みなさまこんにちは!
もうすでに5月も後半、今年の阪神間バチシーズンのお祭りもそろそろ終わりですかね。
今年もついつい、メバルに夢中になりすぎてお祭りに参加することができませんでした。
とはいうものの、バチ自体はまだまだ抜け続け、長バチの姿は見えなくなりますが、お盆過ぎくらいまではナイトでクルクルバチがうじゃうじゃ沸く状態が続きます。
そのせいでいつもの浜はアタリ一面ボラだらけになってしまうのですが。
では、バチシーズンは終わらないじゃないかと思われるかも知れませんが、例年6月、7月頃になってくると、シーバスがバチに見向きもしなくなってしまうのです。
理由は定かではありませんが、このくらいの季節になると水温も安定してきて、バチの他にシーバスにとってより栄養価が高い、魅力的な捕食対象が増えてくるからではないかと推測しています。
そういう次第で、もうそろそろ終わりを迎える今年のバチパターンですが、今年は新しいジャンルのルアーを使ってみました。
そのジャンルとは、スリムフローティングペンシル。
この手のルアー、干潟オープンエリア以外でほとんど釣りをしない私には、使い所がないでしょうと、実はこれまで手を出してこなかったんですね。
しかし2024年は、初めて手を出してみようかなと思えるルアーが出ました。
そのルアーとは、シマノのエクスセンス ランザ120F。
ということで、早速このルアーを使ってみたインプレを記したいと思います。
エクスセンス ランザ120Fとは?
シマノから2024年に新登場したエクスセンス ランザ120Fは、バチ抜けパターン専用設計のスリムなフローティングペンシル。
私はエクスセンスブランド登場の年からシマノのルアーやタックルを愛用してきましたが、フローティングペンシルといえば今までCooシリーズやボラコノシリーズ等、リトリーブすれば水面下にレンジが入るものばかりで、完全に水面、表層直下専用のものは、同ブランドでこのランザ120Fが初めてです。
どのようなルアーなのか、シマノの製品ページから解説を引用してみましょう。
飛ばないイメージに変革を。魅惑の引波を纏うフローティングペンシル。エクスセンスのルアーに、バチ抜けパターン専用設計のルアーが登場。あえてリップレスのフローティングモデルにこだわることで、水平姿勢が保たれ、本物そっくりの引波がシーバスを誘います。さらに、フローティングタイプの弱点となりがちな飛距離の問題も、ジェットブーストのテクノロジーが解決。安定した飛行姿勢と飛距離で使いごこちも快適な、フローティングペンシルです。
(シマノ エクスセンス ランザ120F 製品ページより引用)
このルアーのスペックは以下の通りです。
- タイプ:フローティング
- 全長:120mm
- 重量:7.5g
- 飛距離:44m
- スイムフォーム角度:0°(水平)
- フック:#12×3
- 本体価格:1750円
カラーラインナップは、以下の通り全8色です。
実釣インプレッション
今年は全然バチパターンのシーバスに出かけられず、さらに行けたタイミングでも強い南風の日が多かったため、残念ながらランザ120Fの出番はほとんどありませんでした。
そのため、1,2度使用してみただけのインプレになってしまいますが、ご容赦ください。
キャストフィールはまずまず
まずキャストフィールですが、7.5gという非常に軽量なウエイトにもかかわらず、なかなかキャストフィールは優秀で、実際に飛距離もよく出るタイプだと思います。
実はこの手のスリムフローティングペンシル、ピックアップのノガレとか若干興味はあったのですが、いかにも飛ばなさそうというイメージで、私の好きな干潟の釣りではまず使えないなと判断して今まで購入したことがありませんでした。
いや、一度だけフィール120「SG」を買ったつもりで、間違えて120「FG」を買っちゃったことがあったから、ランザ120Fが初めてという訳でもないかw
フィール120FGも、空力が良いボディなのか、あのウエイトの割によく飛ぶ類の水平浮きフローティングペンシルですが、ランザ120Fはそれよりさらによく飛ぶ印象。
7.5gというウエイトでは、この時期多い南寄りの強い風にはさすがに逆らえず失速しますが、それでもバチパターンの釣りで必要となる飛距離は稼げるので、オープンエリアのウェーディングでも十分使えるルアーだと思います。
スリムボディとはいえ120サイズでそれなりに体積のあるルアーなので、そこまで風への耐性は高いとは言えませんが、無風条件で0.6号とかの細糸なら公称値44m以上飛ばすことも十分可能でしょう。
なんでも、ランザ120Fのジェットブースト機構には、特別に用意された4mm径と小型のタングステンウエイトが用いられているそうです。
このシルエットで「浮く」というのがキモ
前述の特別径のタングステンウエイトの恩恵で、ランザ120Fはフローティングでありながら類まれなスリムシルエットを保っており、なおかつキャスタビリティも確保しているのです。
ルアーの飛距離が犠牲にならない範囲で、最適な浮力のバランスや強度を追求したギリギリのセッティングなんでしょうね。
で、この「スリムシルエットで浮く」というのが、実際使ってみるとかなり目にイイ!
近年は表層引き波系のシンキングペンシルでも、流れのない状況やアップクロスでもよりスローに攻められるタイプも充実してきましたが、それでもやはり緩い流れやアップクロスをナチュラルドリフトやデッドスローで攻めるのは至難の業。
しかし、ランザ120Fならいとも簡単にそれをこなせてしまうのです。
最近個人的にメバリングにハマりすぎて、シーバスでも超絶デッドスローで攻めてしまうことが多いですが、そんなシーンでもランザなら楽勝。
これまでのバチパターンの攻略方法に加えて、また一つ攻め手が増えた感じです。
小型ですが早速釣れました
今年はまだランザ120Fは2回しか試せておらず、うち1回は風が強すぎたのかこのルアーで釣果につなげることができませんでしたが、後の1回では短時間のキャストにもかかわらず、1バラシ1キャッチの結果を得ることができました。
ランザ120Fはマニックやカッター、エンビィなどこれまで私がよく使っていた引き波系ルアーとは異なり、全くのストレートアクション。
下の動画の通り、ただ水面上に引き波の航跡を残すだけのルアーですが、ちゃんと釣れてくれますね。
引き波の性質はナチュラルそのもの。
他の地域のバチがどんなのか知りませんが、阪神間では例年4月ごろからよく見られる、やや大き目の長バチが泳ぐ際の引き波にとてもよく似ていると思います。
エクスセンス ランザ120F インプレッションまとめ
さて今回は、シマノから2024年に登場したバチパターン専用設計のルアー、エクスセンス ランザ120Fのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
今季は2回しか使用機会が無かったため、私自身まだこのルアーの特性や実力を十分把握しているとは言えない状況ですが、少ない使用機会の中でもちゃんとシーバスが食ってきてくれたことから、来年以降のバチパターンでの活躍が非常に期待できるルアーだと思っています。
来年こそは、メバル一辺倒にならずに、ちゃんとシーバス釣りにも出かけて、ランザ120Fをじっくり使ってみたいものです。
PE0.8号+MLといったタックルバランスでも十分キャスト出来て使いこなせる、とっつきやすいルアーだと思いますので、私のように、飛距離がネックでこの手のルアーに手を出さずに来たアングラーにもおススメな一本。
気になる方は、是非手に取ってみてください。
ということで、今回のお話はコレでおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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