みなさまこんにちは!
先日シーバスのナイトゲーム、ウェーディングの釣りに行ってきましたが、ひさびさにフラッシャーを装着するのを忘れてしまいました。
こういう忘れ物が無いように、フラッシャーや予備ライトのような安全装備は、普段はフローティングベストやバッグにつけっぱなしにしているのですが、この日はたまたま電池が切れていたので、電池交換するために外してしまってたんですよね。
今のような秋シーズンのナイトゲームは釣り場は非常に混みあうので、オカッパリの釣りはもちろん、特にウェーディングの釣りではフラッシャーでも点灯して「ここに釣り人がいますよ」アピールしておかないと、至近距離に割り込まれたり、時にはこちらにめがけてルアーが飛んでくるようなことも。
危険極まりないので、安全装備であるフラッシャーは絶対に忘れず装着したいですね。
富士灯器ゼクサスの新型フラッシャー、ZX-135。 |
そんなフラッシャー、長年シーバス釣りでは以下記事に書いた、ゼクサスのZX-130というモデルが定番でした。
しかし、以下の記事に書いた通り、2022年にはその後継機ともいえる新しいフラッシャー、ZX-135というモデルがリリースされました。
どんなモデルなのかは、上記記事内に書いていますが、今回はこの新しいフラッシャー、ゼクサスのZX-135について、長期使用したインプレッションを書いてみたいと思います。
ゼクサス フラッシャー ZX-135とは?
ゼクサス(ZEXUS)は1920年創業の、大阪府阿倍野市天王寺にある老舗灯器メーカー、富士灯器株式会社が展開する夜釣り関連商品のブランド。
個人的には「ザクセス」「ゼクサス」どっちが正解だったっけ?といつもわからなくなってしまいますw
パッケージは環境に配慮してか、プラスチックを使用しない紙製のものになっています。 |
それはさておき、今回ご紹介するZX-135は、2022年春に新発売となったゼクサスの新しいフラッシャーで、スペックは以下の通りとなっています。
明るさ | 約180ルーメン(白色常灯時) |
使用電池 | 単3形アルカリ電池 × 1(別売) |
質量 | 約22g(電池別) |
防水性能 | IPX7相当 |
JAN | 4955458201355 |
価格 | オープン |
価格はオープンとされていますが、一般的な小売店では税込3520円で販売されていますね。
ZX-130が、同様にオープン価格設定ながら実質的な定価が税込2860円だったことを考えると、結構な値上げですが、それだけ価値が上がった商品だと言えるのでしょうか?
以下でレビューしていきたいと思います。
全体的に質感が高まった
ZX-135を手に取ると、電池別22gという重量はZX-130に比べて6gアップとやや重量増。
ZX-135の製品パッケージ裏面。簡単な説明書きがあります。 |
使用電池が単四から単三に変わったことで、さらに重量は増加しますが、実用面で重たいと感じるようなことはないでしょう。
手に取るとZX-130に比べて各部の樹脂が分厚いように感じられ、耐久性などは向上していそうですね。
私は2個使用していたZX-130をテトラにぶつけて割ってしまったことがあるので、今回のZX-135での強度面の向上には期待しています。
電池の挿入口と点灯モード切替スイッチを兼ねたヘッド部分は、回転させるときにZX-135の方が内部の防水パッキンがしっかりと効いているためか、よりしっとりとした重ためのフィーリングです。
電池を入れてONにすると最初に光るのがこの赤色。私も普段のウェーディングでは好んで使う色ですが、結構他の釣り人と被りますね。 |
全面プラスチックだったZX-130とは違い、ローレット部分にはしっとりとした滑りにくく手触りの良いゴム素材が使用され、これも重厚感と操作性の向上に寄与していると思います。
なお、この製品に付属のカラビナは可もなく不可もなくといった感じですが、錆に弱かったり壊れやすい100均のものよりはそこそこいいモノを採用していそうですね。
複数LEDチップ採用で高機能化
このように外装面、操作面での質感が向上したZX-135では、機能面でも進化しています。
ZX-130はカラーチェンジはできるものの、フラッシャーとしての単機能に特化した製品であったのに対して、ZX-135では赤、緑、青それぞれのカラーに対応した高性能RGB LEDチップに加えて、クールホワイトカラーの高性能白色LEDチップが搭載されています。
ZX-135を青色で点滅させた様子。視認性が高く到達距離も長そうな光ですね。 |
このことで、フラッシャーとしての使用だけではなく、最大180ルーメンの白色常灯としても使用することができるようになりました。
今や1000ルーメン超えも珍しくはない釣り用ライトの世界で、180ルーメンは控えめなスペックと言えますが、フラッシャーでありながらいざという時に白色灯として使用できるという機能は、メインライトが電池切れを起こした時など緊急時に役に立ちそうです。
なお、点灯パターンは、ヘッド部分を回転させるたびに、赤点滅→青点滅→緑点滅→白点滅→白常灯の順に切り替わります。
緑点滅も視認性が高そうです。 |
もちろん、モードメモリー機能がついているため、例えば赤色を使用していた後ヘッドをひねってOFFした場合、次回使用時にONにすると再び赤色が点灯するという仕様です。
釣行の度にいちいちヘッドをひねって好みのカラーを選択する必要がないので便利ですね。
その他機能面ではIPX7等級の防水性能。
IPX7とは、水深1mの位置に30分間水没させても、内部に浸水しない防水性能を表しているので、釣りで使う分にはよほどのことが無い限り安心でしょう。
最大の特徴は大幅にアップした電池寿命
このように、質感面でも機能面でも進化が見られたZX-135ですが、個人的に最大の進化だと感じているのがそのランタイムの長さ。
ZX-135で新たに追加された白色点滅は、ほかのアングラーと色被りが少なくていいのではないでしょうか?点滅色の選択肢が多くなったことで、仲間うちでグループ釣行したときなんかに個人の識別がしやすくなりますね。視認性も抜群に良いと思います。 |
普段私は、シーバス釣りでフラッシャーを使う際、電池の使い捨てがもったいないのでAmazonの安物のニッケル水素充電池を使用しています。
ZX-130ではメーカー公表のランタイムが30時間とされていますが、だいたい期間にして1か月、4~5釣行くらいでいつの間にか電池が切れていることがほとんどでした。
しかし、このZX-135では、メーカー公表値で200時間と、6倍以上にランタイムは増加。
容量が大きいAA(単三)電池を使用しているからということもありますが、私は今年の6月にこのフラッシャーを購入してから、10月末現在まで一度も電池交換せずに使用できていますので、非常に長寿命で手間いらずといえそうです。
フラッシャーはいざという時のための安全装備なので、忘れないようフローティングベストやバッグにつけっぱなしにしているのですが、その分、冒頭で書いたように電池交換のタイミングで外してしまうと釣り場にもっていくのを忘れてしまったりしがち。
なので、電池寿命が飛躍的に伸びたことは、装着忘れの予防にもなるため、本当にありがたいと感じています。
ゼクサス ZX-135 インプレッションまとめ
さて今回は、ザクセスから2022年にリリースされたフラッシャー、ZX-135のインプレッションを、先代モデルのZX-130との比較も交えてお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
標準的な小売価格が上がってしまったのは残念ですが、個人的にはこのZX-135、価格上昇分を十分補ってあまりあるほどの性能面・機能面での向上を果たしていると思います。
白色の常灯モードで点灯した様子。180ルーメンという数字以上に明るく感じられます。アウトドアアクティビティで、テント内にランタン替わりにぶら下げてもいいかも知れません。 |
特に、ランタイム(実用時間)の劇的な改善は非常にうれしいところ。
夜釣りでは常に点灯しておきたい安全装備だけに、安心して長時間使い続けられるのは非常に重要なポイントだと思います。
また、採用されているAA(単三)電池は汎用性が高く入手も容易であるため、維持費も安く済みますしね。
ニッケル水素充電池を使えばさらに経済的だと思います。
釣行の最中でフラッシャーが電池切れになって困らないよう、予備バッテリーを常に携行することをおススメしますが、釣りで使いやすい完全防水のバッテリーケースってのはなかなか選択肢が少ないため、以下記事にあるような、AA電池一本で稼働するIPX8防水のミニライトを、バッテリーケース替わりに携行することをおススメします。
そうすれば、メインで使用するライトが万一の電池切れになった場合のサブライトとしても役立ってくれますし、このフラッシャーZX-135が電池切れになった場合の予備バッテリーケースとしても役立ってくれますし、一石二鳥だと思いますがいかがでしょう。
ということで、今回ご紹介した新しいフラッシャーZX-135は、初めてフラッシャーを買うという人にも、既にフラッシャーを使っているよという人にも、自信を持っておススメできる、買い替える価値のある逸品です。
気になる方はぜひ手に取ってみてください。
記事内で比較対象とした先代機種、ZX-130のインプレッション記事は以下です。よろしければあわせてご覧になってみてください。
以上で今回のお話はこれでおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
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