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ついにステラとヴァンキッシュの「1000XG」が爆誕?!それぞれの実釣での使い勝手はどうなのか?

2024年5月16日木曜日

1.インプレ・レビュー 2.リール 3.アジング 3.メバリング 5.ヴァンキッシュ 5.シマノ 5.ステラ

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

突然ですが、みなさまリールのギア比は何がお好みでしょうか?

PG、無印(ノーマルギア)、HG、XG、さらにLB機に至ってはXXGまで、いろいろあってどれを選ぶか悩みますよね。

私は個人的に長年ハイギア派なので、ルアーフィッシング用のリールは基本的にXGを選択しがち。

しかし、ライトゲームに適した小型サイズのスピニングリールでは、これまでなかなかXGのギア比のものはありませんでした。

で、長年、1000番サイズのリールでXG搭載モデルが出てくれないかなと心待ちにしていた次第ですが、22ステラ以降、'22ステラC2500SXG、'23ヴァンキッシュC2500SXG、'24ツインパワーC2500SXGと、立て続けに1000番ボディでXG搭載リールがリリースされましたね。

やはりステラ、ヴァンキッシュで1000XGは出ないのか?

これらのリール、22ステラ以降新規格となった番手構成で、ボディは1000番サイズながら、ローターサイズは新規格、従来C2000サイズよりやや大き目のC2500番、ハンドル長はギア比の高さに合わせて45mmと長めというコンポーネント構成です。

そのため、同じく1000番ボディに1000番専用サイズのローター、35mmショートハンドルを備えたステラ1000SSPGやヴァンキッシュ1000SSPGとは異なり、見た目的にも一回り大きなモデルになっています。

23ヴァンキッシュC2500SXG。
22ステラC2500SXG。

ということで、待ち望んでいた1000XGは、’22ステラでも'23ヴァンキッシュでも登場しなかったので、少なくとも次期ステラの登場までは出ることは無いでしょう。

よほど強いユーザーからの要望、確実に台数が出るというマーケティングデータでも出揃わない限り、次期ステラ以降の世代でも、「1000XG」という番手は登場することはないかも知れません。

1000番のリールをわざわざ使いたいう層は、大抵ジグ単アジング、メバリングか、エリアトラウト等繊細な釣りをしようという人が大半でしょう。

そう考えると、1000番リールにHGとかXGといったハイギアに対するニーズがどこまであるかですね。

私的には、遠投する釣りはもちろんのこと、巻きが多い釣りにはギア比が高い方が絶対有利だと思うのですが、ステラ1000SSPGでジグ単アジングなんかしていると、確かに巻き感度を要求されない縦の釣りが多いジグ単近距離戦に関してはローギアの方が有利だとも感じるので、今販売されている1000SSPGに満足されている方も多いかも知れません。

そうなると、商売として(想定販売数を)考えれば管理コストを増やして新番手をわざわざ設ける必然性は少ないかも知れませんね。

そういう次第で、ステラ1000XG、ヴァンキッシュ1000XGはいつまで待っても登場しない気がします。

ないなら作ってしまえ!ステラ1000XG、ヴァンキッシュ1000XG爆誕!

しかし、ステラとヴァンキッシュの1000XGが実在したら、一体どんな感じか気になって仕方ないので、世にないなら作ってしまうまでです。

ということで、先代S-27型1000番スプールと、現行ステラ、ヴァンキッシュに採用されている35mmハンドル、そして現行ステラ、ヴァンキッシュのC2500SXGのボティを組み合わせて、念願のステラ1000XGとヴァンキッシュ1000XGを作ってみましたw

22ステラのXGギア1000番ボディ(C2500SXGのボディ)に、S-27互換1000番スプール(先代ステラ1000SSPGのスプール)、35mmレングスの現行ステラ用ハンドルを組み合わせたステラ1000SSXG?
23ヴァンキッシュのXGギア1000番ボディ(C2500SXGのボディ)に、S-27互換1000番スプール(先代ヴァンキッシュ1000SSPGのスプール)、35mmレングスの現行ヴァンキッシュ用ハンドルを組み合わせたヴァンキッシュ1000SSXG?

厳密な話をすると、ローターサイズは純粋な現行1000番規格ではありませんし、スプールも外径自体は同一なものの、糸巻き部分より下のスカート部分の直径は現行1000番スプールよりわずかに大きいものになるため、本当の意味での現行1000番ではありません

18ステラや19ヴァンキッシュ時代の1000番用スプール(S-27互換)は、当時の1000番からC2000番、C2500番まで、各番手で共通的に使える互換性を有していましたが、22ステラ以降の新規格ボディのリールでは、S-30(新規格)互換の1000番スプールは、22ステラと23ヴァンキッシュのみでしか使えない専用番手になってしまいました

そのため、S-27互換(旧世代)の1000番スプールは、名前は1000でも22ステラ以降のC2000番、C2500番リールのみでしか使えない互換性となっています。

(実際には、S-27互換の一部のスプールは、22ステラや23ヴァンキッシュの1000SSPGでも問題なく使えるのですが、シマノのスプール互換表では「互換性なし」とされています。

このあたりの詳細は、以下記事に記していますので、よろしければご覧ください。)

とはいえ、ローターとスプールが現行1000番とは微妙に異なるだけで、18ステラや19ヴァンキッシュ世代の1000番サイズとほぼ同一のコンポーネント構成なので、これはもう1000XGだと言って差し支えないでしょう。

このステラ1000XGとヴァンキッシュ1000XG、それぞれ実釣でも使ってみたので、以下にその使用感を書いてみたいと思います。

ステラ1000XG、ヴァンキッシュ1000XGの使用感やいかに?!(インプレ)

それぞれ、ジグ単アジングとジグ単、プラグでのメバリングに使用してみました。

蘊蓄は割愛して、結論から言うと、ステラ1000XGは巻き初動が重すぎでかなり苦しい。やりすぎです。

で、ヴァンキッシュの方はステラよりは巻き初動が軽い分、やや実用的かな?といった感じでした。

そもそもこれらのリール、オリジナルの1000番を再現するために、1000SSPG番同等の35mmショートハンドルを装着しています。

気にする人は気にして、気にしない人は気にしないと思いますが、ご存じの通りシマノリールは同じ番手でも、ギア比に合わせてハンドル長を変えているのは周知の事実。

例外はありつつも、基本的にはリールの種類が変わっても以下のハンドル長がデフォルトになっていることが多いです。

番手 ハンドル長
1000SSPG 35mm
C2000S 40mm
C2000SHG 45mm
C2500S 45mm
C2500SXG 45mm
2500S 50mm
2500SHG/C3000MHG/C3000XG 55mm
3000MHG 55mm
4000M 55mm
4000MHG/4000XG/C5000XG 57mm

で、このハンドル長、短くなると当然巻きが重くなるのですが、5mm短くなると巻き感はちょうどギア比がワンランク高くなるようなイメージ

例えば24ツインパワーC2000Sは、ノーマルギアモデルなのでデフォルトでは短めの40mmハンドルが装着されていますが、このリールに35mmハンドルを装着すると、巻き重りの感覚がちょうどワンランク上のC2000SHGと同じくらいの感覚になります。

残念ながらツインパワーにはC2000SHGは存在しませんが。

22ステラ1000SSPGのボディに、無理やりS-27互換の旧ステラ1000番スプールを装着してメバリングに使ってみた様子。巻きの釣りであっても、近距離戦のナイトゲームでは低いギア比で緻密に操作する方が、流れ感度こそ良くないもののしっくりくるシーンがあるのは確かです。

さらに短い夢屋30mmハンドルを装着すると、2ランクギア比が上がったような感じで、もうC2500SXG同等か、それよりちょっと重いくらいの巻き感です。

なので、もともとC2500SXGという高いギア比のリールに、デフォルトより10mmも短いハンドルを装着したなら、巻きが重すぎるように感じるのは当然といえば当然ですね。

その分、流れ感度は抜群に良くなりますが、ローターに慣性力も自重もあるステラの方は、35mmハンドル装着状態では正直流れに対する感度が強すぎて、特に払い潮、ダウンの流れにルアーが乗った時に感じる巻き重り感が目立ちすぎで、あまり実用的とは言えませんでした。

35mmではそのようにやりすぎ感があるため、40mmハンドルを装着して、メバルプラッギングや流れのあるエリアトラウトなどで「巻きの釣り」をするのであれば、ちょっと巻きが重めかなというくらいの感覚で、全然アリ、普通に使えると思います。 

一方、ヴァンキッシュの方は、ステラ同様決して巻きが軽いとは言えないまでも、ローター自体の自重の軽さとハンドルの軽さ、そして各部の慣性力の低さから、35mmハンドルでもギリギリ実用的かな?といった感じで、ジグ単アジングでもメバリングでも不満を感じることなく使用することができました。

ただこちらの方も、35mmハンドルにXGギアの組み合わせはややTooMuchと感じられるため、どちらかというと40mmハンドルの方がしっくりきますかね。 

まとめ

今回は、シマノがなかなか出してくれそうにないからと、自分でパーツを組み合わせてステラ1000XGとヴァンキッシュ1000XGを作ってみたというお話でしたが、いかがでしたでしょうか?

本格的にステラ1000XGとかを自作したいなら、ローター部分を1000SSPGのものに部品交換してしまうという手もありますが、私が自分でそれをやるとリールを元に戻せなくなりそうで怖いのため、そこまではできませんでしたw

今回作った「なんちゃってステラ1000SSXG」(左)と22ステラ1000SSPG(右)の比較。写真からわかる通り、1000SSPGのローターはかなりコンパクトなつくりになっており、重量とそれからくる回転慣性が大きく軽減されています。そのため、このローターを使った1000XG番ステラが出たら、その巻き感は今回の「なんちゃって1000SSXG」より軽やかなものになるかも知れませんね。

しかしまあ、『仮に1000XGが発売されたらこんな感じなんだろうな』と、雰囲気は十分に感じ取ることはできました。

1000SSPG用の35mmハンドルでは、さすがに巻き感が重くなりすぎ巻き出し初動のレスポンスが悪いため、実際に1000番ローターサイズで1000XGが発売されることになったとしても、おそらくハンドル長は40mmになることでしょう。

それでも、ハイギア信者の私から見ても結構攻めたセッティングで、好みが分れそうですね。

そういう次第で、個人的には、ハイギアの「1000HG」あたりを、40mmハンドルで出してくれれば、巻き感も過剰に重くなりすぎず、ギア比的にも汎用性が高そうなので、実釣面では一番嬉しいかなと思いました。

これなら、ジグ単アジング近距離戦でも、少々遠投も混じるメバルプラッギングでも、エリアトラウトでも渓流トラウトでも、幅広く使える汎用的なリールになるんじゃないかなと思います。

シマノさん、次期ステラ、次期ヴァンキッシュで、追加番手の1000SHGとか、検討してくれないかなぁ~。

ということで、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

1000番ボディにXGを搭載した唯一の番手がコレ!C2000SHGとの違いはスプール径と糸巻き量、そしてギア比のみ。イメージするよりも幅広い釣りで活躍してくれる番手だと思います。
インフィニティループ以外にもSTELLAに搭載されたインフィニティテクノロジーを踏襲。それはただ軽いのではない、強靭さの中にしなやかさを纏った真の軽さ。C2500XGは'22インフィニティループ以外にもSTELLAに搭載されたインフィニティテクノロジーを踏襲。それはただ軽いのではない、強靭さの中にしなやかさを纏った真の軽さ。C3000XGはシーバスをはじめミドル級ターゲットの釣りで汎用性の高い番手。ヴァンキッシュ特有の巻き出しの軽さを活かした動の釣りに。C2500SXGは1000番ボディ+C2000サイズローターに、専用C2500サイズのスプールを組み合わせた'22ステラ以降の新しい規格のサイズ。ライトゲーム、トラウトなどのでの大物狙いやフィネスにアプローチするミドル級ターゲットの釣りに。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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