みなさまこんにちは。
今回も、ライトゲームネタです。
昨年同様、私は今年もアジングにハマっていますが、アジングってメバリングよりもボトム付近を攻めることが多いからか、結構ジグヘッドを根掛かりロストしてノットを組みなおす頻度が高めですよね。
私は出来るだけフックを曲げてジグヘッドを回収できるよう、アジングではなるべく細軸の土肥富レンジクロスフックを使うようにしていますが、それでも結構回収失敗してラインが切れちゃうことがあります。
アジングだったら、メインラインはほぼエステルばかり使っているので、PE主体のシーバスやメバリングに比べるとラインブレイク時のノット再作成はそこまで手間ではないのですが、それでも中年アルアルの老眼が進んで来たお年頃、ナイトゲームで風があったりすると、簡単なノットでも手元が良く見えず何やってるかわからない状態になることもしばしばで困り物です。
しかし、昨年あるアイテムに出会ったことで、自宅でも現場でも、ライトゲーム用のノット作成がとても楽になりました。
今回は、ライトゲーム用のノット作りに、一度使うともうやめられないというくらい便利で使い勝手の良い秘密兵器、ダイワの速攻8の字むすび と ルアーノッターLSについてインプレを交えてご紹介したいと思います。
ダイワ 速攻8の字むすびとは?
ダイワの速攻8の字むすびは、その名の通り、8の字結び(チチワ)が簡単に作れるノットツール。
ダイワの製品サイトの解説を引用すると、以下の通りです。
極小チチワが速攻で誰でも簡単に作れる便利アイテム
- 手では難しい極小チチワが速攻で誰でも簡単に作れる。
- 糸の太さに合わせたS・Mの2サイズをラインナップ。
- ヒネリの回数を増やしてチチワの強度を増したり、同じ大きさのチチワを何度も作れる。
- パイプの先端からループまでの距離がほぼチチワの大きさになるため、事前にハリスの長さを揃えて作っておく場合には非常に便利。
- ピンオンリール取り付け穴付き。クリップでポケットに差しておくことも可能。ベスト等に取り付けても邪魔にならないコンパクトサイズ。
※錆防止のため、海での使用は推奨しません。
※チチワの径を小さくするにはパイプ径の小さいSが有利ですが、Sサイズで太い糸を使用した場合、パイプの中に入った糸が折れ曲がりクセがつきやすくなります。
様々なシーンで活躍
- ハリスと道糸のチチワ結束に。
- 水中糸とハリス/ハナカン仕掛の結束に:極小チチワなら水中抵抗激減。
- 天上糸と水中糸、竿との結束に:いつもの結びも一層ラクラク。
- ヘラハリスの長さ調整に:何度でも同じチチワが作れる。
- 糸と糸との結束にも:二つ重ねて結べば、8の字結びで糸を結べる。
(ダイワ 速攻8の字むすび 製品ページより引用)
要は、のべ竿を用いた淡水の餌釣りでは当たり前のようによく使われるチチワ結びを簡単に、しかも手作業よりも小さく作ることが出来る便利ツールとして開発された製品が速攻8の字結びなのです。
ラインナップは推奨糸0.08号~0.6号程度のオレンジ色のSサイズと、推奨糸0.3号~2号程度のイエローカラーのMサイズの2サイズ展開、いずれも定価はオープン価格となっています。
このような速攻8の字むすびですが、本来のチチワ作りだけではなく、アイデア次第でさまざまな使い方が可能。
その使い方のうちの一つとして、ライトソルトゲームで多用されるトリプルエイトノットを作るのにコレを使えば、非常に素早くクオリティの高いノットを作成することが可能なのです。
そういう理由で、速攻8の字結びはもともと淡水の餌釣り用の製品であったにもかかわらず、2014年に登場した当初より、ライトゲーマーにも隠れた人気のアイテムでした。
ダイワ ルアーノッターLSとは?
しかし、速攻8の字むすびはもともと淡水使用を想定した製品であったため、致命的な弱点がありました。それは、海水によるサビや腐食の問題。
ダイワの製品ページの解説にも「錆防止のため、海での使用は推奨しません。」との注釈が記載されている通り、海水環境で使用した場合、ノット作成時にラインを引っかけるための先端フックが腐食して折れ、使用不可能になってしまう可能性があったのです。
そのため、速攻8の字むすびの登場から遅れること5年、2019年になって、ライトソルトゲームをはじめとした海水での釣りでの使用を想定して速攻8の字むすびを改良したアイテム、「ルアーノッターLS」がリリースされることになりました。
このアイテムも、ダイワの製品サイトから解説を引用してみましょう。
素早く結束! ライトゲームでのリーダー結束に最適
- 強風、夜釣りの際のライトゲーム用リーダーの結束を素早く行える便利アイテム。
- 刃先部をフッ素メッキをすることで防錆性の向上と糸すべりの向上
- トリプルエイトノット・トリプルサージェンスノットをはもちろんのこと、アングラーの工夫により様々な用途で使用可能。
- 鞄やベストに取り付けて携帯に便利なクリップオンリール付き
- 小物がつりさげられるスナップ×2
- スナップ等の携帯に便利なステンレスフック
(ダイワ ルアーノッターLS 製品ページより引用)
速攻8の字結びは、SとMの2サイズ展開でしたが、ルアーノッターLSはレッドカラーのワンサイズのみの展開で、速攻8の字むすびのMサイズをベースとしたモデルとなっており、定価は2700円。
ベースに対して改良されたポイントは、腐食が懸念される先端フック部分にフッ素メッキが施されていること。
これにより、海水使用時の耐食性が高まるとともに、ノット作成時のラインの滑りが良くなっています。
あとは、ルアーノッターLSのみの特徴として、スナップ類など小物を吊り下げることが出来るステンレスフックを装備した小型ピンオンリールが付属しています。
速攻8の字むすび&ルアーノッターLSで作れるノットと使い方
これらを用いて作れる代表的なノットとそのノット作成時の使い方は、下図の通りです。
これらのアイテムを使って最も簡単に作れる代表的なトリプルエイトノットの作り方は、以下の動画で分かりやすく解説されています。
見ての通り、これを使えば非常に簡単にトリプルエイトが作れますね。
実使用インプレ
自宅でのノット作りや釣りの現場でのノット作りに実際にこれらを1年近くつかってみました。
0.2号、0.3号といった極細エステルラインやPEラインに、0.8号~1.2号程度のリーダーを結束する機会が殆どでしたが、ラインをひねったり巻き付けたりするパイプの径が細い分、速攻8の字むすびのSサイズの方が作業する上での使い勝手は上で、無駄になる端糸の量も少なく綺麗に素早いノット作成が可能ですね。
とはいえ、ルアーノッターLS(適合ライン0.3号~2号)でも、0.2号ラインでのノット作成で支障を感じることはありませんし、やはり使いやすいことには変わりありません。
また、先端フック部分のフッ素メッキの効果か、やはりラインを抜く際の滑りの良さはルアーノッターLSの方が確かに上ですね。
特にこれらのアイテムの威力を実感するのは、強風下で横風を受けるような状況でのナイトゲームにおけるノット作成時。
そのような状況下でもラインの端を見失うことがなく、驚くほど正確にノット作成が可能となります。
最近個人的に老眼が進んで来たこともあり、リグ作成では以下のアイテムと並んで、もはや必須アイテムだなと感じています。
ちなみに、しばらく釣りの現場で使ってみても速攻8の字むすびの先端フックに腐食はみられませんでしたが、使い慣れた現在では、海水を触る危険性が少ない自宅でのノット作成には速攻8の字むすびを、海水に触れる可能性が高い釣りの現場でのノット作成にはルアーノッターLSを使うというように、状況によって両者を使い分けるようにしています。
結構お高いアイテムなので、ダメにしてしまっては勿体ないですもんね。
コレは買い!ダイワ 速攻8の字結び&ルアーノッターLS インプレッションまとめ
さて今回はライトゲーム向けのノットが簡単に作れるアイテム、ダイワの速攻8の字むすびとルアーノッターLSのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には、速攻8の字結びのSサイズの方がノット作成の失敗も皆無で圧倒的に使いやすく感じているため、ルアーノッターLSがなぜ速攻8の字むすびのSサイズをベースにしなかったのか全く理解できません。
ピンオンリールとか余計なものは要らないので、ダイワさんは今からでもいいから是非ルアーノッターLSのSサイズを出して欲しいものです。
そのような若干の不満はあるものの、これらのアイテムの実用性と利便性は抜群で、ノット作成ツールとしてのお気に入り度は非常に高く、実売価格が高いにもかかわらず購入後の満足度もかなり高めのアイテムです。
おそらく紛失してしまったら即リピート買いするであろうと思えるレベル。
個人的にはもはやライトゲーム用ノット作成には無くてはならないアイテムだと言えるでしょう。
見た目の割にお値段が高めで、速攻8の字むすびもルアーノッターLSも、私の近所の釣具店はどこも税込2000円以上の価格で販売しているので、その価格を見て購入を躊躇される方もいらっしゃるかも知れませんが、一度使うとやみつきになる使用感の良さで非常におススメのアイテム。
以下リンク先のAmazonなどでは、送料込で千円台後半と非常にお安くなっているタイミングもありますので、気になる方は是非手に取ってみてください。
きっと手放せなくなると思います。
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