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ウェーディングで効果的な磁気式のエイガード!SHARKBANZ2の長期使用インプレッション!

2022年9月18日日曜日

1.インプレ・レビュー 1.製品情報 2.エイガード 2.エイ対策 2.釣り用品 3.シーバス

t f B! P L

みなさまこんにちは。

ようやく夏も終わりといった感じで、そろそろウェーディングの釣りも再開しようかなと考えている今日この頃ですが、ウェーディングで悩ましいのがエイ対策。

私のホームグラウンドは、近年になって恐ろしいほどにエイが増えてしまって、ウェーディングするのも命がけみたいな場所になってしまいました。

一番エイと遭遇する夏場を過ぎれば、多少マシにはなるものの、ひざ下くらいの水深でもアカエイに遭遇することが多く、秋といえども全く油断するわけにはいきません。

どうにかならないものなのでしょうか? 

悩ましいエイ対策

そういうことで、ウェーディングでは以下記事でご紹介したようなエイ対策グッズを各種装備しての釣りになりますが、それらの中でも個人的に特に依存度が高いのが、電気式エイガードである「アクティブエイガードMAX」。

電気式エイガードとして有名なアクティブエイガード。今やヤフオク!でしか購入できなくなってしまいましたね。

春から秋にかけては、もはやコレをつけていないと、怖くて海に入れません。

しかしこのアクティブエイガード、結構端子の本体側付け根がウィークポイントになるのか、コレまでMAXとLITE合わせて5個買いましたが、そのうち3個は水没させてないのにも関わらず突然の故障でご臨終と、結構な頻度で壊れます。

まあ故障までいかなくとも、端子部分が電蝕により使えなくなる場合も多いので、端子のマメな通電チェックとDIYでの交換は必須なんですが。

それ以前に、ウェーディング中にバッテリー切れなんか起こすともう恐怖しかないのですね。

アクティブエイガード代替品はないものか?

そういう次第で、このアクティブエイガードだけにエイ避けの役目を担わせるのはちょっと心配。

システムはなんでもバックアップを考えますよね。

なので、このアクティブエイガードと併用できて、いい感じで防御してくれるアイテムは世の中にないものだろうかと探していたら、ありました。

それがコレ。「SHARKBANZ2」というサメ避けグッズ。

SHARKBANZ2の箱。
本家サイト(英語)に詳しく解説が載っていますが、どんな商品なのか、公式サイトから抜粋して翻訳してみましょう。

特許技術 

海洋生物学者が捕食性のサメについて研究およびテストした特許取得済みの磁気技術を使用して、シャークバンズはサメのユニークで強力な電気的感覚(電気受容)を利用して、サメを遠ざける非常に不快な感覚を引き起こします。

Sharkbanzの効果の範囲は?

効力を発揮する範囲は1〜2メートル(3〜6フィート)です。サメにとっての不快感は約1メートルで高まり、そこからは1インチ接近するごとに飛躍的に強くなります。

Sharkbanzが対象としないのは?

さらに危険度の高い職業や状況には、Sharkbanzの保護レベル以上のものをお勧めします。商業ダイバー、スペアフィッシング、ホホジロザメが多く出没するスポットとして知られている海での水泳、ダイビング、サーフィンには、Sharkbanzのみに保護を頼らないようお勧めします。Sharkbanzは、好奇心旺盛なサメが、海岸沿いの浅瀬で試し噛みをしないように設計されており、サメがエサを食べたり、釣りの獲物を奪ったりすることを阻止するようには設計されてはいません。

Sharkbanzは、ホホジロザメの襲撃を防ぎますか?

ホホジロザメは特殊で、待ち伏せし、離れた距離から高速で人を攻撃する唯一のサメです。この種の襲撃を防ぐ効果的な方法はありません。しかし、遮るものがない海でホホジロザメが電気磁気感覚に大きく頼っているときには、Sharkbanzは獲物を狙うホホジロザメを効果的に撃退することができます。
Sharkbanzを購入される際には、Sharkbanzがサメを撃退する器具であり、サメに遭遇することが全くないと保証するものではないことをご理解の上で購入していただきます。 Sharkbanzは、自転車用ヘルメットやシートベルトなど、その他の安全器具と同じです。損傷のリスクを軽減しますが、いつでも完璧に人を保護することはできません。しかしながら、今までは全く安全が保証されなかった場において、多少の保護を与えられます。
(SHARKBANZ 公式サイトから抜粋引用&翻訳)

まあ、要は強力な磁力によって、サメ・エイに特有の感覚受容器官である、「ロレンツィーニ器官」(ロレンチニ瓶などと表記する場合もあります)を刺激して追っ払うってことですね。

このシャークバンズは磁力を使う製品であるため、電池も充電も不要ですし、おそらく効果は(磁力の劣化はあるのかもしれませんが)半永久と言えるでしょう。

磁力ゆえに、もちろん本体が水に浸かっている必要もないので、ウェーダーの下に装着しててもいいですしね。

SHARKBANZ2の装着例。水に触れる必要はないので、私は靴下の上から装着して使用しています。水圧でウェーダーが圧迫されると、ちょっと違和感を感じることはありますが、釣りの最中に装着がきになることはあまりありません。

ちなみに公式サイトでは一言も「エイ対策」とは書かれていませんが、サメとエイの特有の感覚器官であるロレンツイーニ器官は同様のものなので、間違いなくエイにも効果があります。

この辺りの詳細は、ナショナルジオグラフィックのこの記事や、「磁気を感じる生物」という学術論文にも掲載されていますので、ご興味のある方は是非ご一読ください。 

ちなみに、アカエイもサメ同様ロレンツィーニ器官をもつことは、以下の記事に書かれていますので、ご参考にされてください。

アカエイ | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp)

果たして効果は信頼できるのか?

公式サイトでは2020年にオバマ元大統領がバカンスでSUPをする際にこのSHARKBANZを装着しているシーンが紹介されています。

要人が装着してるから効き目があるというわけではありませんが、このことからも少なくとも単なる怪しげなオカルトグッズではないと言えそうですね。

(SHARKBANZ 公式サイトから引用)オバマ元大統領もバカンスで装着していますね。後ろに映っている顔つきが険しい人は、オバマ氏のSPだと思います。

また、2016年にはコレの前モデル(SHARKBANDZ)を装着しているにも関わらずサメに襲われた少年の話題がニュースになっていましたが、わざわざ話題として取り上げられるくらいレアケースということで、これは却ってその効果の程が期待できることの証左では?と推測しています。

紹介されている数々の動画からも、かなり効果は期待できそうです。


しかしですよ、どうにも話がウマすぎると思いませんか?

このSHARKBANZで言われている「特殊な磁気テクノロジー」って、結局強力磁石をつかって磁界を張ってるだけですよね。

要は磁石が埋まっただけのシリコンバンドが、1万5千円(国内価格)もするとはとても思えません。

有効範囲は書かれているものの、磁力の強さも非公開です。

また、見た目綺麗にデザインされた本家のウェブサイトに対して、2018年まであったはずの日本版公式サイトのドメイン(SHARKBANDZ.jp)が現在売りに出されているところなどをみると、どうにも金儲けの匂いがプンプン。

日本は比較的海外に比べてシャークアタックが少ないから、市場として旨味がないと見限ってのJPサイト閉鎖かもしれませんが、比較的新しいこの製品、とっとと儲けてとっとと撤退みたいな、そんな匂いがしないわけでもありませんが勘ぐりすぎでしょうか?

磁界の強さなど数値的なスペックが公開されていないのでなんともいえませんが、中華性の超強力マグネットを、ウェーダーからカラビナなんかでぶら下げても同じような効果が得られそうな気がしますよね。

磁界を張るだけなら、水につける必要は全くないので、腰ベルトからぶら下げておけばいいはずです。

機械式時計を狂わせたりクレジットカードをダメにしたりと、いらんことになりそうですがw

また、以下の動画にあるように、このSHARKBANZ、捕食モードに入ってしまったサメには、全く効き目がないようですね。

先述のシャークバンズ公式サイトの引用文にも「サメがエサを食べたり、釣りの獲物を奪ったりすることを阻止するようには設計されてはいません。」と書かれていますが、あくまでも不快感を持たせて忌避効果を狙ったものであり、捕食など本能の欲求には太刀打ちできないアイテムだと理解して、あまり効果を過信してはいけないものだと思います。

とまあ、まだ手に入れる前からちょっと懐疑的になってしまっていましたが、初代シャークバンズ が発売されてから10年程度経過して、いまだに日本でも継続的に売られていますし、一応信頼されて購入され続けている製品なんですかね。 

実釣でのインプレ

サメ・エイ避け製品であるSHARBANDS2、実際にここ何年かウェーディングの釣りで使ってみましたが、この手のアイテムは効果のほどを明確に体感するのは非常にむつかしいですね。

長年使用したSHARKBANZ2。効果はあるように思うのですが。

普段、アクティブエイガードと同時に利用する機会が多いため、エイ被害にあわないのはどちらの効果なのかを把握することも困難です。

しかし、これまで何度もSHARKBANZ2を単体で使用していて、エイに近接遭遇した状況下では、エイはほぼすべての場合で、急に角度を変えてターンしていきました。

もともとエイは臆病な生き物なので、単に人の気配を感じてターンしただけなのかも知れませんが、移動中ではなく釣りの最中でじっとしているタイミングでの出来事、しかも結構明確に進行方向を変えていく様子を見たので、これはSHARKBANZ2の効果ではないかと思っています。

ウェーダーの下、足首あたりに装着するため、ディープウェーディングなどでは履いているウェーダーの種類によっては水圧で足首が痛くなる場合もありますし、強力な磁力を発するため、使用後は必ず付属の防磁箱に入れないといけないなど、若干めんどくさいなと感じるところはありますが、やはり長年使ってみた印象として、その効果は期待できると感じました。

装着しているだけでかなり安心感が得られるアイテムだと思います。

SHARKBANZ2の箱は強い磁力を遮断できるようになっています。使用後は他に悪影響を与えないように、この箱に収納する必要がありますね。

SHARKBANZ2 インプレッションまとめ

さて今回は磁力を用いた画期的なサメ・エイ避けグッズであるSHARKBANZ2についてのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

少なくともコレまでのエイ対策グッズとは大きく異なるこのシャークバンズ 2、電気式のエイガードである「アクティブエイガード」や以下の「カイエン」などと併用すれば、これら電気式エイガードがバッテリー切れになったり故障したりした場合でも、いざという時の保険、バックアップになりますし、併用することで電流と磁界で相乗効果が得られてよりエイの忌避性能がアップするかもしれません。

●ウェーディングなどの沿岸部での立ち込み時などにカイエンは恐ろしいアカエイの被害から貴方の身体を守ります! ●海園とはエイやサメだけにある特殊器官のロレンチーニ器官。ロレンチーニ器官は魚の筋肉が動く事によって発生する微弱な電気を感知して獲物を探す。そのロレンチーニ器官を逆に利用し、人体に影響のない微弱な電流をプログラムによって、エイやサメの嫌いな周波数で電気を発信しエイを驚かせて退ける事で主にエイを踏むことで起こる毒針による被害を防ぐ装置である ●装着は簡単。ゲームベストなどに本体をカラビナで取り付けて、ワイヤーを左右の足首にベルトで固定するだけ。超簡単!!通電するとLEDがピカピカ点灯、微弱な電流を発しエイやサメさんを退けます ※体型に合わせてワイヤーの長さをカット調整していただく事も可能です。

過去には2回、アクティブエイガードつけて近寄っても逃げないエイに遭遇したこともありますしね。

電源いらず、コードいらずでお手軽ながらも、装着時の安心感は大きくウェーディングの釣りをより快適にしてくれるこのSHARKBANZ2、転ばぬ先の杖として、エイ対策にお悩み方はぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか? 

動物界で『電気受容性』が最も高いサメに磁気を発生させ、方向転換を促すシャークアタック対策の道具です。「サメにとって真っ暗な部屋で強烈な光を当てられるような感覚」。興味を持って近づいてくるサメに効果絶大。駆除するのではなく「回避」する、自然との共存を意識した商品です。オーストラリア生まれ。Shark Defense -サメ撃退テクノロジー研究- にて特許取得済み。ホホジロザメやオオメジロザメ等最も一般的な「人食いザメ」にて入念なテストがなされています。電池: 不要(磁力)  深度: 200M  サイズ: フリー  シーズン:オールシーズン(冬のサメにも効果を発揮)

ちなみに、アクティブエイガードの代替品ともいえる、電気式エイガードが発売されていました。

以下記事に書いていますので、よろしければご覧になってみてください。

ということで、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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