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約1年使ってみたけどかなりの良ライン!ゴーセン ROOTS PE X8 のインプレッション!

2024年5月19日日曜日

1.インプレ・レビュー 2.釣り用ライン 3.シーバス 5.GOSEN

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 みなさまこんにちは!

PEライン、IZANASが一般的になって低価格の8本撚りが出だして以降、いろんなメーカーのものを試してきましたが、どのラインも一長一短。

まあ、製品を出しているメーカーは数あれど、原糸の提供元は同じで、PEを製造加工できるメーカーもわずか数社と限られるため、各社コーティングや編み込み製法で差別化しようとしていますが、結局同じような価格帯のラインは似たり寄ったりの製品になっちゃうんでしょうね。

「コレはいいな!」というラインもいくつかありましたが、値段がべらぼうに高かったリするので、解けないエアノットとか起きてしまうともう泣く事しかできません。

ということで、シーバス用には8本撚りラインが好きだけど、そこまで必死に釣りしてるわけでもない私、結局のところ実売2000円程度のラインに落ち着いてしまいます。

最近のお気に入りはクレハのシーガーPE X8。

高強力】グランドマックスPEの8本組を採用し、強度を徹底追求。 【高感度】当社PEシリーズで最高クラスの低伸度を実現。 【高視認性】巻きスピードの把握しやすさ、アタリの取りやすさを追求したカラーを採用。 【バリュープライス】コストパフォーマンスを徹底追求。

これといった特徴のない8本撚りPEで、クレハはPE製造設備を持っていないはずなのでどこかのメーカーでOEM生産の品なんですが、大抵どこの釣具店でも売ってて補充が容易ですし、何より通販なら実売1600円程度とお安いところがお気に入り。

8本撚りPEラインは程度の差こそあれ、4~5釣行もすると先端部分はヨレが溜まるし摩擦熱によるササクレが出てくるものなので、あまり値段を気にせずに摩耗した部分を釣行ごとにスパスパ 切って使うのが一番トラブルも少なく安心して使える運用方法だと思います。

そういう次第で、最近同じラインばかり使っていましたが、昨年からちょっと興味を持って何度か号数違いを購入して試したラインがあります。

それは、ゴーセンのROOTS PEX8。

今回は、このPEラインのインプレッションをお届けしたいと思います。

ゴーセン ROOTS PE X8とは?

1951年の創業以来「一本の糸から、豊かな暮らしを創造する」をテーマとして掲げ、祖業である釣り糸からファッション、スポーツ、レジャー、建築、医療、自動車、電化製品など、様々な分野の糸を製造する「糸のスペシャリスト」である株式会社ゴーセン。

原料の選定から撚糸、染色、コーティング、そして製品化に至るまで自社内で実施できる「一貫製造システム」を持っており、世界でも数少ないPE製造設備を自社で有する企業だとされています。

そんなゴーセンから、2020年に登場したPEラインシリーズが、ROOTS。

4本撚りのPE X4と、8本撚りのPEX8の2種類があり、カラーラインナップは5色マルチカラーとグリーンの2色、長さは150m、200m、300mの商品ラインナップがありますが、私が愛用しているのは、PEX8の方の、マルチカラーの150m。

代表として、このモデルのスペック表を以下に記します。

商品番号 号数 (ポンド) 最大強力 価格 JANコード
GMR851506 0.6 (14lb) 6.4kg オープン 000012
GMR851508 0.8 (16lb) 7.3kg 000029
GMR851510 1 (20lb) 9.1kg 000036
GMR851512 1.2 (25lb) 11.4kg 000043
GMR851515 1.5 (30lb) 14kg 000050
GMR851520 2 (35lb) 15.9kg 000067

なお、マルチカラーのカラー配色は以下の通りとなっています。

さて、以下ではこのラインの実釣インプレッションを記したいと思います。

使用感はとてもナチュラル

私はこのラインの1号を、'22ステラC3000XGの予備スプールに巻いて秋シーズンのシーバスに、そして0.6号を、'23ヴァンキッシュC3000XGのスプールに巻いてバチ・マイクロベイトシーズンのシーバスにしばらく使ってみました。

ROOTS PE X8はその名の通り8本撚りPEラインですが、まず手触りに関してはごく標準的な8本撚りといったところ。

表面は普通になめらかで、これといったクセはありません。

ハリはそこまで強くなく、どちらかというとしなやか寄りのラインで、キャスト時のライン放出のフィーリングもナチュラルで好印象です。

初期性能からの劣化が緩やかなライン

このROOTS、一般的なPEラインに比べて最大で30%も高いピッチで編み込んだラインですが、高ピッチのラインは感度と引張強度の面でデメリットも出てきます。

そのため、テンションを高めて編み込む製法で、原糸間の密着性を高めて組伸びや強力低下を軽減しているとのこと。

さらに、このラインの染色に用いられる樹脂は、湿式乾式ともにトップクラスの摩擦堅牢度を誇るものを採用し、更にライン表面仕上げに特殊シリコーンを塗布するという拘りよう。

そういうラインであるためか、実際に使っていると、非常にしなやかでハリは少ない、つまりコーティング太りをした感じはしないにも関わらず、コシは強く感じられ、どこかしっとりとした、ラインが常に湿っているかのような印象を受けます。

PEラインはキャストを繰り返しコーティングが剥げてくると、手触り面でもキャストフィール面でも、どこかふわふわとした感触になって来るのが一般的ですが、このROOTS PE X8に関してはそのような購入初期からのフィーリングの変化が非常に少なく、長期間使用後も比較的初期性能を維持してくれるラインだと思いました。

耐久性は高く長期間安心して使える

秋シーズンシーバス用に購入した1号は、昨年8月から12月初頭まで使用しましたが、裏返してのまき直しをすることなく、今年の2シーズン目まで十分持ってくれそうですし、今年の2月から5月までバチシーズンに使った0.6号も、まだまだ余裕で使えそうです。

キャストを繰り返すルアーフィッシングでは、どうしても先端数メートルに糸ヨレが集中するとともに、ガイドや指先などとの擦れにより毛羽立ちが目立ってくるものですが、ROOTS PE X8は、比較的真円度を保ってくれるラインなのか、ライン断面の平麺化が少なく、ヨレが目立ちにくく使用感劣化が少ないです。

また、毛羽立ちや色落ちも同価格帯のラインに比べてかなり目に緩やかで少なく感じますね。

PEラインなので、どんなラインでも劣化は必ず起きるものですが、サンデーアングラーが2~3か使った程度では、その劣化の度合いがやはり緩やかで、廉価な8本撚りPEラインの中では耐久性は高く長期間安心して使えるタイプのラインだと感じました。

トラブルレス性能も高い

PEラインにつきものなのが、高切れやエアノットといったトラブル。

ROOTS PE X8の場合はどうなのでしょうか?

まず、高切れやラインブレイクに関しては、今のところ一度もありません。

シーバス相手のファイトはもちろん、巨大なボラのスレ掛かりや大型アカエイ、ナルトビエイとのファイトにおいても、1号も0.6号も一度も力負けしたことはありませんね。

0.6号の方では根掛かりさせたことがありませんが、1号の方は何度かバイブレーションを根掛かりさせて、フックを曲げて回収することに成功しているので、そこそこ強く安心感のあるラインだと感じています。

最大引張強度表記は、ごく標準的な数値ですが、まあ、普通に号数なりの強度は十分に有していて、比較的強度面も安定しているタイプのラインではないかと感じました。

一方、エアノットの方はというと、1号ラインをMHのロッドにあわせて、強い向かい風の日に軽めのルアー(TKRP)をフルキャストする釣りを何度か繰り返した際に、2回発生したことがあります。

しかし、これは斜め正面からの強い風で糸ふけがMAXに出るような状況、かつそのような状況の日で連続釣行して軽量ルアーを投げ続けていたため、エアノットが発生しても仕方ない状況だったと思います。

エアノットが発生した際も、ライン同士ががっつり食い込んだり、解く際にラインの繊維がバラけてしまうようなことが無かったため、以下のアイテムを使うことで問題なく、ラインにダメージを与えることなく簡単に解くことができました。

なお、同じように南西の風が強くなるバチシーズンに使っていた0.6号では、一度もエアノットは発生したことがありません。

総じて、ROOTS PE X8は非常にトラブルレス性能にも優れたラインだと思っています。

ゴーセン ROOTS PE X8 インプレッションまとめ

さて今回はゴーセンの8本撚りPEライン、ROOTS PE X8のインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

インプレに記した通り、このライン、突出した何かを持っているわけではありませんが、反面欠点らしい欠点も見当たらず、使用感はナチュラルで、初期性能からの劣化が緩やかであり、トラブルレス性能もかなり優秀、強度面も安定しており、私のようにのんびり週末に釣りを楽しむようなアングラーにとっては、長期間安心して使い続けることができる基本性能を必要十分以上に持ったラインだと思います。

冒頭に記載した通り、これまで慣れているということと入手容易性、価格の安さから、数年間シーガーPE X8とそのルアーエディションばかりリピート購入してきましたが、今後は個人的にシーバス用のメインラインはこのROOTS PE X8に乗り換えるかもしれません。

釣具店ではまだまだお値段の高いラインですが、ネット通販ではAmazonをはじめ各社とも徐々に割引率が高くなってきているので、シーガーPEとの価格差も縮まってきていますしね。

PEラインは上を見たらきりがないですが、実売2000円以下でこの性能、使用感であれば、十分リピート買いに値する高コスパなラインだと言えそうです。

個人的にはYGKのXBRAID UPGRADE X8や、シマノのPITBULL 8+とかよりも使い勝手がよくコスパ面で良いラインだと感じています。 

ゴーセンは、国内で非常に数少ない、PEラインを自社生産できる企業。

そのため、多数のメーカーのPEラインのOEM生産を担当している企業でもあり、もしかしたら、みなさんが普段使われているPEラインの生産元もゴーセンかも知れません。

そんなラインの専門企業が、自社ブランドで本気でPEラインを作ったら、この価格でこれだけいいモノが出来るんだなというのが正直な感想。

生産者として多数のノウハウ、知見の蓄積があるからこそ、それを活かした製品作りが出来るのでしょうね。

そういうことで、このROOTS PE X8、バランスの取れたベーシックな性能のPEラインをお探しの人、消耗品だが出来るだけ長くラインを使い続けたいという人、コスパを重視する人には非常におススメのPEラインです。

気になる人は、騙されたと思って一度試してみてください。

きっと気に入ると思います。

ということで、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

他社PEのOEMも多数手がけるGOSEN。そんなGOSENが自社工場での開発・製造で培った豊富な経験と数多くの実釣テストの結果から、ユーザーが安心して使えるトラブルレスなPEラインを目指し設計したのがROOTS!

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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