みなさまこんにちは。
長く暑かった夏も終わり、もうじき秋のハイシーズンがやってきますね。
私も秋シーズンにはひさびさにフローティングベストを着てウェーディングの釣りを再開しようと思っています。
ところで、みなさまはフローティングベストの肩部分には何を装備されていますか?
フィッシュグリップホルダー、プライヤーホルダー、サングラスケース、ライトなど、意外と肩部分につけたくなるものって多いですよね。
中でも特に人気なのは、ポーチ類。
多くの人が、フローティングベストの肩部分には何らかのポーチを装着されているんじゃないでしょうか。
肩に装着できるタイプのポーチは、各メーカーから非常に多くの製品がリリースされており、どれを買うか迷ってしまいますね。
私もこれまで、いろんなメーカーのポーチを10種類以上試してきましたが、このポーチも時代とともにトレンドが変わるのか、最近は年々大型化するスマホのサイズに合わせて、それを収納できるタイプの大型ポーチが多くなってきたようです。
世に溢れるフィッシング用ポーチ、その中にあってこのシマノの新作BP-071Sは一体どんな個性を持ったポーチなのでしょうか? |
そんな中、今回はシマノから販売されているベーシックなフィッシングポーチ、 BP-071Sについてのインプレをご紹介したいと思います。
シマノ BP-071Sとはどんなポーチ?
BP-071Sは、シマノが2019年2月から発売している、ターポリン素材のポーチです。
シンプルデザインのベーシックな外観に主張しすぎないロゴがいい。 |
カラーはブラック一色ですが、バリエーションとしてS(9×16×4㎝)、SW(9×16×5㎝)、MW(10×17×5㎝)の3種類がサイズ展開されており、それぞれ税抜き定価は2260円、2980円、3290円です。
出典:シマノHP。Sサイズにはありませんが、SWとMWサイズでは、ファスナーをオープンするとスマホを操作できるクリアポケットが現れます。これはこれでなかなか便利そうですね。 |
Sは気室が一つのシングルポケット仕様ですが、SWとMWはファスナーを開くと、入れたままスマホを操作可能なクリアポケット面が現れる2気室、ダブルポケット仕様で、スマホを収納するのに便利です。
この製品の大きな特徴として挙げられるのが、背面アタッチメントの優秀さ。
背面の縦方向にはモール対応アタッチメントが2本、横方向にはベルクロストッパー2本が装着されており、ウエストベルトなどに装着する縦方向、フローティングベスト肩ベルトなどに装着する横方向、いずれの方向でも装着の自由度がかなり高いです。
縦方向はモール対応アタッチメントでしっかり固定。このスナップはかなりがっちりと固定されるタイプなので、ちょっとやそっとでは開きません。もちろん海水をかぶってもさびない加工が施されています。 |
横方向は作りのしっかりした幅広ベルクロテープで装着。 |
このポーチに使われているターポリン素材は、同種の素材の中では比較的しなやかな部類のようで、水濡れや汚れにも強いため各種釣りシーンでは実戦向きなポーチと言えそうですね。
実釣インプレ
私が購入したのは3種類のうち一番小さく、シンプルなつくりのSサイズ。
タバコ箱と比較してこんな感じのサイズ感です。名前こそSサイズですが、実物はそこそこ収納量があります。 |
個人的には、ベストの肩に装着するポーチはコンパクトな方が、何かと上半身の動きが多いルアーフィッシングでは邪魔にならず都合がいいと思っているのと、手持ちのフローティングベスト2種はともにスマホを収納可能なポケットがあるため、ポーチにスマホ収納機能はいらないということから、このSサイズを選択しました。
世の中ヘンテコ模様やメーカーロゴがデカデカと主張するようなポーチが多い中、このBP-071Sは主張しすぎないシンプル&シックなデザインとロゴプリントで、その辺のセンスの良さも好みのタイプ。
(ちなみに、ブランドロゴがデカデカ入った服とかも苦手なので着ないタイプですw)
実際に装着してみると、このポーチの縦横両方向とも使い勝手の良いアタッチメントのおかげで、ベストとの装着相性は完璧です。
Sサイズのこのくらいのサイズ感の方が動きの邪魔にならなくて、実釣では一番使い勝手が良いと思います。 |
このアタッチメント、縦方向のモール対応部分は、スナップボタンの開閉がとても硬めで、着け外しの際は多少力を込める必要がありますが、その分、使用中に意図せず外れてしまうような心配は皆無で、安心して使用できます。
同じく横方向のベルクロテープも、厚みのある素材でできており、しっかりした装着が可能なので、コチラも安心感が大きいですね。
長時間の実釣を通じても、ずれたり落ちたり、もちろん外れたりすることもなく、サイズ的にもキャストやリトリーブ、ロッドアクションに全く干渉しない、いい感じの装着感です。
ファスナーのプルタブも大きめで引きやすく、開閉も非常にスムース。
もちろんダブルジッパーになっているので、開閉の方向をいちいち意識する必要もありません。
サイズ感的には、喫煙具、ハサミ、予備スナップケース、ノットツールなどの各種小物類を入れて、まだ余裕があるくらい。
Sサイズでも、XperiaXZ3クラスのスマホが余裕で入りますが、私はZERO SHOCKという出っ張りが大きめのスマホケースを愛用しているので、そのケース入りの状態ならMWサイズじゃないと入りきらないですね。
ただ、予備スプールなどの収納には扱いやすい寸法です。
クッション材でできたシマノ純正スプールポーチに入れた状態で、C2000クラスなら3個、C3000クラスなら2個の予備スプールが十分に格納できます。
普段使いではこんな感じでコーヒー+予備スプールを入れたりもしています。 |
なお、偏光レンズの収納にもちょうどよいサイズ感です。
少し大きめのスポーツ偏光グラスがちょうど入る感じですが、前面の素材には内側にクッション材が挟んであるようで、多少のクッション性もあります。
デイゲームからナイトゲームにかけて連続釣行する場合には、明るい間はこのポーチにヘッドライトを入れておいて、暗くなったらそのライトを取り出し、代わりに偏光レンズを収納する・・・といった感じで使っています。
デイからナイトにかけての連続釣行ではついついライト持参を忘れてしまうことも多いですが、このように予めこのポーチ内にライトを入れておけば、忘れることも少なくなるので、おすすめの活用法です。
インプレまとめ
釣り用ポーチに何を求めるかは人それぞれだと思いますが、個人的にはこのポーチ、見た目はコンパクトながら必要にして十分な容量がある絶妙なサイズ感と、しっかり確実に本体を固定できる優秀なアタッチメントが非常に印象に残り、とても気に入っています。
実用性と取り付け自由度の高さを見事に両立していて、基本的な使い勝手のいいポーチというのは意外とこれまでありそうでなかったアイテムではないでしょうか。
比較的容量が大きめなので、もちろんベスト以外にもバッグの拡張なんかにもぴったり。写真はコアマンのショアスタイルバッグ(ヒップバッグ)のサイドに装着した様子。 |
このBP-071S、取り立てて目立つ製品ではありませんし、シマノもあまり積極的に宣伝をしていないため知名度はイマイチかもしれませんが、実際に使ってみると抜群の使い勝手でかなりの良品だと思います。
そういう意味では、普段ポーチを使わない方、コレからポーチを買い換えようとお考えの方にも、これまでいくつもポーチを使ってきたという人にも、自信を持ってオススメできる値打ちのある製品だといえますね。
買って後悔することはないと思いますので、気になる方は是非手にとってみてください。
購入は、Prime会員なら送料無料で、結構この製品が大幅割引価格で販売されているAmazonが断然おすすめです。
小物入れや偏光グラスケースとして使うなら、シンプルな一気室のSサイズがおススメ!
Sと縦横は同サイズ。中小型ボディのスマホに適したスマホケースがついたSWはコチラ。
より大型スマホやケースが嵩張るスマホを入れるならこのMWサイズがおススメ!
この製品と同様の背面アタッチメントを採用した超優秀なロッドホルダーもあります。素材はことなりますがこのポーチとデザインの統一感もあり、非常に使い勝手が良くておすすめです。
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