みなさまこんにちは。
個人的にカジュアルウエアの中でも大好物なのが、カーゴパンツ。
機能的で楽ちんで、結構いろいろなスタイルに合わせられるので、持ってると重宝しますよね。
しかし、コロナ禍の中でステイホームすることが多くなっていたためか、お腹周りに肉がついて、持ってたパンツのウエストが悉く苦しいw
というわけで、ひさびさにカーゴパンツを買ってみようと、あれこれ探していて見つけたのが、今回ご紹介するPT TRINO のWornOutシリーズ、COURIER COTTCRZL0WOL-NU06です。
今回は魚釣り関係ではありませんが、このパンツがなかなかに良かったので、そのインプレです。
PT TORINO/ピーティートリノとは?
イタリアのトリノで4代続く生地メーカーの名門、コーベル社のオリジナルパンツブランドである「COVER」を前身に、「メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ」というコンセプトの下、パンツ専業メーカーとして2008年に誕生したのが、今やパンツ界では不動の名声を獲得したPT。
PTのブランドネームは"PANTALONI TORINO "(トリノのパンツ)に由来しています。
2019年までは、「トリノのパンツで一番」という意味のPT01というブランドネームでしたが、2020年に、「PT TORINO」と改称され、それまでデニム系を中心に扱ってきたPT05などサブブランドも統合されました。
それまでクラシック一辺倒だったドレスパンツの世界に、幅広いデザインソースから取り入れた多彩なバリエーションを揃えたところがPT TORINOの魅力。
個人的には、2017年ごろに初めて購入した同社のパンツがあまりにも良かったので、それ以降パンツはほぼ全て同社のものを購入しています。
なんとなくですが、PT TORINO、GTA、インコテックスがイタリアパンツの3大の大御所で、それほど高級品ではないものの、同クラスのベンチマークとなるようなスタンダードなアイテムを作るメーカーという意味で、クルマの世界でのメルセデス、BMW、アウディみたいなイメージを持っています。
(ちょっと違うかもしれませんがw)
どんなカーゴパンツ?
そんなPT TORINOの2021年SS(春夏シーズン)にリリースされたカーゴパンツが、今回ご紹介するCOTTCRZL0WOL-NU06。
PT TORINOの型番表記は、 ワールドシャウラの番手表記などと同じように、各桁に意味を持たせてあります。
ラインを表す先頭2桁の「CO」は「main collection」の意味。
フィットを表す3桁目の「T」は「SHARP FIT」、カテゴリーを表す4桁目「T」は、「g.dyed」、つまりガーメントダイが施されていることを意味します。
スタイルを表す5,6桁目「CR」は、「Courier」。
7桁目「Z」はフロントの仕様がジッパーであること。
8桁目はディティールを表し、「L」はパッチポケットがついていることを意味します。
9桁目は「その他」を表す桁ですが、通常「0」で意味はありません。
そして10桁目から12桁目の「WOL」は、モデル名の「Worn Out Elegance」のこと。
ハイフンより後ろの「NU06」は、すみません、わかりません(笑)。
ということで、このパンツ、Courierというモデルのガーメントダイが施されたシャープフィットでジッパーフライ、パッチポケット付きのWorn Out Eleganceモデルのカーゴパンツという事になりますね。
ちなみに「使い込んだ、穿き込んだ中に感じられるエレガンス 優美さ 優雅さ」が特徴のWorn Out Eleganceシリーズなので、製品洗いの特殊加工によってアタリや色ムラを出しまるで何年も履き込んだようなミリタリーパンツやワークパンツのようなヴィンテージ感のある風合いを表現したモデルです。
サイズ感とフィッティング
今回私が購入したのは31サイズ。
購入したお店の採寸表だと、31サイズはウエスト87cm、股上24.4cm、股下86cm、渡り幅31.8cm、裾幅17.4cmという表記でしたが、こういうショップ独自の計測は往々にしてあてにならないことが殆ど。
既に持っているWornOutシリーズの他のパンツだと、お腹にややゆとりがあって座り作業や昼食後も苦しくないサイジングは31サイズだと確信して購入しました。
昨年の健康診断ではウエスト周り79cmだったのですが、コロナのせいでお腹周りが激太りしたので、お店の表記だとデカそうだけどこのくらい余裕があった方がイイかなと思っていましたが、この選択が大失敗。
実際穿いてみると、お腹周りはユルユル。
目測で余裕で5cm以上余っている感じで、ベルトをしてもフィット感が悪い。
かなりストレッチが効いているアイテムなので、30サイズで十分、いや、もしかしたら29サイズでも良かったかもしれません。
(ちなみにこのパンツを購入後、1か月ほどで同じモデルの30サイズを購入しましたが、若干ゆとりのあるイイ感じのフィット感でした。)
ということで、仕立て屋でデザインを損ねない範囲でウエストを幾分縮めてもらいましたが、それでもまだ余裕がありますね。
パンツはたとえ同じ表記サイズ、寸法であっても、SS(初夏)モデルとAW(秋冬)モデルでも生地の厚みなどでフィット感は変わりますし、ストレッチ有無でも変わってきます。
さらにPT TORINOは、複数のフィットモデルを持ちそれぞれの股上が微妙に異なるため、お腹周りのフィット感を寸法だけで予測するのはまあまあ難しいです。
個人的には最近百貨店などは通勤で使用する羽田空港の伊勢丹くらいしか行く機会がないので、実物を手にする機会はほぼ皆無なのですが、同じサイズ表記でも上記の通りパンツに関してはアイテムごとに微妙なウエストサイズの違いがあるので、やはりお店で実物、それがなければできれば近い番手のモデルを試着して買うに越したことはないですね。
穿いてみたインプレッション
上記のようなサイズ選びの失敗はあったものの、穿いてみた印象はかなり良好。
普段着としてもオフィスカジュアルとしても穿き倒していますが、着心地も良いし、WornOutシリーズという事で、気兼ねなく穿けるというところも大のお気に入り。
一般的にユーズド感を出したアイテムって、しばらく洗濯してないのかよ?ってな感じで、なんか小汚く貧乏くさく見えてしまうものも少なからずありますが、コレはラフに穿いてもどことなく品を感じさせますね。
私の職場は何年か前からオフィスカジュアルOKになっているのですが、飛行機で移動することが多く、会議も含めてほぼ100%デスクワークなので、一日中座っていることが多いのですが、ストレッチの効いたコットンポプリン素材は座った際のヒキツレなどストレスが極小で、まるで部屋着で仕事しているような感覚です。
あまりに楽ちんなので、在宅勤務の日にも結構穿いたりしています。
生地はSS向けとあってオンス数の軽めのものですが、かといってペラペラ感はないため、3月下旬から10月くらいまでは穿けるんじゃないでしょうか。
このモデルのシャープフィットのシルエットはややゆとりを感じさせるカッティングながら、腿から裾にかけての絶妙なラインが醸し出す雰囲気は抜群で、オッサン、いや、ミドルエイジにこそ良く似合うと思います。
以下に、同じWornOutシリーズのシャープフィットの「GillSands」スタイルのパンツについてのインプレも書いていますので、よろしければご覧になってみてください。
個人的にカーゴパンツは大好きなアイテムで、これまでいろいろ穿いてきましたが、文句なしに今回購入したCOTTCRZL0WOLはその中でもナンバーワンのお気に入りになりました。
インプレまとめ
今回はPT TORINOの今期最新のカーゴパンツ、COURIECOTTCRZL0WOL についてのインプレをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
このパンツ、大き目ながら膨れすぎないサイドポケット、ジップフロントにストレッチ素材と、ディティール面でもシンプルで気軽に穿けるものでありながら、絶妙なシルエットはよくあるミリタリー系カーゴパンツやバンドマンのようなピタピタ系カーゴパンツとは一線を画す、スマートでどこか品を感じさせるパンツ故、幅広いカジュアルシーンに適用でき、合わせるアイテムを選びません。
さらに、その素材感故に一年のうち長い期間快適に穿くことが出来るため、コストパフォーマンス面でもかなりイイと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、2010年代に流行ったスキニータイプのパンツは、いまや中年のオッサン固有の文化で時代遅れだそうです。
代わりに若い世代でトレンドになっているのが、オーバーサイズ、パンツならワイド系だそうです。
個人的にはトップスのオーバーサイズは’80年代バブル期を、ワイド系パンツは’90年代を連想させ、まったくカッコいいものとは思えませんし、そんなトレンドに乗せられる人達を見ると、「そんな服数年もしたら恥ずかしくて着られなくなるよ」「業界が無理くり作り出してるトレンドに流されて買い物すると後悔するよ」と忠告したい衝動に駆られるのですが・・・まあ、近年はファストファッション化が進んで、服そのものの単価が下がってるから被害額が小さいのかな。
それはさておき、このパンツの「SHARP FIT」は、程よくゆとりあるシルエットながら絶妙なテーパーによりスッキリした中庸なシルエットで、スキニー全盛のご時勢ならちょっと太目で野暮ったいんじゃない?と思われたやもしれませんが、太目全盛の今の時代感覚にもマッチしてそう。
これなら、メディアに植え付けられた価値観に踊らされてよくわからずワイドパンツ履いてる若者感もありませんし、いつまでも2010年代のピチピチスタイルを引っ張ってる「痛いオヤジ」にもなりませんしね。
というわけで、このSHARP
FIT、2020年代にも長く付き合えるパンツとして、特にミドルエイジにおススメ。
個人的には今後ヘビーローテーション間違いなしのパンツです。
魚釣りにも穿いていけそうかな(笑)
人気が出たカーゴパンツなのか、このCOTTCRZL0WOL、既に通販各社では在庫が殆どない状況のようですが、あまりにもこのパンツが素晴らしかったので、色違いの購入も検討中です。
(追記→買いましたw)
スリム目のカーゴパンツをお探しの方には超絶おススメの一品。
見掛けたら是非手に取ってみてください。
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よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。
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