みなさまこんちは。
今年は何が悪いのかわかりませんが、ご近所のシーバスナイトゲームが絶不調。
まあ、例年8月はシャローエリアは全般的に水温が上がりすぎて調子が悪いのは間違いないのですが、その中でも今年は最悪といっていいくらい、魚っ気がありません。
今後の雨や台風で状況が変わることを期待するしかありませんね。
そんな暑い時期のナイトゲーム、これまでライトは以下記事でインプレをご紹介した、ハピソンのインティレイYF-201を愛用していました。
記事に書いた通り、非常に明るく高機能、使い勝手も抜群で、これまで使ってきた釣り用ラインとの中でも一番!というくらい、文句なしの製品なのですが、 今年はシーバスより軽装のオカッパリライトゲームをやるようになったので、もっとコンパクトで手軽なタイプのライトが欲しいなと思っていました。
そんな時に目にとまったのが、同じインティレイシリーズの最新作、チェストライトミドルYF-202。
店頭で見かけてかなり目に良さげだったので、早速購入してしばらく使ってみました。
今回はこのライトのインプレッションをお届けしたいと思います。
チェストライトミドル インティレイ YF-202とは
ハピソンのブランド名で様々な用品が釣り人に親しまれている山田電機工業(株)から2020年8月に発売された、首掛けライト&ヘッドライト兼用の小型USB充電タイプのチェストライトがチェストライトミドル インティレイYF-202。
前作YF-201の約170gという重量に比べて、なんと60%以上重量が削減された62gと非常に軽量、かつコンパクトなライトです。(ストラップは13g)
同シリーズのYF-201(左)との比較。かなりコンパクトですね。 |
どんなライトなのか、ハピソンのHPより紹介文とスペックを引用してみましょう。
軽くてシンプル、なのに高機能!
● 充電式リチウムポリマー電池採用で小型・軽量実現
● 首掛けも頭部への装着も可能
< 高機能満載 >
ブレない、ズレない、動かない、首掛けライト、頭部への装着も可能
魚を刺激しにくく、虫が寄りにくいオレンジ光と白色光の切替え可能
ブースト時約300lmの明るさ、本体62gの軽量
ワンスイッチで強・弱・ブースト切替えのシンプル操作
釣りに適した散光照射
USB充電
【使用電池】リチウムイオンポリマー電池 1,000mAh
【使用光源】白色チップLED
【使用温度範囲】-10 ~ 40℃
【電池寿命(20℃時)】強点灯:連続約3時間 弱点灯:連続約15時間
【充電時間(20℃時)】約7時間
【光束】ブースト:約300lm、強点灯:約150lm、弱点灯:約30lm
【外形寸法】約 幅75mm x 奥行40mm x 高さ55mm
【重さ】本体:約62g、ストラップ:約13g
【ストラップ長さ】約75cm
【防水】IPX5 (防噴流型)
【付属品】USBケーブル x 1
明るさや照射パターンの多さで言えば、同じシリーズのインティレイYF-201には全く敵いませんが、このYF-202の方は釣り場で必要となる最低限の機能に絞って、その分大幅な小型軽量化が施されたシンプルモデルといった感じでしょうか。
早速このライトを夜釣りに何度か使ってみたので、以下でインプレを書いてみたいと思います。
圧倒的な軽快感で夏場の使用にも耐えられる!
まず、62g(ストラップ込みで75g)という総重量は思いのほか軽く、大型のYF-201や他メーカーのヘッドライトに比べても、装着時の軽快感が断然大きいです。
ストラップはYF-201のニットタイプではなくゴム紐タイプに変更されており、着け心地がどうかなと思っていましたが、本体が非常に軽量なので当然ストラップに掛かる荷重は大幅に小さくなるため、細目のゴム紐でも首あたりは全く悪くありません。
実際に装着してみると分かりますが、見た目から想像するよりもはるかにしっかりと胸元にフィットしてくれ、キャストやリトリーブの最中にぶらぶらすることもなく快適です。
YF-201は文句なしの素晴らしいライトですが、唯一残念だったところが夏場の使用感。
太目ニットのストラップとネックパッドは夏場の首回りの汗を吸収して、結構臭くなってしまいます(釣行毎に洗えばいいだけなのですが)し、170g超えの重量は、そう酷くはありませんがやはり薄着になる夏場にはちょっと首回りに負担を感じる重さでした。
しかし、このYF-202なら、装着感は非常に軽く汗のべたつきもほぼありません。
もちろん本体にも約60°まで照射角度を調整できる機能がありますが、この伸びるストラップのおかげで、ちょっとライトを引っ張って照らす位置を調整することもでき、使い勝手はかなり上々。
他メーカーのヘッドライトでも、首にバンドを掛けることでネックライトとして使用できるものは多数ありますが、やはり夏場はバンド周りが汗で不快になってしまうので、YF-202のゴムストラップはなかなかイイ作りだと思います。
なお、万が一の場合にストラップで首が絞められてしまうことが無いよう、樹脂製の接続部品は一定の荷重が掛かると外れる仕組みになっており、安全面も考慮されています。
とはいえ、実釣でうっかり外れてしまうようなことはまずないため、ご安心を。
手軽に取り外してストラップ部分だけを水洗いすることが出来るので、コレはコレで良いですね。
気になる明るさと照射パターン
照射パターンの多様さは当然上位機種のYF-201には及びませんが、本体下部にあるたった一つのボタンで、3つの照射パターンを使い分けられるのはとても便利。
ボタンが下側にあるところは、最初は多少戸惑いましたが、慣れれば問題なく使えるようになります。
スイッチボタンは本体下部。上部には防水カバーでシールされたUSB-TypeBの充電口が設けられています。 |
細かなところですが、釣り用ライトとしてよく考えられているなと感じたのは、最初にボタンを押下した時に、30lmの弱点灯→150lm強点灯の順番にパターンが切り替わってくれるところ。
実際に釣りをしていたら良くわかると思いますが、こういうライトって、一番よく使うのはルアーチェンジやノット組み換えなど、手元のこまごました作業の為にライトを点灯することが大半を占めます。ウェーディングであれオカッパリであれ、そういう細々した作業のたびに強い光を点灯していたら、足元付近の魚を不必要に脅かしてしまうことは想像に難くありません。
しかし、意外と釣り用と謳っているライトでも、ボタン押下時にいきなり大光量の点灯パターンから始まるライトも世の中結構多いのが実情です。
これ、カタログなどからは読み取れないところですしとても細かなことですが、釣りの現場では非常に重要な部分だと思います。
贅沢を言えば、一定の点灯時間を経た後はボタン押下一発で消灯してくれるような、GENTOSのインスタントオフスイッチのような機能があればさらに良かったのですが。(詳細は以下記事ご参照ください)
ちなみに、ボタンを長押しすることで300lmのブーストモードで点灯します。
今や600ルーメン、1000ルーメンという数字が珍しくなくなった釣り用ライトの世界にあって、最小30ルーメン、標準150ルーメン、最大300ルーメンという数字は、ちょっと物足りないんじゃないの?と思われてしまいそうですが、 シーバスのウェーディングや波止、テトラなどでのライトゲームにしばらく使ってみた感じ、実用面では必要十分といった感じでしょうか。
逆にこれ以上強くても、本当にその明るさが必要になるシーンは少ないですし、釣り場で強力なライトを使うと魚を散らしてしまいますしね。
YF-201(左)の強点灯とYF-202(右)の通常点灯との比較。 |
特に、最も頻繁に使う弱点灯の30ルーメンは使う前は暗いかなと思っていましたが、実際のルアーチェンジ作業などではコレで十分、いや、これ以上明るくする必要は無いと思えるちょうどよい明るさです。
光束は散光気味の照射パターンというところも、手元作業には最適ですね。
150ルーメンの方は、安全確保のために岩場やテトラの足元などを照らすのにも必要十分な明るさで、海中のメバルを目視探索するのにも役立ってくれました。
YF-201(右)の強点灯とYF-202(左)の通常点灯との比較。 |
デフォルトでオレンジフィルターが装着されているので、単なるカラー光と違って魚を散らしてしまわないところも良いですね。オレンジフィルターの光が通常の色付きの光とどう違うかは、以下記事をご参照ください。
なお、フィルターはワンタッチで上部にずらすことが出来、通常の白色光ライトとしても使えます。
チェストライトミドル インティレイ YF-202 のインプレまとめ
さて今回はハピソン チェストライトミドル YF-202 のインプレをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
このライト、買ってみるまではやはり、使い勝手はよさそうだけど明るさがイマイチかなと考えていましたが、実際に使ってみると夜釣りに必要十分な明るさで、なおかつ使い勝手が非常にいい。
まさに「ちょうどいい」感じのライトだと思いました。
釣った魚を照らしても暴れにくいところもオレンジフィルターライトの特徴。 |
もっと高機能なライトやハイスペックなライトも多数持っていますが、小型、軽量、使い勝手が良いと3拍子揃って、なおかつオレンジの偏光機能が付いているというのはこの機種だけ。
今後は多分このライトが私のメインライトになってくれることでしょう。
既にインティレイYF-201をお持ちの方にも自信を持っておススメできる素晴らしいライトだと思います。
もちろんメインを張ってくれるのに十分なライトですが、小型軽量で携行性も高いので、サブ機としても活躍してくれそうですね。
実売価格もそこまで高くないので、気になる方は是非手に取ってみてください。
きっと買って後悔することは無いと思います。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。
スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!