みなさまこんにちは。
冬から春にかけてのライトソルトゲーム、正直なところ「我慢の釣り」になる日も多い時期です。
寒さの中で延々とキャストを続けても反応がなく、気付けばただ時間だけが過ぎていく……そんな経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
それでも、条件がハマった瞬間に訪れる短い時合いと、そこで得られる一匹の価値は、この季節ならではの魅力だと思います。
今回は、そんな冬〜春シーズンに私が毎年のように頼りにしている表層系シンペン、ハマれば抜群の釣果が得られるアピアのハイドロアッパー55について、実釣ベースで感じていることをインプレにまとめてみたいと思います。
アピア ハイドロアッパー55とは
ハイドロアッパー55は、ライトなシーバスゲームからメバルプラッギングまで幅広く対応する小型シンキングペンシル。
サイズは55mmとかなり小粒ですが、冬から春にかけてのバチ、アミ、マイクロベイトパターンといった「小さいベイトを偏食している状況」で特に真価を発揮してくれます。
小型ルアーというと、どうしても飛距離が犠牲になりがちですが、ハイドロアッパー55は比較的比重高めのルアーなので、その点で大きな不満を感じたことはありません。
5.5gというウェイトは一般的なメバリングロッドでも扱いやすく、シーバスロッドのMLクラスでもキャストフィールが破綻しない、絶妙なウエイトバランスに仕上がっていると感じます。
Mのシーバスロッドでもちょっとキャストにスカスカ感は出ますが、一応ギリギリ普通に扱えますね。
メーカー公表スペック
| 全長 | 55mm |
|---|---|
| 重量 | 5.5g |
| タイプ | シンキング |
| アクション | 可変タイトロールアクション |
| フック | DECOY Y-F33B #12 |
寒い時期でも表層が有利になる理由
「冬はボトム付近を攻めるもの」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実際のフィールドでは必ずしもそうとは限りません。
バチ抜けやアミパターン、マイクロベイトパターンのように、表層〜水面直下を漂うベイトを意識して魚が浮いている場面も多く、こうした状況では表層系ルアーの方が反応が良いケースも実際多いです。
私の通っているフィールドは大阪湾の最奥部にある水深の浅い小規模サーフですが、こういうシャローフラットでも12月下旬から3月の低水温期、小型の表層系プラグが有利になるシーンが非常に多いです。
ハイドロアッパー55は、まさにそういった「冬でも表層を意識する魚」に対して強いルアーで、私自身、厳寒期のライトシーバスでは毎年のように魚を連れてきてくれています。
マニック75との使い分け
冬から早春の表層系ルアーといえば、マニック75を思い浮かべる方も多いと思います。
私も寒い季節は必ずマニック75は複数ルアーケースに入れていきますし、実際これで釣れることが多いです。
ハイドロアッパー55は、そこからさらに一回り小さいサイズ感で、マニック75ではアピールが強すぎる場合、より繊細に攻めたい場合に投入することが多いルアーです。
ベイトが極端に小さい時や、マニック75では反応が出ない時、流れがなく通常の引き波系ルアーでは強すぎると思う時など、サイズを落とすことで口を使わせられる場面が多々ありました。
5.5gというウエイトの扱いやすさ
5.5gという重量は、メバリングロッドではやや重めでキャストしやすく、シーバスロッドでは軽すぎず重すぎずという絶妙なポジションにあります。
フルキャストしなくてもそれなりに距離が出せるため、遠投が必要なシーンでもストレスが少ないのがありがたいところです。
「軽量ルアー=飛ばない」というイメージを良い意味で裏切ってくれる一本だと思います。
レンジキープは少し慣れが必要
ハイドロアッパー55は表層系ルアーではありますが、放っておけば当然沈みます。
そのため、狙い通り水面直下をトレースするには、リトリーブスピードの調整が必要です。
遅すぎると沈み、速すぎると水面でバタつく。
これら両者の間の「ちょうどいい速度」を掴むまでは少し時間がかかるかもしれません。
比較的レンジコントロールに慣れるのが難しいルアーだと思いますが、一度感覚を掴めばこのルアー本来のちまちましたアクションを表層直下で安定してだせるようになりますので、ぜひ明るいうちにテストスイムさせて、リトリーブスピードや抵抗とアクションの関係を掴んでおくことをお勧めします。
このあたりのちょっとした難しさ、クセは、兄弟分のハイドロアッパー90と似ていますね。
フックの強度と信頼性
標準装備されているDECOY Y-F33B #12は、そこまでピンピンに鋭敏なフックではなく派手さはないものの、実釣では十分な刺さりと強度を備えていると感じます。
これまでに意外とサイズのあるシーバスやチヌキビレが掛かったこともありますが、一度も折れたり曲がったりしたことはありません。
黒地のフックなので錆びそうですが、使用後真水で塩抜きをしていれば意外となかなか錆びません。
頻繁にフック交換をしなくても安心して使えて、大物が掛かっても安心という点は、地味ながら大きなメリットです。
意外と高いアピール力
ハイドロアッパー55は細かいタイトロール主体の泳ぎで、一見すると地味な印象を受けます。
しかし、大寒波で荒れた海でも魚を連れてきてくれたことがありますし、逆に潮が弛んだ鏡面に近い状況でも反応を得ることが多々あります。
小粒でちまちました動きであっても、表層系のルアーってのは見た目以上にアピール力があるのかもしれませんね。
状況を選ばず使える懐の深さを感じます。
唯一無二のサイズ感
このサイズ感で、同じレンジと性格を持つ直接的なライバルルアーは、正直あまり思い浮かびません。
あえて挙げれば先述のDUOマニック75、マニックフィッシュ77が近いかなと思いますが、75ほど明確に浮き上がりがよいわけでもなく、77よりも表層系なので、ハイドロアッパー55は両者の中間くらいの存在ではないかと思います。
で、サイズは両者より断然小さい。
唯一無二の個性を持つという意味でも、ハイドロアッパー55はタックルボックスに一つ入っていると心強い存在です。
総評
ハイドロアッパー55は、釣れるサイズは選べませんが、アタリを出してくれる確率が高いルアーです。
冬から春のライトソルトゲームにおいて、状況次第では「まず投げる一本」としてトップバッターにもなりうる信頼できる存在だと思います。
表層系ルアーの選択肢として、持っていて損はない一本ですので、まだ使ったことがない方がいらしたらぜひお試しください。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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