みなさまこんにちは。
今年は年始早々体調を崩してしまい、もう2月中旬だというのに満足に釣りに行けてません。
仕事の時以外は殆どの時間を生成AIたちとの対話に費やしていますw
そういう次第で、最近釣具のインプレ記事を全然書けていなかったですが、今回は久しぶりに、 シマノのライトゲームロッド、ソアレエクスチューン S80L-S について書いてみたいと思います。
このロッド、購入したのは2年ほど前ですが、ジグ単・プラッギングメインでのメバリングにも使いつつ、冬から春にかけてのライトなシーバスでも何度か実釣を試してみましたので、実釣も踏まえたインプレをお届けします。
ソアレエクスチューン S80L-Sの主なスペック
シマノのライトゲームロッド、'20ソアレ エクスチューンシリーズのうち、今回ご紹介するS80L-Sは最長レングスで最もパワーのあるロッドです。
まずはそのスペック詳細を下表で整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全長(m) | 2.44(8ft0in) |
| 継数(本) | 2 |
| 自重(g) | 77 |
| 先径(mm) | 0.8 |
| 適合ルアーウエイト(g) | 1.5〜14 |
| 適合ライン(ナイロン/フロロ lb) | 2〜6 |
| 適合ライン(PE 号) | 0.2〜0.8 |
| ティップ | ソリッドティップ |
ライトゲームロッドとしてはやや長めの8ftクラスで、遠投性能を軸にしつつ、ソリッドティップで食い込みも確保している、という方向性のモデルだと思います。
「L」表記で、確かにバット部分は太さもありパワーを感じさせますが、あくまでライトゲームロッドでの「L」なので、ミドル級のターゲットにも使えるスペックを持ちながら、ライトゲームロッドらしい繊細さも失わないギリギリのパワー設定だと思います。
第一印象:ソリッドティップだけど「だるくない」
20ソアレエクスチューンS80L-Sが16ソアレエクスチューンの同モデルと最も変化した部分が、ソリッドティップの採用。
一般的にソリッドティップは食い込みが良い、柔らかいといったイメージを持たれる方も多いかも知れませんが、20ソアレエクスチューンS80L-Sに採用されているソリッドは「ハイレスポンスソリッド」と呼ばれる高反発高感度タイプ。
同じソアレエクスチューンのアジングモデルに採用されているものと同種で、同世代のソアレエクスチューンS73UL-Sや、21ソアレエクスチューンMB S76UL-Sに採用されている「タフテックα」系のソリッドとは、全く方向性が異なるソリッドティップです。
ソリッド部分の長さは約35㎝程度と短め。触った瞬間の印象としては、素直に入るけど明らかに張り感は残しているタイプ。
これはおそらく、このロッドが8ftと長尺であるため、遠投した先でもルアーやリグの操作性を維持したい、また、そういうロングレンジを狙うからこそ、キャスト後の収束も早めとなることを狙って、食い込み重視ではなくレスポンス重視のタイプのソリッドを採用したのだなと推測しています。
メバリングでの使用感
ジグヘッド単体(ジグ単)
個人的にメバリングのジグ単で使うJHは0.6g〜1.5gが中心。
このロッドは公式のスペック表では、キャストウェイトは下は1.5gからとされていますが、一応0.6gJHでも、ワームと合わせると0.9~1.0g程度になるため、キャストできないことはありません。
ただ、アンダー1gのウエイトだとベリーのノリがイマイチで、ちょっとスカスカしたキャストフィールになってしまいますかね。
1.5gあたりになると、ベリーまできれいに曲がって、振り抜きが気持ちよく感じられます。
ハイレスポンスタイプのソリッドティップのおかげで、潮の重みやリグの存在感、渋い時の微細なアタリが分かりやすいです。
「乗せる」寄りか「掛ける」寄りかと問われれば、どちらかというと掛け調子寄りですが、乗せにも十分使える余白も残っている感じで、私のようにソリッドティップ嫌いの人にも違和感なく使える調子だと思います。
プラッギング(小型ミノー/シンペン)
個人的に、このロッドは潮流場やオープンエリア等飛距離を必要とするプラッギングに相性が良いと感じました。
5g前後の小型プラグを投げたとき、初速が出て伸びる感覚があり、オープンエリアでも「あと数m」を稼ぎやすいです。
操作面も、ティップが入りすぎないので、トゥイッチやリフト&フォールが素直に決まります。
ソリッドティップだからプラグがやりにくい、という印象は受けませんでした。
キャストウェイト上限14gとありますが、空気抵抗の少ないタイプのプラグやシンペンであれば、多少ウェイトオーバーしても全然問題ないですね。
キャスト時のブランクスの入り込みが大きくなりすぎるとキャストフィールも良くないので、19g、20g越えのルアーはおススメできませんが、私は上限ウェイトはあまり気にせずシーバスルアーでも普通に投げています。
特に、MLクラスのシーバスロッドでは若干投げにくい、フィール75SGとか、マニック75とか、アルデンテ70Sといったバチ・マイクロベイトパターン用の小型シーバスルアーは、このロッドだと非常に投げやすいですね。
フロートリグ:遠投の主戦場で安心して振れる
このロッドの「らしさ」が出るもう一つリグは、やはりフロートリグです。
私はフロートやキャロの釣りが好きではなく、普段あまりやらない釣り方なので蘊蓄を語ることはできませんが、フロートを遠投して、潮に乗せて引いてくる釣りは、ロッドに一定の負荷が掛かり続けます。
ここでロッドに腰がないと、操作がぼんやりして疲れやすいのですが、S80L-Sは絶妙なパワー感のベリーの支えが効いていて、リグを「運ぶ」釣りが安定します。
遠投して沖の変化を探る釣りでは、感度というより操作感が濁らないことが重要になりがちなので、その意味で信頼しやすいロッドだと感じました。
S80L-Sは適合ルアーウエイトが広いので、15g以上のフロートでも「無理して投げている感」が出にくい印象です。
長尺なので、フロート下のリーダー長が長めでもキャストしやすいというのもメリットの一つですかね。
フロートをゆっくりリトリーブする場面でも、リグの引き抵抗、潮抵抗が掴みやすく、釣れていない時間でも集中が続きやすい。
地味ですが、この差は大きいかなと思います。
ライトなシーバスフィッシングでの使用感
メバリングロッドでシーバスを掛けると、突っ込みやエラ洗いが怖いのですが、S80L-Sは曲がるけど粘るタイプで、想像以上に安心感があります。
ヤマガブランクスのロッドなどに比べるとやはりこちらの方がハリ感が強いため、魚は暴れがちで時にはエラ洗いも刺せてしまいますが、ティップ〜ベリーで衝撃を受け止めつつ、バットが踏ん張ってくれるので、ファイト中の安心感は抜群にあります。
ちなみに、メバリングをしていて良く掛かるシーバスのサイズは30㎝台から最大70㎝クラスですが、マジメにシーバス一本で狙いに行っても釣れるサイズは30㎝台から最大70㎝クラスと同じような感じ。あれ、なんなんでしょうねw
私のウデの問題なのかフィールドの問題なのか、80オーバーはなかなか釣れませんのでわかりませんが、冬から春にかけての低水温期に釣れるシーバスであれば、70クラスでも全然問題なくファイトできるだけのポテンシャルはあるロッドですので、安心して使っていただければと思います。
もちろん、ヒキが強くなる夏秋のシーバスには絶対おススメしませんが。
実際によく使ったリグ・ルアーと重量帯
S80L-Sを使っていて感じたのは、「扱いやすい重量帯がかなり広い」という点です。
カタログ上は適合ルアーウェイト1.5〜14gですが、実釣でストレスなく使いやすいのは、体感として2g〜12g前後あたりでした。
ジグヘッド+ワーム
・ジグヘッド:0.6g / 0.9g / 1.2g / 1.6g
・ワーム:1.6〜2.2インチ前後
アンダー1gでも無風〜微風なら問題ありませんが、0.6gは先述の通りちょっとキャストフィールがスカスカですかね。
向かい風があると1.5g以上の方が安定します。
それより重いジグヘッドは私のメバリングフィールドでは使いませんが、シーバス用に3gジグヘッドなどを使った場合は、ロッドがきれいに曲がって、投げやすさと操作感のバランスが良いゾーンでした。
寒い季節やバチパターンのシーバスでワーミング用ロッドとして使うのもアリだと思います。
プラグ(メバル用)
・ミノー:45〜60mm
・シンキングペンシル:45〜65mm
・重量:3〜8g前後
もっとウェイトがあっても全然余裕でキャストできますが、メバリング用プラグに限定すれば、5g前後が特に扱いやすく、遠投しても着水後の操作が素直。
なんだ、やっぱりいるじゃないか!
軽い方では、よく月下美人の澪示威SOLID 40S、50Sを使いますが、それぞれ1.8g、2.4gのこれら極少シンペンでも、操作感を失わずちゃんと使いこなせる繊細さも持ち合わせています。
フロートリグ
・フロート:7g / 9g / 11g /15g
・ジグヘッド:0.2〜0.6g
9g~11g前後が一番扱いやすく、15gでもキャスト自体は問題ありません。
ただ、長時間使うなら11gまでが快適でした。
フロートを引いてくる釣りはロッドの性格が出るので、ティップの操作性、ベリーの支えが効くS80L-Sは相性が良いと思います。
飛距離についての体感
飛距離はライン条件やルアー形状で変わりますが、PE0.4号+リーダー8lb程度で、
・5g前後のプラグ(シンペン):40m前後
・フロート11g:50m以上
という体感でした。
ちなみに、今年に入ってから冬場のライトシーバスにはPE0.6号を使っていますが、0.6号でも飛距離面で不足は感じませんね。
ソアレエクスチューンはシーバスロッドに比べるとだいぶ径の小さなガイドを使用していますが、リールフットとバットガイドとの距離が長いことも関係するのか、シマノC2500番程度までのリールであればラインの抜けも悪くありません。
「とにかくぶっ飛ぶ」というより、安定して距離を再現できるのが強みだと思います。
ハイレスポンスソリッドのティップなので、タフテック系のようなしなやかなティップのものに比べて、遠投時のブレが抑えられているところが、飛距離安定の秘密かもしれません。
オープンエリアでは毎投の再現性が釣りの組み立てに直結するので、ここは大きなメリットでした。
ソアレXR S80UL+-Sとの違い
比較対象として分かりやすいのが、ソアレXR S80UL+-Sです。
スペック上は近い部分が多いのですが、使った印象としては、エクスチューンの方が「道具としての安心感」が一段上、という感じなのと、掛ける、曲げる、投げるといった竿の動作一つ一つに「しっとり感」が付いて回るといった印象で、言語化しにくいですが、XRよりも上質感を感じさせる仕上げです。
張り感やキャスト後の収束、負荷が掛かったときの粘りなど、細かい部分の差が積み重なって、オープンエリアの遠投や、想定外の魚が掛かったときの余裕につながっている印象でした。
もう一つ、グリップの長さやグリップエンドデザインについては、エクスチューンの方が私は体に馴染むと感じました。
XRのグリップエンドの長さはちょっと過剰で取り回し性が良くありません。それほど先重り感のないロッドなので、エクスチューンくらいのグリップエンド長で十分だと感じました。
そういう違いはあるものの、ソアレXRのS80UL+-Sもスペックはほも同一、方向性も同じロッドで、わずかな使用感の差がある程度なので、コスパ重視で選ぶなら十分良い選択肢・ライバルとなるモデルだと思います。
竿の性能としてはほぼ同じこれら2本、最終的には、どこに快適さを求めるか、フィーリングに拘りたいかという部分で好みが分かれるのではないでしょうか。
どんな人に向くロッドか
ソアレエクスチューンS80L-Sjは、以下のような釣りをする人に向いていると思います。
・オープンエリアや潮流場で、プラッギングやフロートリグを多用する
・ライトゲームとしては重めのリグを遠投する機会が多い
・メバリングだけでなく、ライトなシーバスまで視野に入れたい
こういう釣りをする人にとって、S80L-Sは「守備範囲が広いけど、得意分野もはっきりしている」ロッドだと思います。
まとめ
さて今回はちょっと登場年次が古いシマノ 20ソアレエクスチューンS80L-Sのインプレッション記事をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
ソアレエクスチューンS80L-Sは、オープンエリアの遠投を軸に、プラッギング、フロートリグ、キャロライナリグといった釣りをまとめて成立させやすい、非常にバーサタイル性の高い1本でした。
ソリッドティップのしなやかさがありつつ、ロッド全体で粘ってくれるので、ライトなシーバスが掛かっても慌てにくい。
本質はメバリングロッドだけど、用途がメバリングで終わらないというのが、使ってみた率直な感想です。
おそらく2026年秋シーズン、遅くとも2027年秋シーズンには発表されるであろう、次期ソアレエクスチューンシリーズも期待できそうですね。
あくまで一例ですが、ロッド選びの参考になれば幸いです。
ちなみに、このロッドを使ったメバル・シーバスの釣行記は以下に書いていますので、よろしければご覧になってみてください。
ということで、今回のお話はこれでおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。
「密林偵察」して見つけたお買い得釣具のセール情報は、以下ブログにダイジェスト形式で紹介記事を書いています。よろしければこちらもチェックしてみてください。


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