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買ってから5年以上気付かなかった驚くべき実釣性能!シマノ エクスセンス クー 70F ジェットブースト のインプレッション!

2022年5月12日木曜日

1.インプレ・レビュー 2.ルアー 3.シーバス 5.エクスセンス 5.シマノ

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

今回はひさびさにルアーインプレ。

といっても、新作ルアーではありません。

なんと今回とりあげるのは、2016年にシマノからリリースされた、エクスセンス Coo(クー)70F。

登場からかなり年数は経過していますが、個人的にはこのルアー、買ってはみたものの超苦手で、長年釣れないルアーだと思って放置していました。

しかし、ちょっとしたきっかけから最近になって超ひさびさにこのルアーを使い始めてみたところ、実は非常によく釣れるルアーだってことが分ってきたので、今回はこのクー70Fの実釣を経たインプレッションをお届けしたいと思います。

意外とバリエーションは多くないフローティングペンシルの世界

上述の通りクー70Fが登場したのは2016年。

アンダー10cmという極浅レンジをトレースできる画期的なフローティングペンシルとして、「レンジエフェクト」なんて造語とともに、当時は大々的にプロモーション活動がされていましたね。

 フローティングペンシルでレンジを入れて使えるものとしては、古いものでは最近めっきり見かけなくなったノースクラフト(現ラパラ)のBMC100F/125Fや、比較的新しいものでは2013年のタックルハウスのK2R112なんかが有名ですかね。

あと、Cooと同時期の2016年にリリースされたヒフミクリエイティングのシェリーシリーズのFタイプなんかも、リップレスでフローティングなので同じカテゴリと言えるかもしれません。

 そんな感じで、フローティングペンシルとしては後発の部類だったCooですが、当時の大々的なプロモーションと、大手メーカー故の安定した流通、供給のおかげで、このジャンルの中では比較的知名度の高いルアーではないかと思います。

シマノ エクスセンス クー 70F とは

さて、そんなクーがどんなルアーなのか、シマノの製品ページから解説を引用してみましょう。

COOは水深10cmのレンジを狙って開発された、水面直下特化型ルアー。シンペンの様な泳ぎなのに、フローティングで浮く。だから、シーバスが下からしっかりルアーを見上げて認識します。シーバスがCOOを見て、エサとして認識し、そして喰いに来る。そのチャンスを増やすためには、まず見せることが最も重要。バチ、ボラ、コノシロ、サヨリにハタハタまで。このサイズだからこそ開ける新たな世界を体感してください。

(シマノ エクスセンス クー 製品ページより引用)

2022年にクーはじめシマノの AR-C機構を搭載したルアーは、従来の「AR-C」という表記をやめて「ジェットブースト」という呼称がつくようになりました。

重心移動機構の中身が変わった訳ではなく、単なる改名ですが、このジェットブースト版にリニューアルされたクーの製品パッケージの解説も引用してみましょう。

COO ジェットブースト

レンジエフェクトという概念

使用するルアーを選択する際、アクションの大小にかかわらず重要な要素の一つが「レンジ」です。「レンジ」が合わなければ、手にする釣果に大きな差を生むことも。そんなレンジ毎の効果「レンジエフェクト」を見直すきっかけとなる、新しい発想のルアーです。

アンダー10cmの完成形へ

「深度10cm未満」を狙ったフローティングルアーはありますが、アクションが大きすぎる、飛距離が出にくい、ショートリップでアクションが小さい、といったジレンマがありました。そのジレンマを払拭し、新しい世界を切り開くために、「COO」はアンダー10cmの「レンジエフェクト」を簡単に体感できるほかに類を見ない新発想のルアーとして開発されました。

タダ巻きが基本

ジェットブースト搭載で、しっかりとした飛距離とスローリトリーブでもしっかりとロールの入るベイトライクな泳ぎを両立。ジェットブーストの「バネの力」で着水直後から水平姿勢を保ち、素早く立ち上がります。テストではデイゲームのタダ巻きで、ボイルの無い状態から突然シーバスが食いあげてくる事も!まさにシーバスもアングラーも見えている景色が全く違うルアー、それが「COO」です。 

(シマノ COO ジェットブースト 製品パッケージ裏面より引用)

いかがですか?ダイワのルアーはパッケージ裏面にびっしりと解説文が埋め尽くされていることが多いですが、比較的ルアー解説にやる気のないシマノにしては、かなり長文の解説文ですね。

さて、このクーシリーズのうち、今回ご紹介する最小サイズ、70Fの基本スペックは、以下の通りです。

型番 XL-107P
全長 70mm
自重 7g
流速スペック 20cm/秒~
潜航深度 10cm~20cm
飛距離 40m
タイプ フローティング
スイムフォーム 前傾7°

キャストフィール

エクスセンス クーシリーズは、130Fや190Fはそんなことはないのですが、この70Fや100Fに関してはとかくその飛びについて酷評されがち。

空気抵抗の少ないリップレスタイプのルアーであるとはいえ、7cm7gのフローティングルアーで、PE1号を使って40m程度も飛べば十分御の字だと思うのですが。

確かに、一般的なMLクラス以上のシーバスロッドに、PE1号程度のタックルでキャストすると、なんとなくスカスカな投げ心地で飛距離もあまり出ていないように感じますね。

特に向かい風などのコンディション下での飛びは、風の影響を受けやすく、正直イマイチ感はぬぐえないです。

しかし、LクラスのロッドにPE0.6号程度といったこのルアーに合わせたタックルバランスで投げれば、十分実戦では不満を感じない飛距離が出ています。

確かに他のAR-C、もとい、ジェットブースト搭載のルアーに比べると、キャスト後半の伸びのようなものが感じられず、風の影響も受けやすい面はあるのですが、それでもアンダー10cmのレンジをキープできて、なおかつフローティングというこのルアーの特性を考えると、「飛び」の面で多少の犠牲はやむなしかなと思います。

ぶっ飛び系のミノーに比べると確かに飛ばないと言えますが、7cm、7gのフローティングミノーで、ここまで飛ぶルアーは他に見たことがないので、冷静にそのスペックに照らしたら十分すぎるくらい飛ぶ、トップクラスの飛距離を持つルアーだと考えて差し支えないでしょう。

レンジとアクション

クーは着水後リトリーブを開始すると、ヘッド部分も含めたボディ全体で水を受けてヨタヨタと泳ぎ始めますが、クーシリーズの中でも特にこの70Fは立ち上がりが良い方です。

潜航レンジは、シマノによると10~20cmとなっていますが、実際に使った感じもそのくらいだと思います。 

デッドスローだと、もっと浅い水面下数センチみたいなレンジもキープ可能ですね。

このルアーはファストでリトリーブして使うようなタイプではありませんが、速めのリトリーブでも20cmより下にはなかなか行かないため、浅瀬のダウンクロスの釣りなんかでも底を擦る心配がないところは素晴らしいと思います。

泳ぎの質はシリーズ共通のロールメインのアクションですが、70Fに関しては小粒である分、そのピッチは速く、さらにウォブル寄りのテールの横振りも大き目に見られます。

とはいえ、一般的なミノーやシンペンに比べると大人し目の泳ぎであるため、広範囲にアピールするタイプではなく、どちらかというと明らかに食わせ系のアクションですね。

ただ、70Fに関しては100Fやその上のサイズのクーとは違ってそのようにレスポンス良くキビキビ感がある泳ぎなので、ちょっとしたロッドアクションを交えた誘いを掛けてアピールするのも良さげだと思います。

有効なシーンと使い方

実はこのクー70F、同じクーの100Fとともに2016年に複数個購入して、購入直後は何回か投げてみたものの、当時はどうしても釣れるイメージがもてず、そのままお蔵入りになってしまっていました。

それから6年も経過した2022年のある日、以下の釣行で、良さげだから投げてみようと思ったのがきっかけで、再び使うようになった次第です。

使用したシーンは、激浅シャローエリアで潮がヨレているピンを狙った釣りですが、見事に良型のキビレを連れてきてくれました。

これはもしかして釣れるルアーかも?と思い始め、次の釣行でも使ってみたら、再び良型のキビレを連発。

キビレが釣れるならシーバスも釣れるハズと、オープンエリアでのクルクルバチのバチパターンの状況でも使用してみましたが、クルクルバチに無数のボラが群がっている中から見事にシーバスを引きずり出してくれました。

これらの釣果は、いずれもクーの非常に浅い潜航深度を活かして、4秒に一回程度のタダ巻きデッドスローリトリーブで釣れたもの。

まるでメバリングのような釣り方で、流速スペック20cm/秒~となっているクーはおそらくほとんど動くか動かないかといった弱いアクションをしている状態だと思いますが、中には同一の場所で一度掛け損ねた魚も釣り上げているので、やはり魚にとってクーは確実に餌と認識されているのだと思います。

デッドスローでしっかり見せて釣るという使い方は、シンペンでも有効ですが、シンペンは流れを受けて無いと沈降してしまうため、スローにも限界がありますよね。

デッドスローでもレンジをキープできるところがクー最大の強みだと思います。

シマノ エクスセンス クー 70F ジェットブースト のインプレッションまとめ

さて今回はシマノのエクスセンス クー70F ジェットブーストのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

恥ずかしながら購入当初はこのルアーの実力を全く理解することができませんでしたが、クー70F、久しぶりに使ってみると、他に代わるルアーがないというくらい、素晴らしい個性を持ったルアーだと感じました。

確かにクセはあるルアーですが、使い方は投げて極スローに巻くだけと非常に簡単。

ちゃんと魚が居るところに投げられていれば、高い確率で食わせることが出来るルアーだと思います。

ということで、私自身も早速2本ほど追加購入してしまいました(笑)

今年のバチ、マイクロベイトシーズンは、このルアーがメインルアーになりそうです。

買ってはみたものの使って無いという方も、一度も買ったことが無いという人も、騙されたと思って是非クー70Fをスローただ巻きで使ってみてください。

きっといい思いが出来ると思います。 

COOは水深10cmのレンジを狙って開発された、水面直下特化型ルアー。シンペンの様な泳ぎなのに、フローティングで浮く。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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