みなさまこんにちは。
今年の冬は例年に比べて、なぜか急に冷え込んだような気がしますね。
まだ1月にもかかわらず、指先が冷たくて通常のグローブでは耐えがたい日もしばしば。
ということで、先日新しい防寒グローブを買ってみました。
シマノの新作グローブ、パールフィット3カバーグローブGL-099Tというアイテムです。
今回はこのグローブのインプレをお届けします。
パールフィット3カバーグローブGL-099Tとは
シマノから2020-2021AWシーズンの新作としてリリースされた防寒グローブです。
このGL-099Tは、素材に、防水性のあるネオプレン・ラバーに、チタン合金を特殊コーティングし、超極薄のチタン合金が断熱・保温性を発揮、保温力をアップさせ、体熱のロスによる疲労も軽減する「Titanium-α」素材を採用しています。
※タイタニューム・アルファは、山本化学工業(株)の素材名称です。
また、内側にはシマノ独自の「パールフィット」加工が施されています。
このパールフィット加工とは、パールの微粉末を並べ、特殊低摩擦抵抗加工を施し、摩擦のない滑らかな表面を実現したもので、従来のネオプレンと異なりジャージがないため、乾きが速く軽量で、伸びがよく動きやすく、着脱しやすくなっているものです。
このGL-099Tの最大の特徴は、フルカバータイプであるにも関わらず、親指、人差し指、中指の3本を必要に応じてグローブの掌面に設けられたスリットから出すことができること。
このため、ルアーチェンジなど必要時のみ指先を出して、それ以外の時はフルカバーグローブとして使用することができるため、指回りの防寒性が高いことが特徴です。
袖口は風の侵入を防ぐマチ付きで、インナーやミドラーの袖に直接被せられるロング丈設計なのも、防寒面では優れたディティール。
1月、2月など極寒期の釣りに良さげですね。
カラー展開は無地がブラックとタングステンの2色、プリント柄がブラックダックカモ、ネイビーブラッシュカモ、ブラウンブラッシュカモの3色の合計5色展開で、価格は無地のものが税抜5400円、プリント柄のものが税抜5900円となっています。
ファーストインプレッション
早速このグローブを装着してみました。
今回購入したのはLサイズ。
シマノサイズ表によると、私の掌のサイズではMが妥当で、これまでもシマノ製グローブはほとんどMを装着していたのですが、最近まで使用していたXEFOの3フィンガーカットグローブ(1.5mm厚クロロプレン)がMサイズで若干タイト気味だったのと、厳寒期用ということで、以下のようなインナーグローブをレイヤリングする想定で、ワンサイズ大き目を購入した次第です。
実際に届いたものを装着すると、若干ぶかぶか気味で、指回りもそうなのですが、手の甲あたりやリスト周りも生地に余裕があります。
シマノの他銘柄のクロロプレングローブのLサイズも装着したことはありますが、ここまで大きくは感じなかったので、このGL-099Tが他グローブに比べて若干ゆとりあるサイジングなのではないかと思います。
Lサイズを選んだのはちょっと失敗だったかも。
フルカバータイプのグローブは、指先部分がいかにジャストフィットであるかによって操作性が大きく変わってくるので、購入される際はジャストサイズを選ばれることを強くおススメします。
サイズ選びには若干失敗したものの、Titanium-α素材の甲側は保温性が高くなかなか防寒性は高そう。
指と指の股の部分はニット素材が採用され、ストレッチ性があるため、指の曲げ伸ばしは非常に快適です。
掌側は人差し指を除く各指回りはエンボス加工が施されたラバー素材で、それ以外の部分は合皮のような比較的薄手の素材ですが、グリップ力もあり滑りにくそう。
掌側は感度や操作性を重視してか、薄手のつくりになっていますね。
若干大き目で生地がだぶつき気味であることを除いて、快適性は非常に高いです。
今回選んだのはタングステンというカラーですが、とても落ち着いたカラーで主張しすぎないシンプルなロゴも相まって、デザイン面も非常に好感が持てる佇まいです。
総じて、ファーストインプレッションは非常に好印象でした。
実釣インプレッション
早速実釣にも使用してみました。
フィールドは漁港とサーフ。
ともに1月の非常に冷え込んだ日の釣行でしたが、やはりこのGL-099T、フルカバーでの使用時は防寒性は非常に高く、厚手の3フィンガーカットタイプよりはるかに手指は暖かく感じます。
風が冷たい日には指先を隠すだけでこんなにも防寒性が変わるものなのだと驚かされました。
しかし、問題を感じたのは実際に釣りを始めてから。
小型ジグヘッドを、クリップタイプのスナップに通そうとするところで、いきなり大苦戦。
というのもの、3本の指先を出した状態でものをつまむとき、親指のカバー部分が非常に邪魔になるのです。
一応立体裁断が施されたグローブだと思いますが、指先を出したときに、人差し指や中指は指の背の部分にグローブの指先部分が沿ってくれますが、親指だけどうもうまく指の背の部分に沿ってくれません。
そのため、グローブの指先部分が掌内側に少し回りこむような形になって、ジグヘッドのような小さなものをつまむ際に非常に邪魔になるのです。
これに非常にストレスを感じてしまいました。
サイズ大き目を選んだことも確実に仇になっているとは思いますが、使用するルアーや扱うリールのハンドルノブなどが小さいライトゲームでは、結構邪魔になりそうですね。
下の写真のように、指先を出す際にグローブの指部分を大きくめくることで、この問題は解決しそうですが、やはりちょっと繊細な釣りにはあまり向いていないかなというのが正直な感想です。
インプレまとめ
今回は、シマノのパールフィット3カバーグローブGL-099Tのインプレをお届けしましたが、このグローブ、なかなかの人気商品のようで、ご近所釣具店はどこも品切れ、通販でも私が購入したタイミングでは無地カラーのものはほぼ全店在庫なしといった状態でした。
やはり、他にはあまりない3カバータイプということで注目された商品だったのかもしれませんが、実釣インプレで書いた通り、使い勝手の面では若干微妙なところもありますので、過度の期待はしない方が良いかもしれません。
シーバスとかだったら問題ないかもしれませんが、アジングやメバリングといったライトゲームなどにはちょっと向いていないですかね。
ただ、防寒性は期待通り素晴らしく、やはり通常のフルカバータイプに比べると指先が出せるのは大きな強みだと思いますので、細かな操作性・作業性は多少犠牲になっても、高い防寒性を求める方にはおススメできるグローブだと思います。
ご購入時にはくれぐれもジャストサイズを選択することをお忘れなく。
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