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他のシマノシーバスロッドには無い個性が魅力!シマノ '23ディアルーナ S86L-S の開封インプレッション!

2023年1月27日金曜日

1.インプレ・レビュー 1.製品情報 2.ロッド 3.シーバス 5.シマノ 5.ディアルーナ

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

2023年のシマノ新製品の中でも、個人的にとても気になっていたのが、シーバスロッドのスタンダード機種である、ディアルーナのモデルチェンジ。

今回のディアルーナのモデルチェンジ内容とその魅力については、以下記事に記していますが、その中でも個人的に欲しいと書いていた、フィネスモデルのS86L-SとS90Lを購入してみましたので、今回はこれらのうち、最もフィネスなモデルであるS86L-Sについて、開封インプレッションをお届けしたいと思います。

シマノ '23ディアルーナ とは

ディアルーナは皆様ご存じシマノのショアキャスティングルアーロッドのシリーズ名。

23ディアルーナのパッケージ。モノトーンでシックな色合いです。

シーバスではエクスセンスインフィニティ、エクスセンスジェノス/ズーム、ルナミスに次ぐランクに位置づけられる、スタンダード機種の位置づけですが、ディアルーナブランドそのものは本来の成り立ちはシーバスだけをターゲットにしたロッドではなく、青物やフラットフィッシュなども含めてショアからのキャスティングゲーム全般に適合できる、非常に幅広いラインナップを持つ汎用ロッドです。

初代から数えて通算4代目となる'23ディアルーナは、スタンダード機種ながらカーボンモノコックグリップを初採用し、全30種という驚くべき数のラインナップに拡充されました。

(ラインナップ詳細はこの記事をご参照ください。)

'23ディアルーナに採用されている基本フィーチャーは、以下の通りです。

  • カーボンモノコックグリップ
  • スパイラルX
  • ハイパワーX
  • パーフェクションリールシートXT
  • SiCガイドリング+ステンレスフレームガイド
  • 中弾性ブランクス
'23モデルで遂にディアルーナにもカーボンモノコックグリップが搭載されました。

上位モデルのように、高弾性ブランクスやナノアロイブランクス、チタンフレームガイド、トルザイトリングやXガイドなどのような最先端フィーチャーは搭載されていませんが、十分すぎるくらい充実した基本機能、基本性能を持つトータルバランスに優れたロッドシリーズです。

'23ディアルーナS86L-S とは

上記のような概要の'23ディアルーナの中から、今回私が選んで購入したモデルは、シリーズ中最もフィネスなスペックを持つ、S86L-S。

どんなモデルなのか、シマノWebサイトよりこのモデルの解説文を引用してみましょう。

ソリッドティップモデル
ショートバイト対策に有効な、喰い込み性に優れたソリッドティップモデル。11cm以下のミノーやシンキングペンシル、喰わせ重視のワームなどに適応。バチ抜けパターンやベイトフィッシュのサイズが小さい状況下に威力を発揮。フィールドは港湾、小~中規模河川などのシーンで活躍。

(シマノ '23ディアルーナ 製品サイトより引用) 

シマノ解説文にもある通り、このS86L-Sモデルの最大の特徴は、しなやかなソリッドティップを搭載しているところ

S86L-Sのソリッドティップは非常に繊細。シルバーカラーに塗られており視認性も高いです。

同じライトクラスのフィネスロッドで、レングスも同一という非常によく似たモデルに「S86L」もありますが、こちらは一般的なチューブラーティップのロッドであり、スペックは近いもののロッドの調子や使用感、つまりロッドの性格は大きく異なってきます。

S86L-Sのスペック表を、以下に記します。

品番 S86L-S
全長(ft.) 8'6"
全長(m) 2.59
継ぎ方式 逆並継
継数(本) 2
仕舞寸法(cm) 133.3
自重(g) 113
先径(mm) 0.8
ジグウェイト(g) MAX25
プラグウェイト(g) 3~21
適合ラインPE(号) 0.3~1
グリップタイプ カーボンモノコック
リールシート位置(mm) 377
リールシートタイプ UPLOCK
カーボン含有率(%) 99.6
本体価格(円) 31,000円
商品コード 355263

届いた'23ディアルーナ S86L-Sをさっそく開封!

'23ディアルーナは、一般的なシマノ新製品よりも一週間も早く、1月14日ごろにモデルチェンジが電撃発表され、発売予定は2023年1月とされていました。

事前に予約注文をしていて、シマノから出荷開始されたのは1/23頃ですが、この週半ばに日本列島を襲った最強寒波の影響で物流が滞り、私の自宅に届いたのは1/27でした。

早速届いた箱を開けてみます。

近年のシマノロッドに共通する、竿袋+紙パッケージの組み合わせ。詳細なモデル情報は紙の方に印字されています。

中から出てきた竿袋は、よくあるチャック式ではなくベルクロで蓋を止めるタイプ。

袋の内側には保証書などを入れておくための小袋もついています。

ベルクロオープン式の竿袋は非常に実用的だと思います。他のロッドもこんな感じでいいのに。

昔のロッドの竿袋のように、モデルごとに専用袋を用意していると生産、管理コストとも掛かるため、最近シマノロッドは竿袋は同じレングスのもので共用して、モデル名やスペックなどは紙筒状のラベルに印字するようにしていますね。

ユーザーにとっては、そういう企業努力でのコストダウンはありがたいところです。

また、薄手で非常にシンプルなこの竿袋自体も、実用的でなかなか使い勝手が良さそう。

普段竿袋って、使わずにしまっておくことが多いですが、この袋ならロッドの出し入れもめんどくさくないので、釣り場への移動時に使ってみようかなという気になれますね。

手にした印象

竿袋から取り出したS86L-S、最初に感じた印象は、やはりソリッドティップのフィネスモデルだけあって、ティップが細い! 

ディアルーナは非NANOブランクスのため、エクスセンスなどに付属する「nanoalloy」タグは付属しません。

それもそのはず、0.8mmというこのティップの先径は、なんとライトゲームロッドであるソアレ エクスチューンのソリッドティップモデルなどと同じ太さです。

アジングロッド同等の繊細さを持つタフテックのソリッドは、同社のハイレスポンスソリッドよりもしなやかさ重視のタイプ。ただソリッド部分の長さは短めなので、ソリッド故の扱いにくさなどはありません。

そりゃ細く感じますよね。

1番、2番とも袋から取り出すときに感じましたが、結構ティップ側1番セクションもそこそこ重量感を感じました。

このS86L-Sは、先代'18モデルでは総重量108gだったのですが、今回の'23モデルでは113gと5gの重量増になっており、スペックにするとそこまで超軽量な部類ではないロッドです。

しかし、この重量感も、実際につないで振ったり曲げたりしてみると、却って安心感を感じさせる材料に思えました。

スパイラルX+ハイパワーXで強化されたブランクスは、一世代前のエクスセンスに勝るとも劣らないクオリティの高さを感じさせます。

というのも、フィネススペックのロッドとは思えないほど、ブランクスに強さを感じさせるのです。 

いつものように、ペットボトルリフトで曲げてみてもこの印象は同じ。

軽負荷では、先端のソリッドティップ部分とそこに繋がるチューブラーの先端部が反応する極先調子の曲がりですが、600g負荷でしっかり胴まで入れた時の曲がりはシーバスロッドそのもの。

極軽負荷では、ソリッドティップ部分が反応します。この時は極先調子ですね。
中負荷では、ベリーまで曲がりが移行しますが、まだまだ先調子感が強いです。なお、ベリーは想像するよりもハリがあり、ソリッドティップロッドといえどもそこそこ遠距離でのフッキング性能も高そうです。
600g負荷を掛けた時の曲がり。全体的な調子はレギュラーファーストですが、スムースにきれいなベンドカーブを描いてくれますね。ライトクラスとはいえグニャグニャ感は皆無で、バットもしっかり残るタイプなので、ファイト時における魚のコントロールもしやすいでしょう。

私が10年以上前にウェーディングの釣りを本格的に始めた頃に愛用していたのが、2009年登場の初代ディアルーナのS809LS-Tというモデルでしたが、当時からディアルーナは比較的バットにパワーのあるコントロールしやすいロッドでした。

そのテイストは残しつつも、曲がりの質はパワーが漲る感覚で、「おお、強いな」と感じさせるものです。

当時のディアルーナと大きく異なるのはそのパワー感だけではありません。

ワインディングチェックなどのコスメは地味ですが、グリップは比較的高級感あると思います。握りやすく段差も極小なので実用面でも良いはず。

全体的に背筋がピンと張ったような、シャキッとしたハリ感が強く感じられます

この感覚、とても定価3万円程度のロッドだとは思えません

初代エクスセンスは余裕で超えているでしょう。

おそらく、2代目エクスセンスにも勝るとも劣らない内容かもしれません。

シマノ '23ディアルーナ S86L-S 開封インプレッションまとめ

さて今回は、シマノから先日発表、発売されたばかりの'23ディアルーナ S86L-Sについて、実釣抜きの開封インプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

'22ステラC3000(カスタム)を装着した様子。王道の組み合わせはC3000サイズのリールですかね。

普段私は、エクスセンスインフィニティやジェノス、ワールドシャウラなど、どちらかというとハイエンド寄りのロッドばかりを使っており、このクラスのロッドを自ら購入するのは実に10年ぶりくらいになるのですが、正直今回のディアルーナの出来栄えには非常に驚きました。

初代から比べるとその進化のほどは明らか。

「現行インフィニティに迫るほど」なんてことは全くありませんが、少なくとも初代や2代目の無印エクスセンスには負けていない内容でしょう。

'18ステラC25000SXGと組み合わせた様子。このロッドはPE0.3号から使える繊細さも持ち合わせているため、C2000、C2500サイズのリールも似合いそうです。

上の記事でも書きましたが、ディアルーナはシマノにとっても、ショアキャスティングロッドとしては最量販機種

BMWに例えるなら、3シリーズみたいなもんで、いわばメーカーとしてもセールス面で失敗が許されない収益の屋台骨であるため、利幅を削ってでも数を売りにいく製品で、粗利率の高いフラグシップモデルなどに比べるとお買い得感は間違いなく良いはずです。

スペック刻印はプリントタイプ?こういうコスメもコストダウンの努力が垣間見られ、高級感こそありませんが、ロッドの「中身」に関しては間違いなく高級ロッドといえそうです。

そのため、ディアルーナクラスがコスパが良いと言われるのは当然と言えば当然なのですが、今回'23ディアルーナに関しては、実釣未使用ながら、軽く触ってみただけでその良さ、旧モデルからの進化度合が分かるくらいの出来栄え。

私は、エクスセンスシリーズやルナミスシリーズに無いフィネスモデルだからという理由で、このS86L-Sを購入しましたが、これだけの出来栄えであれば、「ディアルーナ『で』いい」ではなく、「ディアルーナ『が』いい」と、積極的に選ぶに十分値するロッドだと感じました。

リールに関しては高ければ高いほどいいモノになる傾向はあると思いますが、ロッドに関して必ずしもその傾向はあてはまらないんですよね。

ディアルーナ86L-Sは、12月~5月くらいまでの、厳寒期からバチ、マイクロベイトパターンシーズンのシーバスフィッシングにマッチする、いわば期間限定のフィネスモデル。

そう考えると、シーバスシーンでは通年でメインを張るロッドという訳でもないので、年間での登場回数・頻度を考えると、このプライスで買えるのはありがたいですね。

今からが本番のバチパターンには最高にマッチすると思います。

あと、繊細なティップで細ラインも扱いやすいことから、メバリングやアジングでのキャロやフロートリグでの超遠投、例えばソアレ ウルトラシュートやシャローフリークエクスパンダなどを使った釣りにも最高にマッチしそうですね。

気になる方は、シーズンインで品薄になる前に是非手に取ってみてください。

きっとこの竿の良さを感じていただけると思います。 

なお、その後追加購入したS90Lの開封インプレッションも、以下に書いています。

よろしければこちらもご覧になってみてください。

シマノ独自の高強度カーボンソリッド[タフテック]をティップに搭載。繊細なソリッドティップが生み出す追従性は、引き抵抗の少ないシンキングペンシルや小型ミノー、ワームなどを正確に操ることができます。またバチ抜けやマイクロベイトパターンなどに頻発するショートバイトへの喰い込み性能にも優れており、戦略的にゲームを組むアングラーには欠かすことのできないアイテムです。

2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。

よろしければコチラのサイトもご覧になってみてください。

スモールフィッシングの最新記事はコチラ! 続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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