みなさまこんにちは。
最近再び、シーバス釣りに復帰しました。
ちょうどバチパターンのシーズン真っ只中なので、毎度結構釣れていますが、やっぱりシーバス釣りは楽しいですね~。
そんなシーバス釣りで、必需品といえばフィッシュグリップ。
私は普段、スタジオオーシャンマークのOG2507、OG2100をメインに、シマノ、DERSS、ダイワ、ゴールデーンミーンなどいろいろなメーカーのフィッシュグリップを使っています。
お値段とか作りとかで使用感の違いやそれぞれの個性がありますが、製品としての本質はどれも似たり寄ったりですね。
しかし、2023年4月末に、そんなフィッシュグリップ界に新星が登場しました。
その名も、「ジョーグリップMC」
今回は、この製品のインプレッションを記したいと思います。
第一精工 ジョーグリップMCとは
「より良い確かな釣用品」をモットーに釣具を製造、販売する、大阪市東成区のメーカー、第一精工。
同社の製品はいずれも、別に無くても釣りができてしまうものですが、あれば間違いなく飛躍的に釣りを便利に、楽しくすることができるものばかりですね。
そんな第一精工から、2023年4月に発売された新しいスタイルのフィッシュグリップが、ジョーグリップMC。
バス・シーバス・ロックフィッシュ・青物等の口の大きい魚を、ダイレクトにつかむことが出来ます。
どんな製品なのか、メーカーの解説を引用してみましょう。
ダイレクト感覚 フィッシュグリップ!
手を汚さず、魚の口をつかむバス持ちスタイルのフィッシュグリップ。
コンパクト設計で写真撮影にも最適!!
先端を丸くした歯と曲線状に配置したJAW(顎)形状で、魚の口を傷つけずにキャッチできます。(第一精工
ジョーグリップMC 製品ページより引用)
この製品のコンセプトは上記からも一目瞭然ですが、以下動画を見ていただいた方が使用イメージも含めてわかりやすいですかね。
ディティールと機能
このジョーグリップMCの基本スペックは以下の通り。
- サイズ:127×62×32mm
- 重量:77g
- 材質:ガラス繊維強化プラスチック
- カラビナ付き
- MADE IN JAPAN
- 定価:1980円(税込)
そして、以下のディティールと機能を備えています。
キャッチフック
上あご部分に、魚の口にかかる"フック"が設けられており、魚が暴れても外れにくくなっています。
ダメージレスシェイプ
先端を丸くした歯と曲線状に配置したジョー(顎)形状により、魚の口を傷つけにくくなっています。
フィンガーガード
魚に触れる前面にはフィンガーガードが設けられており、持った時に魚体が直接手に触れるのを防いでくれます。
ノンスリップグリップ
掌が触れる部分には水がついていても滑りにくいスリット加工が施されています。
カラビナスタイル
カラビナ付きで、ベストやフィッシングベルトなどに気軽に掛けられる設計。
もちろん、カラビナホールにはランヤードなどを装着しても良いと思います。
実釣インプレッション
さて以下では、このジョーグリップMCを実釣で使用してみた印象を記したいと思います。
お相手はいつもの浜のシーバスとキビレたち、ウェーディングの釣りです。
小型軽量で携行性が良い
ガラス繊維強化プラスチックでできたジョーグリップMCは、77gと非常に軽量。
さらに、写真で抱くイメージよりも実物はコンパクトなので、フローティングベストのサイドD管なんかに付属のカラビナで掛けておけば、釣りの最中もほぼその存在を意識させれることはありません。
使う時に、ぱっと気軽に取り出せて、携行性は抜群だと思います。
掴み心地はなかなかGood!
早速釣れたシーバスを掴んでみましたが、確かにダイレクトに指で掴んでいるかの感覚で魚の口をホールドできるので、なかなか掴み心地は良かったです。
シーバス相手なら、意外とすんなりと掴むことができますね。
魚が暴れても、キャッチフックの効能でしょうか、魚を落としてしまったりすることは一度もありませんでした。
また、キビレも何匹か釣れたので、これも掴んでみましたが、一応35㎝以上の魚であれば、口の大きさ的にも十分掴むことができます。
キビレなど鯛の仲間は歯の力が凄いので、通常バス持ちは危険すぎるのでできないですが、ジョーグリップMCがあれば安心して掴むことができますね。
私はあまり興味ありませんが、釣れた魚をブツ持ちした写真を撮ってSNSにUP!なんて使い方には、最高にマッチするのではないでしょうか。
ただし、注意事項も
ただし、このジョーグリップMC、もちろんそのスタイル故の欠点もあります。
シーバス釣りでは結構大きなルアーを使うことがままあります。
フックが3本、場合によっては4本とかついてるルアーもありますよね。
で、釣れた魚をこのジョーグリップMCで掴もうとすると、その瞬間に魚が暴れて、これらのフックが手に刺さるんじゃないかと、終始ひやひやさせられました。
feel120SGにキビレが食ってきたときも、同様です。
どちらかというとこの製品、ルアーのフックを外した後で魚を持つのには非常に使いやすいですが、ルアーのフックを外すまでの間は、圧倒的に通常タイプのフィッシュグリップの方がリーチが長いため、安全に作業できますし、使い勝手がいいですね。
なので、シーバスやチニングなんかでこのアイテムを使う場合は、通常タイプのフィッシュグリップと2本持ちした方が絶対にいいでしょう。
要は、適材適所で使用した方が良いということです。
魚のリリース時もちょっと困る
また、このジョーグリップMCで掴んだ魚をリリースするときも、ちょっと困ってしまいました。
というのも、魚を水平にした場合、魚の口よりも下側に持ち手が来る形になるので、どうしても手をがっつり水の中につける必要が出てくるからです。
春夏秋などは良いかも知れませんが、これは冬場はたまらんですよね。
というわけで、コレも、通常タイプのリーチの長いフィッシュグリップと併用した方がいい理由の一つです。
第一精工 ジョーグリップMC のインプレッションまとめ
さて今回は、第一精工からリリースされた新しいタイプのフィッシュグリップ、ジョーグリップMC についてのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
実釣インプレッションの項に書いた通り、いろいろなシーンで通常タイプのフィッシュグリップの方が優れているところもあり、メインのフィッシュグリップとして使用するには微妙な製品だと思いますが、通常フィッシュグリップには無いダイレクト感があり、SNS映えする写真撮影にも最適、小型軽量で携行性も高く、適材適所で使う限りはとても魅力的なアイテムだと感じました。
ルアー釣りの場合は、どうしてもルアーのフックが気になって、フックオフ前には魚を掴みにくいため、通常タイプのフィッシュグリップと併用が絶対におススメですが、ワームなどシングルフックを使うルアー釣りや、エサ釣りなどでは、もちろんメインのフィッシュグリップとして大活躍してくれると思います。
しっかりした作りと素材でお値段も比較的お手頃なので、気になる方は是非手に取ってみてください。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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