みなさまこんにちは。
前にもどこかの記事で書いたような気がしますが、最近めっきりシーバス関連情報が入ってきません。
釣具屋行く機会が激減したし、立ち読みする雑誌も減ったからかしら。
普段からあまり密林偵察活動以外に釣り関連のネット閲覧をしないためか、シマノ以外の新製品情報にはかなり疎いですw
そんな中、昨年末に釣具店のセールに行って、買うものないなとフラッと立ち寄ったシーバスルアーコーナーで、驚きの出会いがありました。
なんといつの間にか、私のフェバリットルアーの一つ、DUOのマニックフィッシュにダウンサイジング版の「77」というサイズが出ているではありませんか。
まさに待望の新作! |
コレは買わない理由はありません。その場ですぐさま、気になる2色を買いました。
今回はこの春一番活躍が期待できるこの新作ルアー、DUOのベイルーフ マニックフィッシュ77についてのインプレッションをお届けします。
ベイルーフ マニックフィッシュ77とは
シマノルアーのOEM提供元としても有名で、一貫した自社生産システムを持つルアー製造メーカー大手のDUO。
そんなDUOからリリースされている、ベイエリアを中心としたソルトショアゲーム用のルアーシリーズが、ベイルーフ。
ブランドの歴史は長く、私が本格的にウェーディングの釣りを始めた2011年には既にさまざまな種類のルアーが同ブランドで発売されていましたが、今や同ブランドの顔ともなっているマニック95などは既に定番のロングセラー商品となっていました。
今でこそバチ抜けシーズン向けの微振動タイトロールの表層系ルアーってのもかなりバリエーションがありますが、このジャンルを確立したのはマニックシリーズではないかと思っています。
そんなマニックシリーズの中でも、オリジナルとは異なりフィッシュライクなフォルムを纏って登場した比較的新しいシリーズがマニックフィッシュシリーズ。
DUOは毎年のように新カラーを出してくるので、果たして何年に登場したかはもはや覚えていませんが、2013年ごろには私の釣果写真には頻繁に登場するようになっているので、88サイズは2010年代初頭に販売開始されたのではないかと思います。
その後、2017年に少しボリュームアップしたマニックフィッシュ99がリリースされ、そしてそれから5年後の2022年9月7日、末弟サイズとなるマニックフィッシュ77がリリースされました。
フォルムはマニックフィッシュ88、99そのまんまにダウンサイジングされた77。 |
そんなマニックフィッシュ77、どんなルアーなのか、DUOの製品サイトより解説文を引用してみましょう。
待望のダウンサイジング化! シビアな状況にもアジャストする77ミリモデル!
シーバスデイゲームで無類の強さを発揮するマニックフィッシュに77㎜モデルが登場。
コンパクトボディながら水絡みと立ち上がりの良さ、特有のマニックアクションは従来モデルそのままに、小型ベイトを偏食するシビアな状況下においてもバイトに持ち込むポテンシャルを装備。
シーバスのみならず、チヌ、メバル、小型青物など、様々なターゲットに威力を発揮します!
(DUO BAYRUF マニックフィッシュ77 製品ページより引用)
このルアーのスペックは下表のとおりです。
Name ベイルーフ マニックフィッシュ 77 Length 77mm Weight 9g Type 固定重心・シンキング Hook #10 Ring フックアイ#1.5 Price ¥1,540(税込)
(DUO BAYRUF マニックフィッシュ77 製品ページより引用)
マニックフィッシュ88よりもサイズは11mm小さく、ウエイトは2g軽く、フックサイズやリングサイズも番手を下げて、全体的にダウンサイジングされていますね。
初回カラーラインナップは下画像の通りです。
マニックシリーズは毎年のように新色が追加され、代わりに廃盤となるカラーも多いですので今後のカラーバリエーション展開も楽しみですね。
手にした印象
既に発売されていたことを知らなかったマニックフィッシュ77、まさに長年同シリーズに追加してほしいと願っていたそのまんまのサイズ、スペックでの登場ということで、釣具店で見かけて即購入しました。
私が購入したのはカラーコードCEL0619のUVクリアライムチャートが2本、同CLA0618のUVクリアクラッシュが2本、同ACC0547のマットチャートイワシが1本です。
サイズやウエイト感も個人的にはビッグニュースですが、2022年から追加された前2者のUVカラーも、個人的に非常に待ち望んでいたクリア系UVカラー。
冬場のクリアな水質に映えるUVクリア系カラーはまさに望んでいたカラーそのもの。 |
もう眺めているだけで釣れる予感がプンプンで、コレはもはや買わない理由は絶対にないでしょう。
手に取ってみると、なるほどダウンサイジングされていますが、ボリュームとウエイトの関係が適度に身の詰まった感じがして、飛びの良さもイメージさせてくれます。
冬場のシーバスでは以下記事に書いた通り、マニック75を多用していましたが、このマニックフィッシュ77の登場で、表層の釣りにはマニック75、表層よりちょっと下のレンジにはマニックフィッシュ77といった感じに、細かく刻んで攻略しやすくなるのではないかと思います。
まさにちょうど欲しかったタイプのルアーで、冬から春シーズンの一軍入りは間違いなし。
手にした印象はもはや「好印象」を通り越して、既に神ルアーじゃないかと思えるほどです。
これは早く使わないとということで、早速実釣に持っていってみました。
キャストフィール
マニックフィッシュ77は小粒なボディで9gという絶妙なウエイトで、実際にキャストしてみると予想通り非常によく飛んでくれます。
このルアーのキャストに使用したタックルは、リップルフィッシャーのリアルクレセントRC-75、ヤマガブランクスのブルーカレント83TZ/NANO、シマノのソアレXR S80UL+-Sなど、厳寒期のシーバス釣りに多用する強めのライトゲームロッドで、いずれもシーバスロッドのLクラスよりもアンダーパワーのものになりますが、このくらいのロッドが一番気持ちよくフルキャストできるスペックかも知れませんね。
マニックフィッシュ77は多少風波がある状況でも扱いやすい。 |
もちろん、軽めながらも比重はそこそこあるタイプなので、通常のシーバスタックルでも細目のラインであればそこそこ飛ばせると思います。
マニック75より1.4gほど重たいせいか、それともフィッシュライクなフォルムのボディの空力性能が良いせいかは分りませんが、飛距離はマニック75より一段上といった印象で、より遠距離を探れるところが有難いです。
この時期多用するジップベイツのクロストリガーよりもさらに飛んでいる感じです。
冬場に良く吹く西よりの横風にも遭遇しましたが、風の中でもしっかり飛んでくれるところも好印象。
総じて、キャストフィールは文句なしだと感じました。
レンジとアクション
普段私は新しいルアーを試すとき、明るいうちからポイントに入って泳ぎやレンジを確認したり、そのスイム動画を撮影することが多いのですが、残念ながらこのルアーについては年末に購入したため、まだそのようなことは試せておらず、いきなり実釣から入りました。
そのため、正確に把握しきれてはいないのですが、実釣で使ってみた感じ、レンジは概ね表層~水面下20㎝前後が中心のようです。
もちろんシンキングペンシルなので、ラインを細くして巻きをスローにすればするほどレンジは入っていくのですが、PEライン0.4~0.6号で秒速40㎝程度のスピードで使用する限りは水面下20㎝前後がこのルアーのメインのレンジだと感じました。
ただ、当て潮(手前に向かう流れ)や向かい風の状況では、同じスピードで巻いても当然レンジはより入りますし、払い潮や追い風ではレンジは上ずるため、あくまでも参考目安です。
マニックフィッシュ88に比べると、やや流れを当てた時に浮き上がる傾向が強いように思えるため、流れに乗せたドリフトなどの釣りもよりやりやすいのではないかと思います。
アクションはおなじみの、細やかなマニックムーブアクション。
ただ、マニックフィッシュ88とは違って、強い流れが当たった時にテールを振るスラロームは出ず、あくまでロール主体のアクションです。
実釣インプレ
このマニックフィッシュ77、まずはこの時期ナイトゲームで絶対コレは良さげでしょうと思えるUVクリアクラッシュカラーのものを、早速実釣で使い倒してみました。
その釣行記は以下2記事です。
やはり、マニック75より飛びが良く、遠方の流れなどを直撃することが可能な飛距離性能はうれしいところですね。
流れのない状況であまりスローすぎる攻め方をすると、記事に書いた通り根掛かりしてしまいますが、少しでも流れがある状況ではスローでも非常に扱いやすいルアーだと感じました。
なお、マニックフィッシュシリーズは世間的にはデイでのトップ使いのルアーとして有名なようで、メーカーであるDUOもその使い方を推しているのか、結構リアクション狙いのキラキラしたカラーもラインナップ中では多いですが、個人的にこのシリーズはナイトの食わせのルアーとしてスロー目のリトリーブで使用する方が好み。
今までもこの使い方で多数の釣果を得ています。
上でも述べましたが、表層をマニック、そこから少しレンジを入れて攻めたいときにこのマニックフィッシュというように、コンビで使い分けるのが良いと思います。
水温も低くベイトの姿も視認できないこの時期、シーバスが何を食べているのかは定かではありませんが、このマニックフィッシュの微振動タイトロールは魚の食性を刺激するのか、非常に魚からのコンタクトは多く得られる印象で、年末からの4釣行、キャッチに至らなかった魚も多かったものの、毎度かならずこのルアーでバイトを得ることができました。
やはりこの時期、かなり効果的なルアーなのだと思います。
この時期の具体的な釣り方、狙い所は、以下の過去記事にまとめていますので、よろしければ参考にされてみてください。
どんなシーンで有効か?
さてこのマニックフィッシュ77、どんなシーンで有効なのでしょうか?
上述の通り、私はオープンエリアのシャローでの冬場のシーバス釣りに使用しています。
魚が何を食べているか分からないこの時期の釣りでは、特にUVクリア系のカラーのものは強いように感じています。
エサが少なく魚も空腹であろうこの時期、このマニックフィッシュ77のような食わせのアクションをするルアーが目の前を通ったら、かなり高確率でバイトしてくれるのではないでしょうか。
このような厳寒期の釣りから、春にかけてのバチ抜け、マイクロベイトシーズンでは、おそらくこのルアーは無類の強さを発揮してくれるのではないかと思います。
当然地味なアクションのものなので、広大なオープンシャローで魚を寄せてくる力は少ないと思われますので、以下記事のクロストリガーのようにアピール力ある泳ぎをするシンペンなどと組み合わせて、流れや風の有無、状況に応じてルアーローテーションしてサーチするのが良いでしょう。
もう一つ、まだ試せていませんが、このルアーを手にして真っ先に釣れそうとイメージできたのが、同じくオープンエリアでのメバルプラッギング。
春のは神明方面に良くメバリングに行きますが、この時期のメバルプラッギングでは沖の海藻帯などを狙って大遠投するシーンもままあります。
いままでそのようなシーンではマニック75や95を多用してきましたが、それらより飛距離の出るマニックフィッシュ77はまさにそういうシーンに最適。
これまでマニック75を多用してきた遠投メバリング、今年はこのマニックフィッシュ77が主役になってくれそうな予感。 |
メバリングロッドだと、ルアーウエイト6gまでといった表記のものが多いですが、私の使っているヤマガブランクスやシマノなどのロッドはメーカー表記の1.5倍程度のウエイトなら十分フルキャスト可能なので、普段使いのメバリングタックルでも十分キャストできますね。
小粒なサイズ感もメバルにちょうどいい感じですし、20㎝くらいのシーバスも食ってきたことがあり、メバルでも絶対有効だと思いますので、この春には絶対に試してみようと考えています。
マニックフィッシュ77にはこんなサイズのチーバスでも果敢にアタックしてきます。 |
DUO ベイルーフ マニックフィッシュ77 インプレッションまとめ
さて今回はDUOの2022年9月の新作シーバスルアー、ベイルーフ マニックフィッシュ77についてのインプレッションをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
最近新作シーバスルアーをほとんど買わなくなってしまった中、ひさびさに一気に5本と大量買いしてしまったこのルアー、購入時の予感そのままに実際に使ってみると思った通りの素晴らしいルアーで、まだ釣行4回目にして既にこのルアーにすっかり惚れ込んでしまいました。
まだリリースされて初めての冬春シーズンなので、その実力は測りきれてはいないですが、たった数回の実釣で毎回バイトを引き出してくれるこのルアー、間違いなくエース級の実力の持ち主だと感じています。
今年の初フィッシュもマニック77での釣果でした。 |
今季どれだけの魚を連れてきてくれるか、今から楽しみで仕方ありません。
もうコレは買わない理由は何一つないと思える神ルアー。
今年のバチ、マイクロベイトシーズンに向けて、気になる方は是非手に取ってみてください。
買わなかったことを後悔することはあると思いますが、買ったことを後悔することはまず無いルアーだと思います。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
2022年以降の釣行記は姉妹サイト「スモールフィッシング」に記しています。
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