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冬春シーバスでまさに無敵のルアー!ジップベイツ ザブラクロストリガーのインプレッション

2022年1月28日金曜日

1.インプレ・レビュー 2.ルアー 3.シーバス 3.メバリング

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みなさまこんにちは。

残念ながら今年は年初からあまりシーバス釣りに行けておらず、目立った釣果も出せていないのですが、毎年年末ごろから年明け2月くらいまでの厳寒期に、コンスタントに釣果をたたき出してくれているルアーがあります。 

そのルアーとは、ジップベイツのザブラクロストリガー。

生産量が少ないのか関西での流通量が少ないのかは定かではありませんが、特にクリア系カラーは、ご近所の釣具店どこでも、店頭で見かけたことがありません。

そんな若干入手困難気味なルアーではありますが、毎年不思議と12月後半以降の釣りではこのルアーがまさに「神がかっている」と思えるほど大活躍。 

個人的にこの時期の魚はほぼ全て、コレで釣っていると言っても過言ではないくらいで、釣れる魚のサイズは選べませんが、ベイトもほぼ居ない時期にもかかわらず、ボーズになることの方が少ないくらいです。

今回はそんな超優秀ルアー、ジップベイツのザブラ クロストリガーについてのインプレッションをお送りしたいと思います。 

旧ブログでもこのルアーのインプレ記事は書いていましたが、その後数年使い続けたので、その間のインプレも踏まえて内容をリライトしています。

どんなルアー?

全長62mm、自重7.8gのシンキングペンシルです。 

よくありがちな細身シンペンとは違って、少し体高のあるシャッドシェイプをしたモデルで、ちょうど同社のシーバス用シンペン、ザブラスライドスイムミノー(SSM)を相似形で小さくしたようなフォルムですね。 

メバルルアーだと、同社のザブララファエルにも似ているように思います。 

小粒のルアーだけあって、手に取った感じ重量感はそこまでなく、ボディ内の気室容量が比較的大きく取られているルアーだと分かります。

いかにもシャロー向けに良さそうな雰囲気ですね。

このクロストリガー、どんなルアーなのか、メーカーサイトの解説文を引用してみましょう。

2年の開発期間を掛け、満を持してZipbaitsが送り出すシンキングペンシル

ザブラクロストリガーは、Zipbaitsの地元、浜名湖に於けるクロダイをターゲットに専用開発されたシンキングペンシルです。その名の通り、スローリトリーブでもX系(エックス系)の泳ぎで魚にスイッチを入れ、バイトを誘発(TRIGGER)します。飛距離、アクション、フォーリングと妥協なく仕上げました。2年の開発期間を掛け、満を持してZipbaitsが送り出すシンキングペンシルを是非お試しください。

■MAG-DRIVE & Tungsten-base alloys

重心移動ウエイトに真鍮製円柱を、前後のバランスウエイトには合金タングステンを採用。MAG-DRIVEが作り出すパワーと合金タングステンの自重をバランスよく配置する事により圧倒的な飛距離を可能にしました。

■sensitivilty

主に夜がターゲットになるクロダイ。目に見えない釣りにおいてルアーの動きや潮の流れを感じる事は最も重要な要素となります。ザブラクロストリガーは、まさにその部分にこだわり開発をしてきました。度重なる形状変更、ウエイト配分を経て、驚くほど潮の流れを感じ取る事が出来るようになりました。

■horizontal-position

フォール姿勢を水平に保つことによって、重量の割に比較的スローに、且つフォーリングバイブを実現しました。この姿勢がサーチ深度を深すぎず、また飛び出すことなく誘う事が出来、藻づらの上さえも探ることを可能にしました。

ジップベイツHPより引用)

メーカー解説によるとクロダイ(チヌ)専用開発されたとのことですが、もちろんシーバスや他のフィッシュイーター相手の釣りでも使えて、実際にとてもよく釣れるルアーです。

シーバス用ルアーとして見ると小さめなサイズですが、想定ターゲットであるチヌはもちろんメバルプラッギングなんかでも扱いやすいです。

 

キャストフィール

7.8gという自重はシーバスルアーとして考えると軽めに感じますが、優秀な重心移動のシステム(マグドライブ)のためか、それとも空力が良いボディデザインのためか、実際にキャストしてみると非常によく飛ぶルアーで、抜群の飛距離には驚かされます。

ジップベイツ独自のマグドライブシステムはご存じの通り、名称を変えてOEM提供関係にあるダイワルアーにも昔から採用されていますが、磁着式重心移動システムの元祖であるタックルハウスのK-TENシステムなどと比べると、より軽い力でも的確に作動してくれるという大きな特徴があります。

このクロストリガーは、PE0.8〜1号+シーバスロッドの組み合わせでも十分な飛距離が出ますが、特に飛びが良いのがPE0.4号+メバルロッドの組み合わせ。 

キャストフィールは異なりますが、無風状態だとまるで小型の鉄板バイブレーションでも投げているのかと錯覚するくらい飛距離が出ます。

これまで似たようなウエイトのいろいろなシンペンと投げ比べてみましたが、同じウエイトクラスではこのクロストリガーより飛ぶルアーには未だ出会ったことがありません。

通常ULクラスのメバルロッドでは、ルアー上限が6g程度と指定されている場合が多いですが、ソアレエクスチューンS706UL-T(適合ルアー0.6〜6g)で普通にフルキャストしても全く問題ありません。 

先に述べた通り、独自のマグネット式重心移動マグドライブは比較的軽い力でも作動してくれるシステムであることから、力まず軽い力のキャストでも十分飛ばせるため、あまりロッドに負担を掛けないのだと思います。

さほど重量感を感じさせない軽いキャストフィールでもシュパーンと勢いよく飛び、圧倒的な飛距離が出るこのルアーの特性は、ライトタックルで遠距離を狙うシーンなどでもおおいに活躍してくれそうですね。 

 

アクションとレンジ

このルアーの名称、「X-Trigger」の「X」は、メーカー曰くアクションの様子を表しているそうです。

確かに泳がせてみると、ボディ中央から前よりを支点に大きくボディを左右にスイングさせるアクションで、シンペンの中でも結構ハイアピールな泳ぎだと思います。

比較的対応スピードレンジ幅は広めのルアーで、そこそこ速めのリトリーブでもなかなか水面を割らない特性ではあるものの、やはりリップレスのシンペンなのであまりに高速なリトリーブは苦手分野。

得意とするのはやはりスロー系のリトリーブ。

固定重心ばりに非常にレスポンスが良いルアーであるため、 デッドスローでもしっかりアクションを出してくれます。 

レンジはオカッパリで普通に使った感じでは、概ね水面直下から30cm程度でしょうか。 

超デッドスローだともう少し沈み込んでしまうかもしれませんが、沈降速度は遅め、かつフォール時はゆっくり目で綺麗な水平フォールを見せてくれるので、その潜行深度と相まってシャローの釣りでは非常に使いやすい特性です。 

もう一つこのルアーの大きな特徴は、潮流を感じる能力が非常に高いところ。 

体高が高めのボディ形状がよく水を受けてくれるようで、潮目や流れの筋など、流速に変化のあるところに差し掛かるとそれが明確なリトリーブ抵抗の変化として、手に取るようにわかります。 

なお、リトリーブ抵抗はボディサイズの割には程よくある方ですが、大きすぎず小さすぎない引き心地のため、メバルタックル、シーバスタックルどちらで使ってもストレスの無い絶妙な使用感です。 

あ、もともとチヌ用だから、もちろんチニングタックルでも相性抜群でしょうね。

私は上はMクラスのシーバスロッド+25Lbリーダー+PE1.2号で使用したこともありますが、そんな太めのタックルでもしっかり水中での存在感を感じられるルアーです。

もちろんそこまでフックが強いルアーではないので、そんなタックルバランスではドラグセッティングに気を付ける必要がありますが。

 

どんなシーンで有効か?

クロストリガーの絶妙なサイズ感とウエイトは、なかなか他に似たようなルアーがないタイプだと思います。 

フォルムやサイズだけで言えば、ダイワのスイッチヒッター65Sと近いですが、同じシンペンカテゴリでもスイッチヒッターは沈降の速いヘビー系で、キャラクターは全く違うのものですね。 

サイズやフォルムだけでなくキャラクター的にも近いルアーといえば近年復刻されたマリアのブルースコードC60、エバーグリーンのコルセア60、ラッキークラフトのワンダー60、シマノのトライデント60Sあたりでしょうか。 

しかしこのクロストリガーは、これらのルアーのどれよりもよく飛び、アピール力が強く、流速変化を捉えやすい特性を持ったルアーであり、何よりもこれらのルアーが決して真似のできない「浮遊感」をもってリトリーブできるルアーです。

初めてこのルアーを知ったのは、ヤマガブランクスのブルーカレントシリーズのプロモーション動画でしたが、同社のライトゲームロッドでのテスト釣行では、クロストリガーは頻繁に登場していますね。

サイズ感と狙う魚、使用シーンがマッチすれば、シーズンを問わずに使える汎用性と豊富なカラーラインナップを持つルアーですが、シーバス相手に使うなら個人的に最もハマると思うのは、やはり冬季、魚数が少ないシビアな状況下でのフィネスな釣り。 

特にこのルアーの「房総チャート」(カラーコード:476)や「ミルククリアGラメ」(カラーコード:932)などクリアー系ラインナップは、マイクロベイトパターン、アミパターンの釣りや、冬独特のクリアな水質に非常にマッチしているように思います。

ここ数年間、冬場の釣果実績はやはり上記2色に極端に集中しているため、理屈は分かりかねますがやはり何かが効いているのでしょうね。

なお、クロストリガーの泳ぎの質はアピール力強めのものですが、もともとボディサイズが小さめのルアーなので、比較的連投によるスレにも強く、長時間使い続けても食わせ続けられるイメージですね。

もう一つ、冬場に限らず通年言えることですが、シーバスを狙うならやはり流れの存在やその変化は非常に重要なファクター。 

クロストリガーはそんな食わせどころの流れを、優れた流速感度と飛距離で効率よく探れるため、サーチベイトとしても非常に優秀です。 

そのため、以下の2記事にも書いていますが、個人的には冬場のシーバス釣りでは、これ一本で1日の釣りが完結してしまうことも多いです。

今年はあまり行けていませんが、例年釣果が厳しくなる12月後半~1月末あたりの期間でもほぼボーズなしでコンスタントにシーバスが釣れるようになったのはこのルアーのおかげと言っても過言ではありません。

ザブラクロストリガーは小粒だけど性能は超一級品。

特に冬場にシャローエリアでシーバスを狙うなら、絶対持っておきたいルアーのひとつ。 

お店ではなかなかお目にかかれませんが、気になる方は是非一度手に取ってみてください。絶対に買って後悔しないルアーの一つだと思います。 

比較的マイナーなルアーですが冬から春シーズンにはもはや説明不要というくらい圧倒的な釣果をもたらせてくれる小型シンペンの決定版!本当に信じられないくらい良く釣れますが、残念なことに販売数か少ないので店頭でも通販でも常に在庫切れ状態。特にクリアー系カラーは見つけたら買いです。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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