みなさまこんにちは。
先日密林を偵察していて、面白そうなものを発見してしまいました。
その名も「音速PEジョインター」。
これこれ。見るからに面白そう! |
説明書きを見れば見るほど面白そうだ!ということで、早速購入してしまいましたので、今回はこの便利アイテムのファーストインプレッション記事です。
どんなアイテム?
「音速PEジョインター」とは、がまかつから販売されている、PEラインとリーダーの連結に使える金属製の簡易接続具。
EGワイドスナップ#2と音速PEジョインターMサイズの比較写真。意外とコンパクトです。 |
どんな製品なのか、メーカーサイトの説明文を引用すると、
接続方法が簡単なので、強風時や暗い場所でもスムーズに接続ができます。
また、短い時合いの際にラインが切れても、すぐに結束ができるため、諦めずに釣りを再開することが出来ます。
初心者の方はもちろんのこと上級者の方も必須アイテムになること間違いなし!
0.1号~2号までのPEラインであれば釣種を問わず、様々な釣りに使用可能です。
この音速PEジョインターを持っていれば快適な釣りが可能になります。
とのこと。(がまかつ 音速PEジョインター製品サイトより引用)
サイズはS、M、Lの3種類展開で、各1パッケージに4個入り。税抜き定価は300円です。
各サイズのスペック表は以下の通り。
SIZE | S | M | L |
---|---|---|---|
適合PE | 0.1〜1号 | 0.4〜1.5号 | 0.6〜2号 |
適合リーダー | 4号まで | 6号まで | 8号まで |
標準自重 | 0.02g | 0.04g | 0.06g |
使い方は下図の通り、音速PEジョインターの先端(ヘアピンの先端のような形状)部分にリーダーを結んだ後、PEラインをジョインターに挟み込み、10回程度巻きつけてから、ジョインター後端のカギ状のループにPEを通すだけといった非常に簡単なものです。
(がまかつ 音速PEジョインター製品サイトより引用)
ファーストインプレッション
まだ実釣では使用していませんが、とりあえず手順通り音速PEジョインターを使ってPEラインとリーダーを繋いでみましたので、以下にインプレを記します。
結束は素早くできる!
非常に簡単な結束方法なので、実際にラインの接続にかかる時間はものの数十秒。
あっというまにできてしまいます。
目の前でボイルが出ていて慌ててノットを結び直さねばならない場合など、緊急性を要するシーンではこの手軽さは最高に役立ちそうです。
また、夜間やウェーディングなど、ノット作りに不便な状況でも、この手軽さは大きく威力を発揮してくれそうですね。
これだけ簡単に結束できても、強度は十分ある様子で、実際に結束したラインを思い切り引っ張ってみましたが、感覚的には通常のFGノットなどに比べてなんら遜色のない強度を保てているようです。
ドラグチェッカーを購入できたら、また改めて強度は計測したいと思います。
意外とコンパクトで小さく結べる
この音速PEジョインターを使った場合、当然金属部品であるからノットは大きくなるように思えますが、実際に結んでみるとそこまでサイズが気になることはありませんでした。
普通にFGノットを組んだ時より若干大きめかなというくらい。
Mサイズのジョインターに1号太さのPEを使用した場合、ジョインター自体の長さも、手順通りちょうど10回程度PEを巻きつけられるくらいの長さなので、過剰に長いわけでもありません。
巻く回数は増やした方が強度面で有利そうにも思えますが、仕上がりをみた感じ10回ジャストくらいでも十分そうですね。
ちなみに、Mサイズの先端部の穴(リーダーを通す穴)も、スペック表の通り適合最大太さのナイロン6号でちょうどタイトにピッタリなサイズ感でした。
気になるガイドへの巻き込みは?
まだ実釣未使用なので、使い勝手などは別途検証が必要ですが、金属製のアイテムということでやはり一番気になるのはガイドへの巻き込み事故。
製品サイトにも、以下のように赤字で注意書きが記載されています。
※竿のトップガイドより巻き込むと、ガイドが破損する恐れがありますので、長いリーダーを必要とする場合は使用しないで下さい。
現在では多くのガイドがSicまたはトルザイトで、トップガイドはSicのものが多いと思います。
ビッカーズ硬度ではSicはほとんどの金属より上であるため、誤ってこの音速PEジョインターを巻き込んでしまっても、傷がつく心配は皆無ですが、Sicは瞬間的な衝撃には弱い側面もあるため、高速でリトリーブして巻き込んでしまった場合、予期せずガイドにヒビが入る可能性はなきにしもあらず。
よって、誤ってガイド内に巻き込んでしまわないよう、使用はリーダーを短めとする場合に限った方が間違いなく無難です。
実際にこの音速PEジョインターのMサイズを巻き込みテストをしてみたところ、ワールドシャウラのような大型ガイドを搭載したロッドではなんら問題なくジョインターがガイド内に巻き込まれましたので、おそらく実釣で誤ってガイドへ巻き込んでも、即破損にはつながらないとおもいます。
ワールドシャウラ各番手では問題なくガイド内に巻き込めました。 |
しかし、ブルーカレントなど小口径のガイドを採用し、ティップが繊細なロッドではやはり引っかかりが大きく感じました。
ガイドの小さいライトゲームロッドなどでも巻き込めはしますが、やはり危険な香りがぷんぷん。 |
こちらも誤った巻き込みで即破損とはならないとは思いますが、特に繊細なロッドでは事故の元なので、巻き込まないに越したことはないですね。
使う時はこんな注意事項も!
この音速PEジョインターを使う際、気を付けたいのがリーダーとPEを結ぶ順。
手順の画像では、先にリーダーを結んだ状態で、後からPEを巻きつけるような解説図になっていますが、実際には先にPEを巻きつけておいて、後からリーダーを結んだ方が良いでしょう。
理由は、先にリーダーを結ぶ場合、音速PEジョインターを引っ張って結び目を締め込むことになりますが、ジョインターそのものが小さいため、素手で引っ張るとかなりの確率で手を怪我することになるからです。
実際に私は右手人差し指に怪我をしてしまいましたので、使われる際は是非ご注意ください。
先にPEとジョインターを繋いでおいてから、後からリーダーを結んで、グローブや締め具を使ってラインを引っ張ってノットを締め込むのが、一番安全で確実だと思います。
音速PEジョインター19307のインプレまとめ
コンセプトが面白そう!ということで、あまり深く考えずに買ってしまった音速PEジョインターですが、上記の通り軽く試してみた感触は非常に良好。
誰でも簡単にリーダーとPEを安定した強度で接続できる! |
私は普段釣り場に予めノットを組んだ予備スプールを多めに持ち込むため、慌ててノットを組み直す必要に迫られるシーンはほぼ無いといっても良いですが、それでもこの便利さ、手軽さには非常に魅力を感じます。
価格は1本単価実質80円以上とそこそこしますが、そうそうなくしたり使用に伴って劣化するようなアイテムでもないので、自分のよく使うライン番手にあわせて1、2種程度常備しておくと、いざという時に助かるのではないかと思います。
釣具屋店頭ではなかなか見つかりませんが、なかなかに便利な音速PEジョインター、みなさんも気になったら是非手に取ってみてください。
今回この記事でご紹介した音速PEジョインターはコチラです。
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