません。
そういう、2010年代をひきずってるオヤジにこそ、あくまでスリムをベースにしながらゆとりを感じさせるSHARP
FITのアイテムは最適なのではないでしょうか。
あくまで洋服はフィット感がある方が正統で、昨今のオーバーシルエットのトレンドは数年でどうせ消えちゃうのはわかっているので、こういう時代に流されないけれども今の気分も若干取り入れたアイテムというのは、飽きずに長く愛用出来て良いのではないかと思います。
インプレまとめ
さて今回はまたまたPT TORINOのWorn Outシリーズ GillSansスタイルの COTTSAZ10WOLについて軽くインプレしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
もう既に世間は秋冬モノになりつつあるので、まあ全く同じ型番のパンツをおススメするなんてことはありませんが、2020年代にオッサンが穿くべきパンツの候補として、ややクラシカルなニュアンスを感じさせながらこなれた感あるSHARP FITのチノパンツってのは、トレンドに振り回されず長く付き合えそうな一本で、なかなかイイのではないかと思います。
秋冬用にも同じフィットのモデル、探してみようかな。
気になる方は是非、探してみてください。
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