みなさまこんにちは。
最近、欲しい釣り道具もないのですが、ちょっとハマっているのが小型LEDライト。
まだインプレ記事などは書いていませんが、実は今年に入って既に6個ほど買ってしまいました。
いずれも、中国メーカーの製品で、AmazonなどのECサイトを中心に展開しているものばかりです。
中国の電化製品というと、Amazonで未だに良くある胡散臭い出品者の怪しげな製品を連想してしまいますが、私が買うのはそういうものではなく、ちゃんと企業として真面目にやってるメーカーのものばかり。
それらの製品はクオリティやスペック、使い勝手に関しても、もはや日本国内メーカーのものでは太刀打ちできないくらい素晴らしく、手にした時の感動や満足度も高いものが多いです。
ということで今回は、上記の通り今年買った小型LEDライトの中でも、一番小さくて軽量なミニライト、ThruNite社のTi2というアイテムのインプレをご紹介したいと思います。
ThruNite Ti2 の特徴とスペック
ThruNiteは、2009年2月設立、資本金一千万円、従業員数50名の、中国深センにあるライト専業サプライヤー「深センスルーナイト科技有限会社」のブランド名。
ThruNiteは小型軽量EDCライトや、超高輝度懐中電灯、戦術懐中電灯、LEDヘッドランプ、超高輝度長射程サーチライトなど多数の製品をリリースしています。
その中で、今回ご紹介する「Ti2」という製品は、キーホルダーサイズの単4電池一本で駆動する超小型・超軽量なLEDライト。
動作はシンプルにヘッド部分をひねってON/OFFするタイプで、調光機能はもたないシンプルなワンモードのフラッシュライトです。
Ti2のスペックは、下表の通りです。
製品仕様
LED | CREE XTE |
リフレクター | TIRレンズ |
動作電圧 | 0.9~3V |
材質 | AL T6061-T6 |
表面仕上げ | 硬質陽極酸化被膜タイプ3(HA-III) |
サイズ | 60mm×14mm |
重量 | 7.2g(バッテリー除く) |
性能諸元は、下表の通りです。
出力 | 120lm |
動作時間 | 45分間 |
最大射程 | 48m |
最高光度 | 600cd |
耐衝撃性 | 1m |
防水性 | IPX-8(2m) |
手にした印象
ThruNite製品はこれまで何度もリピート買いしていますが、調べるとAmazonでの販売価格が圧倒的に安いため、今回もAmazonで購入しました。
届いた製品パッケージは、他のThruNite製品とは異なり非常にシンプルで薄手、とても小さな紙パッケージ。
手に取ると、本当に中身が入ってるのかな?というくらい軽いですが、開封してみるとちゃんと入っていました。
中身もシンプルで、ライト本体と、ストラップやキーリングを取り付けるためのスプリットリング、そして各国語対応の紙製マニュアルが同梱されているだけです。
この紙マニュアル、よくありがちな中華製品とは異なり日本語表記も完璧で、誤字誤植などもありません。
パッケージから取り出したTi2、手に取ってみると、想像以上にコンパクトですね。
大きさは大人の掌の小指程度のサイズで、7.2gという本体重量も、500円玉一枚分くらいで非常に軽い。
しかし、本体は工作精度の高さが見て取れるアルミニウム合金製で、質感は非常に良いです。
早速ヘッド部分をひねって電池を入れてみますが、このひねり心地すら質感が高い。
アルカリ単4電池を挿入して、スイッチオン!
え!このサイズでこんなに明るいの?と驚かされるくらい、予想以上の明るさです。
これはいい買い物したかも!
Ni-MH充電池では使用できないのか?
しかし、その後、充電池でも試してみようと、Amazonベーシック充電池を入れてみたところ、予想外の事態が。
そう、点灯しないのです。
動作電圧は0.9~3Vなので、間違いなくNi-MH充電池でも動作するはずなのですが、ヘッドをひねっても点灯しません。
しかし、思い切り強くひねると、点灯しました。
Ni-MH充電池は、一般的にアルカリ乾電池より微妙にサイズが大きいものが多いのですが、このライトTi2は、どうやら電池のサイズに非常にシビアなようです。
おそらく充電池が大きいために、ヘッドのねじ込みが途中でつかえて、安定して通電できていないのでしょう。
ということで、本体電池ケース奥にある接点バネを取り出して、これを一周の40%分くらい、ニッパーで切り取ってやります。
そしてその接点バネを再度電池ケース奥に入れて、充電池をセットしてヘッドをひねると、見事、点灯してくれました。
もちろん、アルカリ乾電池を入れても問題なく点灯してくれます。
このように、ThruNite
Ti2でNi-MH充電池を使用したければ、接点バネを少しカットしてやる必要があります。
釣りの現場での使用レポート
充電池でも問題なく使用できることが分かって一安心ということで、早速釣りの現場にも持って行って使ってみました。
普段シーバス釣りをしているポイントへの往復路は、コンクリあり、アスファルトあり、草原の起伏あり、砂浜ありと、いろんな路面状況の道のりですが、このライト、暗闇で使用してみるととても120ルーメンとは思えないほど明るいですね。
そもそも本体が小指ほどのサイズなので、当然光はあまり拡散せず、スポット的なライティングになりますが、夜道で足元を確認して歩くのには十分な明るさと照射距離です。
釣りの最中でルアーチェンジなど手元作業で照らす場合にも、若干眩しさを感じるくらいの十分な光量。
当然AAA(単四)サイズという小型電池一本を使用するため、長時間の連続点灯などには向いていませんが、そんな電池でも45分間のランタイムが確保されているので、あくまでサブライトや歩行時に点灯する程度であれば、2、3釣行分くらいは十分電池も持ってくれると思います。
あの用途にもバッチリ
このように、ThruNite Ti2は性能的には十分メインを張れるくらいの実力派なのですが、さすがにサイズがサイズだけに、メインライトとしてガンガン使うといった感じのライトではないと思います。
釣りのシーンで言えば、いざというときのサブライトとしてや、メインライトをうっかり忘れてしまった時やメインライトのバッテリーが切れてしまった時のための常備用ライトとして使うのが、最もしっくりくるのではないでしょうか。
実際コレを釣りの現場に持って行って使っていて気づいたのですが、一番いいなと思ったのは、予備のAAA(単四)電池のバッテリーケースとしての使い方。
シーバスのウェーディングなどでは、以下記事のフラッシャー、ZX-130をご利用されている方も多いと思いますが、このフラッシャー、結構消費電力が大きいみたいで、Ni-MH充電池を使用していてもナイトゲーム3~4回で確実に電池切れになっちゃうくらい、消耗が激しいです。
重要な安全装備であるにもかかわらず、電池切れが多いってのも困り物で、過去には以下記事に書いた完全防水ケースに予備電池を入れて、フラッシャーを使うときはコレを持ち歩いたりしていました。
しかし、この防水電池ケースに最適な容器も、既に売り切れで、なかなか代替品となる良いケースはありません。
ところが、このThruNiteのTi2なら、実売1000円以下とお手頃な値段ながら、IPX8相当の完全防水で超軽量なので、防水電池ケースとしての役割もしっかり果たしてくれるんですよね。
スイッチOFF時には完全に電流も断たれるので、無駄に電池容量を消費する心配もないのも、電池ケースとして優れたところだと思います。
ThruNite Ti2 インプレッション まとめ
さて今回はThruNiteの超小型軽量EDCフラッシュライト、Ti2についてのインプレッションをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
記事内で書いた通り、Ni-MH充電池を使用するためにはちょっとしたプチ改造が必要になりますが、Amazonで買えば実売数百円と非常に安価であるにもかかわらず、この性能とクオリティ。
さらに、製品そのものには購入後2年の保証までついてきます。
今回は釣り人目線でのインプレを書きましたが、もちろん釣り以外のアウトドア活動や、非常用、常時携帯用のEDCライトとしても非常に優秀な製品で、買って間違いの無いアイテムだと思います。
特に、ウェーディングの釣りをされる方で、AAA(単四)電池使用のフラッシャーをご使用の方には超絶おススメ!
気になる方は、是非手に取ってみてください。本当に素晴らしいライトです。
なお、他のThruNite製品のインプレッションも以下記事に書いていますので、宜しければ是非ご覧になってみてください。
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