みなさまこんにちは。
私のホームとしている阪神間、神明間では、例年1月から2月中旬の間は、アジングシーズンも終わり、メバリングもまだ本格化する前ということで、極端に釣れる魚種が減ってしまいます。ライトゲームだと冬場に接岸して大型が狙えるガシラなんかは、専門に狙ったら面白いのかも知れませんが、居れば結構簡単に釣れてしまうこともあり、個人的にはそれほど興味が沸きません。たまに狙ってみるならいいんですけどね。
ということで、この時期よくやる釣りが、メバルプラグにPEライン0.3号~0.4号というライトタックルでオカッパリで狙うシーバス釣り。
この時期のシーバスは思いもよらない小さいルアーに反応が良くて、たまに60㎝以上のサイズも釣れますが、平均サイズは小さ目で、結構30㎝程度の小物が釣れる割合が多いです。
そんな釣りで、結構悩ましいのが、魚が釣れたあと。
小物が釣れた時、シーバスのウェーディングなんかで使ってる普段使いのフィッシュグリップだと、なかなか口を掴めないんですよね。
かといって、アジングで使うような魚ばさみタイプのグリップで掴むにはちょっと魚が大きすぎる。
一応小さいルアーとはいえ、トリプルフックを搭載したプラグなので、魚をしっかり固定して丁寧にフックオフ作業してあげたいんですよね。
そういう次第で、この冬、こういったライトゲームに使うために、フィッシュグリップを買ってみました。
GMグリップミニLTはシンプルな外観も特徴。この手の製品ってごちゃごちゃしたものが多い中、こういうスッキリデザインは好感が持てますね。 |
ゴールデンミーンのGMグリップミニLTという製品です。
今回はこのフィッシュグリップのインプレッションをお届けしたいと思います。
ゴールデーンミーン GMグリップミニ LTとは
ゴールデンミーンは、釣り用品およびレジャー用品の卸売り事業を手掛ける中央漁具株式会社のブランド名。
大量にある多品目の商品を取り扱い、大規模から小規模まで全国津々浦々に多様な店舗形態を有する釣り具の世界では、この卸売り業者は必須なので、デジタル化が進んだ現代でもなかなかなくならない存在ですね。
みなさんよくご存じのエバーグリーンも、この中央漁具の傘下関連企業です。
そんなゴールデンミーンからリリースされているGMグリップミニ LTは、2020年に発売されたマイクロサイズのフィッシュグリップ。
GMグリップミニLTの製品パッケージ。シンプルな紙+プラのパッケージです。 |
どんな製品なのか、メーカーサイトの解説文を引用してみましょう。
ライトゲームフィッシュ専用
簡単操作で魚の口をしっかりホールド。
小型回遊魚やロックフィッシュなどのライトゲームフィッシュ専用コンパクトフィッシュグリップ「GMグリップミニ LT」は、簡単操作で魚の口をしっかりホールドします。
ボディ素材には軽量で錆びない強化プラスチック(GFRP)を採用。さらに、携帯に便利なカラビナを本体と一体化することで、様々な場所にブラブラ感を抑えスッキリ取り付けることができます。
(ゴールデンミーン GMグリップミニ LT 製品ページより引用)
製品パッケージ裏面には製品特徴と操作方法が記してあります。 |
GMグリップミニ LT のスペックと特長
GMグリップミニLTの詳細スペックは以下の通りです。
●本体価格¥2,000(税別)
●全長:127mm
●自重:49g
●ボディ素材:GFRP(ガラス繊維含有率60%)
●フック素材:SUS316ステンレス
カラーラインナップは、ブラック、ブルー、レッドの全3色。
GMグリップミニLTの製品各部のディティールと特長は以下の通りです。
①フック
細く、小型の魚の口でも掴みやすいフック形状をしています。
細いとはいえ、SUS316の高品質なステンレス素材でライトゲーム程度であれば強度は十分。
フック先端開き幅は21mmです。
②ボディ
ガラス繊維含有率60%の強化繊維プラスチックGFRPを採用したボディは、軽量ながらも剛性感は高く、かつ錆びないという特徴がありソルトゲームでも安心して使用できます。
③カラビナ
ボディ後端は一体型のカラビナとなっており、ランヤードや別パーツとしてカラビナなどを用意しなくとも、D管などに直接ぶら下げることができます。
また一体型故にぶら下げた時のぶらぶら感も抑えられており、携行に非常に便利です。
また、このグリップの使用方法は以下の通りです。
プッシュ式フック開閉レバーを挟むように握り(図①)、レバーを握り込むとフックが開きます(図②)。開いたフックの間に魚の下あごを入れ、手の力をゆるめるとレバーが元の位置に戻ると同時にフックが閉じて(図①)下あごをホールドします。
シンプルな操作性で良いですね。
実釣でのインプレッション
この冬シーズンは早速このグリップを使ってみました。
お安いアイテムですが、ティッシュを箱から引き出せるくらいで工作精度はなかなかのもの。 |
まず便利だなと思ったのは、ボディ一体型のカラビナ。
ランヤードなどを付ける必要もないので、コードが絡まるようなめんどくさいこともないですし、一体型カラビナ故に、装備に装着したときにあまりぶらぶらすることが無く、また使用時にはパッと素早く取り外せるので、釣り場での携行、使用は非常に快適でした。
このグリップを使うお相手となったのは以下写真のようなチーバスがメイン。
釣れた後の扱いに悩んでしまうサイズ。通常サイズのフィッシュグリップだとなかなか口を掴みにくいんですよね~。 |
このサイズって、地面に置いたら跳ね回るし、かといって口も小さいので普通サイズのフィッシュグリップでは非常につかみにくいんですよね。
でも、このGMグリップミニなら楽々。
フック部分が細身のため、セイゴクラスでもすんなり口に入れて掴むことができます。
こんなどチーバスでもGMグリップミニLTなら余裕で掴めます! |
両サイドをプッシュしてフックを開くタイプのグリップは初めて使いましたが、このような小型サイズではこの機構でも直感的に操作ができて扱いやすいですね。
本体が小型で、フックも細身、かつフックの先端はしっかりカギ状の形状となっているため、セイゴだけでなく小型のメバルやアジなんかが相手でも使いやすいと思います。
携行性よし、操作性良しで、非常に気に入りました。
万が一魚にフックが飲まれてしまった場合には、以下のようなフォーセップやハリハズシと組み合わせてハリを外すことになると思いますが、このグリップだとフック部分が細くコンパクトなので、そういった器具と組わせての操作もやりやすいですね。
対象魚のサイズには注意が必要
ただ、このGMグリップミニLTは、やはりライトゲームをターゲットとしたフィッシュグリップなので、あまり無茶な使い方はしない方がよさそうです。
写真の65㎝クラスのシーバスにも使ってみたところ、普通にフックオフ作業もリリース作業も問題なくできましたが、リリース時に魚が首を振って大暴れした際に、ちょっとフックが曲がってかみ合わせが悪くなってしまいました。
使えなくはありませんがさすがにこのクラスに使うのは良くないかも。 |
あとでペンチで簡単に元に戻せたからよかったのですが、こういうこともあるので50㎝以上のサイズの魚にはあまり使用しない方がいいと思いました。
強度面を求めれば、もっと太いフックのものの方が良いに決まっているのですが、そうすると小物相手の掴みやすさ、使い勝手の良さが失われてしまうので、強度と操作性はトレードオフの関係。
いざという時には大物にも使えなくもないですが、あくまでライトゲーム専用と割り切って使用した方が無難だと思います。
50cm、60㎝以上のサイズの魚でも余裕で扱える、コンパクトなサイズ感のフィッシュグリップとなると、以下のようなのがいいですかね。
ゴールデンミーン GMグリップミニ LT インプレッションまとめ
さて今回はゴールデンミーンからリリースされている、非常にシンプルなライトゲーム向けマイクロフィッシュグリップであるGMグリップミニ LTについてのインプレッション記事をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的にはこのような超小型フィッシュグリップを購入するのは初めてですが、携行性にも操作性にも優れたこの製品、ライトゲームにはバッチリの使い勝手だと感じました。
釣りバッグなどにひっかけて常時携行しても全く苦にならないサイズとウエイト。 |
今回はシーバス釣りでのインプレッションとなりましたが、極小サイズから30㎝クラスまで、幅広いサイズが釣れるメバル、ガシラみたいなロックフィッシュ狙いには最高にマッチするのではないかと思います。
こんな小物でも余裕で扱えます。もっと口の小さい魚でも十分使えるでしょう。 |
アジングなんかでもチャリコ(タイの幼魚)やウミタナゴみたいなとても口の小さい魚が釣れることはままあるので、そういう魚が釣れた時のためにも、この手のフィッシュグリップは持っていて決して損はないと思います。
お値段もお手頃だし、カラビナ一体型なので、常備用に購入して常にバッグなどにぶら下げておくような使い方もおススメ。
気になる方は、是非手に取ってみてください。
ということで、今回のお話はこれでおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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