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街乗り、普段使いのファミリーカーとして最高の使い勝手!BMW 3シリーズツーリング 320i Mスポーツ (G21)のインプレッション!

2023年8月24日木曜日

1.インプレ・レビュー 1.クルマ 5.BMW

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 みなさまこんにちは。

以下記事に書いた通り、昨年クルマを乗り換えました。

不運にも旅行中にトラブルが発生して、乗り換えを余儀なくされたのですが、折しも当時はコロナ禍の影響で半導体不足に伴う新車不足の時期。

車両本体価格も高いし納期も長いとあって、結局即納できる先代4シリーズグランクーペの6気筒モデル中古車を購入しました。

そのクルマが、法定一年点検ということで、今回もディーラーから代車を貸していただきました。

今回は、その代車、BMW3シリーズツーリング 320i Mスポーツパッケージのインプレッションをお届けしたいと思います。

今回ご紹介するのは3シリーズツーリングの代表グレードとも言える、320i(G21前期型)です。

BMW3シリーズツーリング 320i(G21)とは

BMW3シリーズツーリング 320iは、BMW3シリーズのベーシックモデルである直列4気筒エンジンを搭載した、ワゴンボディタイプの車。

BMWはワゴンのことをツーリングと呼びますね。

今回取り上げるのは、その3シリーズの7代目にあたる「G」世代のツーリング、コードネーム「G21」と呼ばれるもので、日本では2019年9月に発表されたものです。

G21の320iツーリングはリアからのビューも秀逸。かなりスポーティな印象ですね。

この世代の3シリーズでは、電動式パーキングブレーキ採用、一定条件で半自動運転可能なドライビング・アシスト・プロフェッショナルの採用、ダコタレザーからヴァーネスカレザーへの変更、一部モデルを除きアダプティブLEDライト標準採用などが、それまでの世代からの大きな変更点となります。

この記事でご紹介する320iツーリング Mスポーツの主要スペックは、下表のとおりです。

型式 3BA-6K20
駆動方式 FR
ドア数 5
ミッション 8AT
乗車定員 5名
最小回転半径 5.3m
全長×全幅×全高 4.72m×1.83m×1.46m
ホイールベース 2.85m
前トレッド/後トレッド 1.59m/1.57m
車両重量 1610kg
車両総重量 1885kg
最低地上高 0.13m
エンジン型式 B48B20B
種類 直列4気筒DOHC
過給器 ターボ
総排気量 1998cc
最高出力 184ps
使用燃料 ハイオク
燃料タンク容量 59リットル
燃費(JC08モード) 14.9km/L
燃費(WLTCモード) 13.3km/L
・市街地:10km/L
・郊外:13.4km/L
・高速:15.4km/L
最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm
300(30.6)/4000
サスペンション形式 前:ストラット式
後:5リンク式
タイヤサイズ 前:225/45R18
後:255/40R18
ブレーキ形式 前・後:Vディスク式

 

エクステリア

既に登場から4年も経過したG20世代の3シリーズ、既に後期型にマイナーチェンジされ、街中でもよく見かけるから見慣れてきましたね。

フロント周り。4シリーズほど突飛なデザインではありませんが、やはりグリルの巨大化が目立ちます。

ドイツ車はBMW以外のメーカーでも、比較的既存モデルのデザインを尊重し、モデルチェンジ時にもそれを継承した意匠変更を行います。

それが、ブランドのアイデンティティに繋がるのかも知れません。

先代では細かった目じりはなくなり、グリルとライトが完全にくっついてしまいました。

今回のG世代の3シリーズは、各部に丸みを帯びたデザインを取り入れた先代F30世代に比べて、随所にカクカクした造形が目立つような気がしますが、BMW車に興味がない人が見たら一見マイナーチェンジ程度にしか思えないレベルのデザイン変更にとどまっています。

しかし、よくよく見てみると、ドアハンドル下にあったキャラクターラインが無くなり、サイドビューでは全体的に上下方向に厚みが増したような印象に。 

キャラクターラインが無くなったせいか、ボディ部分の厚みが増したような印象を受けるサイドビュー。

またフロント部分に関しても衝突安全性能など時代の要請なのか、ノーズ付近にかけてなだからに傾斜していた先代とはことなり、やはり厚みを増しています。

ノーズ部分も厚みを増し、高級車然としていますね。

キドニーグリルは大型化し、縁取りが分厚くなっていますが、これは3シリーズに限った話ではないですね。

いつの間にかワッペンのデザインが変わっていました。最初は違和感ありましたが、見慣れてくるとコレはコレでカッコイイかも。

個人的に、現行のM3や4シリーズ各車に採用されたビッグキドニーグリルは美意識に照らしてなんとも受け入れがたいため、このくらいの大きさで勘弁してほしいと思っています。

近年のBMW車のフロントマスクは、デザイナーが頭でも強打したか?と思えるくらいヘンテコなデザインのものが多くてほんとイヤになってしまいますが、リアのデザインは代を重ねるごとにカッコよくなっていきますね。

このG20世代の3シリーズも御多分に漏れず、リアの意匠は素晴らしい。

近年のBMWデザイン、フロントは全くダメですがリアは本当にカッコいいですね。

とってつけたようなカクカクしたホフマイスターキンクなどにも若干違和感がありますし、コンビランプは思いっきりレクサス風になりましたが、個人的にリアビューはかなり目にカッコいいと思います。

3シリーズに関してはまあ顔もカッコいいですが、今後BMWは顔ではなくお尻のカッコよさで勝負するメーカーになろうとしてるのかも知れません。

そういえば、現行4シリーズのグリルなんか、なんとなく「おしり探偵シリアーティ」を彷彿とさせますよねw

インテリア

この世代のBMW、後期型では、シフトノブが廃止されスイッチになり、大型カーブディスプレイが鎮座するかなり先進的なインテリアに変更されましたが、今回ご紹介している前期型は、従来のF世代と比べて、そこまでインテリアに大きな変更点はないように感じます。

リアは足元スペースなど各部が拡大されたと聞きますが、フロントに関してはセンターコンソール部分が幅広になった印象で、そのせいか着座時にそこまで広くなった感じはしませんね。

あと気になったところとしては、一部のスイッチなど各種操作系の質感がちょっとイマイチになったところ。

特に、ウインカーの操作感は国産コンパクトカーみたいな安っぽい感じになってしまいましたし、パドルシフトは見た目も操作感もいかにもコストダウンしましたみたいなチャチなものになってしまいました。

そこそこ大画面のモニターがコンソール埋め込み型になって、見た目はすっきりしましたが、ウッドパネルの面積は相変わらず狭いし、エアコンスイッチなども正直特に操作性が良くなった印象はありません。

より小径となった印象のあるハンドルは結構太目。

使用されているスムースなレザーは、掌に汗をかいたときなどは吸い付くようなタッチで、従来のものよりも個人的には扱いやすく感じました。

ただ、握りが太すぎて好みが分れるところかもしれませんね。

太すぎるリムは好みが分れるところかも。径や素材は運転しやすいものですが、手が小さ目の人には握りにくいかもしれませんね。操舵感は非常に軽いです。

318iのインプレッションでも記した通り、革製シフトブーツが付かないのが残念ながらも、小型化されたシフトノブは操作性も含めてなかなかスポーティでカッコイイです。

後期型では姿を消してしまったシフトノブ。BMWの押してアップ、引いてダウンの操作性が個人的に非常に好きだったので、時代の流れとはいえなくなってしまうのは悲しいです。

残念ながら後期型ではそもそもシフトノブが無くなってしまったみたいですが。

iDrive操作系は直径が大きく薄型のものになり、見た目はちょっといいですが、特に可もなく不可もなくといった感じでしょうか。

カップホルダー周りには12V給電、USB給電の他、ワイヤレス給電も備えており便利です。

SPORTSーCOMFORT-ECO PROのモード切替が、それぞれ独立したボタンになったため、ECO-PROからSPORTSへの飛び級切り替えが一発でできるようになったメリットはありますが、その分、運転中にブラインドで切り替えるのが難しくなってしまい、ここは一長一短といった感じですかね。

ドアハンドルは組付け型のものになりました。先代の方が扱いやすかったですが、先代は長年の使用によりゴム部分が加水分解で剥離してくるようなケースもあったため、このタイプの方が長年安心して使えるかと思います。

ということで、個人的にそこまでインテリアに興味がないこともあってか、今回も大きく印象に残ることはありませんでした。

ドライブフィール

現行G世代の3シリーズは、結構コレまでにも運転しています。

いずれも前期型ですが、以下記事に書いた318iセダンをはじめ、320dセダンも何度か乗りました。

しかし、実は3シリーズツーリングを運転するのは歴代Eのモデルから、F30世代も含めて初めてです。 

ワゴンタイプボディということで、何かフィーリングが変わるのかなと思っていましたが、いざ運転してみると、ワゴンである事を意識させられることは全然なく、ドライブフィールはセダンと変わらないように感じました。

この320iは上記スペック表の通り、184hp、30.6kg・mを出力する直列4気筒エンジンを搭載しています。

私は代々、直列6気筒エンジンの車ばかり乗り継いでいますが、さすがに先代や同世代の6気筒エンジンと比べると、この直4エンジンは明らかに非力でサウンドにも迫力や音色の美しさが無く、はっきり言っていまひとつ。

0-100km/h加速も、7.5秒と、E90世代の323iとかよりは速く優秀なパフォーマンスですが、特別凄いってことはありません。

G世代の3シリーズは遮音性も上がっているため、余計に大人しいエンジンであるかのような印象を抱いてしまうのかも知れませんが、実際にしばらく運転してみると、出だしや坂道なども含めて十分なパワフルさとトルクの厚みが感じられ、痛痒を感じるシーンはありませんでした。

高揚感などは確かにありませんが、性能面ではコレで十分かもしれませんね。

18インチがナチュラルに似合っています。純正ホイールのデザインもなかなか。

強いて言えば、ゼロヨンみたいなスタートダッシュや、高速域での中間加速などでは多少物足りなさを感じないこともないですが、普通に公道を走行していて不満に感じるシーンはまあないでしょう。

却って、エンジン重量の軽さに起因すると思われる鼻先の軽さが印象的で、ワインディングなどでもスッとノーズが入っていく身軽さは軽快感があって好印象です。

なお、パワステのフィーリングは先代から乗り換えるといかにも人工的で不感帯も大きい気がして、違和感こそあるものの、ステアリングを通じて伝わって来る重厚感はなかなかのものですし、スポーツモードに切り替えれば適度な重みとレスポンスの良さ、インフォメーション性の高さもあり、なるほど言われてみれば先代よりも洗練されたと乗り味と感じられます。

総じて、320iは、6気筒BMWのような官能性や刺激ははっきり言ってありませんが、ハンドリングや身のこなしにはそれらの車にはない軽快感があり、思いのままに操れる楽しさがあります。

そういう身のこなしに加えて、絶対的なパワーやトルクはそれほど大きくはないけれど、上まで回して、クルマ本来の性能を発揮して走ることができるエンジンは、このクルマの大きな魅力の一つではないかと思います。

Mスポパッケージに標準装備のものなのか、オプションなのかは分かりませんが、ペダル類はアルミが奢られたものでした。タッチも良かったです。

クルマの用途や趣味嗜好にもよると思いますが、総じてこのクルマのドライブフィールは、個人的には大いに「アリ」ですね。 

乗り心地と足回り

今回は残念ながら借りていた期間が短かったため、郊外一般道だけの走行になりましたが、そこでの乗り心地は非常にいいです。

ツーリングの前後重量配分は48:52と、セダンの50:50に比べて若干のリアヘビーですが、実際に走ってみると、寧ろセダンボディよりも乗り心地や足回りの動きはいいんじゃないか?との印象を抱いてしまったくらいです。

先代F世代の3シリーズは、ノーマルやラグジュアリーラインの車は足回りが柔らかすぎるように感じていて、乗り心地こそいいし同乗者からも好評でしたが、少し飛ばして走りたいとき、ワインディングを速く駆けたいときには、ロールの大きさが若干不満でした。

しかし、現行Gの世代は、Mスポーツでなくとも比較的足腰が強くなった印象があり、それが逆に普段使いでは硬さを感じさせる印象になり、パーソナルなドライブには悪くありませんが、同乗者や後席に乗る家族からは少し乗り心地が硬いと不評でした。

Mスポの足回り+18インチ+重めのワゴンボディの組み合わせがイイ感じにバランスしたのでしょうか?このクルマでは同乗者から不満の声は聞かれませんでした。

しかし今回の320iMスポーツでは、Mスポの足まわりとワゴンボディ故の重量配分や車重の違いなどが、ちょうどいい感じにバランスしてくれているのか、適度に締まってスポーティながら跳ね感は抑えられて乗り心地が良く、318iセダンの時よりも好印象。

実際のところどうなのかは分かりませんが、個人的には街乗りメインで感じる足回りに関しては318iセダン<320dセダン<320iツーリングの順にいいイメージがあります。

よりファミリーユースやレジャーなどのアクティビティで活用されるであろうツーリングなので、Mスポーツでも快適性を失わないこの躾は個人的にいいなと思います。

ツーリングのメリット、デメリット

今回は初のツーリングということでしたが、ドライブフィールなどでデメリットは特に感じませんでした。 

Bピラー以降は専用設計となっているワゴンボディは、当然開口部が大きいことから剛性確保のために、セダンボディに比べてリア部分の重量が増して、重量配分がリア寄りになってしまいます。

ツーリングの開口部の広さ、荷物の取り出しやすさは抜群。ユーティリティ性は高いですね。

しかし、これはドライバビリティには全く悪影響はなさそうな印象でしたし、乗り心地面でも上述の通り不満はありません。

そのため、個人的にはセダンかツーリングかで悩むなら、好み次第でどっちを選んでもいいんじゃないかと思いました。

ツーリングは後席に乗っていても頭上が広く、快適です。

以前乗っていたクルマが3シリーズAH3、現在のクルマが4シリーズグランクーペだからでしょうか、後席に乗った家族からは、頭上も含めて広々していて良かったとの声も聞かれました。

リアのドアにもしっかりとドリンクホルダーが設置されていて実用的です。

今回は残念ながらツーリング独自のガラスハッチなどの機能を試すことができませんでしたが、荷室やヘッドスペースと後席の広さや、それに伴う多目的性は、ツーリングの大きなメリットであり魅力かもしれませんね。

総評

さて今回は、BMW 3シリーズツーリング 320i Mスポーツ (G21)のインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

短期間の借用だったため、高速道路の走行やドライブアシストなどの先進機能をゆっくり試す機会が持てなかったのは非常に残念でしたが、自身初となるツーリングの走りは存分に味わうことができました。

そこで感じたのは、この320i Mスポワゴン、コレは十分アリなクルマだなということ。

個人的にノーマルの318iセダンや、320dセダンよりもコチラの320iツーリングの方が走りもユーティリティ性も好印象でした。さまざまなシーンやアクティビティで使えるツーリングタイプもいいものですね。

エンジンに刺激と官能性に欠けるのは致し方ないですし、最新世代のBMWは快適性こそ向上したものの、どうにも人工的なフィーリングを感じることが多く、クルマとの対話の機会が少なくなってしまった気がします。

しかしそれでも、クルマを自在に操る楽しさは十分に残っていますし、より上位のモデルと比較しなければそこそこ速く、走りも不満が出ない、納得感のあるクルマだと言えるでしょう。

ボディタイプの違いによるデメリットは特に見当たらず、ユーティリティ性抜群で使い勝手の良さが際立つため、まさに所帯持ちのオッサンが普段使いするにはうってつけのクルマではないかと思います。

なお、今回はガソリンエンジンの320iのインプレとなりましたが、よほど日々走行距離を稼ぐ人でない限りは、ファミリーカーとしてはディーゼルの320dよりもガソリンの320iを選んだ方が良いと思います。

これまで何台かディーゼルBMWにも乗ってみて、個人的に感じていることですが、ディーゼルの大トルクと燃費の安さは魅力的ではあるものの、普段使いのクルマにするなら、どうしてもチョイ乗りが多くなって煤が溜まることによるトラブルも懸念されますし、なにより上まで伸びないエンジンフィールと何とも言えないトラックのようなカラカラ音は、乗っていて正直テンションが下がってしまいます。

ディーゼルのメリットを最大限享受するなら、毎週何度も乗るといった感じでクルマの使用頻度が高く、かつ一度の走行で結構距離を走るような乗り方ですかね。

例えば地方都市とかでそこそこの距離を高いスピードレンジでクルマ通勤するような人には向いているかもしれません。 

しかし、よほどディーゼルが好きというのでもなければ、やっぱりなんだかんだ言ってガソリンエンジンの方が使い勝手もメンテナンス面でもいいと思います。

ということで、320iツーリング Mスポーツ、結構おススメのクルマです。

既に後期型にモデルチェンジされた現在、新車で購入したら結構お高いですが、BMW車は初回車検まで乗ったら下取り価格は半額以下が当たり前の世界なので、あえて中古の前期型を狙いに行くのもアリだと思いますね。

気になる方は、是非乗ってみてください。

以上で、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

なお、数は少ないですがこのブログおよび姉妹ブログでもBMW車のインプレ記事をいくつか書いています。

宜しければ是非ご覧になってみてください。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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