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ようやく使えるベストの背面収納に巡り合えた!他社製にも装着可能、アクセス容易で画期的すぎるシマノの背面収納システムはコレだ!

2023年8月7日月曜日

1.インプレ・レビュー 1.ノウハウ/使い方 1.製品情報 2.釣り用品 5.シマノ

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 みなさまこんにちは!

夏場のウェーディングは暑くてたまらないですよね~。

私は普段シーバスはナイトゲームをメインに楽しんでいるのですが、この時期、ナイトとはいえのどが渇くので水分も予備も含めて大量に持っていかないといけないし、日暮れが遅いってのもあって、マズメ時をやるなら偏光グラスも必要、個人的にまだ光量のある時間帯と完全日暮れ後のナイトでは結構使うルアーも違ってくるので、ルアーの種類も沢山もっていくことになり、結構大荷物になりがち。

そのため、どんな装備で釣りに行くかが悩ましいところです。

荷物が多いときに最適な装備とは?

私自身、毎年各シーズンで、いろいろな装備を試しています。

ショルダーバッグやウエストバッグは、ライトゲーム程度であれば全く問題は無いのですが、荷物量が増えるシーズンのシーバス釣りなどでは、やはり荷物の荷重がかかる肩や腰への負担が大きく、短時間のオカッパリ限定の釣りならいざしらず、長時間の釣りやウェーディングの釣りには正直イマイチです。

バックパックタイプであれば体への負担という問題は解消されますが、やはり荷物へのアクセスが不便なので、頻繁にルアーチェンジを繰り返す釣りにはそもそも不向きですよね。

そのため、気温が高いシーズンは着用するのが億劫になりがちなものの、やはりウェーディングを絡めた釣りでは、安全性も考慮してフローティングベストを使用するのが最適だと結論づけています。

フローティングベスト全般に共通する課題

大容量の荷物を運搬する場合、以下の記事で紹介しているように、体にしっかりとフィットさせる機構を持つベストであれば、荷重が分散されるため、肩こりや疲労感を大幅に軽減させることができ、長時間の釣りも快適にこなすことができます

大容量を誇るフローティングベストであっても、荷物をすべてベスト前面に装着して釣りをするわけにはいきませんので、レインウェアや予備の飲料など、取り出す頻度の低い荷物は、背面の荷室に入れることが多いと思います。

しかし、世にあるほとんどのフローティングベストは、ここに大きな課題があります。

その課題とは、背面収納へのアクセスのしにくさ

これまで私が愛用してきた複数のメーカーのベストは、いずれもウェーディング中に背面収納の中身にアクセスするのが非常に困難で、中の荷物を取り出そうと思ったらベストの片側を脱がざるを得ないものばかりでした。

そのため、荷物を背面から取り出す際には、安全性や作業性を考慮して、浅瀬に移動して荷物を取り出すなど、ウェーディングの釣りを中断せざるを得ないことがしばしばありました。

背面収納へのアクセスを容易にする画期的システム

しかし近年、上記の課題を完璧に解決してくれる画期的なシステムを採用した製品が、シマノよりリリースされました。

それは、以下の2機種。

軽量で機能的なデタッチャブルゲームベスト。最大の特徴は背面のバッグから物が取り出しやすくなるスイングアクセス機構です。背面のバッグが固定されていない設計で前方へスムーズに移動させることができます。手の届きにくい背面のバッグへのアクセスが快適になり、中のものがスムーズに取り出せるようになりました。また肩部分には丈夫なパッドが設けられているため、肩にかかる負担を軽減してくれます。さらにこの移動式のバッグは取り外しも可能で、荷物が少ないときはより軽量にして使用することも可能です。フロントポケットの容量も充分で、ルアーが快適に持ち運べます。また腰回りのベルトを素早くフィットさせることができるイージーアジャストシステムにより、季節に応じた上着の厚さに左右されない快適な着心地を実現しています。コインパーキングから釣り場へ移動する場合など、ちょっとした移動の多いときには特に釣りを快適にしてくれるアイテムです。
装着した状態でバックパックへアクセス可能な新スタイルベスト。 バックパックの利便性を改善したゲームベストです。スイングアクセスでベストを着た状態のままバックパックにアクセスが可能。予備のルアーやビッグベイトを割り切って背面に収納する事で、フロント部をミニマイズ。釣りの動作がしやすくなりました。オプションの脱着で様々なスタイルに対応可能です。

以下の記事に早速インプレを記していますが、2023年9月には、同じ機構を採用したフラグシップモデルのサーフトリッパーベストが新登場しましたね。

これらのベストはいずれも、「スイングアクセス」という機構を採用しており、背面バックパックのアタッチメントの片側を取り外すことで、バックパックを簡単に体の前面に持ってこられるという非常に素晴らしい特徴を持っています。

このスイングアクセス機構がどのようなものなのかは、以下の動画(シマノ製品サイトより引用)をご参照ください。

これらベストに装着されたバックパックは10Lと十分な気室容量を備えており、予備の飲料やレインウェア、デジカメ、予備スプール、グラスケースやちょっとした食糧などを入れても十分ゆとりある余裕の収納力。

もちろん、前面収納に入りきらない予備のルアーケースなども収納できます。

実際に試してみるとコレは非常に便利で快適。

しかし、シマノ製の特定機種のベストにしか採用されていないこのスイングアクセス機構を、なんとか他社製ベストでも使用することはできないものでしょうか?

他社製ベストでもスイングアクセス機構を利用する方法

いろいろ試行錯誤して、他社製ベストでもスイングアクセス機構を利用できる方法を見つけましたので、その内容を以下に記します。

まず必要なものは、シマノのショルダーキューブというバッグです。

ベストに付属しても使えるショルダーバック。撥水生地を採用。オカッパリでの釣行に適した10Lサイズ。内側にインナーポケットを採用。カラビナを利用すればフロントバッグにも。

これは、前述のシマノのデタッチャブルアクトベストやデタッチャブルゲームベストのバックパックとして採用されているものと同一の商品で、ショルダーバッグとしても使えるようベルト付きで単品売りされているものですね。

もう一つ必要なものは、上記ショルダーキューブをベストに装着するための接続具

一般的にはグローブホルダーなどと呼ばれているものです。

これは、たまたまAmazonでイイ感じの接続具がないか調べていて見つけたもので、本来は消防士用の厚みのあるグローブを保持するためのストラップです。

類似品も多数ありますが、私が購入した左端のアイテムが2個入りでPrime扱い送料無料で安かったですね。

私はリトルプレゼンツのオーシャンベストPF-07と、パズデザインのスーパーライトベストSLV-024の2機種でこれらのアイテムを組み合わせて試してみて、バッチリ装着することができました。

ヘビーデューティー、フル装備のフローティングゲームベストです 浮力材は高浮力で吸水性が低いポリエチレンを採用。ボディにフィットするように面取りしてあり、また脱着可能です。フォーム材を取り外して本体を洗うことも可能です。 大容量のポケット(H23 x W17 x D7.5cm)です。メイホウ製のルアーケース3010NDMが左右2個ずつ計4個収納可能です。 ポケット内部は暗い時間でも見やすいようにオレンジ色にデザインされています。
リトプレのオーシャンベストにショルダーキューブを装着した様子。

ベストの肩ベルトがどのようなつくりになっているか次第で、製品次第では合う、合わないがあると思いますので、各自お手持ちのベストの肩ベルトの外周と製品寸法を参考に装着可否を見極めていただく必要があると思います。

グローブホルダーのフックに、ショルダーキューブ上部のD管をひっかけることで、ショルダーキューブをぶら下げる形で装着します。

これらのアイテムを組み合わせて装着すると、以下のような感じに。

パスデザインのスーパーライトベストSLV-024の背面にショルダーキューブを装着した様子。

両肩から背中にショルダーキューブがぶら下がる形になりますが、実釣で長時間使用しても全く違和感はありません

実釣の最中に背中側を自撮り撮影した様子。使っていて違和感は全くありません。

で、必要な時には片側のフックを外してやれば、ショルダーキューブを前面に持ってくることができ、スイングアクセス機構そっくりに使用することが可能になります。

実釣中にグローブホルダーのフックを外して、ショルダーキューブを体の前面に持ってきた様子。メインポケットにもサイドポケットにもアクセスしやすく、中のものも楽に取り出すことが可能でした。

このショルダーキューブには、中央部に大型のD管、左右と下部にも小型のD管が備わっているため、タモを背負う場合や、フラッシャーを装着する場合、その他小物をぶら下げたい場合などにも対応可能。

前述の通り、10Lとかなりの容量があり、更に小物用のポケットも付属するため、ウェーディングではかなり便利な存在になってくれると思います。 

アクセス容易で画期的すぎる背面収納システム まとめ

今回は、シマノの最新フローティングベストで採用されつつある画期的な背面収納システム「スイングアクセス」機能を、他社製のベストでも使えるようDIYする方法をお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?

 このシステムがあれば、荷物が増える釣りでも収納に困ることはありませんし、雨が降ったり急に寒くなった時など、レインウェアや防寒着をぱっと取り出せるようにもなります。 

大容量かつアクセス容易な背面収納があるだけで本当にウェーディングの釣りが劇的に快適になります。コレはやめられません!

デイゲームからナイトゲームまで連チャンで釣りするようなシーンでも、予備のルアーを大量に現場に持ち込めるようになるので便利ですね。

私にとってはまちがいなく、今後手放せないアイテムになると思います。

背面収納でお悩みの方、背面収納へのアクセスが改善できるだけで、劇的にウェーディングの釣りは快適になりますので、是非試してみてください。

ということで、今回のお話はコレでおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

ベストに付属しても使えるショルダーバック。撥水生地を採用。オカッパリでの釣行に適した10Lサイズ。内側にインナーポケットを採用。カラビナを利用すればフロントバッグにも。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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