みなさまこんにちは。
今年の7月はただ暑いばかりで、私のホームグラウンドの浜は「温水プールか?」「お風呂か?」というくらい水がヌクヌク。
当然、こんな状態ではとても魚など釣れません。
地元民の方々によるとアカエイすら姿を消していたとのこと。
しかし、8月中旬以降の長雨のおかげで、水温もいい感じに下がり、生物が生存できる環境になった(笑)のか、イナッコの群れが戻ってきて、釣れる感じになってきました。
これでようやく、お気に入りのウェーディングの釣りを再開できますね。
というわけで、今回はそんなウェーディングの釣りで「超絶」おススメのソックス、PPウールソックスライトのご紹介です。
FoxFire PPウールソックスライトとは
FoxFire(フォックスファイヤー)は日本の釣具・アウトドアメーカーであるTIEMCO(ティムコ)が1982年(昭和57年)より製造・販売しているアウトドアブランド。
TIEMCOは私のようにシーバスやライトゲームばかりの人間にはあまり馴染みがないですが、バス釣りやフライフィッシングをやる人にはメジャーなメーカーだと思います。ちなみにこのFoxFireは、1987年には日本で初めてのゴアテックス製レインジャケットを発売したことでも有名な老舗ブランドですね。
今回ご紹介するPPウールソックスライトは、同社から発売されているアウトドア用のソックス。
どんなソックスなのか、メーカーサイトの製品ページより説明文を引用してみましょう。
表面はウール、肌面にポリプロピレンを採用したアウトドアソックス
水を吸わないポリプロピレンのパイル層にたまった汗は、表面のウールが素早く吸い上げ、べたつかず快適です。また、ウールは調湿・抗菌消臭効果を発揮。においを抑えることができます。夏はサラサラ、冬は断熱効果により冷気をシャットアウト。季節に応じた快適な履き心地です。ライトはノーマルモデル。
(FoxFire PPウールソックスライト(5320941) 製品ページより引用)
このソックス、名前の通り、疎水性、速乾性の高いPP(ポリプロピレン)素材と吸湿性・放湿性の高いメリノウールをうまく組み合わせた製品で、特にウェーダーのインナーに履くには最適な性能を有したものです。
価格は2530円、素材は下部(毛46%・ポリプロピレン40%・ポリエステル10%・ポリウレタン4%)/上部(アクリル68%・ナイロン12%・ポリエステル10%・毛5%・ポリウレタン5%)で、現行モデルではカラーがネイビー/グレー/カーキ/レッドの4色展開、サイズは23cm~25cmのMサイズと、25cm~27cmのLサイズの2サイズ展開となっています。
なお、このソックスはメンズ、ウィメンズに関係ないユニセックス商品です。
説明文の最後に「ライトはノーマルモデル」と意味不明な一言がありますが、より秋冬シーズンに適した厚手のモデルである「PPウールソックスヘビーパイル」という姉妹製品があるため、ライトタイプはノーマルモデルだということを言っているようですね。
実際に履いてみた印象
今年の6月以降、このPPウールソックスライトを実際に履いてウェーディングをしてみました。
夏場にウール素材なんて暑いんじゃないの?というイメージを持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、登山などのアウトドアアクティビティに慣れている方、また夏場にウール素材のソックスを履かれたご経験がある方ならよくご存じかもしれませんが、実際のところは快適性はなかなか上々。
ウール素材は吸・放湿性に非常に優れており、一般的なイメージとは裏腹に蒸れがありません。
さらにこのソックスの場合は特に肌面に触れる内側にはポリプロピレンを採用しているため、靴下の裏側は常にサラサラの状態で、一般的な綿素材のものに比べて格段に不快感は少ないです。
実際に長時間ウェーディングで使ってみるとその差は一目瞭然。
綿素材のものが自分の足がかいた汗でかなりじっとりするのに対して、PPウールソックスライトの使用後は比べ物にならないくらい肌面はドライに保たれており快適です。
よくウールは保温性に優れると言いますが、「保温性」というのはあくまで「温度を一定に保つ」という意味で、世間に良くある発熱素材などのように「温度を上げる」という意味ではありませんので、当然夏場に使用しても必要以上に暑くなるようなことはありません。
これは本当に履いてみた人にしかわからない快適さ。
夏場でこれだけ快適なのだから、他のシーズン快適でいられるのは間違いありません。
もう一つウェーディングを快適にする大きな特徴
また、このPPウールソックスライトのもう一つ優れたところは、その「クッション性」の高さ。
以下の記事でも書きましたが、一般的なブーツフィット型のウェーダーは、各メーカーのものとも、長時間深めにウェーディングしているとどうしても水圧によりつま先や甲周りが圧迫されてかなり痛くなってきます。
経験された方なら良くお分かりかと思いますが、この痛み、結構ガマンするのが辛くて、私は1.5~2時間おきに水から上がって休憩を余儀なくされます。
しかし、このPPウールソックスライトは、比較的厚みがあるためクッション性が高く、この水圧による痛みをかなり軽減してくれるのです。
このソックスを履くようになってから、定期的な休憩を余儀なくされることなく、長い時間ウェーディングし続けることができるようになりました。これはブーツフィットウェーダーを使う人には本当に嬉しい特性だと思います。
以下記事のエイガードを装着した際にも、このソックスを履くと上記の通り痛みの軽減だけでなく、エイガードのゴワつきのようなものも緩和され、非常に履き心地が良くなります。
FoxFire PPウールソックスライト のインプレまとめ
今回はウェーディング用に最適なFoxFire PPウールソックスライトについてのインプレをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
ソックスなんてなんでもいいんじゃねぇの?と思われそうですが、実際に履いてみるとウェーディングの釣りにおける快適性は、これまで使ってきた多数のソックスとは段違い。
コレが間違いなくNo.1で、他のソックスとの差はかなり大きいです。
以下記事の、リトルプレゼンツのソックスも、このソックスとコンセプトや特性は似ており、こちらも調湿機能やクッション性に非常に優れたアイテムですが、「超厚手」ということで、やはり適用シーズン的には冬季限定。
オールシーズン使えるという意味で、PPウールソックスライトの方が汎用性が高いですね。
素材特性による調湿機能の高さと、適度な厚みによるクッション性は、本当にウェーディングを快適にしてくれ、釣りに集中させてくれます。
もっと早くに出会っておけば良かったと思えるほど素晴らしいアイテム。
あまりに良かったので、私は早速2足目、3足目も追加注文してしまいました。
シンプルなデザインなので、シックなカラーリングのものを選べば、アウトドアアクティビティやカジュアル向けにも十分使えると思います。
一足あたり2530円というプライスはソックスとしては高めだとは思いますが、この内容であれば決して高くは感じない。十分モトは取れると思います。
ウェーディングで足の蒸れや水圧による痛みにお悩みの方、騙されたと思って是非一足でイイから手に取ってみてください。
きっとリピート買いしたくなると思います。
表面はウール、肌面にポリプロピレンを採用したアウトドアソックス。水を吸わないポリプロピレンのパイル層にたまった汗は、表面のウールが素早く吸い上げ、べたつかず快適です。また、ウールは調湿・抗菌消臭効果を発揮。においを抑えることができます。夏はサラサラ、冬は断熱効果により冷気をシャットアウト。季節に応じた快適な履き心地です。ライトはノーマルモデル。
ブランド紹介
ブランド創立1982年・日本発のアウトドアブランド、フォックスファイヤーはフライフィッシングベストからはじまりました。この日本でフライフィッシングのパイオニアとして活動してきた私達の知恵から生まれた作品でした。私達は、そのものづくりの知恵を様々なアイテムに投入し、四半世紀を経て現在の幅広いラインナップを揃えるアウトドアブランドへと発展してきました。その間一貫して取り扱ってきたテーマが「クワイエットスポーツ」です。 クワイエットスポーツとは、その名のとおり、自然の中で騒ぎたてることなく穏やかに楽しむスポーツのこと。フライフィッシングは代表的なクワイエットスポーツのひとつといえます。それは、「自然への挑戦」や「自然の征服」とは異なり、「自然との融和」「自然との共生」をなす知恵から発生しています。そして、それはフォックスファイヤー総てのもの造りの思想やテクノロジーに結びついています。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!