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’20ワールドシャウラ2750FF-2は果たしてアジングに使えるのか?!実釣インプレ!

2020年12月20日日曜日

1.インプレ・レビュー 2.ロッド 3.アジング 5.シマノ 5.ワールドシャウラ

t f B! P L

みなさまこんにちは。

2020年の秋シーズンは私のホームグラウンドのシーバス は壊滅状態。

理由はわかりませんが、何年かに一度期待されるマイワシはおろか、毎年恒例だったサヨリが全く湾内にはいって来ず、年に一度のボーナスステージ、サヨリパターンの釣りが全くできませんでした。

そのため、12月からはちょっと別の釣りをしてみようと、アジングにチャレンジしてみました。

これまで真面目にアジングなんてしたことがありませんので、当然専用タックルは持っていませんが、まずは手持ちのタックルで試してみてから揃えればいいか、というわけで、以前このブログでもファーストインプレッションをご紹介したワールドシャウラ2750FF-2を使ってみることにしました。

私のアジング装備。専用品をもってないので、ロッドとネットが大袈裟ですかね。

今回は、その実釣インプレ です。


ワールドシャウラ2750FF-2とは?

このロッドがどんなロッドでどんなスペックなのかは、以下の記事に詳細に記していますが、要点だけをご紹介すると、現行ワールドシャウラのスーパーレッドモデルの中でも2020に登場した最も柔らかいロッドで、全長7.5ft、バスロッドのULより若干強い0パワーのエクストラファーストアクションの2ピーススピニングロッドで、自重は97g、適合ルアーウエイトは2〜8g、適合ラインは3〜8lb、PEだとMAX0.8号というスペックです。


カタログスペックだけ眺めると、適合ルアーウエイトも適合ラインも、ジグ単(ジグヘッド単体)で狙う一般的なアジングロッドに比べるとかなりオーバーパワーな感じですね。

グリップ周りもリアの長さこそ違いがありますが、シーバス や大型トラウト相手の1パワー、2パワーの番手と共通のものが使われており、自重97gとこれも一般的なアジングロッドに比べるとお世辞にも軽いとは言えません。

果たしてこんなロッドでアジングができるのでしょうか?

実釣インプレ

さてこのようなロッド2750FF-2ですが、4、5回アジングで使ってみたので、感じたところを記したいと思います。

ただ、まず初めに断っておくと、私はつい先日アジングを始めたばかりなので、残念ながらアジングの知識は皆無に等しいです(笑)

また、ライトゲーム用ロッドとしては、ヤマガブランクスのブルーカレントTZ/NANOシリーズは83TZ/NANO、85TZ/NANO、93TZ/NANOなどを保有していますが、いずれもシーバス用に買ったものばかりで、アジング、特にジグ単に適合するタイプは使ったこともありません。

なので、あくまでアジング初心者のインプレだとお考えいただければと思います。

キャストフィール

適合ルアーウェイトが2〜8gなので、明らかにジグ単で狙うアジングには向かないだろうなと思えますが、実際にワームを装着したジグヘッドを使っていると、1gヘッドならば一応ジグヘッドの重みを感じてキャストすることができ、無風に近い状態なら、慣れればそこそこ飛ばせるようになります

1.25gヘッドだと急激に使用感やキャストフィールがよくなり、飛距離もあがりますね。

1.5gならもう充分すぎると言っていいくらい実用的です。

実際にジグヘッドにワームを装着してみると、ワームの重量で+0.3〜0.4gぐらい重くなるようですので、1gヘッドでも実質1.4g程度になるからですかね。

実測0.59gのジグヘッド(表記0.6g)に小型細身のワームを装着してみると、0.94gになりました。実際には結構ワームの重量もあるもんですね。


しかし、アンダー1gのジグヘッドの世界になると、やはりヘッドの重み、存在感を感じにくく、飛距離もキャストフィールも正直いまいちな感じになります。

2750FF-2は大口径ガイドをつけているので糸抜け、飛距離面はかなりいいロッドで、PE0.4号+8g程度のシンペンだと50m超えも狙えるのですが、ナイロン2.5ポンド(0.6号)ラインで0.6gヘッドのワームを投げると、よくて10mくらいしか飛びません。

それも、ロッドにジグヘッドのウエイトを乗せて投げているというより、ロッドのしなりの勢いで無理やり飛ばしてる感がありますね。

キャストに関しては、やはり気持ちよくキャストできるウエイトの分水嶺はジグヘッド1gだと思います。

1g以下ウエイトのジグヘッドでは、キャストフィールは期待できないと思った方がいいでしょう。


感度とアクション

釣具店でいろいろなメーカーのアジングロッドを触ってみましたが、初心者なりに感じたところでは、どうやらオカッパリ、ジグ単用アジングロッドは大きく分類して2種類あるようです。

一つは、ごく先調子のソリッドティップで、先端がしなやか、ベリーからバットにかけてはキンキンにハリがあるタイプ。

もう一つは、曲がりの頂点がより手前側にくる柔らかいティップで、全体的にはしなやかに曲がるレギュラーアクションからスローアクションに近いタイプ。

何機種か触って振ってみましたが、アジングロッドはどうやら前者の割合の方が圧倒的に多いようで、しかもベリーやバットはかなりキンキン、パツパツにハリのあるものが多いのですね。

個人的には、長年グレのフカセ釣りをやってきたこともあって、後者のタイプの方が好みですが、アジングの世界ではヤマガのブルーカレントシリーズなんかが後者に該当する感じでしょうか。

ワールドシャウラ2750FF-2はもちろん後者のタイプ。

FFなので繊細なティップ、と思われるかもしれませんが、あくまでワールドシャウラの中ではの話で、アジング専用ロッドに比べると全く繊細というわけではありません。

ごく低負荷時には確かにFF(エキストラファースト)の振る舞いを見せますが、負荷が増すと曲がりの支点はどんどん手前に移行し、レギュラーアクションといっても差し支えない、普通の先調子寄りのロッドになるといった感じです。

また、ワールドシャウラはご存知のとおり低弾性ティップに高弾性バットを組み合わせたワン&ハーフ構造やカーボンモノコックグリップをはじめ、感度を高める設計が随所に施されており、高感度なロッドと評されることが多いですが、その性格は特に2パワー以上のロッドで顕著であり、0パワーの2750に関してはそこまで極端に高感度というわけでもない気はします。

2750はワールドシャウラシリーズの中では随一と言える非常にしなやかなティップセクションを備えていますが、ワールドシャウラの特徴の一つである大口径ガイドとこのしなやかなティップ、7.5ftのロングレングスの組み合わせでは、どうしても小口径ガイド、ショートレングスのロッドに比べると、若干のダレ感は否めないと思います。

10cm台の小アジのアタリでも、ナイロンラインでしっかりとることができます。

しかし、実釣では問題なくアジのアタリを捉えて、きちんとフッキングさせることができているので、まだ経験値が少なくわからないものの、充分アジングにおいても実用に耐える感度は備えていると言えそうです。


パワー感

このロッド、2750の「0」はパワーを表す数字ですが、シマノの0パワーはバスロッドのULを少し強くしたパワー感。

同じシマノのロッドでいうと、ソアレシリーズのULよりはやや強く、Lと同等もしくは少し下、ワールドシャウラテクニカルエディションで言えば、ULと同じか若干強く、L-MD(モンスタードライブ)より柔らかいといった塩梅で、ヤマガブランクスのロッドでいうと、ブルーカント85TZ/NANOよりは柔らかく、71TZ/NANOよりはやや硬いといったところでしょうか。

調子は若干違うしパワーも僅かに上ですが、ブルーカレント83TZ/NANOあたりとパワー感、スペックとも非常に近いと思います。

ジグヘッド単体の遠投をコンセプトとしつつ、軽量ジグヘッドの扱いやすさと感度を融合させたロングレングスモデルです。繊細な使用感は小型軽量プラグの細やかな操作を可能にし、多彩なルアーで遠距離を繊細に攻略するシーンで活躍します。また良型特有の足元での急な突っ込みにもロッド全体でスムーズかつフレキシブルに追従し、ターゲットの走りをいなしながらブランクの復元力で浮かすことが可能です。この曲げ込んで浮かす・止める性能により、テトラ帯などファイトが厳しいフィールドでもアングラー側に大きなアドバンテージを与えてくれるでしょう。


手にしたことがないのでわかりませんが、レングスや適合ルアーウエイト、適合ラインなども含めて比較すると、ヤマガ製品では以下のモデルが一番ワールドシャウラ2750FF-2に近いスペックと言えそうですね。

ランクに採用した東レ㈱の新素材「ナノアロイⓇテクノロジー」により、負荷のかかる流れの中でもロッドの反発力を失わずに高い感度と操作性を維持することに成功したスペシャルシチュエーションモデルです。使用ルアーの範囲も広く、潮流場での流し釣りから、河川のプラッギングなど玄人好みのフィールドで真価を発揮するでしょう。


やはり、アジングのジグ単用と考えると、オーバーパワー感は否めませんが、実釣では0.2号PE+0.8号リーダーを使っても、そこまでパワー面でのタックルバランスの悪さは感じませんでした。

20cmオーバーのアジが相手ならしっかり曲がってヒキを楽しむこともできます。


豆アジは釣ったことがないのでわかりませんが、秋冬シーズンの少し大きめのアジやサバがかかったら、ベリーがしっかりと曲がり込んでくれ、それなりにやり取りを楽しむことができます。

もちろんロッドのパワー感は全然余裕が感じられ、バットもグリップ周りもアジング用にはごつい感じがするため、繊細なアジのヒキをスリリングに楽しめるかというと微妙なところですが、最適とは言えないまでも十分アジングに使えるロッドと言えそうです。


操作性

アジングの世界では5ft台のショートロッドが全盛の昨今にあって、さすがに7.5ftレングスってのは正直ちょっとなあという感じですね。

まあ5ft台とまで行かなくとも、先代ワールドシャウラであったような2650FF-2モデルがあれば、明らかにそちらの方がまだジグ単アジングには向いていると思います。

さらには、以下記事で書いているテクニカルエディションの方がより向いていますね。

とはいえ、そもそも私がルアー釣りにのめり込んでいた頃は世にエギングとかアジングとかメバリングとかいう単語すらなかったので、そのようなショートロッド化の流れは短いアジングの歴史の中でもごく最近の話のはず。

よって、長いことのデメリットを理解した上で使うのであればあまり気にすることはないかなと思っています。

それに、釣り場の状況次第では、このレングスが役に立つ場面もあります。

例えば私がアジングをするような阪神間の釣り場では、多くの場所で水際は整備された石畳になっており、海底に向かってスロープ状にこの石畳が張り出しているため、いくら近距離戦が多いアジングとは言え、多少レングスがあった方が探る際にもやり取り時にも有利になる状況も多いです。

長めのレングスがもたらすメリットは他にも多々ありますが、この辺りは軽量ルアーの操作性や感度とトレードオフの関係になるので、悩ましいところですね。

ワールドシャウラシリーズの中でも比較的短めのカーボンモノコックグリップを装着したこの2750FF-2は、長さの割にロッドの取り回し自体はなかなか上々です。

ただ、やはり100g近い自重は、アジングロッドとしてみればやはり重ためで、自重190gの’20BB-Xハイパーフォースを装着した状態で、下の写真のようなバランス位置になります。

ちなみに、’20BB-Xハイパーフォースはライトゲームにも使える唯一無二の小型レバーブレーキリール。よろしければぜひ以下の記事もご覧になってみてください。

装着するリールはあまり先重り感を出したくなければ、軽量すぎるリールよりもステラC2500XG(180g)あたりを選ぶのが一番いいのではないかと思います。

自重190gのリールを装着してのバランス位置。まあ悪くありませんが、あまり軽量なヴァンキッシュC2000クラスなどを装着すると、フロントヘビー感が出てくるのではないかと思います。アジングで使うような極小ジグヘッドの重みや微かな潮の流れを感じるためには、タックルの荷重バランスは非常に重要なので、フロントヘビーは避けたいところですね。

ステラの中でも比較的目立たない存在ですが、C3000同等のボディ・ギアにC2000同等のスプール・ローターを組み合わせた同機種は、いざという時の巻き上げ力や耐久性は抜群に高いながら、コンパクトサイズ故の操作性の高さ、繊細さを兼ね備えており、ある意味理想の型番ではないかと思います。XGなら流れに対する感度も抜群。


前述のとおりアンダー1gのジグヘッドが扱いにくい、自重が重いということはあるものの、合わせるリールも含めたバランスさえ悪くなければ、ティップを上げ気味に操作することが多いアジングにおいても、感度をスポイルすることなくある程度の操作性も確保できると思います。


2750FF-2 アジング実釣インプレまとめ

ここまで書いてきたとおり、ワールドシャウラ2750FF-2はやはりジグ単アジング用としては大柄でオーバーパワー感が否めないというのが正直なインプレです。

第一、このロッドでティップを上げた状態で、細かなシェイクでジグヘッドの存在感を感じたりする動作は結構苦痛(笑)

シーバス釣りの世界に例えると、9.6ftのMクラスのロッドを使ってバチパターンやマイクロベイトパターンの釣りをするようなイメージでしょうか。

しかし、結論をいうとアジングに使えないことはないと思います。

0.3gや0.5gといった極小ジグヘッドを使ったり、夏季の豆アジが相手であれば、おそらく釣趣という意味でイマイチなのは明らかですが、実釣を通じて、秋冬シーズンのそこそこ良型が混じるアジングでは十分楽しめるロッドだと感じました

専用ロッドのような使用感の良さはありませんが、例えば以下のようなシーンではいい感じにマッチするのではないでしょうか。

  • 水深・流れのある場所・状況での釣り
  • 足場が高かったり、石畳が張り出しているような釣り場での釣り
  • 良型が混ざったり、思わぬ他魚種の大型魚が釣れるようなシーンでの釣り
  • フロートやキャロなどの中間リグを使った釣り

例えば私の場合だと、ポイントを回ってランガンするような場合もあるのですが、そんな場合でもシーバス 狙いからアジングまでこのロッド一本で狙っています。

先日アジングとシーバス をハシゴした時の釣果。15cm程度のアジのヒキでも楽しめつつ、60cmアップのシーバス でも全く余裕でランディングできる懐の広さがワールドシャウラの魅力の一つです。

もちろん、リールの替スプールを使って対象魚に適したラインにチェンジしてはいますが、例えばPE0.3号+5ポンドリーダーくらいの組み合わせであれば、アジング、シーバッシングともそのままの組み合わせで使えると思います。

このロッドのスペック的にはメバリングなどライトロックに使っても良さげですしね。

ワールドシャウラ2750FF-2は、ジグ単アジングをメインでやりたい、そういう人には正直あまりオススメできませんし、とりあえず入門用として最初のアジングロッドとして購入するのというのも、全くオススメできません。

しかし、ワンタックルでアジ・メバル・シーバス ・チヌなど、いろんな魚種を狙って楽しみたい、そういう方には最適なロッドだと思います。

ちなみに、以下記事では、このロッドをメバリングに使った実釣インプレも書いています。宜しければご覧になってみてください。

特化型の専用ロッドに使い勝手の面では及びませんが、釣り方のトレンドなどにも左右されないし、モデルライフサイクル自体が長いロッドであるため長年の良き相棒になってくれることは間違いないロッドですので、気になる方は是非手にとって使ってみてください。

 

この記事でご紹介したロッドはコチラです。

2020年に登場したワールドシャウラの最も繊細なモデルがコレ。厳寒期から早春のバチ抜けで繊細なルアーを使うシーズン用、またチニング用として購入しましたが、パワー感が合えばいろいろな釣りで使うことができます。万が一シーバスやチヌなど大物が掛かるかもしれないライトゲームなんかには最適ですね。

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2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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