みなさまこんにちは。
先日、密林偵察していたら、面白そうなものを発見。
それは、DRESSからリリースされている、2022年新作のフックリリーサー。
説明を読んでみると、これがなかなか良さげではないですか。
ということで、さっそくポチってみました。
2022年のDRESSの新作フックリリーサー。 |
今回は、このフックリリーサーのインプレッションです。
DRESS フックリリーサーとは?
DRESSは、東大阪市荒本新町にあるアウトドア関連メーカーである、有限会社ライラクスのブランド名。
2007年スタート以来、カスタムハンドルやフィッシュグリップ、ルアー、アパレル、アクセサリー類を中心に、さまざまな商品を提案しているブランドです。
そのDRESSブランドから、2022年にリリースされたのが、今回ご紹介するフックリリーサー。
どんなフックリリーサーなのか、メーカーサイトの商品説明を引用してみましょう。
魚体に触れず安全に針外しが可能!
●魚体に触れず針外しでき、魚のトゲや針が手に刺さらず安全! また、魚のぬめりが苦手な方にも重宝します!
●魚体へのダメージを最小限に!ゲームフィッシングにも最適!
●飲まれた針も外せるスリムな先端!魚の口に入りやすい!
●手が小さくても使いやすく力の入りやすいグリップ形状!
●フック先端が収納できネットや服に引っ掛けない!持ち運び時の不意なトラブルも防ぎます。
■サイズ:
・展開時 全長240mm
・収納時 全長225mm
■重さ:約40g
■材質:アルミ、ステンレス、強化樹脂
■JAN:4571443180551
(引用元:DRESS フックリリーサー 製品ページ)
手にした印象と製品の特長
購入したこのフックリリーサー、さっそく開封してみました。
パッケージはコストダウンのためかシンプルなもの。ゴミが減らせそうで良いですね。
パッケージはシンプルなもの。 |
早速取り出してみると、結構細身で華奢な印象を受けますね。
しかし、手にしてみると意外と各部とも剛性感は高そう。
見た目に反してがっちりしています。
特に写真で見ると、引手の部分が非常に細く頼りない印象に見えますが、ガラス繊維強化プラスチックは見た目以上に硬度もあり、力を込めて強く引っ張った場合でも撓みなどは感じません。
引手のパーツが細く見えますが、意外とこれがしっかりとした剛性感があります。 |
先端のフックカバー周りも細目で、これであれば魚にルアーを飲まれてしまったような状況でも容易に魚の口の中に先端部を滑り込ませることができますね。
手のひらに当たる部分はやや小さめで、全体の印象をコンパクトにしています。
この部分にはランヤードを装着するためのストラップホール的なものが設けられていますが、この穴の径がちょっと小さく、100円均一で購入したカラビナなどは通せませんでしたので、カラビナ類を装着しようと思ったら、一般的な金属リングなどを介するのが良いでしょうか。
ストラップホールはちょっと小さめなのが残念なところ。 |
もう少し径の大きいホールだったら100点満点だったのですが。
しかし、そういう細かい不満点はありつつも、道具としての完成度はなかなか良さげ。
手への収まりも非常によく、初めてこの類のアイテムを購入する人でも、直感的に扱うことができ、使い方に迷うことはまずないでしょう。
スタジオオーシャンマークの定番、HR165SやHR130Sと比べてどうなのか?
この製品のディティールを見ると、多くの人が思うであろうことが、S.O.M.(スタジオオーシャンマーク)の先発品、もはやシーバス界隈では定番アイテムとなった感のあるフックリムーバー、HR165SやHR130Sとの類似性ではないでしょうか?
要は、パクリ商品なんじゃね?ということ。
しかしまあ、この手のフックリリーサーはS.O.M.が先行しているとはいえ、例えば以下商品のように他のメーカーからも多数リリースされており、何もS.O.M.の専売特許というわけではありません。
たしかに、フックリリーサー分野でクオリティの高いアイテムと言えば、真っ先にS.O.M.が思い浮かびますがね。
ということで、実際S.O.M.製品とどこがどう違うのか、比べてみましょう。
まず、サイズ感はHR165Sとほぼ同じくらいで全体的にボリューム感がちょっと小さめ。
似たようなサイズ感ながら、DRESSのフックリリーサーはS.O.M.のHR165Sよりも細く、軽く、全体的にコンパクトな印象です。 |
ハンドル部分のボリューム感の差が、見た目にも大きな違いと映りますね。
リーチの長さも若干短いですかね。しかし、シーバス釣りでは必要十分なリーチ長が確保されていると思います。
先端部分は、HR165Sの方が細いですが、実用上大きな差はないと思います。
HR165Sには負けますが、先端部分も細目なので、チヌキビレにルアーを飲まれた際などにも使いやすいと思います。 |
フック部分は線径こそは両者同じくらいに見えますが、DRESSの方がフトコロが広く、やや深い形状です。
フック先端部の加工は、さすがにコストが掛かっているだけあって、HR165Sの方が凝った作りになっていますね。
あと、動作のなめらかさでもやはりHR165Sの方が滑らかです。
ただ、DRESSのフックリリーサーも、市場に出回っている類似品の中ではピカ一の滑らかさで、使用感自体はとてもよさそうでした。
このDRESSのフックリリーサー、総じて、S.O.M.製品に比べると、質感やクオリティ面では敵わない面はありますが、半額以下の価格を考えると、十分すぎるといってよい出来栄えではないかと思います。
実使用インプレ
私は普段はS.O.MのHR165Sと130Sを愛用していましたが、DRESSのフックリリーサーに持ち替えて初めての釣りでシーバスが釣れたので、早速このルアーをシーバス実釣で使ってみました。
以下の記事の釣行です。
動画では魚が暴れて別のフックが引っかかってしまい、ちょっとまごついています(おまけに動画撮影にも失敗してます)が、初使用ながら、直感的に必要な動作をとることができ、フックオフ操作自体は非常にやりやすかったです。
感覚的に、HR165SでもこのDRESSフックリリーサーでも同じですが、このくらいの長さ、細さが、先端部分の操作性の高さと、フックから安全距離をとるという意味での両面で、ベストバランスのサイジングなのかもしれませんね。
見た目的に若干華奢に見える引手部分も、実用上はやはり全く問題なし。
その部分も含めてしっかりした剛性感があり、ショアから狙う7~8㎏クラス青物程度までなら十分使用できるのではないかと思います。
なお、携行していて便利だなと感じたのは、DRESSのフックリリーサーにしかないフックの格納機能。
先端フックを格納した様子。携行時にもこれなら引っかかりが起きませんね。 |
この手のフックリリーサーって、私は以下のようなフックリリーサーホルダーに入れて携行しているのですが、パズデザインのものもマズメのものも、フック先端部分はカバーされていないため、実際に使用していると、結構な頻度で服や他の装備品にフックがひっかかるんですよね。
リールなんかに触れたら傷もつきそう。
今のところまだ被害はありませんが、結構この引っかかりがうっとおしいので、DRESSフックリリーサーのフック格納機能は非常に便利で実用的な、良いアイデアだと思いました。
DRESS フックリリーサー インプレッションまとめ
さて今回はDRESSから2022年にリリースされた新作フックリリーサーのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
道具としての完成度とコスパはかなり良いと感じました。 |
個人的にはこのDRESSのフックリリーサー、コンパクトで小型、後発故の実用的なフック格納機能などを備えて携行性も高く、実用面での操作性や剛性感も文句なしで、非常に値ごろ感のある良い製品だと感じました。
上述のとおり、細部の質感などではS.O.M.製品には敵わない面もありますが、今や値上げによって定価1万円以上となってしまったHR165Sに比べて、4180円と半額以下のこのフックリリーサー、価格がネックで購入を躊躇っていた人や、予備フックリリーサーが欲しいと思われていた人には、絶対的におススメできるアイテムだと思います。
軽くコンパクトで先端が格納できるため、フックリリーサーホルダー無しでも気軽に持ち運べるところもいいですね。
先端フックの格納(HOLD)機構。赤いパーツをスライドさせてロックさせます。 |
モールシステムのテープにチョイと挿して携行したり、ピンオンリールでぶら下げて携行するのもアリかもしれません。
あと、フックリリーサーについては、以下記事にも書いていますが、布製ゴミやロープなどを釣ってしまった場合のフックオフ作業や、エイがスレがかりした場合のフックオフ作業などでも非常に便利で安全性が高いですので、プライヤーと2本持ちするのが絶対におススメ。
DRESSのフックリリーサーで、ぜひ安全快適な釣りを楽しんでください。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
●魚体へのダメージを最小限に!ゲームフィッシングにも最適!
●飲まれた針も外せるスリムな先端!魚の口に入りやすい!
●手が小さくても使いやすく力の入りやすいグリップ形状!
●フック先端が収納できネットや服に引っ掛けない!持ち運び時の不意なトラブルも防ぎます。
2023年には、以下の通りロング&ヘビーデューティー版の「DRESS フックリリーサーHDL」が登場しました。よりリーチが長くなり大型魚、大型ルアーでも安心!
●パイプ、ホルダーの材質をステンレス化!細身なシルエットはそのままに、より耐久性の高いハードユースモデル!!
●ジギングやビックベイトに最適なリーチ!!
●魚体に触れず針外しでき、魚のトゲや針が手に刺さらず安全!また、魚のぬめりが苦手な方にも重宝します!
●魚体へのダメージを最小限に!ゲームフィッシングにも最適!
●飲まれた針も外せるスリムな先端! 魚の口に入りやすい!
●手が小さくても使いやすく力の入りやすいグリップ形状!
●フック先端が収納できネットや服に引っ掛けない!持ち運び時の不意なトラブルも防ぎます。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。
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