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バラし病もコレで解決!絶対バレないシーバスとのファイト方法とは?

2020年11月6日金曜日

1.ノウハウ/使い方 1.釣り方・攻略法 3.シーバス

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

以前以下の記事で書いた通り、秋シーズンの大型シーバスを相手にするために、最近ロッドをワールドシャウラ2832RS-2に乗り換えました。

先代よりずっと軽く扱いやすくなった2832、非常に満足して使っていますが、それまで使っていたワールドシャウラ2831R-2に比べて、若干困ったところも。

それは、強さとハリ。

ワールドシャウラは、#1セクションは比較的低弾性素材を使っており、もともとそこまで魚を暴れさせるロッドではないのですが、2831よりもパワーのある2832ではやはりそこそこ強さもハリもあるため、バレ頃のフッコサイズに対しては、若干オーバーパワー気味故に細軸や小型のフックを使っている場合に身切れを起こしやすく、またそのハリ感故にちょっとエラ洗いを誘発しやすいんですよね。

まあ、あくまで2831に比べれば、という話なのですが、そういうことで、今回はここ1ヶ月ほどの間、バレないシーバスとのファイト方法を研究?して実践してみたので、その内容をご紹介したいと思います。


シーバスがバレる原因

ご存知の通り、シーバスは非常にバレやすい魚です。

そもそもググっとアタリがあって、最初のヘッドシェイクですっぽ抜けてしまう「掛けバラし」も、バスなんかに比べて非常に起きやすい魚ですよね。

この「掛けバラし」については、シーバスが捕食時に違和感を感じた際に獲物を吐き出すスピードが非常に速いことに加え、フッキングパワーの伝達ロスが大きいことが主な原因だと考えられます。

鋭いフックに強靭なシーバスロッド、伸びの少ないPEラインを使っていても、シーバス釣りのように比較的魚までの距離がある場合、実はアワセの力って意外と伝達ロスが大きく、ちゃんとフックがフトコロまで刺さっていないことが多いんですよね。

特にロッドを立ててアワセをした場合は、たとえプロの人でもフックそのものに掛けられる荷重はせいぜい1〜2kg程度。

通常トリプルフックを使うルアー釣りでは、その荷重が魚体に触れているフック先端(接点)の数だけ分散されますし、さらにフック形状によって効率の差はあれど、力は絶対に分散されることは避けられないので、フックポイント1本に掛けられる力がどれだけ小さくなるか、アワセによってしっかりフッキングすることが難しいのかは容易にイメージできるかと思います。

なので、「魚が掛かった」と思ったにのすぐバレちゃうケースの多くはこのフッキングミス。

こういう浅掛りによるバレは、ロッドを煽ってアワせるのではなく、ロッドを寝かせて手前に引くことが一番の防止策になります。

しかし今回、この記事で話題にしたいのは、そういうフッキングミスに伴うバレのケースは除外して、「ちゃんとフッキングが決まったはずなのに、ファイト中にバレてしまう」という状況。

シーバスとのファイト中にバレやすい理由は諸説ありますし、みなさんもそれぞれにお考えあると思いますが、ファイト中にバレてしまうパターンは、大きく以下2種類に分けれらるかと思います。

  1. エラ洗いされてバレる
  2. 突然すっぽ抜ける

稀にフックが折れたり伸ばされたりして、それがバラしの原因になることもありますが、そのようなケースは往々にして上述のようにフトコロまでしっかりハリ掛かりしていなかったことが原因です。

もちろん、タックルバランスがとれていない状態、つまり細軸で弱いフックを使っているにもかかわらず、強いタックルでドラグを緩めずに力任せにファイトするなど雑なことをすれば、しっかりフトコロまでハリ掛かりしていてもフックが曲がる、折れることはありますが、それではわざとバラしにいってるようなもんなので、論外ですね。

こういうケースを除けば、エラ洗いによるバレもすっぽ抜けによるバレも、ほぼ全ての原因は刺さったハリの針穴が広がって抜けてしまう、刺さった箇所の身が切れてしまうことだといっても良いでしょう。


バラしを防げるファイト方法

では、上記2種類のバラし方を防ぐファイトは可能なのでしょうか?

答えは、Yesです。

結論から言うと、魚がヒットして、フッキングに成功したら、即座にロッドティップを魚のほうに向け、リールをひたすら一定速で巻き続ければ良いのです。

もちろんこの時、ドラグは適切に調節しておくことが前提です。(ファイト中の微調整もアリ)

ラインが見えにくいですがイメージとしてはこんな感じ。ほぼラインとロッドが一直線になるように、ロッドをどの方向にも曲げずにファイトします。


管理釣り場の釣りをされる方にとっては比較的メジャーなファイト方法ですかね。

このファイト方法では、強すぎない一定のテンションをかけ続けることで、急なテンション変動によるシーバスのエラ洗いを抑制することができると同時に、針穴の広がり、身切れも最小限に抑えることができ、ラインテンションが抜けてしまう事でフックが外れることも防ぐことができます。

幼少期からエサ釣りに慣れ親しんできて、特に磯釣りをしていた期間が長かった私には少々慣れるのが難しかったですが、このように一切ポンピングをしない、リールだけでファイトするやり取りをすれば、魚はほぼエラ洗いはしませんし、身切れによるバラしも限りなくゼロに近づける事が可能です。

もちろん、釣りのフィールドによっては、障害物に触れたり巻かれたりするのをかわす必要があったり、流心の速い流れに乗られる前に頭を手前に向けさせる必要があったりする状況も多いと思いますので、このようなファイト方法が可能となるのは障害物のないオープンエリアに限られてしまいますが。


バレないファイト方法まとめ

とまあ、バレなさそうなのはなんとなくイメージしていただけるかと思いますが、「論より証拠」ということで、私自身、ここ1ヶ月間、このファイト方法を試してみました。

小型から大型まで、バレやすいデイゲームでもこのファイト法の効果は覿面!


冒頭に記載した通り、(2831と比べると)比較的エラ洗いされやすいワールドシャウラ2832RS-2をメインロッドにしてきましたが、バレやすい小型メタルバイブを使ったデイゲームの釣りも含めて驚くほどキャッチ率が向上し、「掛けバラし」を除けば月間を通じてバラしたのはたった1回だけと言う驚くべき結果になりました。

(ちなみにその1回も、いつものクセでうっかりロッドを立ててファイトしちゃったからです。)

実際に皆さんも試していただければ、いかにこのファイト方法でキャッチ率を向上できるか、明らかに体感できると思います。

ただ残念なのはこのファイト法だと大物が来てもそこまで楽しめない?ところ。
やっぱりロッドをフルベンドさせてのファイトの方がスリリングで面白いですよね。


ただ、このファイト方法の難点をいえば、ファイトが面白くないところでしょうか。

シーバス釣りの醍醐味とも言えるエラ洗いが一切見られないですし、ロッドの美しいベンドカーブを見ることもできない

まあ、正直言って全然面白くないですね。

ということで、私自身はバレても良いから今後は普段のファイティングスタイルに戻そうと思っています(笑)

しかし、「最近バラしが続いている・・・」、「渋い中の貴重な一匹でどうしても獲りたい・・・」といった場合は、本当に効果覿面なファイト法なので、是非試してみてください。

面白みは減りますが、確実に獲れる魚は増えると思います。


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2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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