みなさまこんにちは。
最近始めたアジング、残念ながらご近所ポイントはもうシーズンも終盤戦のようです。まだまだ釣れる場所を探して新場所開拓にでも行ってみますかね。
ところで、アジングを始めて改めてめんどくさいなと思ったのが、ライントラブル。
シーバス用の太めPEラインでも大抵めんどくさいのに、アジング用の極細ラインでライントラブルが起きてしまうと、もう解決不可能な感じでげんなりしますね。
そんなライントラブル、原因はスピニングリールを使う上で避けて通れない「糸よれ」である場合がほとんど。
近代のスピニングリールはもちろん糸よれ対策を施したラインローラーを搭載しているのですが、極小ジグヘッドなど巻き取り負荷がほとんどかからないリグを使うと、いかに高精度ベアリングを搭載したラインローラーを使っていても、糸よれはどんどんラインにたまっていきますので、一般的なルアーフィッシングの中でもライトゲームは糸よれに一番悩まされやすい釣種といえるかもしれません。
今回は究極の小型スナップスイベル、鉄腕スーパーSUSクイッククリップスイベルのインプレ記事です。 |
今回は、そんなスピニングリールの糸よれを多少なりとも解消できる、ライトゲームに最適なスナップスイベル、鉄腕スーパーSUSクイッククリップスイベルのインプレをご紹介したいと思います。
どんなスイベル?
高強度な連結具を販売することで有名な、株式会社ビッグオーシャンのフィッシングファイターズブランドからリリースされている超小型クリップ型スナップ「鉄腕スーパーSUSクイッククリップ」と超小型スイベル「鉄腕スーパーSUSスイベル」を合体させたスナップスイベルです。
どんな製品なのか、メーカーHPより解説を引用してみましょう。
超軽量・超高強度SUSスイベル&クイッククリップ
鉄腕スーパーSUSスイベルと鉄腕スーパーSUSクイッククリップを融合。最強スイベル+クイッククリップが出来上がりました。素材から開発したステンレス鋼採用。破断強度は約4㎏と脅威の破断強度を誇ります。小型のルアー、エギ、大型フライなどに最適。
(フィッシングファイターズHPより引用)
サイズは#20Short,#20Long,#28Short,#28Longの4種類展開で、強度はいずれも9LB、4個入りで税抜き定価450円です。
鉄腕スーパーSUSクイッククリップスイベルのココが素晴らしい!
実物を見ていただければ分かりますが、ものすごく小さいサイズであるにもかかわらず9LBという強度は驚異的!
この強度は、スナップ部分である「鉄腕スーパーSUSクイッククリップ」に由来するもので、全体としては9LBになっているのですが、スイベルの「鉄腕スーパーSUSスイベル」部分単体ではなんと28サイズで20LBという信じられない強度。
私は幼少期より磯釣りをしていたため、個人的に超小型スイベルには色々拘ってきましたが、このサイズでこれだけの強度を持つ製品を見たのはコレが初めてです。
一本単価100円以上とかなり高額ですが、コレだけ強度があればその価格も納得ですね。
さらに、この鉄腕スーパーSUSクイッククリップスイベルは単に小型高強度というだけではなく、その極小サイズ故に、多くのメーカーのアジングロッド、メバリングロッドのようなマイクロガイドを搭載したロッドでも、装着したままガイドを通せるという特徴があります。
例えば、シマノのソアレエクスチューンS706UL-T(’16モデル)、S76UL-T(’20モデル)や、ヤマガブランクスのブルーカレント67TZ/NANO、71TZ/NANO、83TZ/NANOなどは、極小ガイドを搭載しているにも関わらず実際に通すことができましたね。
このガイド内に巻き込めるという特徴は非常に大きなメリットで、予めリーダーに結んでおいたクイッククリップスイベルとガイドに通すだけで手軽にすぐ釣りが可能になるだけでなく、片付けもそのままラインごとスプールに巻き込んでスプールバンドで止めるだけと非常に楽チン。
無駄にリーダーをカットする機会も減るので、丁寧に組んだノットを組み替える手間も省けます。
ロッドのガイドを通せるため、予めリーダーに結んでおけるのは非常に嬉しい特徴ですね。 |
私の場合はアジング用といえどもC2000サイズのレバーブレーキリールを使用したりしますが、レバーブレーキリールはボタンのワンタッチでスプール交換できてしまうため、ライントラブルに備える場合や、釣り場の状況に応じてライン種類をチェンジしたい場合でも、予めこのこの鉄腕スーパーSUSクイッククリップスイベルを結んでおいた予備スプールを用意しておけば、現場で即ライン交換が可能で、本当に重宝しています。
実釣インプレ
実はこの製品、2018年に出会ってから非常に長い間使用していますが、実釣においても申し分ないパフォーマンスを見せてくれています。
アジやサバ、フッコクラスを相手にしたライトゲームはもちろん、60cmオーバー、70cmオーバーのシーバスがかかっても伸びたり破断したりすることは一度もなく、根掛かりなどでロストするまで一個を長期間にわたって使い回しても、強度面などで劣化する様子はないため、耐久性の面も申し分ないと思います。
製品の品質にバラツキも見られず、信頼性の高いアイテムだと思います。 |
アンダー1gのジグヘッドを使ったようなジグ単の釣りでは、こんなスイベルつきのスナップなんて・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、小型の28Sサイズであれば重量はたったの0.054g。
0.05gのウエイト差が気になる方なんてそうそういらっしゃらないのではないかと思います。
もちろん、超小型といえども多少の体積はあるため、装着するときとしない時では潮受けなどは若干変わるかもしれませんが、それも誤差の範疇だと思います。
実釣でもこのスナップスイベルを装着した1g程度のジグ単で問題なく魚は釣れてくれているので、人間が気にするほど魚は気にしていないように思います。
軽量リグにもほとんど影響を及ぼさないサイズ、ウェイトでありながら、しっかりヨリモドシ効果も発揮してくれるのはありがたいですね。
あくまで体感的なインプレですが、やはりコレを装着した場合としない場合では、キャスト回数が増えれば増えるほど糸よれのつき具合が変わってくると思います。
ただ、このスナップスイベル、使用する上では以下のような注意点があります。
ライトゲームで使用するなら絶対サイズは#28S Short一択
この製品、#20と#28の2種類のサイズがあり、それぞれにLong、Shortの2タイプがありますが、サイズは絶対に#28を選択するべきです。
ライトゲームでLongを選ぶ意味はあまりないと思いますので、タイプはShortを選ぶべきですね。
#20サイズは結構スイベル部分が大きく、ライトゲームロッドのマイクロガイドを通過できないですし、潮受け、重量増の面でもデメリットが大きく、アジングやメバリングには全く向きません。
そもそも、#20のスイベルは余裕で耐荷重30LB以上の強度を持つスイベルなので、クイッククリップ部分と強度差がありすぎ、実用的とはいえませんので、間違えてこのサイズを購入しないようご注意ください。
線径の太いアイのルアーを多用しない
いかに高強度なステンレス鋼を使用しているとはいえ、クイッククリップ部分はかなり繊細な線材でできているため、一般的なライトゲーム用ジグヘッド程度が相手なら長期間使い回してもなんら問題は生じませんが、シーバス用ルアーのようなアイの線径が太いルアーを繰り返し使用すると、だんだん開口部がヘタって開いてきてしまいます。
やはりシーバス用ルアーのアイはこのスナップにはあまり向かないと思います。使用しても問題ありませんが、そもそもサイズ的にアクションに良い影響もなさそうですしね。 |
強度面の低下はそこまで感じられませんが、不意にルアーが外れたりする可能性もあるので、このようなルアーを多用する場合はやはりクリップタイプではなく通常のスナップ型を選択する方が良いと思います。
通常タイプのスナップで決定版的な存在といえば、以下の記事でもご紹介したスナップですかね。ライトゲーム用の番手も揃っているので、よろしければぜひご覧になってみてください。
インプレまとめ
今回は超小型超軽量なスナップスイベル、フィッシングファイターズの鉄腕スーパーSUSクイッククリップスイベルのインプレをお届けしましたがいかがでしたでしょうか。
実際に使ってみるととても便利で使い勝手もよく、機能面で不満に思う点は全くない製品です。
問題があるとすれば、一本単価が高いところくらいでしょうか。
ジグ単の釣りなどで根掛かりロストしてしまうと、結構ショックなものです。
しかし、糸よれに悩まされやすいライトゲームで、少しでもライントラブルを軽減したいとお考えの方には絶対コレしかない!といえるくらい素晴らしい製品だと思います。
気になる方はぜひ実際に使ってみてください。本当に釣りが快適になりますよ。
この記事でご紹介したクイッククリップスイベルはコチラです。
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