みなさまこんにちは。
これまで長年シーバスをやってきて、腐るほどルアーを買ってきました。
多分、私が死ぬまでの間に全てのルアーを投げることは不可能ですw
2010年代はシーバスがブームになった?ためか、各社から山のように新製品が投入され、私も好きなシャローウェーディングの釣りで使えそうなタイプは悉く購入していました。
しかし、ここ2年ほどはそういうのはやめて、あまり新製品を追いかけないようになっていました。
その理由などは別途記事化したいと思いますが、そんな中超ひさびさに新作ルアーを買ってみたので、今回はこのルアー、ポジドライブガレージのクリスタルサリー60についてのファーストインプレッションを記したいと思います。
どんなルアー
人気ルアーメーカー、ポジドライブガレージで初となるABSバイブレーションタイプのルアーがクリスタルサリー60S。
スペックは、シンキングでサイズが60mm、ウエイトが12g、フックは#8、リングは#3が装着されています。
特徴は以下の通り。
- ワイヤースルー&ソリッド構造
- 高強度
- 薄型ボディ
- キレのあるアクション
- 抜群の飛び
- 速やかな沈下
- 軽い引き感
- 鮮明な振動
製品パッケージ裏面の解説文を引用すると、以下の通りです。
基本的なただ巻きやリフト&フォールはもちろん、中層から低層付近で効果的な”ストローリング系”の操作によるキレのある連続ヒラ打ちアクションが冴える”誘い”に”食わせ”の釣技に長けた新感覚バイブレーションプラグ。
初回カラーラインナップは以下の8色です。
#01 カタクチトウゴロウ |
#02 ボラ |
#03 メッキシラス |
#04 ゴーストハニーボラ |
#05 クリアーチャート |
#06 グリピンキャンディ |
#07 ブラックレインボー |
#08 ゴールデンアマゾン |
なかなか個性的でいいカラーが揃ってますね~。
手にした印象
クリスタルサリー60、手に取ってみると、60mm12gというサイズ、ウエイトの割には、存在感があるように感じられます。
同じスペックで同じABSソリッド系バイブレーションルアーである、シマノ サルベージソリッドと比べると、ちょっと大きく、ちょっと重いように感じますね。
まず外観で目を引くところが、大きな目玉。
ポジドライブガレージのルアーはオールドルアー感のあるペイント目玉のものばかりですが、このクリスタルサリーに関してはペイントでもガラスアイでもなく、シールタイプの目玉になっているようです。
耐久性の方はわかりませんが、少しくぼんだ中に貼られているので、ボトムヒットなどを繰り返してもそうそう取れてしまうようなことはなさそうですかね。
次にボディのフォルムですが、お腹の部分がやや幅広になった、ベイトライクなフォルム。
同じ60mmの他社製バイブレーションルアーと比べても側面積がやや大き目に感じられるので、水中での存在感は大きそうですね。
ウエイトの収まるボディ前方はそこそこ厚みもありぽってりした感じですが、反対側の背中側からみると、レンジバイブやサルベージソリッドといったルアーのように、非常に薄く、いかにも水中でのレスポンスが高そうなイメージ。
空気抵抗も少なそうなので、飛びもきっといいでしょう。
ワイヤースルーのアイや、リング、フックもしっかりしたものが装着されており、強めのタックルでも安心して使えそうですね。
キャストフィール
早速投げてみましたが、さすがにソリッドタイプのバイブレーションルアーなので、手にした時の印象通り、飛びは爽快。
絶対的な飛距離でいうと、60mmクラスのバイブレーションルアーの平均より飛ぶといった感じでしょうか。
感覚的にはサルベージソリッド60サイズの飛距離に近いものがあります。
まあ、このサイズでこれだけ飛べば不満は出ないでしょうね。
丁寧にサミングするようなことはせずに、適当に合計20回ほど投げてみましたが、着水後にエビったのは1回だけ。
もちろん飛行姿勢も悪くなく、横風を受けてもクルクル回転するようなことはありません。
実釣でこのエビ発生率だと、結構トラブルレス性は高い方だと思います。
アクションとレンジ
アクションはまあ、普通のABSバイブレーションルアーだと言えますが、同じようなバイブレーションルアーでも、まるでブザーのように高周波で細かい動きをするタイプと、それに比べて低周波でブルブルと震えるタイプと2種類ありますよね。
どちらかというとクリスタルサリーは後者寄り。
それも、ウォブルというより、ややロールに振った感のある振動です。
引き心地は軽めで、MLクラスのロッドで扱っていても操作が苦にならずバランス的にイイ感じ。
しかし、ただ単に軽いというだけではなく、適度なヒキ重り感はあり、アクション中に抜けてしまうようなことがない非常に安定したアクションです。
ライバルたちと比較すると、やはりアクションの質も感覚的に近いのはサルベージソリッド60ですが、アクションのレスポンスは互角ながら、クリスタルサリーの方がサルベージソリッドよりも僅かにヒキ重りがあり、アクションの安定感が大きいことから、シャローエリアではこちらの方が使いやすいかもしれないなと思いました。
安定した速めのスティディリトリーブやキレのあるアクションをさせるならサルベージソリッドですが、リフト&フォールを織り交ぜたり、ややスピードを落として水中で「浮遊感」を持たせた攻め方もするなら、クリスタルサリーの方が得意そうですね。
リフト時の立ち上がりの良さも素晴らしいです。
こんな風に、どちらもスペックが似通ったソリッドバイブでレスポンスの良いルアーですが、若干キャラクターの違いはあると思います。
レンジに関してはバイブレーションなので全層イケると思いますが、ウェーディングで使ってみたところ沈降速度も速すぎないほどほどな感じで、ソリッドタイプながら意外と浅いエリアでも使いやすかったです。
沈降がスムース、つまりリトリーブをOFFにした時の沈み込みが速い印象を受けるので、フォールを織り交ぜたり緩急をつけた釣りには使いやすそうですね。
ファーストインプレッションまとめ
今回は、まだあまり使いこんでいないので、ファーストインプレッションとしてポジドライブガレージの2021年新作ルアー、クリスタルサリー60を軽くインプレしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
もはや60mmクラスのバイブレーションルアーは各社競合製品がひしめき合う大激戦区。
小型バイブレーションって、なんだかんだ言ってオールシーズン良く釣れますもんね。
既にいろいろ出尽くした感があるカテゴリに、最後発で登場したのがこのクリスタルサリーというわけですが、軽く使ってみた印象としては、後発だけあって競合とは異なる個性を纏っているところは好印象。
今回は同じABSソリッドバイブレーションとして非常に高い完成度を持つシマノサルベージソリッドとの比較が多くなってしまいましたが、クリスタルサリーはそのサルベージソリッドにも負けない使用感の良さがある佳作ルアーだと思います。
最近個人的にプラッギング以外ほとんどしなくなったこともあり、まだ購入してからちょこっと投げただけなので、このルアーの本質的なところは全然掴めていませんし、当然魚も釣ってはいませんが、今後の活躍を十分期待させてくれるルアーであることは間違いありません。
独特なカラーラインナップと個性的な使用感が魅力の新作バイブレーション、気になる方は是非手に取ってみてください。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
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