みなさまこんにちは。
11月初旬の今でも、北風が吹いた日などは耐えがたい寒さ、これからいよいよ寒い冬がやってきますね。
ところでみなさま、冬場の釣りの足元はどのようなシューズを履いていらっしゃるでしょうか?
今回ご紹介するのはラジアルソールの釣り専用ウインターブーツ、リバレイの5343です。 |
私は昨年、リバレイのRVウインターブーツ 5343という釣り専用のウインターブーツを買って、秋冬シーズンに使い倒してみたので、今回はこの釣り用簡易防水ウインターブーツの実釣インプレを書きたいと思います。
意外と困る冬場の足元
私の場合、通っている釣り場が秋冬シーズンはオカッパリの方がよく釣れるため、この時期はほとんどオカッパリなのですが、そんな時に困るのがシューズ。
冬潮のこの時期、夜間に大きく潮位が下げる日がほとんどなのですが、サーフで釣りをしていると潮が引いて濡れた波打ち際を歩きまわるし、サーフでシーバスを釣った場合、少しでも水深のあるところで丁寧にリリースしてあげたいため、すこしだけ水に入るんですよね。
そういうわけで、シューズの防水性は必須要件。
しかし、冬場の足元って想像以上に冷え込むため、通常の釣り用ブーツやヒップウェーダーでは爪先付近が冷えすぎて耐えられません。
これまで冬場の釣りに履いていたシューズ
それらの事情から、この時期は長年メレルのカメレオンシリーズをはじめとする防水トレッキングシューズ+厚手の靴下という組み合わせで臨んでいました。
メレルは釣り用以外でも愛用しており、その独特のホールド感と歩行性の良さは大のお気に入りなのですが、どうしても納得いかないのが防水性。
ゴアテックスブーティ採用をうたっている割には、これまで買った全てのメレルのゴアテックス採用シューズが、ことごとく使用期間1年以内に漏水してきました。
ちょっと詳しい人なら「毛細管現象じゃねぇの?」「シューズ内結露じゃねぇの?」と思われるかもしれませんが、いずれとも違います。内側のゴアテックスブーティが破れてしまうのです。
私の履き方が悪いのかもしれませんが、今まで何足も買って全て同じ状況なので、個人的結論としては「メレルのゴア採用シューズは1年以内に漏水する」もんだと思っています。
そういうわけで、思い切って釣り専用ブーツを買ってみた次第です。
リバレイ RVウインターブーツ No.5343とは
初めての釣り用防寒ブーツとして選んだのは、リバレイのRVウインターブーツ5343。
見た目は防寒ブーツだけあってゴツさを感じさせますが、実際はかなり軽量。 |
どんなブーツなのか、リバレイのサイトの説明文を引用すると、以下の通りです。
セミウォータープルーフ(簡易防水)設計で様々なフィールドで使用可能。
インナーは裏起毛なので気温の低い時期でも暖かく釣りはもちろんタウンユースでの使用もおすすめ。
※完全防水ではございません。
レインブーツではありませんので雨の中長時間の使用は毛細管現象により内部に水が侵入してくることがございます。
素材:本体…合成皮革
ソール…ラバー
(リバレイ RVウインターブーツ5343 製品サイトより)
実際に2シーズン使ってみたインプレ
このRVウインターブーツ5343、定価は比較的低価格のアイテムですが、シューズの基本性能である走破性や履き心地に関しては申し分ありません。
私の通う釣り場では、駐車場からかなりの距離を歩かねばならず、その間アスファルト舗装路、砂利道、草むら、砂浜とバリエーションに富んだ路面状況ですが、いずれの場所でも大変歩きやすく、路面状況によらずグリップ力があるとともに、シャンクがしっかりしているため長距離歩行でも全く足が疲れるようなことがありません。
しっかりとしたソールと仕立てで走破性は抜群。 |
このブーツ、比較的作りは大柄に見えますが、私は自宅からこのブーツを履いたまま片道45分の道を運転して釣り場まで向かうような時でも、アクセルワークなども特に困ることもありません。
見た目に反して重量はかなり軽めなため、足上げも楽で軽やかな履き心地もいいですね。
一般的な長靴タイプの釣り用ブーツは嵩張る上に足首まわりのフィット感がないため、運転したり長時間歩行などはとてもできたものではありませんが、このRVウインターブーツ5343なら靴紐でしっかりフィット感も得られて、運転も歩行も快適にできます。
家から釣り場にそのまま履いていくこともできるので、いちいち履き替える必要がないところも楽です。
ソールパターンは様々なフィールドに適合するタイプ。グリップ力も高いです。 |
また、ナイトゲームが中心となる秋冬シーズンのオカッパリでは、魚との距離が近いためしゃがんだ姿勢で釣りをする機会が多いのですが、ソールやシャンクがしっかりしている割に全体的にそこそこ柔軟性もあるため、足が痛くなることもなく自然な感触でしゃがんだ姿勢をとり続けられることができます。
この辺りも一般的な長靴タイプより大きなアドバンテージが感じられるところ。
防水性能に関しては、メーカーサイトの説明文では完全防水ではないとうたっているものの、魚をリリースするためにこれまで何度もくるぶし付近まで水に使っていますが、一度も水が染みてきたことはありませんので、十分だと思います。
防水性も高く、こういう浅場を歩いたり魚のリリース時にちょっと水に浸かるくらいでは浸水したことはありません。 |
ただ、より深く浸かりたい、長い時間浸かりたい場合は、完全防水の長靴タイプの方が当然向いていると思います。
内側は合成繊維のボアがふんだんに張られており、防寒性の面ではさすが専用商品だけあって、一般的なブーツやシューズでは耐えられないくらいの寒さの中でも、これを履いていればまったく快適でいられます。
内側全体にはボリューム感あるボア素材が張られており、カイロなどを使わずとも冷える足元を暖かく保ってくれます。 |
このRVウインターブーツ5343+普通のカジュアルソックスを履いた状態で、通常のシューズ+防寒靴下(発熱機構なし)と同じくらいの暖かさでしょうか。
暑過ぎるほどにはならないため、蒸れにくいですし、靴下の厚みや機能で自分好みの温度調節ができるところも良いと思います。
ちなみに、私の場合足の実寸が25.5cmくらいの幅広で、メレル、パラデイウム、コンバースなどのカジュアルスニーカーは普段26.5を履いていますが、このブーツはLサイズ表記26.5cmで少しゆとりがもててちょうどよいフィット感だったので、普段ばきの感覚でサイズを選んで良いのではないかと思います。
なお、使用期間の目安としては、11月から4月上旬あたりまでの使用に向いていると思います。
インプレまとめ
強いていえば、シューレース(靴紐)がやや短めでゆとりが少ないところが欠点といえば欠点かもしれませんが、税別定価8400円と安い割に釣り用ウインターブーツに求められる機能を十分に具備しており、使い勝手に優れたこのこのRVウインターブーツ5343、使っていて他に欠点らしき欠点が思いつかない、非常にコストパフォーマンスに優れた一足だと思います。
秋から春にかけて、2シーズンかなりラフに使ってきましたが、耐久性も十分あるようで、今のところなんら不具合も出ていません。
秋冬シーズンに本当に役立ってくれる優れもの。もっと早く買っておけばよかった。 |
もうちょっと早く買っておけばよかったかな、と思える商品です。
フィッシングアパレルの常ですが、釣具店ではそこそこ高くても、最新型ではないため通販では大きく割引されているところも多く、実売価格は本当にお手頃(私は5000円以下で買いました)で、ちょっとした長靴を買うより安いので、冬場でも釣りをされる方はぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
これを履くだけで寒い中でのオカッパリの釣りがかなり快適にできるようになると思います。
今回この記事でご紹介したウインターブーツはコチラです。
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