みなさまこんにちは。
昨年までライトゲームばかりやってましたが、今年はシーバスばかりやってます。
で、最近ブログ記事でインプレを書くのが全然追いついていないですが、結構いろいろな釣り道具を試すことができています。
そんな中、今回ご紹介するのはPEライン。
キャストの回数が多くなるシーバスフィッシングでは、個人的にPEラインは消耗品と割り切って、普段クレハのシーガーPE X8かそのルアーエディションばかり使っています。
理由は安いことと、比較的強度のばらつきが少な目で、個人的に信頼していてコスパが良いと感じていること。
なのですが、ずっと同じ銘柄ばかり使っていても面白くない、ということで、今年は初めて、バリバスのラインも買ってみました。
それが、今回ご紹介する、バリバスの8本撚りPEライン、バリバス8です。
バリバス バリバス8とは?
バリバスは、もともと釣り糸を主とした釣り具の製造・販売を手掛ける株式会社モーリスの釣り糸のブランド名。
同社は1980年設立と釣り具メーカーとしてはそこそこ歴史がありますが、2021年に社名自体を「バリバス(VARIVAS)」に変更していますね。
現在はベトナムなどにも現地法人(工場)を有しています。
そんなバリバスブランドから、2022年に登場したベーシックなPEラインシリーズが、「バリバス8」。
どんなPEラインなのか、同社製品サイトより解説を引用してみましょう。
VARIVASが贈る!NEWスタンダードPEライン
8ブレイドPE
高密度に編み込むことで、直線強度に優れたハイグレード8本撚りPEラインです。
3つの高性能
★高強度→大物とのやりとりも安心!
★高耐久性→初期性能が長続き!
★高感度→アタリが分かる!
(VARIVAS バリバス8 製品ページより引用)
カラーラインナップは、5色分けのマーキングと、鮮やかなブルー単色のオーシャンブルーの2色展開。
マーキングのスペックは、下表のとおりです。
号 | MAX LB. | 強度(kg) | 150m | 200m | 300m |
0.6 | 13 | 5.88 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
0.8 | 16 | 7.24 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
1 | 20 | 9.06 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
1.2 | 23 | 10.41 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
1.5 | 31 | 14.04 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
2 | 37 | 16.76 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
3 | 46 | 20.83 | - | - | オープン価格 |
4 | 61 | 27.63 | - | - | オープン価格 |
また、オーシャンブルーのスペックは、下表のとおりです。
号 | MAX LB. | 強度(kg) | 150m | 200m |
0.6 | 13 | 5.88 | オープン価格 | オープン価格 |
0.8 | 16 | 7.24 | オープン価格 | オープン価格 |
1 | 20 | 9.06 | オープン価格 | オープン価格 |
1.2 | 23 | 10.41 | オープン価格 | オープン価格 |
1.5 | 31 | 14.04 | オープン価格 | オープン価格 |
2 | 37 | 16.76 | オープン価格 | オープン価格 |
手にした印象
長年シーバス釣りにPEを使用してきましたが、実はバリバスのPEラインを使用するのは初めて。
今までショックリーダーなんかでは結構使ってたんですけど、バリバスのPEラインはちょっとお高いイメージがあって、普段使いでガンガン使うにはちょっと気が引けて手が出なかったんですよね~。
しかし、今年の6月、バチパターンも終わってそろそろハクパターンの釣りに切り替え時期かなと思っていた時に、Amazonでバリバス8の0.8号が送料税込1264円と信じられない大特価で販売していたため、この価格ならちょっと試しに買ってみようかと、購入した次第。
単色のオーシャンブルーもいいですが、マーキングタイプは、ラインメンテナンスやエアノットなどでカットした場合におおよそ何メートル残っているか知ることができるので実用的ですね。 |
届いたバリバス8、見てみるとパッケージはクレハ同様、環境に配慮して紙パッケージが採用されていますね。
中のスプールは色こそ真っ黒ですが、クレハのシーガーPE X8のマルチカラーと同じサイズで作りも同じなので、もしかしたら同じメーカーで作られたものかも知れませんね。
で、このライン、触ってみると、かなりガチガチのコーティング系。
指先で引っ張るとラインがピンと立つ感じ。
しかし、コーティング太りしている印象はなく、ラインの線径自体はごくごく標準的で、0.8号なりに細い印象です。
'18ステラC3000XGのスプールに巻いてみました。
C3000や2500スプールでは、標準的な線径の0.8号150mをジャストで巻こうと思ったら、下巻きを径39mmにしておくのがベストですが、その径の下巻きに対してこのラインを巻いた場合、ちょうどいい感じの巻き上がりになるので、やはり太さ(線径)は標準を守っているラインだと思います。
以下では、このラインをしばらく使った上でのインプレを記したいと思います。
バリバス8の実釣インプレッション
このラインは主にハクパターンからイナッコパターンの釣りに使用しました。
「手にした印象」に記した通り、コーティング系PEでかなりハードな印象を受けますが、それは実釣でも同じ。
しばらく使用してコーティングがやせてきたPEは、しなっとした感じが出ることが多いですが、このラインは結構な回数使用後でもそこそこハリ感が残りますね。
コーティングだけでなく、密に編まれた感じがする、硬めのラインだと思います。
ピンと張ったハリ感の強いラインです。 |
そのような硬めのラインは往々にして、毛羽立ちが早く寿命が短く感じられることが多いですが、7~8回実釣で使用しても、似たような価格帯のPEラインと比べて毛羽立ちは明らかに少な目です。
そのため、繰り返し使用後もキャストフィールの劣化が少なくかなり好印象。
ラインによっては、毎釣行事に先端3ヒロくらいを切ってノットを組みなおすことが多いですが、このラインに関してはその作業をそこまで頻繁に行わなくても済みますね。
5~6釣行経た後のラインの様子。全く毛羽立ちは確認できません。 |
また、PEラインは使用回数が上がって来ると、製品によってはライン断面の潰れによって平麺化が起きてヨレが目立つなんてことが多いですが、比較的この製品はその潰れは目立ちにくいと感じました。
ヨレ自体はどんなに優れたPEラインでも発生するものなので、そこに優劣の差は出ませんが、上記のようにラインの潰れによる見た目上の劣化や使用感の劣化が比較的少ない点も、このラインの良いところだと思います。
このように、耐久性はなかなか上々で好印象だったバリバス8、強度面はどうでしょうか。
まだこのラインに変えてから根掛かりなどはしていないため、破断までの強度は試せていませんが、8㎏オーバーのそこそこ大き目のアカエイを掛けて強度を試すこともできました。
使用し始めて6~7回目の釣行、一度も先端カットをせずに使っている状況でアカエイを掛けました。
5~6釣行経た後のスプール。多少色あせはありますが、使用感の劣化は感じられませんでした。 |
ワールドシャウラ2831R-2でびくとも動かない相手に対して、ドラグを強めに締めて無理やりリフトして上げましたが、0.8号のバリバス8は全く切れる気配もなく、岸際に見事アカエイをずり上げることができました。
0.8号は16LB、最大でもおおよそ耐荷重7㎏程度なので、ぶら下げたりしたら確実に切れてしまう相手でしたが、このクラスのエイを上げられるなら、実用強度も十分だと思います。
VARIVAS バリバス8 インプレッションまとめ
さて今回はバリバスから2022年に登場したスタンダードなPEライン、バリバス8のインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
比較的初期性能が長持ちしてハリコシの強めのPEライン、こういうタイプが好きな人は多いと思います。トラブルレス性能もなかなか。 |
個人的にバリバスのPEラインを買うのは初めてでしたが、結構このラインを気に入りました。
購入直後と数回使用後で大きく使用感が変わるものも多いコーティング系PEラインの中にあって、比較的初期性能が長持ちし、使用感の変化もゆるやか、実用的な強度があり、およそ10釣行の使用中にトラブルは一度もありませんでしたので、トラブルレス性も高いと感じました。
PEラインは人によって好みがあるため、難しいところですが、ハリやコシがある硬めのPEラインが好みの方には、非常におススメのラインです。
実売価格は釣具店店頭なら余裕で2000円以上とお高めですが、それでも十分コスパがいいラインだと思える内容、購入後の満足度は高いと思います。
それが今、どういうわけかAmazonではマーキングの0.8号、150mが1264円と驚異的な価格。
秋シーズンに0.8号はちょっと細いかも知れませんが、この価格なら来シーズンに向けて数個ストックしておいても絶対損はないと思いますので、お安いうちにぜひどうぞ!
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
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