みなさまこんにちは。
最近、ライトゲーム釣行が多くなってきたのとともに、シーバスもなかなかがっつりウェーディングする機会が減ってきたので、釣り用の装備がどんどんシンプル化していって、スリングバッグ+フィッシングベルトスタイルでの釣行が多くなってきました。
本当はスリングバッグだけで釣りが出来たら楽ちんでいいのですが、夏場は予備も含めてドリンク類も結構持ち運ばなければならないし、フィッシュグリップやプライヤーやメジャーなど釣りで必須の装備品を全部バッグで持ち運ぶと、バッグの重量が増えちゃって疲れるんですよね。
ということで、それら各種装備品は、以下のようなミリタリー用モールシステムベルトに装着して、ルアーや小物類だけをスリングバッグに収納するという感じで釣りをしています。
スリングバッグは以下記事のシマノのものを愛用中。
右側にも左側にも背負える左右両方タイプで、長時間の釣りで肩への負担が気になったら気軽に掛けけえられるところも非常にお気に入りです。
ただ、これらの装備、機動性や使い勝手は非常にいいのですが、自室からの運搬や車載時は結構嵩張るし、フィッシュグリップやフックリムーバーなどガチャガチャ絡まるものがぶら下がっているので、ちょっと厄介。
そういう次第で、なんとかこれらをまとめてスマートに運搬、収納できるバッグはないものかと釣具店を偵察したところ、良さげなトートバッグを見つけました。
それが、今回ご紹介する、シマノのBA-048Tというトートバッグ。
BA-048Tは2021年にシマノから発売開始された個性的なトートバッグ。 |
今回はこのバッグのインプレッションをお届けしたいと思います。
シマノ トートバッグ BA-048Tとは?
BA-048Tは、2021年SSシーズンに初登場したシマノのトートバッグ。
2022年SSシーズンには新色が追加され、現在はブラック、グレー、サンドベージュの3色展開、20Lと45Lの2サイズ展開のラインナップが存在します。
(画像はシマノ BA-048T製品ページより引用)
底面にしっかりマチがとられたボックス形状のスタイリングのトートで、素材はポリエステル、20Lタイプは外寸が22×52×55(最長時)cmで、45Lタイプは27×63×66(最長時)cmとなっています。
なお、上記外寸の「最大時」とは、このバッグがロールトップ形状をしていて、縦長辺を折りたためる形となっているため、最大限広げた時の寸法を表しています。
表面は通常のポリエステルファブリックになっていますが、二重生地となっており、内側は防水インナーを装備しているため、ウェーダーなど濡れたものを収納することも可能です。
表記以上の収納力が大きな特徴!
私はこのバッグの20Lを購入してみたのですが、実際に手に取ってみると、第一印象として20Lという表記が誤りではないかと思えるくらい大きく感じます。
最大限に広げた状態では思ったより大きく、一般的なフローティングベストがすっぽり収まるサイズ感です。 |
それもそのはず、マチ幅22cmで横幅52cmのこのバッグは、高さわずか20cm程度で、十分容量20Lを達成してしまうのです。
20Lタイプを手に持った時のサイズ感はこのくらい。
なので、容量表記の20Lというのは、実質的な「最低容量」を表していると思います。
バッグの上部をロールさせずに使用したら、フローティングベストなども余裕で収納できる実質35Lクラスオーバーのトートバッグとして使えますし、中に入れる荷物の量によってロール幅を調整することで容量はフレキシブルに変えることができますね。
使い勝手抜群のこだわりのディティール
ちなみに、似たようなロールトップ式の防水トートバッグは数あれど、さすがはシマノ、随所に非常にこだわったディティールが採用されています。
例えば開口部、某A社の防水トートバッグでは、開口部の縁が幅広くベルクロ仕様となっており、しっかり開口部を閉じてロールさせるようになっていますが、これが実際に使っているといちいちベリベリと開け閉めせねばならず思った以上にめんどくさい。
それに比べて、このシマノのBA-048Tでは、開口部の縁にややハリのある芯材を用いており、さらに必要最低限の面積にのみベルクロを採用していることで、片手でもスムースにバッグの口を開閉できるようになっています。
写真ではわかりづらいですが、開口部を留める小さなベルクロが見えるでしょうか?内側はつるっとした光沢のある防水素材になっています。 |
また、このバッグは他社製の一般的なトートバッグとは異なり、トップ部分に向かうにつれてマチ幅が狭くなる、側断面が涙型のデザインとなっているため、トップをロールさせた時に余った布が横にはみ出すようなことがなく、綺麗なボックス型を維持してくれる仕様。
BA-048Tの側面。上部に向かって幅が狭くなる涙型をしているのがわかります。 |
通常の防水トートバッグでは、写真のようにトップをロールさせた状態では、上部の余った生地が左右に膨れるのが一般的ですが、BA-048Tではこれがありません。 |
荷物を収納した際の自立性も高く、車載時や運搬時には非常に使い勝手の良い形状になっています。
さらに、ロールさせたトップ部分はサイドにあるバックルで留めることができ、見た目も非常にスッキリしますね。
出っ張りがなく車載時などにもスッキリ収納が可能。 |
内側は全面が防水素材のインナーで二重構造になっているため、一般的な単素材のトートバッグに比べると若干重量感はあるものの、ウェーダーやフローティングベストなど濡れ物を入れても安心で、先述の通りカッティングの妙から自立してくれるため、車のトランクなどでの運搬時にも水漏れなどの心配が少ないです。
内側に付属するインナーポケットは見た目以上に大容量で、使い勝手も良いです。 |
内部にはインナーポケットが付属していますが、このジッパー付きのインナーポケットは十分な容積があり、リールガードに入れたC3000番程度のリールに加えて、グローブやヘッドライト、喫煙具など、釣り場で忘れたくないようなものをまとめて収納できるので非常に便利。
外側には表面、裏面ともにハンドル部分から連続したモールテープが装備され、ハンドル付け根にはD管も配されているため、ちょっとしたアクセサリー類や小物を装着してカスタマイズすることも可能です。
前面、背面に配されたD管やモールにはアクセサリー類を装着してカスタマイズ可能。 |
収納力と使い勝手は最高!
このBA-048Tの20Lタイプの容量は、先述の通り実質容量はもっと大きいものだと思いますが、これが実際に釣り用品を入れてみると、実に使いやすいサイズです。
私はルアーなどを入れたスリングバッグと、各種ギア類やドリンクホルダー、ロッドホルダーなどを装備したフィッシングベルト、予備スプール類、レインウェアなどのウェア類、リール、さらにはソアレエクスチューンMBやエクスセンスMBといったモバイルロッドまでも、まとめてこのバッグに入れて運搬しています。
これだけの荷物を入れてもまだゆとりがあります。 |
まあ、エクスセンスMBはさすがに若干斜めにしないと入らないですが、ライトゲーム用であれシーバス用であれ、一日の釣りで使用するタックルや装備類をまとめて一つのバッグに収納できるというのは本当に便利で、この運用を始めて以来、忘れ物することが全くなくなりました。
上の写真の釣り装備(ライトゲーム用)一式を入れた状態。 |
前述の通り、荷物を詰め込んだ時にはボックス型を維持して自立してくれるため、狭いセダンのトランクなどでも無駄に嵩張ることなくスッキリと積載できますし、釣りに行くときも釣りから帰って来た時も、まとめて一回で荷物を運べるというのも非常に便利です。
シマノ トートバッグ BA-048T インプレッションまとめ
さて今回はシマノのトートバッグ、BA-048Tのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。
このバッグ、実際に使い始めてみると、もう今までのトートバッグには戻れないというくらい素晴らしい使い勝手の良さで、2か月も経たないうちに全く同じものをリピート買いしてしまいました。
これまで何十年も釣りをしてきて、当然トートバッグも多くのメーカー、種類のものを使用してきましたが、個人的にはこのBA-048Tがそれら歴代のトートバッグの中で間違いなくNo.1だと思えるくらい、気に入っています。
トートバッグはそれこそピンキリでいろいろな商品があるので、正直何使っても一緒じゃないの?と思われる方も多いかもしれません。
さらに、このBA-048Tは似たようなトートバッグの中では実売価格はまあまあ高めの部類なのかもしれませんが、これだけ使っていて満足度が高いトートバッグは本当に珍しいと感じますので、初めてトートバッグを買われる方にはもちろん、今お使いのトートバッグに不満があるという方にも自信をもっておススメできる逸品です。
気になる方は、是非一度手に取ってみてください。きっと気に入ると思います。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!