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間違いなくおススメできる超便利なウェーダー!タカミヤ XOOX ベルトレスヒップウェーダー のインプレッション

2022年2月5日土曜日

1.インプレ・レビュー 2.ウェーダー

t f B! P L

みなさまこんにちは。

今回は、ウェーディングのお話。

私のホームでは冬場のこの時期、ナイトゲームの時間帯に潮位がとても低いタイミングが多くなります。

もともとどシャローエリアのいつもの浜、秋冬シーズンの夜潮の下げでは、釣り場は完全に干上がってかなり沖まで歩いていけるようになります。

そんなこの時期、水温的にはネオプレンウェーダーを履いてもいい頃ですが、冬場はトイレも近いし厚着するので動きにくい。

さらに、潮位の関係でどうせ大した深さまで浸からないから、ヒップウェーダーで十分と、何年か前にダイワのヒップウェーダーを購入して使用していました。

コレはコレで気軽に浸かれて、なかなか使い勝手は良かったのですが、致命的とも思える弱点が。

一般的なヒップウェーダーの弱点

それはずり落ち防止用のベルト。一般的なヒップウェーダーでは必ずといっていいほど採用されている、太もも外側からビョーンと出てるヤツです。

このずり落ち防止ベルト、ベルクロ式やバックル式など、装着方法はいろいろなタイプがありますが、ほとんどのヒップウェーダーでは、ウェーダー自体のずり落ちを防ぐためのベルトを腰のベルトに通して使うようになってます。

ところが、私がメインで使ってる釣り用ウェアのパンツはほとんど全てがベルトなしタイプ。

登山用ウェアでも釣り用ウェアでも、ベルトループにベルトを通して履くタイプのパンツって最近少ないですよね。

このため、毎度このずり落ち防止用ベルトを掛けるところがなくて困っていたのです。

そんな時、Twitterのフォロワーさんからとあるウェーダーをご紹介いただきました。

そのウェーダーこそが、今回ご紹介する、釣り具のポイント(タカミヤ)が自社展開する用品ブランド、REAL METHODのベルトレスヒップウェーダーTG-2912なるアイテム。

なんと、あの面倒だったずり落ち防止ベルトが不要なヒップウェーダーです。

こりゃ便利そうだと、さっそく買ってみました。

タカミヤのベルトレスヒップウェーダーは、2023年現在、名称が「XOOX ベルトレスヒップウェーダー」に改名され、製品ロゴも変わりましたので、以下記事の内容・画像は、旧ロゴの製品のものですが、内容は一緒だとお考え下さい。

ベルトレスヒップウェーダーTG-2912のディティール

届いた商品を開けてみると、なかなかモノ自体の品質は良さげ。

折りたたんでコンパクトに収納できるようで、専用収納バッグまで付いています。

この専用収納バッグも、ダブルジッパーで結構しっかりした作り。タカミヤ、やるじゃないか。

(注:2022年1月現在、この専用バッグは廃止となったようで、付属しませんのでご注意ください。)

なお、このウェーダー、ソールタイプはラジアルとラバーフェルトの2種類が選べますが、私の普段の釣り場は湾奥干潟、しかも舗装路や砂浜なども歩く場所なので、もちろんソールはラジアルタイプをチョイス。

一般的にラジアルソールタイプはフェルトと違って水を吸わないので、使用中の足上げも軽いし、使用後のお手入れも軽く水を掛ければ簡単に泥汚れを落とせるため、非常に楽

釣り場まで遠距離舗装路や砂浜を歩くような場合の走破性と、干潟、泥底、砂底での使用感は圧倒的にラジアルソールの方が高く、長期間の使用に耐えるため、もし岩苔で滑る場所などで使うのでなければ、ラジアルソールを選ぶ方がいいでしょうね。

ブーツ部分の見た目いたって普通の感じですが、紫外線劣化に強いPCV素材が使用されており、ソールは思ったより厚くしっかりした感じで、安心感があります。

この価格帯のお手軽なヒップウェーダーではありますが、脱ぎ履きがスムースに行えるよう、かかと部分にはキックも付いてます

ウェーダー本体の生地はそこそこ厚みとクッション性がある生地で、表地は合皮のような手触りのしなやかながらもややハリ感がある防水素材、裏地は白基調のカラーの柔らかな織布になっています。

このウェーダーがベルトレスで使える秘密はこの生地にあるのでしょうか。

実は2019年にPROXからも同様なコンセプトのベルトレスタイプのヒップウェーダーがリリースされていたので、近隣の釣具店に実物を見に行きましたが、タカミヤのものの方が好みのカラーリングだったこと、また、周りでも使われている方が多く、評判が良かったことから、REAL METHODの方を選んだ次第です。

なお、このベルトレスヒップウェーダーのサイズ表は以下の通りです。


M L XL 2XL
ブーツ丈(内側) 68 69 70 71
太股径 60 61 62 63
ブーツサイズ 25.0 26.0 27.0 28.0

実釣インプレ

購入から約3年間、このウェーダーを様々なシーンで使用してきましたので、以下ではそれら実釣経験を踏まえたインプレを記したいと思います。

サイズ感について

私の普段の足サイズは、実測で25.5cm、メレル、ナイキ、コンバース、パラディウムなどのスニーカーでは26cm表記でタイトで、26.5cmでややゆとりあるジャストフィットという感じのサイズ感ですが、このウェーダーでは付属のインソールを付けた状態で、普通厚の靴下を履いた状態では「Lサイズ」表記のものでちょうど歩きやすく痛くもならないジャストフィットサイズでした。

概ねメーカーのサイズ表の表記通りのサイズを買えば間違いないのではないかと思います。

冬場などで、厚手の靴下を履く場合などは、ワンサイズ上でも良いでしょう。

ちなみに長年様々なメーカー、種類のウェーダーを使ってきた感想として、やはりウェーダーやブーツの類は普通の靴同様、ジャストサイズを選ぶのが正解だと思います。

理由は、釣行時の歩きやすさと疲労感の少なさ、そして安全性に大きな差が出るからです。

理由がない限り、あまり大きすぎるサイズ選びはおススメできませんね。

走破性と着用感について

いつもの釣り場では、駐車場からポイントまで、舗装路と砂浜を数百メートル程度歩く場所ですが、このウェーダーはブーツの作りもしっかりしていて、歩き心地も悪くありません。

見たところシャンクなどは入っていなさそうですが、ブーツ素材も比較的しっかりした中庸な硬さで、柔らかすぎるブーツで感じるような、変な脚の疲労感が感じられないところは好印象です。

もちろん長い距離の歩行においても、ウェーダー自体はずれることはありません

ベルトレスですが、ちゃんと素材が脚周りに沿って自立してくれます。

ベルトレスであるため、歩行時にも変に引っ張られる感もないので、むしろ普通のヒップウェーダーより歩きやすいですね。

水中での使用感について

入水中でももちろんウェーダーがずり落ちてくるようなことも、水が入ってくることもありません。

ブーツも程よい硬さがあるタイプなので、ゴロタ周りなどでも安心して使用できますね。

また、ウェーダーは長時間入水しているとつま先付近が水圧で押され痛くなるケースが多いですが、そもそもこのウェーダーはヒップタイプで浸かれる深さが知れているためか、一度も足が痛くなったことはありません。

多少生地が厚めで、一般的なナイロンウェーダー素材比べるとやや防風性と保温性があるため、特に春秋シーズンに向いている製品だと感じました。

逆に夏場の使用は多少ムレはしますが、開口部が大きいヒップタイプゆえに、歩行するたびに開口部から中の空気が排出され、程よく換気はできています。

そのため、透湿素材に比べると快適性は落ちますが、ムレ感は十分我慢できる範囲だと思います。

なお、このウェーダーのブーツと本体素材との接合部は、見た目にもかなりしっかりと溶着処理がなされており、3年間さまざまな姿勢で使って来ましたが、水漏れなどの心配は一切なさそうです。

結構普段いい加減に接合部で折り曲げて保管などを繰り返してきましたが、この部分の耐久性は一般的なウェーダーよりも高そうで、耐久性の面でも信頼できる作りだと感じています。

気になった点

ちょっと濡れた海岸線を歩くようなオカッパリの釣りにも履いていますが、オカッパリでは若干気になるところも。

それは、姿勢を低くして、しゃがんでリトリーブするようなシーン。

これはこのウェーダーに限った話ではなく、ウェーダー全般に言えるところですが、しゃがんで膝を曲げた状態では、やはり生地に厚みがある分、若干のツッパリ感は感じられます

ただ、それはあまり大きな違和感ではなく、ナイロンの伸縮性のない生地のウェーダーに比べればむしろ小さいくらいのもので、あくまで膝下丈の長靴などに比べれば若干ツッパリを感じる程度のもの。

慣れると気にならなくなるとは思います。

真冬の厳寒期シーズンには使い方に一工夫が必要

このウェーダーのサイジングについては上述の通り、ジャストフィットサイズで穿くのが一番良いのは間違いありませんが、真冬シーズンに限っては、サイズ選定に慎重になった方が良いかもしれません。

というのも、ブーツ部分は通常のブーツフィットウェーダーと同様のつくりになっているため、やはり気温や水温が低い真冬は、この部分が非常に冷えるのです。

1月~3月などでは、普通の使い方をしていては長時間の入水はとてもじゃないですが耐えられません。

しかし、この時期はこの時期なりの防寒対策をすれば、十分実用に耐えます。

私の場合、中厚から厚手のソックスの上から、さらに防寒用ソックスを履いて、その状態でこのウェーダーを穿くようにしています。

このような対策をすれば、私の場合は気温5℃以下の厳寒期でも数時間平気でウェーディングできています。

当然防寒ソックスはかなり厚手であるため、もともとジャストフィットのサイズを穿いていた場合はインソールを外してから穿くようにしてもフィットがかなりきつくなります。

そのため、厳寒期の使用を想定する場合は、通常のサイズ選びよりワンサイズ上のものを購入した方が良いと思います。


インプレまとめ

今回はタカミヤのREAL METHOD(現 XOOX) ベルトレスヒップウェーダーのインプレッションをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?

購入してからかなりの頻度で、ライトなウェーディングとオカッパリ両方で使ってきましたが、このヒップウェーダー、比較的お手頃なアイテムであるにもかかわらず、かなり使用感は上々。

特に、ずり落ち防止ベルトが無いというだけでこんなに使い勝手がよくなるとは思ってもみませんでした。

釣行前後の脱ぎ履きも長靴感覚で気軽にできて、ラジアルソールであればお手入れも非常に楽。

ヒップウェーダー故に深く立ちこむことはできませんが、まさに長靴感覚で気軽に穿けるので気分的にも本当に楽チンです。

こんな便利なウェーダーがあるなら、もっと早くに買っておけば良かったと激しく後悔したくらい。

とりあえずヒップウェーダーに関して言えば、コレがあれば他のものは要らないって思えるくらい素晴らしいアイテムです。

そういうことで、このタカミヤのベルトレスヒップウェーダー、間違いなく皆様にも全力でオススメしたいウェーダーです。

本格的にウェーディングをされる方にも、サブウェーダーとしておススメですが、これからウェーディングを初めてみたい、そういう方へのウェーダー入門用としてもおススメです。 

釣り具のポイント店舗がお近くにあれば、もしかしたら実物を見られるかもしれませんが、ネット通販で結構割引販売されていたりするので、気になる方はぜひポチってみてください。 

ヒップウェーダーが苦手の人でもきっとこの出来なら気に入ると思いますし、このお手頃価格であれば、中途半端な丈のブーツとかを買うよりも断然イイと思います。

特殊な生地を使用し、ベルトが無くても自立するのでずり落ちない!歩いていても、生地が硬いなどの違和感もほとんど感じません。ベルトが付いていないので、着脱しやすく、引っ張られる煩わしさもありません。軽快に渓流釣りやバス釣りをお楽しみいただけます。紫外線劣化に強いPVC素材の一体成型ブーツ採用。

なお、タカミヤのものが高い!という方、また品切れで買えない!という場合には、代替品となるのが、PROXの以下のアイテムです。

RealMetodのものは品切れになっていることが多いので、その代替品となるのがこのPROXの自立ヒップウェーダー。アイテムの特性はほぼ同じです。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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