みなさまこんにちは。
個人的に最近始めたアジング、まだ釣り方など全然理解していませんが、ごく軽量のジグヘッドを潮に乗せて流すような感覚は、昔やっていたグレのフカセ釣りに通じるところもあって、非常に面白いですね〜。
今回はシマノ 夢屋ハンドルノブ I SS についてのインプレ記事です。 |
以前以下の記事に書いたとおり、専用タックルなどは持っていないので、持ち合わせのタックルを流用していますが、何回か実釣してみて、ちょっと気になったことが。
それは、リールの巻きについて。
これまでソルトルアーはシーバスばかりやってきたのですが、一定速度でのリトリーブがやりやすく、いざという時滑りにくく、パワーファイト時にも力を込めやすいという理由から、手持ちのリールC2000番、C3000番のハンドルノブは全機種コレ、「夢屋EVAラウンド型S」に統一していました。
長年使い慣れていることもあり、ライトゲームもこのハンドルノブで十分と思っていましたが、いざアジングをはじめてみると、ちょっと違和感が。
アジングだと、一定のリトリーブを続ける場合もありますが、ハンドルノブの軽く指を添えてフォール中の微かな潮の流れを「訊く」ようなシーンが非常に多く、シーバスよりはるかに軽量なリグを使うこともあって、ハンドルノブに求められる繊細な感度はシーバスフィッシングよりはるかに上だと分かりました。
そこで、試しにフィネスフィッシング用に昔使っていたI字型のハンドルノブ、「夢屋’07ステラEVAハンドルノブ」に交換して見たところ、やはりこちらの方が断然しっくりきます。
ということで、アジングではこのノブを使い始めた次第ですが、私は常に同サイズ2台のリールをローテーションして使用するため、最近購入したBB-Xハイパーフォース1700DXGの方にも、新しいノブをつけてみようと考え、より繊細さが感じられるタイプが欲しいということで、「夢屋ハンドルノブI SS」を購入、装着してみました。
このノブ、ステラの最小番手である1000SSSPGにデフォルトで装着されているハンドルノブですが、実際に装着してみると非常に細く小さい。
見た目の感じはちょっとリール本体に対して細すぎて存在感がなく感じられ、まるでノブをつけてないリールみたい。
ちょっと細すぎたかなぁと買った直後は微妙な気分になりましたが、しかし、この印象は実釣で使ってみると一変。
非常に巻き感度に優れ、微妙な潮圧の差、巻き抵抗の変化などが感じ取りやすく、これまで使用してきたハンドルノブとのあまりもの違いに驚かされました。
たかがハンドルノブと思われそうですが、考えてみるとテコの原理で、回転中心(ノブの場合はハンドル軸中心)から距離が近ければ近いほど、同じ回転をさせるのにより力が必要になりますので、当然、EVAラウンド型Sや’07ステラEVAハンドルノブよりも半径が小さい夢屋ハンドルノブI SSの方が、同一リールを巻いても巻きが重く感じるはず。
この「巻きの重さ」はネガティブに考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それはまったく逆で、同じ回転をさせるのに回転半径が小さい=巻きが重い方が、より抵抗に対する感度は増すのです。
それは、自転車のギアに例えると分かりやすいでしょう。
低いギア(=回転中心からチェーンまでの距離が近い)だと、微妙な高低差、勾配をあまり意識することなく一定の速度でスルスルとペダルを漕ぐことができますよね。
それに対して、高いギア(回転中心からチェーンまでの距離が遠い)だと、少しの勾配でもぐっとペダルは重く感じると思います。
自転車の場合だと、ギアによってこの勾配を感じとる能力が変わってきますが、リールの場合は、それがリトリーブ抵抗や潮の流れ、ルアーに加わる違和感など水中情報の変化を感じる能力になるわけです。
よって、人それぞれ好みがありますし、各者の持論みたいなものはあろうかと思いますが、「リールの巻き感度」という意味では、物理的には高いギア比であればあるほど、ショートハンドルになればなるほど上がるというのが、物理法則に照らした不変の事実です。
(有名アングラーの方も含めてときどき「ローギアの方が感度が上」と全く物理法則と逆のことを仰っている方をたまに見かけますが、これは小学校の理科を履修していればわかるような話なので、恥ずかしい誤りだからあまり言わない方がいいように思うのですが・・・)
話が横道に逸れてしまいましたが、そういうわけで、この夢屋ハンドルノブI SS、実釣ではやはり期待を裏切らない巻き感度で、やはり他のハンドルノブに比べても「繊細な巻き」に関しては一歩抜きんでたアイテム。
シーバスフィッシングにも使えますが、どちらかというと寒い時期のフィネスな釣りなどに向いていますね。 |
もちろんシーバスなどでも使えないことはないですが、繊細な巻きと感度が要求される小型リールでのライトゲームでこそ、真価を発揮してくれるノブだと思います。
その使用感は体感すればもう他のノブには戻れないほど。
気になる方は、ぜひ手にとってご自身でこのノブの魅力を感じてみてください。
この記事でご紹介したハンドルノブはコチラです。
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