みなさまこんにちは。
みなさまは普段スナップは何を使われているでしょうか。
釣具屋に行くと本当にいろいろなスナップがあって、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。
私も長年シーバスフィッシングをしていますが、スナップは結構いろいろな銘柄を使ってきました。
今回はスナップのお話です。 |
いいかなと思った銘柄は何度かリピート買いして、じっくり期間をかけて使い込んでいくのですが、そういうプロセスを経て、最近これは素晴らしいと思ったスナップがあったので、今回はその一つ、バスデイ のウルトラスナップのご紹介です。
バスデイ ウルトラスナップとは
ルアーで有名な愛知県豊川市のメーカー、バスデイからリリースされているスナップがこのウルトラスナップ。
見た目はごくオーソドックスな細身幅で無駄な湾曲が一切ないノーマルタイプの形状ですが、同じサイズの他社製スナップに比べて若干線径が太いような気がしますね。
しっかり太めの線径でいかにも強度が高そう。 |
どんなスナップなのか、バスデイ社のサイトから説明文を引用してみましょう。
ルアー交換をスピーディーにするルアー用スナップ。
バスデイは使いやすさと強度にこだわり純国産で作成しました。
線材は、ばね用ステンレス鋼線SUS304WPBを使用。
多種多様ある中で、一度使っていただければその違いは分かるはずです。
(バスデイ オンラインストアより引用)
SUS304WPBはJIS規格に基づくバネ材で、強度が高くバネ性に優れるため、ルアーチェンジの度に何度も開け閉めするスナップの線材としては理想的なものです。
このウルトラスナップのラインナップは以下の通りです。
SIZE | 限界強度 | 数量 | 価格 |
---|---|---|---|
#000 | 9kg | 12ケ入 | 税別300円 |
#00 | 11kg | 12ケ入 | 税別300円 |
#0 | 14kg | 12ケ入 | 税別300円 |
#1 | 21kg | 12ケ入 | 税別300円 |
#2 | 28kg | 10ケ入 | 税別300円 |
#3 | 35kg | 10ケ入 | 税別300円 |
実釣インプレ
過去2年間以上にわたって、ライトゲームやシーバス釣りに、このスナップの#000から#2のサイズまでを何度も繰り返し使ってみましたので、その実釣インプレを以下に記したいと思います。
強度面は大満足
ウルトラスナップは、特に#1以上のサイズにおいて、他社製スナップと比べて線径が太いような気がしますが、その外観通り強度も抜群で、使っていて一度も曲がったり変形したことがありません。
これは、魚とのファイト時はもちろん、根掛かりから力づくでルアーを回収したような場合でも同様です。
開閉に多少力を要するのは強いスナップの証。 |
このスナップ、やや開くときに力が必要に感じますが、これも安心の強度故のことだと思います。
突然の破断や「開き事故」は皆無
他社製スナップ、特に、使い勝手の良さから長年愛用してきたエバーグリーンのワイドスナップでは、年に1回くらいの頻度で、スナップが破断したり、閉めたはずなのにいつの間にか開いてしまうという事故が起きます。(今年も1回既に起きました。)
特に鉄板バイブレーションルアーを使っている場合に多いような気がします。
理由が分かりませんが、そのような破断や開き事故のせいで魚にルアーをつけたままバラしてしまったり、根掛かりロストしたりするのは環境面でも経済面でも絶対良くないことですよね。
しかし、このバスデイのウルトラスナップでは、そのような事故は一度も起きたことがありません。
このスナップを捻ってみればわかると思いますが、他社製同サイズ感(型番ではなく)のスナップに比べて、捻り剛性も高く、スナップの「止め」の部分がしっかり粘って外れないことが感じ取れると思います。
繰り返しの再利用にも耐える
他社製スナップでは往々にして使っているうちに明らかに開き具合が変わってしまい劣化を感じさせるものもままありますが、メーカー解説文にもある通り、素材が優れているためか、ウルトラスナップの開閉は何度繰り返してもその弾性が劣化するようには見えません。
私の場合、初夏から冬まで半年以上の間、同じ1本のスナップ(#1)を繰り返し使い続けてみましたが、劣化したり強度が落ちたような感じは全くしなかったので、翌年の同シーズンでも使いまわしています。
それでもいまのところなんら問題なく使えており、一向にヘタる気配はありません。
繰り返し利用にはかなり目に強いスナップなので、コストパフォーマンス面でも抜群に良いと思います。
シーバスにオススメは#0と#1
実はスナップ選びで難しいのがそのサイズ感。
メーカーによって同じ号数表記でも、実サイズや強度はかなり異なってきますし、そもそも強度表記もないものもままあるので、スナップ選びは迷ってしまいますよね。
上段はエバーグリーン EGワイドスナップの#1と#2、中段がバスデイウルトラスナップの#000、#00、#0、#1、#2、下段がフィッシングファイターズの鉄腕スーパーSUSスナップラウンドタイプの#000と#00です。縦に同じ号数が並ぶようにしていますが、こうやって見比べると本当に各社バラバラのサイズ感なのが分かりますね。 |
いくら強度が上がるとはいえ、大きすぎるスナップを使っていてはメリットよりもデメリットの方がはるかに大きいので、適性なサイズ選びが重要だと思います。
ウルトラスナップの場合では、シーバス釣りに使うならオススメのサイズは、#0と#1。
早春からバチやマイクロベイトシーズンに、シンペンや小型ミノーを使う釣りでは#0、初夏から秋のベストシーズンに、バイブレーションルアーや大型プラグを使う釣りでは#1がオススメです。
概ね一年の前半シーズンでは#0、後半シーズンでは#1と覚えておけば良いでしょう。
ただし、25lbクラス以上のリーダーを使う場合や、鉄板バイブレーションルアーを使う釣りなどではシーズンに関係なく#1がオススメです。
あのロッドを使っている人には実は超便利なメリットも
実はバスデイのウルトラスナップ、実釣で非常に便利な特徴があります。
それは、細身故にガイドを通過させられること。
といっても、流石に#1サイズだと、一般的なシーバス用ロッドでは通るものと通らないものがありますが、ワールドシャウラ2831R-2、2832RS-2では、ウルトラスナップの中でもシーバス用として最も使いやすい#1サイズが見事にガイドを通過できます。
トップガイドを通せるのは本当に便利。写真はワールドシャウラ2831R-2にウルトラスナップ#1を通したところです。 |
私は糸よれが大嫌いなので、スナップを使う際は必ず小型のスイベルを装着した上で使うようにしていますが、スイベル+スナップをリーダーに結んだままの状態からガイドを通すことができるので、釣りの準備や後片付けが非常に楽チン。
私は糸よれ防止のために必ずこのように小型スイベルを介してスナップを使用します。スイベルは強度面、耐久面で他を圧倒するNTパワースイベルで、サイズはルアーの泳ぎに極力干渉しないよう最小の#10を使います。 |
予備スプールをこの状態で持参しておけば、ライントラブル時に現場でのスプール交換も非常に手っ取り早く行えます。
ワールドシャウラ2832用として使っている予備スプールたち。すべて予めノットを組んで、スイベル+ウルトラスナップを装着済みなので、万が一のライントラブル時にはスプールごとワンタッチで交換してラインを通すだけですぐ釣りを再開できます。 |
これは本当に便利なので、ワールドシャウラの大型ガイド搭載モデルをお使いの方は是非試してみてください。
ちなみに、#0サイズであれば、エクスセンスインフィニティML,Mの各番手、エクスセンスジェノスS810ML/R、ワールドシャウラでも比較的小型ガイドを採用する2701FF-2、2750FF-2などのトップガイドを通すことができます。
バスデイ ウルトラスナップのインプレまとめ
今回はバスデイのウルトラスナップの実釣インプレをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
いろいろな種類があって製品選びも迷ってしまうスナップですが、ルアーとアングラーを繋ぐ重要な役割のアイテムだけに、やはり耐久性と信頼性に優れたものを使いたいですよね。
その点バスデイのウルトラスナップは100点満点といっていいくらい、素晴らしい性能のスナップだと思います。
さらにお値段の方も#1までなら12本入で税抜き300円とそこそこお手頃。
格安スナップの代表格とも言える定番エバーグリーン のEGワイドスナップ(18〜20本入り税抜き250円)に比べれば倍くらいの値段がしますが、ウルトラスナップの方は繰り返し使えて長寿命であること、また破断事故が起きないことを考えると、倍程度の差額は十分ペイしてお釣りが来るくらいだといえます。
強力なライバルである鉄腕スーパーSUSスイベルと比べてもいくつかメリットはあります。 |
比較的商品コンセプトも似ており、耐久性や強度面でもライバルと言えるフィッシングファイターズの鉄腕 スーパーSUSスナップ(8本入税抜き350円)に比べてもリーズナブルですし、ウルトラスナップはロッドによってはトップガイドも通せるというおまけのメリットもあるため、積極的にこちらを選ぶ理由は十分にあると思います。
スナップのトラブルに悩まされている方、従来のスナップで不満を感じている方は、この全方位で隙のない優れたスナップ バスデイウルトラスナップを是非試してみられてはいかがでしょうか。
この記事でご紹介したバスデイのウルトラスナップはコチラです。
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