みなさまこんにちは!
今年の冬は寒いですね~!
あまりに寒すぎて、元日からの初釣りは断念してしまいましたが、まだ一月初頭はチャンスがあるかもしれないからライトゲームも行きたいし、そろそろ本格化するかもしれない厳寒期の浜シーバスにも行ってみたいと、あれこれ釣り物に迷ってしまう時期です。
でも、この時期悩ましいのがタックル選び。
水温が非常に下がるこの時期、冬場のライトゲームの方だと、非常に繊細な釣りを要求されることもあるため、普段使っているメインロッドに加えて、繊細な釣りに特化した以下のようなロッドも持って行きたくなるんですよね~。
シーバスの方は、この時期産卵による旅立ちが絡むため、大物はもちろん普段釣っているアベレージサイズのシーバスまで、一気に浜辺から抜けてしまうことも。
そんな小型中心となるこの時期のシーバスフィッシングでは、7~10g程度の軽量ルアーを扱うため、例年ワールドシャウラ2750FF-2やブルーカレント83TZ/NANOといったライト目なロッドを主に使っているのですが、状況次第では2g台のルアーを多用するシーンもあるので、じっくり釣り込みたいときはこれにプラスしてメバリングロッドなどもうワンタックル持って行きたいところ。
そういうわけで、どうしてもロッド2本持ちすることが多くなる次第です。
しかし、結構面倒なのが釣り場での2本目の置き場所。
堤防に寝かせておくと、ブランクスに結構傷がついてしまいますし、砂浜などに寝かせると、たとえリールスタンドをつけていたとしても、運が悪ければスプールエッジに傷がつくことも(実際にやってしまったことがあります)。
なんとかイイ感じに予備ロッドを立てかけておくアイテムは無いものかと、過去には以下記事のようなアイテムを購入したりもしましたが、サーフはともかく、堤防上では使えませんね。
そういうことで堤防でもサーフでも使えるロッドスタンドをしばらく探していたのですが、トラウト用品にいいのがありました。
それが、今回ご紹介するとても便利なロッドスタンド、ダイワ の「プレッソロッドスタンド530」です。
どんなロッドスタンド?
プレッソロッドスタンド530は、ダイワのトラウト向けアイテムのブランド、プレッソからリリースされている三脚型の小型ロッドスタンド。
どんなアイテムなのか、ダイワWebサイトから解説を引用してみましょう。
エリアトラウトの必需品、三脚タイプのロッドスタンド
エリアトラウト(管理釣り場)フィッシングにおいては、1日のうちの時間帯や放流のタイミングなどに応じて場所移動を繰り返すことが釣果をあげる基本。そんな時、タックル一式をサッと持ってすぐに移動できる道具があるとないとでは効率や快適さが大違い。前作の「プレッソロッドスタンド」に、ハンドルが折りたためる新機能をプラスしてさらに携帯性が向上。複数のタックルを自由自在に使いこなしたい本格派エリアトラウトアングラーの強い味方となるアイテムです。
安定感・携帯性・収納性に優れた仕様
持ち運びに便利なハンドルは折りたたむことができ、車内などにも邪魔にならずに収納できます。
リール付きタックルが3本までセット可能。ベイト・スピニングどちらも対応。5~7ft程度のロッドが目安です。
ホルダー部にはセットしたタックルがずれないようにスリット加工付き。
ワンタッチレバーで脚部の長さが簡単に調整できます。
(ダイワWebサイト
プレッソロッドスタンド530 製品ページより引用)
このアイテムの基本スペックは下表のとおりです。
本体サイズ(cm) 39(収納時)
66(最大伸長時)脚全長(cm) 33(収納時)
56(最大伸長時)標準自重(g) 約660 メーカー希望本体価格(円) 6,140 JANコードオレンジ 877459 JANコードガンメタ 114410
(ダイワWebサイト
プレッソロッドスタンド530 製品ページより引用)
手にした印象とディティール
私が購入したのは2020年9月にカラー追加されたガンメタのもの。
派手なオレンジの方は、いかにも管理釣り場用ってイメージでしたが、シックなガンメタのカラーリングならライトゲームやシーバスなどソルトルアーシーンでも似合いそうですね。
実際に届いた製品を開封してみると、思ったよりもコンパクトで軽量。
自重660gは、最近の大き目ペットボトルくらいの重さですかね。
これなら重量による負担も少なく、釣り場で持ち歩くのも楽そうです。
製品はピッタリサイズの分厚いナイロン製のホックボタンで開閉できるケースに入っているので、ケースに入れた状態のままクルマに積んでおくのにも便利。
三脚の脚部分はアルミ製ですが、その接合部は樹脂パーツとなっており、強度面でどうかなと思っていましたが、シーバスタックル3本を立てかけても全然強度面では大丈夫そう。
ただ、誤って体重をかけたり脚部を踏んでしまったりすると、接合部の樹脂が破損しそうですので注意が必要です。
ちなみに、 脚を伸ばさない状態でのリールフット部分の地上高は、27cm。
エリアトラウト用のロッドスタンドですが、これはワールドシャウラ2750FF-2や2701FF-2でも十分使用できる高さです。
シマノカタログ表記では、2750FF-2がグリップ長236mm、2701FF-2が同232mmとなっていますが、ワールドシャウラのグリップ長表記は、グリップエンドからリールシート下端のコルクの開始部分までの距離のようですので、同じシマノ製品で同程度のグリップ長までのロッドであれば、脚を伸ばさなくても長さを問わずに立てかけることが出来ると思います。
脚を伸ばした状態での地上高は最大約44cmにもなり、グリップ長310mmのワールドシャウラ2832RS-2を立てかけた状態でも、まだ地面まで10cm程度余裕があるため、極端にグリップ長が長いわけではない一般的な9ft台シーバスロッドくらいであれば、十分実用範囲内ですね。
エクスセンスインフィニティの9.6ft(グリップ長408mm)くらいになると、さすがにグリップエンドが地面に触れてしまうギリギリの長さになってしまうと思います。
まあ、このプレッソロッドスタンド自体がとても軽量であるため、タックルを立てかけた時の重量バランス悪化や強風などによる転倒を防ぐためにも、9ft台後半や10ft台以上といったロングロッドや、極端に重いタックルを使用するのはいずれにせよおススメできませんね。
あと、ロッドを保持するパイプ部分の内径は実測約34mm(メーカー公表値は標準内径33mm)。
私の持っているロッドで最もグリップが太いものはワールドシャウラシリーズですので、それより太いロッドだとどうかわかりませんが、とりあえず持っているルアーロッドはどれも問題なく余裕で入りました。
大昔のソルトルアーロッドのようにEVAが極端に分厚いロッドや、小継のタモの柄など、グリップが太いものは厳しいかもしれませんね。
それでも、アジング、メバリングやロックフィッシュ、チニング、エギングからシーバス用タックルまで、かなり幅広い釣りに使えるアイテムだと感じました。
早速実釣でも使用してみた!
プレッソロッドスタンド530、早速メインの用途であるライトソルトゲームに使用してみました。
釣り場は駐車場から数百メートルほど歩くポイントですので、タックルをこのロッドスタンドにセットした状態で、折りたたみ式のキャリングハンドルを持っての移動になりますが、コレが思った以上に楽ちん。
各ロッドポスト部分には、リールフットが収まるためのスリットが設けられているため、運搬中でもリールが左右にまわってぶつかったりすることもなく、もちろんティップから出たラインが他のティップに絡んだりすることもなく、かなり快適に運搬することができます。
先述の通り、アジング、メバリングなどのライトゲームやバス、エリアトラウト程度のコンパクトなタックルであれば、このロッドスタンドの脚は伸ばさない状態で十分立てかけられますが、この状態だと足を広げたまま運搬するのにもちょうどよいサイズ感で、釣り場までの移動やポイント移動ももちろんかなり楽になりますね。
なお、この脚部、脚を広げたり折りたたんだりした際、樹脂製のストッパーによって脚が固定される仕様になっているため、畳んだ状態での運搬・保管はもちろん、釣り場での脚を広げた状態での運搬中でも、脚がぶらぶらしてしまうことが無いため、持ち運びが非常に快適です。
こういったトラブルレス性の高い仕様であるため、使っていて本当にストレスが少ないのは良いですね。
おかげで、複数タックル持参時の駐車場からポイントまでの往復はもちろん、ポイント移動も本当に楽になりました。
こんな姉妹製品や拡張キットもある!
なおこのプレッソロッドスタンド、姉妹品として「ライトルアーロッドスタンド300」という別のアイテムもあります。
デザインや各部の仕様、機能性はほぼ同じながら、こちらのライトルアーロッドスタンド300の方がよりコンパクト(収納時サイズで11cm小さい)で重量も70g軽量で、同じような価格帯でありながら専用のキャリングバッグまで付属していて、一見非常に魅力的に思えますが、両者には決定的な違いがあります。
それは、サイズ感。
両者は竿受けパイプの内径などは同じであるものの、ライトルアーロッドスタンド300の方は脚を最も伸ばした状態でもリールフットからの地上高が27cmと非常に小さいため、グリップが短いロッドでないと、立て掛けることが出来ませんね。
例えばシマノのライトゲームロッド、ソアレエクスチューンであれば、S610SUL-Sまでであれば余裕で立て掛けられますが、同じシマノのソアレエクスチューンS76UL-Tであればリールフットからグリップエンドまでが約27cm、ヤマガブランクスのブルーカレント71TZ/NANOも同じく約27cmとなるため、グリップエンドが地面に着いてしまって安定感が損なわれてしまいます。
使用時に脚は必ず伸ばして、かつエリアトラウト、あるいはジグ単アジング・メバリング用のショートグリップタイプのロッド専用と割り切って使うなら間違いなく良い選択肢だと思いますが、手軽に幅広い釣りで使いたいということであれば、比較するとやや嵩張りますがやはりプレッソロッドスタンド530の方が汎用性が高くて絶対的におススメです。
ちなみに、両者に共通した拡張キットとして、「プレッソ ロッドスタンド ブースターキット」というアイテムがあります。
これは、プレッソロッドスタンド530、プレッソロッドスタンド(前作)、ライトルアーロッドスタンド300に共通して後付けできる追加のロッドホルダーパイプのユニットで、もともと3本だった搭載本数を5本に拡張できるというスグレモノ。
付属の六角レンチ(2.5mm)だけで特別な加工などせずに簡単に装着が可能。
ソルトルアーでそこまで大量にタックルを持ち込むことはないと思いますが、家族や友人との釣行などではグループで一人、こういうのを持っていると便利かもしれませんね。
ダイワ プレッソロッドスタンド530 のインプレッションまとめ
さて今回はダイワのエリアトラウト用のロッドスタンド、プレッソロッドスタンド530についてのインプレッションをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
もはやタックル2本持ち時には必需品といっていいくらい |
実はこのロッドスタンド、非常に歴史が長いようで、前作「プレッソロッドスタンド」から2011年にモデルチェンジされたのが現在の530らしいのですが、キャリングハンドルが折りたたみ式になったことが主な変更点だったようです。
上のインプレで述べた通り、実際に使っていてとても使い勝手の良い各部仕様と絶妙なサイズ感なので、きっと初代からキープコンセプトのままでもずっと売れ続けているロングセラー商品なのでしょう。
個人的には、非常に良い買い物をしたと感じました。
ハッキリ言ってコレより断然使い勝手がイイですw |
「プレッソ」の名を冠していますが、エリアトラウト専用と考えるにはあまりに勿体ないくらい本当に素晴らしいロッドスタンドなので、ライトからミドルクラスのソルトルアーをやっている方にも是非もっと知って、使って欲しいアイテムだと思います。
気になった方は、是非手に取ってみてください。本当におススメです。
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