みなさまこんにちは!
シーバス釣り、楽しんでいらっしゃいますか?
ところで、私は個人的に、2010年代後半はメタルバイブやABSバイブなど、バイブレーションルアーを非常によく使っていたのですが、ここ数年はどうにもこれらを使った釣りが面白くないように感じて、あまり積極的に投げないしルアーボックスにもいれないようになってしまっていました。
まあ、バイブレーションルアーは良く釣れるタイプのルアーなんですが、どうしても使ってるうちにボトムコンタクトなどで見た目も使用感もどんどん劣化していくこと、根掛かりが多いこと、そしてなにより、このルアーが非常に良く釣れる5月から7月ごろは、ホームの浜にアカエイが非常に増えて、エイのスレ掛かりが多いことがストレスになるということで、敬遠してきた次第です。
なので、飛距離は劣りますが、よりエイスレが少ない小型シンキングミノー、ラパラCDE55、ロンジンミズキ50、ウォーターランドジャークソニック55などが近年の個人的マイブームでした。
しかし、2025年のマイクロベイトシーズン、ちょっと興味を持って以下のルアーを買ってみたら、思いのほかアタリも多いし釣れる!
めちゃ小さく軽いので近距離戦専用ですが、予想以上に戦闘力高くすっかり気に入りました。
しかし、やはりもうちょい広範囲に遠投して探りたい。
ということで、もうちょっと重量のある良さげなメタルバイブがないかなと、白羽の矢を立てたのがメガバスの鬼丸(オニマル)8gという次第。
発売は確か2022年でしたでしょうか。後発故によく考えられたルアーだと思います。 |
前置き長くなりましたが、今回はこのルアーのインプレです。
メガバス オニマルとは
オニマルは、みなさまよくご存じのルアーメーカー、メガバスから満を持してリリースされたシリーズ展開されているメタルバイブレーションルアー。
メガバスらしいリアルで魅力的なカラーラインナップで、サイズ(ウエイト)バリエーションも8g、12g、16g、20g、30gと非常に豊富です。
Length 53mm / 62mm / 69mm / 75mm / 86mm Weight 8g / 12g / 16g / 20g / 30g Type SINKING Variation/Price 8g ¥880
12g ¥900
16g ¥1,000
20g ¥920
30g ¥980Hook Hook(8g) : #14 x 2pcs
Hook(12g) : #12 x 2pcs
Hook(16g) : #10 x 2pcs
Hook(20g) : #8 x 2pcs
Hook(30g) : #6 x 2pcs
この手のルアーでよくあるマルチアイタイプではなく、シンプルにアイは1つのみですが、全体のシェイプはこの手のルアーにしては細身でベイトフィッシュライク。
ベイトフィッシュライクな細身フォルム。 |
鉄板の作りも薄くウエイトの張り出し幅も小さ目でですね。
どんなルアーなのか、メーカーの製品ページから説明文を引用してみましょう。
このメタルバイブは要注意!!「鬼丸」に太刀打ちできるメタルバイブが、あるか。
オニマルは海洋魚類の行動学による研究とテストの経験則によって、特別なバランスセッティングが施されたメタルバイブレーションの最終回答。逃走する鰯が見せるボディのレイラインをくっきりと浮かび上がらせることで、線視力に優れたシーバスや青物から最も捕食対象とされやすい、「被捕食体」としての要素をクローズアップさせています。
逃走する小魚のシルエットを忠実にイミテートした水平スイミング姿勢は、いかなる速度においても一定のロール軸を保持、生命感あふれるハイピッチバイブレーションを発生し、フィッシュイーターの捕食本能を猛烈に刺激。
スイベル化したフロントアイは、ファイト中の捻りやエラ洗いへの追従性を向上させ、バラシを大幅に軽減化。
さらに、ラインアイポジション、フックポジション、ボディ形状、ウエイトなど、トータルバランスを突き詰めた設計により、ラインやボディへのフック絡みのトラブルを徹底的に抑えています。シーバスはもちろん、クロダイやフラットフィッシュ、青物など、あらゆるターゲットにアジャストする究極のサーチベイトです。
(メガバスオニマル製品ページより引用)
飛距離とキャストフィール
試しに購入してみて早速5月下旬にデイウェーディングで使用してみたので、以下ではこのルアーの8gタイプについてインプレしてみたいと思います。
まず飛距離面ですが、8gという軽量ウエイトながらフォルムから想像できる通り、なかなか飛距離は出ます。
鉛成型部分も含めて薄型フォルムなので空気抵抗も少なそうですね。もちろんアクションレスポンスの良さにも寄与していると思います。 |
PEライン1号+MLの9フィートロッドで、全くストレスなく思い通りの飛距離が出てくれる感じですね。
個人的にはウェーディングで使うメタルバイブレーションでは、アイマのシュナイダー13がローテーションの主軸ルアーでしたが、さすがにそこまで飛距離は出ないものの、8gにしてはかなり上出来な飛距離だと思います。
12gタイプだとさらに飛ぶでしょうから、遠距離戦も期待できますね。
風で回転することもないし、飛行時の姿勢もよいからかエビることも非常に少ないです。
具体的にはエバーグリーンのアイアンマービー40よりはるかに飛距離が出る感じで、コアマンIP-10より飛距離は少し劣る程度、8gというウエイトでこのサイズと考えれば、十分満足いく飛距離とキャストフィールだと言えるでしょう。
レンジとアクション
オニマルはメタルバイブレーションなので、レンジはカウントダウンやリトリーブスピードによって任意ですが、8gという軽量スペックタイプを選んで、PEライン1号や1.2号という湾奥シーバスにはやや太目のラインを使えば、かなり浮き上がって浅いレンジをトレースしやすいルアーです。
私はマイクロベイトシーズンなどでは、水深40㎝~50㎝ラインを狙って釣りをすることが多く、実際そういう場所で釣果を得ることも多いのですが、10g台前半と軽めのものを使っても、メタルバイブレーションではボトムコンタクトが多すぎて若干釣りづらいことも多いのが実情。
しかし、PE1号に20LBクラスのリーダーを使ってオニマル8gを投げれば、そういう極シャローエリアでもボトムコンタクトすることなく、しかも比較的遅めのリトリーブで攻め切ることができます。
PE1号以上でも全く力負けしない強めのフックがデフォルト装着されています。 |
丁寧に探れるのでそれが釣果にもつながる。
シャローで非常に使いやすい特性だと感じました。
また、アクションの方はひらひらと明滅効果と高いロール寄りのアクション。
個人的にはウェーディングの釣りばかりで、回遊待ちや広範囲を探る釣りが主体なので、ロール寄りのアクションの方がリトリーブ時の引き抵抗が少なくて、長時間疲労感低く投げ続けることもあり、非常にうれしい特性だと思います。
どんなシーンで有効か?
すでに上で述べてしまいましたが、メガバスのオニマル8g、軽量ながら飛距離が出て、リトリーブ抵抗も小さ目、かつレンジは浅めでもコントロールしやすいタイプということで、春から初夏にかけて、まだベイトサイズが小さいシーズンのウェーディングやオカッパリ、シャローでの釣りに最適なルアーだと感じました。
8gは沈み込みが遅めでややゆっくりリトリーブも可能なので、もちろんナイトでも使いやすい。 |
この時期の釣りでは、多くの場所でアカエイのスレ掛かりが多くなる時期ですが、このルアーの8gタイプであれば上の泳層をトレースしやすいため、安心して使える数少ないタイプの鉄板バイブレーションだと思います。
もちろん、大場所や大河川など、流れが強いところ、水深のあるところでは、よりウエイトの大きなモデルを選択すればよいでしょうが、シャローや上のレンジを攻めたい場合、マイクロベイトのマッチザベイトを演出したい場合、連投によるスレを抑えたい場合などは、この8gタイプは非常に良い選択肢になると思います。
ということで、シュナイダー派だったわたくしも、一度使ってみてすっかりこのルアーの虜になってしまい、すでに3つも追加購入してしまいました。
メガバス オニマル 8g インプレまとめ
さて今回はメガバスの鉄板バイブレーションルアー、オニマルの8gについてインプレをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
オニマルの8gは、私のようなウェーディングが好きな方で、湾奥干潟やサーフなどで釣りをされる方には、マイクロベイトシーズンに限らず年間長い期間を通じて活躍してくれるルアーになるのではないかと思います。
お腹のフックはスイベル仕様で装着されており、回転するのでエラ洗いでのバラシを軽減できそうです。 |
私がホームグラウンドにする阪神間の小規模サーフや干潟にはベストマッチ。
おそらくメガバスのおひざ元、浜名湖みたいなフィールドならドンピシャのルアーですね。
また、特に8gはフォルムも小さいので、チヌキビレにも使いやすく、かなりアタリの数が多いルアーでもあります。
シャローでのチヌキビレにも効果てきめん。 |
買って最初の釣行で試し投げしたら3回続けてシーバスがヒット。すごいですね。 |
釣れるサイズは選べませんが、ボウズ逃れに、ここぞという時の最終兵器として、ルアーケースに2つ3つ入れておいても損はないのでは?と思います。
気になる方は、ぜひ使ってみてください。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。